BLアホエロ短編集

うんとこどっこいしょ

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続 熱を重ねて〜野球部寮

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第4話『秘密』

「お前さ、俺のパンツ履いてね?」

 夕食後の寮の部屋。
 シャワーを浴びてスウェット姿の宮坂が、ベッドでくつろいでいた神谷を睨んだ。

「え?ちょっと待って今確認する……あ、履いてたわ」

 何でもないかのようにへらっと笑う相手に、宮坂の怒りがふつふつと沸き上がる。

「わざとらしい」

「間違えたんだって」

「本当か?」

「本当本当」

「……正直に言わないと今日フェラしてやんない」

「わざとです」

「やっぱりか!」

 宮坂は洗濯したての服を床に落とすと、神谷の上に馬乗りになった。

「脱げ」

「はぁ?あ、もしかして今咥えてくれんの?やった」

「んなわけねぇだろ、パンツ返せ!」

「キャーッ!!」

 ジャージと下着ごと下に引っ張ると大袈裟に騒ぐ神谷。

「やめてー!!」

 そう言いつつ、どこか楽しそうな神谷の顔に、宮坂はじりじりと腹を立てていた。
でも──怒ってるはずなのに、どうしてか幸せだと思った。
 今までそんなこと、思わなかったのに、神谷のことが好きだと気が付いた途端、日常のひとコマひとコマが愛しく思えて仕方がない。

「何笑ってんだよ」

「別に」

 どうしても下着を返してくれない神谷に諦めたは宮坂は、そのまま彼の体の上に倒れた。
 どうしたんだよと戸惑う相手をそのままに、宮坂は目を閉じた。
 網戸から入ってくる風にレースのカーテンが揺れる。気持ちいい。

「寝るのか?」

「うん」

「じゃあ電気消すわ」

「んっ」

 神谷の腕に引き寄せられて、そのまま自然に唇が重なる。

「……電気消すんじゃないのかよ」

「消すけど、もう一回キスしたい」

「……いいよ」

 少し間を置いて小さくうなずいた宮坂に、神谷は嬉しそうに笑ってキスをした。
 誰にも言えないこの関係は、どんどん深く、本気になっていく──。



第5話『バレてる?』

 食堂で宮坂と神谷はいつものように隣り合って昼飯をとっていた。

「なあ神谷、あのゲームさ──」

 と話しかけようとした宮坂の言葉を遮るように、同じテーブルに座っていた友人の中原がにやりと笑って言った。

「お前らさ、最近仲良すぎじゃね?」

 一瞬、箸の動きが止まる宮坂。
 神谷は「はあ?」と言ってから「そりゃあ同室だし?」と何でもないかのように言った。

「それだけかぁ?」

「それだけだよな、宮坂?」

「うん」

「ふーん?まぁ別に、どっちでもいいけど。最近神谷が機嫌いいからさあ、彼女でもできたんじゃないかと思ってさ」

 その一言に、宮坂の耳がカッと熱くなった。
 ──それって、神谷が機嫌いいのは自分のせいってことか?と宮坂は内心テンションがあがる。

「へぇ~機嫌いいんだ?分からなかったな」

 すっとぼけて聞いてみると神谷はニッと笑顔になった。

「まあな!幸せだぜ!」

「マジかぁ」

 中原はその会話を、彼女がいると解釈したようで「羨ましいぜ~ちくしょー」と、ガツガツと白米をかきこんだ。
 その様子を見た宮坂と神谷は目配せをして、ニヤニヤしながら昼食を食べ終えた。
 バレるかバレないかのスリルを楽しんでいる二人は、妙なところが似ているのだった。



第6話『あと5分』

「あと5分でミーティングって言ったよな?」

「うん」

「じゃあ……なんでパンツ下ろすんだよ」

 股間の前でしゃがみ込んで動かない神谷を、宮坂が呆れた顔で見下ろす。

「しゃぶりたい」

「ダメだって」

「でもお前のちんこもしゃぶって欲しいって言ってるぞ」

「お前の目どうなってんだよ……っ」

 そう言いながらも本気で抵抗はしない宮坂に、神谷は剥き出しのペニスを下から上にべろっと舐めあげた。

「あう……っ!お前なぁ……ッ」

「カウパーすごい、どろどろ」

「ば、ばかっ!やめ、」

 宮坂の抗議の声を無視して神谷がペニスを咥え込む。

「あむ……」

 じゅぷ、じゅぷ。

「あっ、あっ」

 美味そうに咥える友人に、宮坂の腰はへこへこ揺れる。

「あっ、すげっ、えろいよ神谷……っ」

 神谷の指が宮坂のTシャツの中を滑り、胸の先端をカリッと引っ掻く。充血するまで引っ張られているというのに、宮坂の体は快楽しか拾えない。

「あ、んっ……く……っ……乳首きもちー……もっとして……あっ、あっ、神谷ぁ……んっ」

 ドアの向こうから聞こえる部員たちの声や足音が、余計に二人を興奮させていく。

「あっあっ、も、ダメッ!イく……イく……!」

 どぴゅっ。どぴゅっ。

「んぶっ、んふぅ……」

 飛び出た精液を必死に受け止める友人の姿に、宮坂は顔を真っ赤にしながら見つめていた。

「はぁ、はぁ、やばい、これ背徳感すごい……」

「でも良かったろ?」

「……」

 その問いに宮坂は無言で頷いた。
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