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第二十一章 新たな仲間編
第64話-1 ナルキッソスとエコーのデート(?)
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第64話 「ナルキッソスとエコーのデート(?)」
互いの譲れぬ願いを共有し、アポロンと美少年達は「運命共同体」として結束を深めた。
愛の神エロスを認めさせるーーつまりファンにさせるという高難易度ミッションを達成するために、アポロンが指導役とサポート役を担うことになった。
オリンポス12神である音楽の神アポロンが、味方のみならず仲間になってくれることは何よりも心強いことだ。
「仲間はもう1人いるんです。本メンバーじゃないけど、コーラスメンバーの子が…」
アドニスがそう言った。
「そうか。コーラス担当はいた方がいいだろう。だが、その子を巻き込むのは考えものだ。あくまでも助っ人という立ち位置でいてもらうようにしよう」
「わかりました。ですが最低限のことはその子にも話したいんです。助っ人とはいえ仲間なので」
「それは構わないよ」
「おい、ナル。お前からエコーちゃんに話してやって」
「は!?何で僕が!お前が話せよ、あいつと仲良いんだろ」
いきなり話を振られたナルキッソスは動揺していた。
「女の子への態度が悪いのがお前の課題だろ?頑張れ!」
「な・・・!!くそ・・・」
ナルキッソスは悪態をつくも、しぶしぶ承諾したようだ。
***
(ど、どうしよう…ナルキッソスと二人きりなんて…!デートみたい)
後日、公園のベンチにナルキッソスと少し離れて座っているエコーの姿があった。
ドキドキドキ・・・
(心臓の音聞こえてないよね……?ダメ、緊張してまともに見れない…。助けてぇ、アドニスくーん!)
「………」
一方、ナルキッソスの方は腕を組んで難しい顔をしたまま、黙っていた。
(こいつ、いつもよく喋るのに何で今日は無言なんだよ!何て言えばいいんだ?あ~もう!面倒臭い!)
お互いに沈黙したまま時だけが過ぎていく・・・。
先に口を開いたのはエコーの方だった。
「……あの、ごめんね」
「何が?」
「私がこんなだから、気まずいよね……?」
「別に」
素っ気ない返事だが、無視されるよりはマシだと思えた。
「お前に伝えとけとアドニスに言われた。僕達は事情があって、愛の神エロス様を認めさせないといけないらしい。それでアポロン様も仲間になってくれるそうだ。お前の力も貸してほしい」
「え、えええ!?」
突然のことに、エコーは驚いた。
「エロス様って…あの天界最高位の、だよね?すごい展開だね・・・」
「そうだ。僕もなぜだかよくわからないが」
「わかった!私もコーラス頑張るから!」
エコーは明るくそう言った。
「あ、ありがとう。エコー」
「…………え?」
(え?今、名前を呼んでくれた?ナルキッソスが…。初めて名前を呼んでくれた……)
「・・・・・え…?」
ナルキッソスは思わず冷や汗をかいてうろたえた。
なぜなら、エコーが泣いていたからだった。
互いの譲れぬ願いを共有し、アポロンと美少年達は「運命共同体」として結束を深めた。
愛の神エロスを認めさせるーーつまりファンにさせるという高難易度ミッションを達成するために、アポロンが指導役とサポート役を担うことになった。
オリンポス12神である音楽の神アポロンが、味方のみならず仲間になってくれることは何よりも心強いことだ。
「仲間はもう1人いるんです。本メンバーじゃないけど、コーラスメンバーの子が…」
アドニスがそう言った。
「そうか。コーラス担当はいた方がいいだろう。だが、その子を巻き込むのは考えものだ。あくまでも助っ人という立ち位置でいてもらうようにしよう」
「わかりました。ですが最低限のことはその子にも話したいんです。助っ人とはいえ仲間なので」
「それは構わないよ」
「おい、ナル。お前からエコーちゃんに話してやって」
「は!?何で僕が!お前が話せよ、あいつと仲良いんだろ」
いきなり話を振られたナルキッソスは動揺していた。
「女の子への態度が悪いのがお前の課題だろ?頑張れ!」
「な・・・!!くそ・・・」
ナルキッソスは悪態をつくも、しぶしぶ承諾したようだ。
***
(ど、どうしよう…ナルキッソスと二人きりなんて…!デートみたい)
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ドキドキドキ・・・
(心臓の音聞こえてないよね……?ダメ、緊張してまともに見れない…。助けてぇ、アドニスくーん!)
「………」
一方、ナルキッソスの方は腕を組んで難しい顔をしたまま、黙っていた。
(こいつ、いつもよく喋るのに何で今日は無言なんだよ!何て言えばいいんだ?あ~もう!面倒臭い!)
お互いに沈黙したまま時だけが過ぎていく・・・。
先に口を開いたのはエコーの方だった。
「……あの、ごめんね」
「何が?」
「私がこんなだから、気まずいよね……?」
「別に」
素っ気ない返事だが、無視されるよりはマシだと思えた。
「お前に伝えとけとアドニスに言われた。僕達は事情があって、愛の神エロス様を認めさせないといけないらしい。それでアポロン様も仲間になってくれるそうだ。お前の力も貸してほしい」
「え、えええ!?」
突然のことに、エコーは驚いた。
「エロス様って…あの天界最高位の、だよね?すごい展開だね・・・」
「そうだ。僕もなぜだかよくわからないが」
「わかった!私もコーラス頑張るから!」
エコーは明るくそう言った。
「あ、ありがとう。エコー」
「…………え?」
(え?今、名前を呼んでくれた?ナルキッソスが…。初めて名前を呼んでくれた……)
「・・・・・え…?」
ナルキッソスは思わず冷や汗をかいてうろたえた。
なぜなら、エコーが泣いていたからだった。
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