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1.不機嫌なヒーロー
不機嫌なヒーロー(悠人視点)
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ある日の放課後のことだ。この時、僕はとても後悔していた。こんなことになるなら、読書なんてしてないで早く家に帰ればよかった。
翔「睨んでんじゃねーよ」
大地「言いたいことがあるならはっきり言えよ…って無理か(笑)。それが出来たら毎日一人ぼっちでいないもんなー?」
恭也「それなー(笑)」
(また始まっちゃった…。睨んでなんていないのに。あぁ、早く終わらないかな…。)
僕の名前は悠人、中学1年生だ。僕は人と話すことが苦手だった。幼い頃から身体が弱く、入退院を繰り返していたことも重なり、クラスに馴染めず、特にこの三人には小学生の頃からいじめられていた。
でも、このクラスにはこんな僕を助けてくれるヒーローがいる。
永久「おい、お前ら。俺の許可なく悠人に話しかけるな。」
彼は永久くん。僕の幼なじみであり、僕がずっと片想いをしている人だ。彼は常に不機嫌でピリピリとした空気をまとっている。そのせいで、僕と同じように一人でいることが多い。
翔「…チッ。おい、もう行こーぜ。」
この三人は永久くんとケンカすることは嫌なようで、永久くんが来るといつも僕から離れていった。
永久「悠人、またあいつらに絡まれる前に早く帰れ。」
悠人「うん、ありがとう…。」
永久「…ああ。」
悠人「ええっと…またね、永久くん。」
永久「…。」
永久くんとは幼稚園でも同じクラスだった。その頃の彼はとても優しくて、僕にとってはヒーローそのものだった。小学校ではずっと違うクラスだったけれど、廊下で話したことが何度もある。けれど、ある日を境に永久くんは僕を避けるようになり、廊下ですれ違うことすらなくなった。
中学校で同じクラスになり、ようやく彼に再会することが出来たが、彼はずっと不機嫌そうだった。理由を聞こうとしたが、僕はずっと避けられていて、未だに聞くことが出来ずにいた。
(…きっと、僕が幼稚園の頃と変わらず弱虫のままだから、永久くんに愛想を尽かされたんだろうな。でも、もしそうなら、どうしていつも助けてくれるんだろう。)
僕は永久くんのほうを振り返ることなく、校舎をあとにした。
翔「睨んでんじゃねーよ」
大地「言いたいことがあるならはっきり言えよ…って無理か(笑)。それが出来たら毎日一人ぼっちでいないもんなー?」
恭也「それなー(笑)」
(また始まっちゃった…。睨んでなんていないのに。あぁ、早く終わらないかな…。)
僕の名前は悠人、中学1年生だ。僕は人と話すことが苦手だった。幼い頃から身体が弱く、入退院を繰り返していたことも重なり、クラスに馴染めず、特にこの三人には小学生の頃からいじめられていた。
でも、このクラスにはこんな僕を助けてくれるヒーローがいる。
永久「おい、お前ら。俺の許可なく悠人に話しかけるな。」
彼は永久くん。僕の幼なじみであり、僕がずっと片想いをしている人だ。彼は常に不機嫌でピリピリとした空気をまとっている。そのせいで、僕と同じように一人でいることが多い。
翔「…チッ。おい、もう行こーぜ。」
この三人は永久くんとケンカすることは嫌なようで、永久くんが来るといつも僕から離れていった。
永久「悠人、またあいつらに絡まれる前に早く帰れ。」
悠人「うん、ありがとう…。」
永久「…ああ。」
悠人「ええっと…またね、永久くん。」
永久「…。」
永久くんとは幼稚園でも同じクラスだった。その頃の彼はとても優しくて、僕にとってはヒーローそのものだった。小学校ではずっと違うクラスだったけれど、廊下で話したことが何度もある。けれど、ある日を境に永久くんは僕を避けるようになり、廊下ですれ違うことすらなくなった。
中学校で同じクラスになり、ようやく彼に再会することが出来たが、彼はずっと不機嫌そうだった。理由を聞こうとしたが、僕はずっと避けられていて、未だに聞くことが出来ずにいた。
(…きっと、僕が幼稚園の頃と変わらず弱虫のままだから、永久くんに愛想を尽かされたんだろうな。でも、もしそうなら、どうしていつも助けてくれるんだろう。)
僕は永久くんのほうを振り返ることなく、校舎をあとにした。
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