『スキル0の俺が“女神の代行者”に指名されて、気づけば世界最強ハーレムでした』

春夜夢

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第17話『王国騎士団の動乱と、ハーレム試練祭!?』

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「……は? “試練祭”? 聞いてないんだけど!?」

王都に戻ったリクの前に立ちはだかったのは、
見慣れた鎧に身を包んだ王国騎士団長――セリナの兄、グレイ・グランベールだった。

「王国議会と教会、そして各貴族家からの要請だ。
 “女神の代行者”たる貴様が、真にふさわしい人物か、最終試練を通して見極める」

「いや、もう何度も試練クリアしてきたじゃん!」

「今回は――“私的な側面”が問われる」

グレイはごほんと咳払いすると、真顔で告げた。

「“代行者ハーレム構成員7名による、婚姻適正テスト”を行う」

「だからそういう制度どこで生まれてんだよ!!!」


---

騎士団と王宮主催による『代行者試練祭』とは――
7人の契約ヒロインが、3日間の“共同行動”でリクとの相性を判定され、
最終日に“選ばれし者”へ形式的な“婚姻証明”が与えられる、というとんでも制度だった。

「なにそれ……つまり、選ばれなかったら“敗者”ってこと……?」(ノア)

「この世で最も愚かな制度が爆誕しましたわね……」(エリザベート)

「やるしかねぇ。……私が、リクのNo.1になるために」(アリア)

「リク様の“妻力”、全部試させていただきますっ」(ミシェル)


---

初日は『料理力対決』だった。

「ノアの風味焼きですっ! 森の精霊からレシピを教わりました~」

「私は魔王家直伝、“黒炎の肉煮込み”だ」(アリア)

「衛生管理と栄養価を考慮した“温泉野菜蒸し”を用意しました」(アイリス)

「まぁまぁ、みなさんご一緒に。“王都式五段重”でございます」(エリザベート)

「わ、私は……おにぎり、ですけど……っ」(セリナ)

「リク様には“祝福の聖杯スープ”を」(ミシェル)

「……胃が6つ欲しい」


---

2日目は『おもてなし対決』だった。

リクの世話を焼きまくるヒロインズによって、
風呂・着替え・マッサージ・読み聞かせ・膝枕・耳かき・膝枕(2回目)など、
彼の理性は何度も吹っ飛びかけた。

「こらノア、太ももを押し付けるな!」

「アリア、そのタオルの巻き方は戦闘用か!?」

「セリナ、口移しで水飲ませるなああああ!」

「“精神的負荷検査”という名目で接近しました」(アイリス)

「婚姻にあたり、“夜の同居試験”は必須かと」(エリザベート)

「リク様、今宵は“教会式初夜練習”を……」(ミシェル)

「神様ぁぁぁ! やっぱお前のせいだろこれ!」

リュミエールは湯上がりガウン姿で窓の外を見ながら、
ただ静かに微笑んでいた。


---

そして、3日目。
ついに“最終選考”の儀式が始まろうとしていた。

「リク・アークライト。“誰を選ぶか”、それがこの試練の結末だ」

グレイが告げる。

だが、リクは一歩前に出て、力強く言った。

「選ばない。俺は、“誰も切り捨てない”」

沈黙が走る中――リクは振り返り、7人の少女たちを順に見つめた。

「お前たちは、誰かに勝つためにいるんじゃない。
 俺にとっては、“全員が、ひとりひとり大切な存在”だ」

「だから俺は、“俺らしく”この道を選ぶ。
 ――全員で、一緒に未来を作る。それじゃ、ダメか?」

会場が静まり返る。

やがて。

「……やれやれ、これだから惚れるのよね」(エリザベート)
「バカ。でも、かっこいいわ」(アリア)
「リクさま~~~っ!」(ノア)
「……うん。ありがとう」(セリナ)
「……理想的です」(アイリス)
「神託も、祝福も、全部超えましたね」(ミシェル)

そして、リュミエールがそっと笑った。

「この男を選んで、正解だったわ」


---

◆次回予告
第18話『新たな召喚士と、“第八の花嫁”候補!?』
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