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戦いとあやかし界
とあるあやかしside
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月明かりを浴びながら俺はとある場所に向かっていた。
実は俺は、ここの辺りの悪霊達をリサーチして報告する仕事をしている。悪霊達に見つかる可能性があるいや、上位の邪物達に見つかる可能性がある危険な仕事だ。
だが、俺は煙々羅という煙の妖なのでいざという時は煙になって逃げるけどな。
まぁ、この逃げるのに有利な妖だからっていうのがリサーチ係に任命された理由の一つだけどな……。
……って!そんなこと言ってる場合じゃない!早く学園にいる俺の上司、学園長に報告しないと!
俺は見てしまったんだ。とある廃ビルの中に悪霊が3体もいる所を。普通、一つの場所に悪霊が複数いる事は無い。
そして、悪霊が複数集まっていたということは、融合して邪物になる可能性が高いという事だった。
邪物は他の悪霊や邪物等を引き寄せる。
悪霊や下位邪物ならまだ比較的簡単に退治出来る。だが、中位邪物になると途端に退治が難しくなる。魔法を使って来るからだ。
弱いあやかし達ならすぐに倒してしまうくらい強い。
だからいち早くスマホで連絡して応援を要請した後、詳しく報告する為に学園に向かって走っている。
「が、学園長!!た、ただいま戻りました!」
俺は学園に入ってすぐにろくにノックしないまま学園長室に入った。
学園長室には、他のあやかし達もいた。全員戦闘に長けているあやかしである。
学園長は、椅子から立ち上がった。
「おお!待っていたぞ!急いで来てくれた所悪いが、早速報告してくれ。」
俺は廃ビルの何処に悪霊がいたかとか、廃ビルの入口の場所等事細かく話した。
「……なるほどな。」
緑の髪をしたくノ一姿のあやかしが声を発した。
「落雷様。その廃ビルには現在、窮鼠の茜と鎌鼬のゐとはが向かっています。が、もしかしたら悪霊は中位邪物になっている可能性も考慮した方がいいかと思います。
あの廃ビルは、1年前にも中位邪物が出没した場所でもありますので。」
「何!?そしたら、その二人では危ない可能性があるな。よし、緑陽、おぬしも後を追え。」
「分かりました。」
そう言うと、くノ一姿のあやかしは学園長室を後にした。
それからしばらくして、対策等を話していたら電話がかかってきた。
プルプルプル
確認したら緑葉さんからだったのでスピーカーにした。
『もしもし。聞こえますか?緑葉です。落雷様をお願いします。』
「私だ。どうだった。」
『……それが、邪物どころか悪霊すらいません。』
「何!?どういうことだ?」
『……どうやら、何者かによってもう退治された後みたいなのです。』
「退治された後?……退治したのは神楽院の者か?」
『不明です。ですがもし仮に神楽院の者が退治したのならば、少し違和感があります。』
「違和感?なんだそれは?」
『神楽院の者は、主に術札と刀を用いて退治します。
確かに悪霊は三体いたみたいです。
そして、確かにその悪霊三体は札と刀等の刃物で退治されていました。
ですが、退治に使用されている札は今まで見た事の無いくらい強力なものらしく、一撃で悪霊が退治されています。
刃物による退治も同じように強力なものらしく一撃で退治されています。
あと、魔力の痕跡を調べて見たのですが、神楽院の者のものとは、いえ、人間のものとは思えないくらい強く、質が良い様なのです。』
「……倒した者は追跡出来るか?」
『……無理です。倒したあとの魔力の痕跡がありません。』
学園長は、何か考えるように顎に手を添え、唸った。
「……分かった。速やかに戻れ。」
俺は、いや、ここにいる全員が思っただろう。
一体何者だ?
と……。
実は俺は、ここの辺りの悪霊達をリサーチして報告する仕事をしている。悪霊達に見つかる可能性があるいや、上位の邪物達に見つかる可能性がある危険な仕事だ。
だが、俺は煙々羅という煙の妖なのでいざという時は煙になって逃げるけどな。
まぁ、この逃げるのに有利な妖だからっていうのがリサーチ係に任命された理由の一つだけどな……。
……って!そんなこと言ってる場合じゃない!早く学園にいる俺の上司、学園長に報告しないと!
俺は見てしまったんだ。とある廃ビルの中に悪霊が3体もいる所を。普通、一つの場所に悪霊が複数いる事は無い。
そして、悪霊が複数集まっていたということは、融合して邪物になる可能性が高いという事だった。
邪物は他の悪霊や邪物等を引き寄せる。
悪霊や下位邪物ならまだ比較的簡単に退治出来る。だが、中位邪物になると途端に退治が難しくなる。魔法を使って来るからだ。
弱いあやかし達ならすぐに倒してしまうくらい強い。
だからいち早くスマホで連絡して応援を要請した後、詳しく報告する為に学園に向かって走っている。
「が、学園長!!た、ただいま戻りました!」
俺は学園に入ってすぐにろくにノックしないまま学園長室に入った。
学園長室には、他のあやかし達もいた。全員戦闘に長けているあやかしである。
学園長は、椅子から立ち上がった。
「おお!待っていたぞ!急いで来てくれた所悪いが、早速報告してくれ。」
俺は廃ビルの何処に悪霊がいたかとか、廃ビルの入口の場所等事細かく話した。
「……なるほどな。」
緑の髪をしたくノ一姿のあやかしが声を発した。
「落雷様。その廃ビルには現在、窮鼠の茜と鎌鼬のゐとはが向かっています。が、もしかしたら悪霊は中位邪物になっている可能性も考慮した方がいいかと思います。
あの廃ビルは、1年前にも中位邪物が出没した場所でもありますので。」
「何!?そしたら、その二人では危ない可能性があるな。よし、緑陽、おぬしも後を追え。」
「分かりました。」
そう言うと、くノ一姿のあやかしは学園長室を後にした。
それからしばらくして、対策等を話していたら電話がかかってきた。
プルプルプル
確認したら緑葉さんからだったのでスピーカーにした。
『もしもし。聞こえますか?緑葉です。落雷様をお願いします。』
「私だ。どうだった。」
『……それが、邪物どころか悪霊すらいません。』
「何!?どういうことだ?」
『……どうやら、何者かによってもう退治された後みたいなのです。』
「退治された後?……退治したのは神楽院の者か?」
『不明です。ですがもし仮に神楽院の者が退治したのならば、少し違和感があります。』
「違和感?なんだそれは?」
『神楽院の者は、主に術札と刀を用いて退治します。
確かに悪霊は三体いたみたいです。
そして、確かにその悪霊三体は札と刀等の刃物で退治されていました。
ですが、退治に使用されている札は今まで見た事の無いくらい強力なものらしく、一撃で悪霊が退治されています。
刃物による退治も同じように強力なものらしく一撃で退治されています。
あと、魔力の痕跡を調べて見たのですが、神楽院の者のものとは、いえ、人間のものとは思えないくらい強く、質が良い様なのです。』
「……倒した者は追跡出来るか?」
『……無理です。倒したあとの魔力の痕跡がありません。』
学園長は、何か考えるように顎に手を添え、唸った。
「……分かった。速やかに戻れ。」
俺は、いや、ここにいる全員が思っただろう。
一体何者だ?
と……。
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