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第四章 主神との出会い編
第9話‐3 狡知の神ロキ
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「どんな手って…特に何もしてないですけど…」
今度はヒュアキントスの前に来て、顔を覗き込んでこう言った。
「ねぇ、君って枕営業してる?君、やってそうじゃん」
「は……はぁ!?そ、そんなことしてません!」
ヒュアキントスはすぐに否定し、こう思った。
(この方、失礼な方だなあ…)
彼は爆笑し始めたのだ。そしてお腹を抱えて笑い転げたあと、涙を拭きながらこう言った。
「あはは!冗談だってば~♪そんなムキにならなくてもいいよ~」
「なっ……!」
ヒュアキントスはからかわれたことに少しムッとした。
「……もう!からかうのやめてください!」
「ごめんごめん!怒らないで!可愛い顔が台無しだよ?」
そう言ってまた笑い始めたのでヒュアキントスは更に
「ちょっと!いい加減にしてください!」
と怒った。
だが彼は全く意に介さず笑っていたのだった。
「ていうか、枕営業の意味知ってるんだね?てっきり知らないかと思ってたよ」
「そのくらい知ってます!子供じゃないんですから」
「ふーん?じゃあどういうことするか知ってるんだ~?」
とさらにからかってきたため、ヒュアキントスは恥ずかしさを隠すためにそっぽを向いた。
(この人……本当に失礼だな……!)
と怒りを通り越して呆れていると、ようやく彼が落ち着きを取り戻したようだ。
アドニスとガニュメデスは、そんな二人のやり取りを見て、笑いを堪えながらこっそりと目配せし合った。
((あの二人、案外相性いいかも……))
そう思ったのであった。
ナルキッソスは相変わらず、鏡を見ているばかりで、彼らのやり取りに無関心なようだった。
「あ!そうそう!これお土産!よかったら食べて!」
そう言うと彼は小さな箱を手渡してきた。中には色とりどりのマカロンが入っていた。
「わあ!美味しそうですね!ありがとうございます」
「ふふ!喜んでもらえて嬉しいな!……あ、そうだ。ねえ、君たち2人って…」
ロキはヒュアキントスとアドニスに向かって言った。
「昔、地球にいたことあったりする?」
「!!!!」
2人は顔を強張らせた。なぜそのことを知っているのだろう…?
自分達の過去を知る謎の男の質問に、ヒュアキントスとアドニスは衝撃を受け、答えることができなかった。
第10話に続く・・・
今度はヒュアキントスの前に来て、顔を覗き込んでこう言った。
「ねぇ、君って枕営業してる?君、やってそうじゃん」
「は……はぁ!?そ、そんなことしてません!」
ヒュアキントスはすぐに否定し、こう思った。
(この方、失礼な方だなあ…)
彼は爆笑し始めたのだ。そしてお腹を抱えて笑い転げたあと、涙を拭きながらこう言った。
「あはは!冗談だってば~♪そんなムキにならなくてもいいよ~」
「なっ……!」
ヒュアキントスはからかわれたことに少しムッとした。
「……もう!からかうのやめてください!」
「ごめんごめん!怒らないで!可愛い顔が台無しだよ?」
そう言ってまた笑い始めたのでヒュアキントスは更に
「ちょっと!いい加減にしてください!」
と怒った。
だが彼は全く意に介さず笑っていたのだった。
「ていうか、枕営業の意味知ってるんだね?てっきり知らないかと思ってたよ」
「そのくらい知ってます!子供じゃないんですから」
「ふーん?じゃあどういうことするか知ってるんだ~?」
とさらにからかってきたため、ヒュアキントスは恥ずかしさを隠すためにそっぽを向いた。
(この人……本当に失礼だな……!)
と怒りを通り越して呆れていると、ようやく彼が落ち着きを取り戻したようだ。
アドニスとガニュメデスは、そんな二人のやり取りを見て、笑いを堪えながらこっそりと目配せし合った。
((あの二人、案外相性いいかも……))
そう思ったのであった。
ナルキッソスは相変わらず、鏡を見ているばかりで、彼らのやり取りに無関心なようだった。
「あ!そうそう!これお土産!よかったら食べて!」
そう言うと彼は小さな箱を手渡してきた。中には色とりどりのマカロンが入っていた。
「わあ!美味しそうですね!ありがとうございます」
「ふふ!喜んでもらえて嬉しいな!……あ、そうだ。ねえ、君たち2人って…」
ロキはヒュアキントスとアドニスに向かって言った。
「昔、地球にいたことあったりする?」
「!!!!」
2人は顔を強張らせた。なぜそのことを知っているのだろう…?
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第10話に続く・・・
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