あの世で働き幾星霜~自由な次元の魔女~

蒼華 スー

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庭園の池

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    私は、ヒロインを観察する為に池の奥にあるベンチに腰掛けた。紫苑と一緒に。
    ベンチは流石お金持ち学園、綺麗で細かい装飾が施されていた。



    「うーん。いい天気だねー。風が気持ちいいー。」
    「まぁ、いい天気だね。」
    「ねぇ、紫苑ってSクラスなんだよね?中等部でもSクラスだったの?」
    「うん。まあね。」
    「紫苑は、いつもSクラスではどうやって過ごしてたの?」
    「えーと、授業受けたり、クラスにある娯楽施設にいたりとか……かな。」
    「えっ!クラスに娯楽施設向こってあるの!?例えばどんなのがあった?」
    「え、えーと、テラスでお茶を飲んだり、ダーツとか……かな。」
    「へー。ダーツか。いいな。私やった事ないからやってみたいなぁ。高等部の方にもあるかな?」




    とか、たわい無い会話を紫苑としながらヒロインが次にどんな行動を起こすのかまっていた。


    すると、ヒロインは此方から見えている事が分からないらしく、おもむろにスカートのポケットからピンクのお守りを出し、池へ投げ入れた。




    ええぇぇぇぇ!!!そんなあからさまに投げ入れるの!?
    

    チラッと紫苑の方をみると……。


    うわっ!すっごい目を見開いているぅぅぅ!



    ……あっ、お守りの中にあった護符が水で滲んだみたいだね。お守りの効果が切れた様だ。


    ヒロインは池にお守りが落ちて困っている風の演技し始めた。


    うわぁ。
    ……うん。決めたわ!こいつ潰す。
    フィーから聞いていたけどこれは酷い。お守りをなんだと思っているの!!
    あのお守りは、妖巫女の力を隠していただけあって結構強力なものだったのに!そして渡してくれた自分のお婆さんに申し訳ないと思わないの!?



    うん。もしも、私の力を生徒会とかの人達が知ってあいつの護衛を頼もうとしたら絶対断ろう。


    ゲームでは、あいつが邪物に喰われたら世界が滅ぶっていう事だったけど、ここは現実世界だ。私の知識や、力を使ったらあいつが邪物に喰われたとしても何とかなるかもしれない。


    ……ぶっちゃけあまり言いたくはないが、この世界が滅んでも私は別の世界へ転移すればいい。
    だが、紫苑や稽古をつけてもらったり、宴会をするまでに仲良くなった西の山の神様方が悲しむのは嫌だな。(いざとなったら、仲のいいこの人達だけは私の作った異空間の家に転移させて、異世界の情報をできるだけ教えてから異世界で第二の人生を自由に生きて貰うってのもてだな。)
    
    でも、嫌だからといってもあいつを助ける気にはなれない。


    まぁ、ぼちぼち考えるか……。


    ……でも、世界が滅ぶってどのくらいのレベルだろう?
    この星が滅ぶのか、はたまたこの星がある世界ごと滅ぶのか……。まぁ、後者は無いな。そのレベルの破壊とかをしたら流石にあの世でも会議にかけられるレベルというか、他の次元の主も出てくるかも?しれないレベルだからね。フィーがそこまでの力をとある星の一生物に渡すわけが無い。
    あの世で働いて自分で得た力でもない限りそこまでの力を得ることは過去の歴史書を見ても、無かった。(まぁ、そこまでの力を得られるだけのポイントを稼いだ人はいなかったけど。)
    まぁとにかく、邪物の力はあの世で働いて得た力ではない為(魂も無いしな。)多分、星が滅びるレベルか、大きくて星と周りの星等を巻き込むレベルかもな。


    ……うーん。少しフィーに聞いたりして調べるか。あと私は、この後の乙女ゲームの展開は知らないからどうなるのかな?滅びがかかっているから不謹慎かもしれないが、楽しみだ。







☆☆☆
    すみません。昨日は、更新出来ませんでした。
    これから、二、三日に一回の更新になる日があるかもしれませんが読んでいただければ嬉しいです。
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