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今日は朝からばあちゃんの買い出しの手伝いをしていた。家から歩いて15分した所にある「ハマノ屋」はこの村に唯一ある小さめのスーパーのようなもので、村に住む住民にとっては生命線となる重要な場所である。その為、大半の村人はここに集まり談笑のついでに買い物をしてから帰宅する。それは、俺のばあちゃんも例外ではない。
「よしこさんいらっしゃい。あらっ、その子もしかしてお孫さん?」
「そうなのよ。うちの末の娘の子供。今夏休みだからうちで預かってるのよ。」
緑のエプロンをつけたばあちゃんよりも少し若そうなおばさんがこちらを覗いてくる。目が合った俺はペコリと会釈だけして様子を伺う。
「じゃあ、去年も会ったわね。一年でこんなに大きくなって子供の成長って早いわよねぇ。」
「おばちゃんのこと覚えてる?」と聞かれるが、ハマノ屋で見かけるおばさん程度の認識なので首を傾げてその場をやり過ごす。
「そうよねー。」と言いながら、話題は世間話に移行した。俺の役目は荷物持ちである為、ばあちゃんの側を離れて店外に出る。店の横にはフェンスで囲まれたスペースがあり、その中に青い折り畳みのテーブルセットが用意されている。そこから賑やかな声が聞こえ、会話が耳に流れてくる。どうやら話しているのは同い年か少し年上くらいの子供のグループで、学校の話やら親に対する文句やらが聞こえてくる。暫く聞いていると気になる話題が流れてくる。
『そういえば、黒い女の噂知ってるか?』
『何それ、怖い話?嫌なんだけど』
『俺知ってる。あれだろ、黒くてボサボサした髪の長い女が暗くなると子供を引きずって山の神社に連れてっちゃうってやつ。』
『顔を見た奴が知り合いに居るんだけど、包帯でグルグルだったらしいぞ』
『マジでやめてくれない?』
『俺が知ってる話とはちょっと違うな。黒い女は髪も服も全身真っ黒で、手に子供の頭を持ってるんだって。夜道を子供が一人で歩いていると、電灯の下に現れて声をかけて来るらしい。それに答えるとあの世に連れてかれちまうって話だったぜ。』
『けんちゃん、それどこ情報?』
『隣町の奴に聞いた』
『ねー、やめてって言ってんじゃん』
どうやら怖い話のようだ。あたかも『現実で起きた話です。』みたいに話す奴っているよな。あの世に連れて行っちゃうとか言ってるけど何を根拠に話しているのだろうか。あの世から舞い戻って来て連れて行かれたんだと話した奴が居るのだろうか。そいつの方がよっぽどお化けらしい。実にくだらない。そう、怖い話はくだらないのだ。お化けなんて居るはずないんだ。
…今度から夕方に神社へ行くのはよそう。日が暮れる前にさっさと帰ってばあちゃんを心配させないようにしなくては。俺はそう心に誓いを立て、会計を済ませたばあちゃんの側に寄って行った。
昼飯を済ませて神社へと足を進める。まだ明るいからお化けなんて出るはずがない。今日からは明るいうちに行って明るいうちに帰るんだと意気込み、歩くスピードを段々と速めていく。神社の階段を登る頃には駆け足になっており、はぁはぁと息を切らしながら登り切る。社殿の前を箒で掃いていた八代がこちらに気づき掃除をする手を止めて近づいて来る。
「そんなに急いで、何かあったのかい。」
八代に「待った」の意思表示として手のひらを見せ、膝に手をついて息を整える。段々と息は落ち着いていき声が出せるようになる。
「べ、別に、何でもない。」
思っていた返事と違う返答が返ってきた為、八代は目を細めた。
「今日は遅かったようだけど、何をしてたのかな」
「ばあちゃんの買い物の付き添いで遅くなった。」
「そこで何か聞いた?例えば、うーん。怖い話とか?」
見透かされたように聞かれ、午前に聞いた話を思い出す。
『黒い女が子供を連れ去る話』あんなの非現実的で確証もないお子ちゃまのデマだ。神社もちょっと暗くて古いから怖い話に登場しただけで関係ない。……多分。
「別にお化けの話なんて信じてないからな!」
「お化けの話?ふーん、なるほどね。…それってどんな話?」
八代は目を細めるのをやめて、いつも通り目だけが笑えていない表情に戻る。
暑いからと、いつもの階段ではなく社殿の階段の方に座るように案内された。
「ここって座っていいの?」
「誰も来ないから大丈夫。」
八代が左から一歩開けた所に座り、その開けた隙間を手でポンポンと叩く。そこに座れと言うことだろう。俺は抵抗を感じながらも、もし誰かに見られて怒られでもしたら八代のせいにするつもりで隣に座った。
「それで、怖がりなあさと君はどんな話を聞いちゃったのかな?」
「別に怖がりじゃないし!」
「神社まで走って来るほどだったのに?」
「八代が寂しくならないように走って来ただけだから」
響きの良い言葉に心が揺らされて一瞬、八代はキョトンとする。しかし、直ぐに元の笑顔に戻し話を進める。
「へ、へぇー。…それで?」
俺はハマノ屋で聞いた話をそのまま八代に伝えた。話を聞き終わった後八代は急に笑い出した。こんな話に笑える所なんて無い筈だ。八代の行動に理解できず若干引きかけていると八代は段々と元の笑顔に戻って行った。
「包帯を巻いた黒い女が暗くなると子供を襲ってこの神社かあの世に連れて行くね。多分元の話に尾鰭が付いてこんな話になったんだね。」
確かにあそこにいた子供達の会話では噂が食い違っていた。
「大丈夫だよ。この神社にお化けなんて出ないから。安心して。」
八代はあさとの手をとって握り込み、あさとの目を真っ直ぐ見つめる。
あさとは不安な気持ちを取り払うような八代の発言に目を輝かせた。
「本当に?」
眉毛を下げて不安そうにこちらを見つめる純真な瞳が八代の心臓に矢を刺したようであった。八代の胸が締め付けられたように痛む。目の前の少年に溢れんばかりの加護欲を感じる。
数十年前までは子供に対してこんなに重い気持ちを感じたことが無かった。……これが老化、これが母性かと、やや曲がった思考へと突き進む八代は未だこの感情の名前を知ることはないのであろう。
「八代…?」
いつまでも返ってこない返事はあさとの不安をより一層増幅させた。
すると、八代は表情を変えないまま口を開く。
「もちろん本当だよ。それにあさとに何かあれば僕が守ってあげるからね。」
いつものようにニコリと笑う八代の瞳にはほんの少し、光が宿っているかのように見えた。
「…ま、まぁ、幽霊なんて本当はいないし、八代に何かあったら俺が守るし。」
怖いのを隠せていないにも関わらず、まだ虚勢を張っているあさとの様子に八代の顔は自然な笑顔を見せるのだった。
「そんなに怖いなら良い物あげるよ。」
八代は立ち上がり、境内の右側にある古屋のような建物に入って行った。あさとは怖くないと言い返そうとしたが、そそくさと良い物を取りに行ってしまった八代にキョトンとしてしまう。暫くすると八代は何かを握り込んでこちらに帰ってくる。
「はい、どうぞ。」とあさとの手に渡されたのは少し古びた丸型の御守りであった。青い布にくすんだ白い糸で丸まった動物のようなものが刺繍されている。犬みたいにカーブした尻尾に、猫のような背中、狐のように鼻がとんがっていて、ゾウみたいに耳が広がっている。なんだこれ。
「それ犬だよ。」
「犬か!」
「それはね、僕がこの神社に来てから暫くしてお守りブームができたんだけど、その時の巫女が強いお守りを作ろうと張り切って、思いの外凶暴になってしまった犬の御守りなんだ。」
八代は懐かしいものを見る目であさとに渡されたのは御守りを眺めていた。あさとはそれが八代にとってとても大切な物のように見えてしまいモヤモヤとした気持ちが立ち上る。
「本当に貰っていいのか?」
「勿論だよ。だってほら、まだこんなにあるしね。」
八代は猫一匹が入りそうなくらいの木の箱を取り出し、それをあさとに開いてみせた。箱の中には同じような青い丸い形の御守りが沢山入っており、よく見ると一つ一つ縫われている動物が違うようだ。しかし、どれも何の動物か明確に分かるものはなく、どの動物たちも可愛らしさとは真逆の鬼の形相を見せている。
「ほら、こんな表情だからさ。あんまり売れなくって。」
後から出した刺繍を控えめにしたお守りの方が良く売れたことを聞かされて、あさとはこの御守りが八代にとって大切な物なのでは無いかと感じたことは勘違いであったようだと安堵した反面、何とも言い表すことのできない気持ちであった。
「よしこさんいらっしゃい。あらっ、その子もしかしてお孫さん?」
「そうなのよ。うちの末の娘の子供。今夏休みだからうちで預かってるのよ。」
緑のエプロンをつけたばあちゃんよりも少し若そうなおばさんがこちらを覗いてくる。目が合った俺はペコリと会釈だけして様子を伺う。
「じゃあ、去年も会ったわね。一年でこんなに大きくなって子供の成長って早いわよねぇ。」
「おばちゃんのこと覚えてる?」と聞かれるが、ハマノ屋で見かけるおばさん程度の認識なので首を傾げてその場をやり過ごす。
「そうよねー。」と言いながら、話題は世間話に移行した。俺の役目は荷物持ちである為、ばあちゃんの側を離れて店外に出る。店の横にはフェンスで囲まれたスペースがあり、その中に青い折り畳みのテーブルセットが用意されている。そこから賑やかな声が聞こえ、会話が耳に流れてくる。どうやら話しているのは同い年か少し年上くらいの子供のグループで、学校の話やら親に対する文句やらが聞こえてくる。暫く聞いていると気になる話題が流れてくる。
『そういえば、黒い女の噂知ってるか?』
『何それ、怖い話?嫌なんだけど』
『俺知ってる。あれだろ、黒くてボサボサした髪の長い女が暗くなると子供を引きずって山の神社に連れてっちゃうってやつ。』
『顔を見た奴が知り合いに居るんだけど、包帯でグルグルだったらしいぞ』
『マジでやめてくれない?』
『俺が知ってる話とはちょっと違うな。黒い女は髪も服も全身真っ黒で、手に子供の頭を持ってるんだって。夜道を子供が一人で歩いていると、電灯の下に現れて声をかけて来るらしい。それに答えるとあの世に連れてかれちまうって話だったぜ。』
『けんちゃん、それどこ情報?』
『隣町の奴に聞いた』
『ねー、やめてって言ってんじゃん』
どうやら怖い話のようだ。あたかも『現実で起きた話です。』みたいに話す奴っているよな。あの世に連れて行っちゃうとか言ってるけど何を根拠に話しているのだろうか。あの世から舞い戻って来て連れて行かれたんだと話した奴が居るのだろうか。そいつの方がよっぽどお化けらしい。実にくだらない。そう、怖い話はくだらないのだ。お化けなんて居るはずないんだ。
…今度から夕方に神社へ行くのはよそう。日が暮れる前にさっさと帰ってばあちゃんを心配させないようにしなくては。俺はそう心に誓いを立て、会計を済ませたばあちゃんの側に寄って行った。
昼飯を済ませて神社へと足を進める。まだ明るいからお化けなんて出るはずがない。今日からは明るいうちに行って明るいうちに帰るんだと意気込み、歩くスピードを段々と速めていく。神社の階段を登る頃には駆け足になっており、はぁはぁと息を切らしながら登り切る。社殿の前を箒で掃いていた八代がこちらに気づき掃除をする手を止めて近づいて来る。
「そんなに急いで、何かあったのかい。」
八代に「待った」の意思表示として手のひらを見せ、膝に手をついて息を整える。段々と息は落ち着いていき声が出せるようになる。
「べ、別に、何でもない。」
思っていた返事と違う返答が返ってきた為、八代は目を細めた。
「今日は遅かったようだけど、何をしてたのかな」
「ばあちゃんの買い物の付き添いで遅くなった。」
「そこで何か聞いた?例えば、うーん。怖い話とか?」
見透かされたように聞かれ、午前に聞いた話を思い出す。
『黒い女が子供を連れ去る話』あんなの非現実的で確証もないお子ちゃまのデマだ。神社もちょっと暗くて古いから怖い話に登場しただけで関係ない。……多分。
「別にお化けの話なんて信じてないからな!」
「お化けの話?ふーん、なるほどね。…それってどんな話?」
八代は目を細めるのをやめて、いつも通り目だけが笑えていない表情に戻る。
暑いからと、いつもの階段ではなく社殿の階段の方に座るように案内された。
「ここって座っていいの?」
「誰も来ないから大丈夫。」
八代が左から一歩開けた所に座り、その開けた隙間を手でポンポンと叩く。そこに座れと言うことだろう。俺は抵抗を感じながらも、もし誰かに見られて怒られでもしたら八代のせいにするつもりで隣に座った。
「それで、怖がりなあさと君はどんな話を聞いちゃったのかな?」
「別に怖がりじゃないし!」
「神社まで走って来るほどだったのに?」
「八代が寂しくならないように走って来ただけだから」
響きの良い言葉に心が揺らされて一瞬、八代はキョトンとする。しかし、直ぐに元の笑顔に戻し話を進める。
「へ、へぇー。…それで?」
俺はハマノ屋で聞いた話をそのまま八代に伝えた。話を聞き終わった後八代は急に笑い出した。こんな話に笑える所なんて無い筈だ。八代の行動に理解できず若干引きかけていると八代は段々と元の笑顔に戻って行った。
「包帯を巻いた黒い女が暗くなると子供を襲ってこの神社かあの世に連れて行くね。多分元の話に尾鰭が付いてこんな話になったんだね。」
確かにあそこにいた子供達の会話では噂が食い違っていた。
「大丈夫だよ。この神社にお化けなんて出ないから。安心して。」
八代はあさとの手をとって握り込み、あさとの目を真っ直ぐ見つめる。
あさとは不安な気持ちを取り払うような八代の発言に目を輝かせた。
「本当に?」
眉毛を下げて不安そうにこちらを見つめる純真な瞳が八代の心臓に矢を刺したようであった。八代の胸が締め付けられたように痛む。目の前の少年に溢れんばかりの加護欲を感じる。
数十年前までは子供に対してこんなに重い気持ちを感じたことが無かった。……これが老化、これが母性かと、やや曲がった思考へと突き進む八代は未だこの感情の名前を知ることはないのであろう。
「八代…?」
いつまでも返ってこない返事はあさとの不安をより一層増幅させた。
すると、八代は表情を変えないまま口を開く。
「もちろん本当だよ。それにあさとに何かあれば僕が守ってあげるからね。」
いつものようにニコリと笑う八代の瞳にはほんの少し、光が宿っているかのように見えた。
「…ま、まぁ、幽霊なんて本当はいないし、八代に何かあったら俺が守るし。」
怖いのを隠せていないにも関わらず、まだ虚勢を張っているあさとの様子に八代の顔は自然な笑顔を見せるのだった。
「そんなに怖いなら良い物あげるよ。」
八代は立ち上がり、境内の右側にある古屋のような建物に入って行った。あさとは怖くないと言い返そうとしたが、そそくさと良い物を取りに行ってしまった八代にキョトンとしてしまう。暫くすると八代は何かを握り込んでこちらに帰ってくる。
「はい、どうぞ。」とあさとの手に渡されたのは少し古びた丸型の御守りであった。青い布にくすんだ白い糸で丸まった動物のようなものが刺繍されている。犬みたいにカーブした尻尾に、猫のような背中、狐のように鼻がとんがっていて、ゾウみたいに耳が広がっている。なんだこれ。
「それ犬だよ。」
「犬か!」
「それはね、僕がこの神社に来てから暫くしてお守りブームができたんだけど、その時の巫女が強いお守りを作ろうと張り切って、思いの外凶暴になってしまった犬の御守りなんだ。」
八代は懐かしいものを見る目であさとに渡されたのは御守りを眺めていた。あさとはそれが八代にとってとても大切な物のように見えてしまいモヤモヤとした気持ちが立ち上る。
「本当に貰っていいのか?」
「勿論だよ。だってほら、まだこんなにあるしね。」
八代は猫一匹が入りそうなくらいの木の箱を取り出し、それをあさとに開いてみせた。箱の中には同じような青い丸い形の御守りが沢山入っており、よく見ると一つ一つ縫われている動物が違うようだ。しかし、どれも何の動物か明確に分かるものはなく、どの動物たちも可愛らしさとは真逆の鬼の形相を見せている。
「ほら、こんな表情だからさ。あんまり売れなくって。」
後から出した刺繍を控えめにしたお守りの方が良く売れたことを聞かされて、あさとはこの御守りが八代にとって大切な物なのでは無いかと感じたことは勘違いであったようだと安堵した反面、何とも言い表すことのできない気持ちであった。
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