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第九章 アンチ編
第26話‐2 アンチ問題勃発
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しばらく他愛もない雑談を交わしていたが、ふと思いついたようにロキはこう言い出した。
「そう言えばさ、君って地球で人間達を助けてたんだよね。僕は地球の人間に会ったことないけど、地球人ってあんまり良いイメージないんだよね。神は人間を陰ながら助けてるのに、感謝もしないで馬鹿にしてるわ、神を信じないわりに都合が良い時だけ『神様助けてください』って頼ってくるしさ」
ロキは呆れたように人間達をそう批判した。
だが・・・。
「僕は、人間のこと、好きですよ」
ヒュアキントスはそう言って微笑んだ。
「え?」
予想外の返答だったのか、ロキは驚いた様子だった。そしてこう続けた。
「……なんでそう思うんだい?」
「人間は確かに未熟なところもあります。でも、努力して頑張って、時には挫折したりしながら成長していくんです……とても尊いと思うし、応援したくなります」
「へえ~、確かにそうだね。それを聞いて思ったんだけどさ」
「?」
「君達って、ちょっと人間に似てるね。こうやって地道に努力してるんだからさ。偉いよ」
まさか褒められるとは思っていなかったのか、驚きの表情を見せた後照れ笑いをした。
ロキが去っていき、楽器の練習を再開しようと思った時、ヒュアキントスは気付いた。
それは携帯端末に、アポロンから連絡が入っていたことだった。
慌ててヒュアキントスは返信した。
そして二人は落ち合うことになった。
***
「君…楽器の練習をしていたのか?」
待ち合わせ場所に着くと、アポロンは開口一番にそう言った。
「はい。まだ上手く弾けないので」
「……何故なんだ?何故、才能がないのに君はそんなに頑張ってるんだ?君の事情に深く立ち入る気はないが…」
アポロンは純粋に疑問だった。才能がある者が音楽をするというのが彼の考えだからだ。成果が出ないことになぜ努力するのか単純に疑問だったのだ。
するとヒュアキントスはこう言った。
「そう言えばさ、君って地球で人間達を助けてたんだよね。僕は地球の人間に会ったことないけど、地球人ってあんまり良いイメージないんだよね。神は人間を陰ながら助けてるのに、感謝もしないで馬鹿にしてるわ、神を信じないわりに都合が良い時だけ『神様助けてください』って頼ってくるしさ」
ロキは呆れたように人間達をそう批判した。
だが・・・。
「僕は、人間のこと、好きですよ」
ヒュアキントスはそう言って微笑んだ。
「え?」
予想外の返答だったのか、ロキは驚いた様子だった。そしてこう続けた。
「……なんでそう思うんだい?」
「人間は確かに未熟なところもあります。でも、努力して頑張って、時には挫折したりしながら成長していくんです……とても尊いと思うし、応援したくなります」
「へえ~、確かにそうだね。それを聞いて思ったんだけどさ」
「?」
「君達って、ちょっと人間に似てるね。こうやって地道に努力してるんだからさ。偉いよ」
まさか褒められるとは思っていなかったのか、驚きの表情を見せた後照れ笑いをした。
ロキが去っていき、楽器の練習を再開しようと思った時、ヒュアキントスは気付いた。
それは携帯端末に、アポロンから連絡が入っていたことだった。
慌ててヒュアキントスは返信した。
そして二人は落ち合うことになった。
***
「君…楽器の練習をしていたのか?」
待ち合わせ場所に着くと、アポロンは開口一番にそう言った。
「はい。まだ上手く弾けないので」
「……何故なんだ?何故、才能がないのに君はそんなに頑張ってるんだ?君の事情に深く立ち入る気はないが…」
アポロンは純粋に疑問だった。才能がある者が音楽をするというのが彼の考えだからだ。成果が出ないことになぜ努力するのか単純に疑問だったのだ。
するとヒュアキントスはこう言った。
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