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舞台の暗転からの終幕
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あの大馬鹿者へ灸を与えるだけでなく、久方ぶりに乃公の依り代の性能の状況を確認は大きな成果だった。
移動や転移という、時間がかかる非効率さを無くすための時点着地。
絶対的暴力に頼らずに、全てを支配下に置き、敵対者を強制的に恐怖に陥れる。
何ひとつ衰えていない。
長期に渡り放置すれば性能は下がる。それを危惧していたが、杞憂だったことに安堵する。
贅沢を申せば、もう少しあの大馬鹿者が拵えた道具に粘ってもらいたかった。
さすれば、乃公が拵えた他の能力の確認が可能であった。
高望みだ。
あの茶番で、あの無意味な幕引き。それを考慮すれば、ふたつも確認できただけで僥倖。
さて。
乃公も本題に取り掛からなければならない。
降臨を妨害させる術式を持たせた分身体。
対象以外に認知阻害を引き起こさせる術式を施した帽子。
愚かにも反抗するための手は、あの大馬鹿者が潰した。
周期により強制的に、乃公の依り代へこの意識を下ろし、白紙化を実行する。
乃公の依り代は経験済み。今度こそうまく大陸維持に特化した再生を行う。
そうでなければならない。
優先すべきは維持のみ。それを怠れば崩壊しかない。
それだけはあってはならない。それ以上に優先すべき事柄など存在しない。
故に、まだ隠しているであろう策を全て潰すために、このような茶番を設けてみた。必ずあると睨んでいたが、杞憂に終わった。
この茶番で白紙化が果たせればそれでも良かった。だが、果たせないとわかっていた。
予定通りに乃公の依り代に降りて、乃公自ら行う。
その前に、これをどうするか。
乃公の力を道具に貸してもらえれば成功させる。そう大口を叩いて置きながら、見事な失敗を披露した。それだけに留まず、非効率な方法で時間だけを無駄に食らいつくした。
断言しよう。
期待など全くしていなかった。
性能確認という大収穫を差し引いても、この結果はあまりにも大愚である。
それは偶然だった。
他者の血を飲んだだけではこうはならなかった。
分裂体と呼ばれるそれらは、何か特殊な力でも宿っていたのだろう。
劣化していたとはいえ、乃公が作りし魔神と、乃公の依り代が拵えた『聖女』と名称した特殊な道具。それらを複製させた存在。
乃公が過去に儀式のために拵え、現在では大陸維持の補助装置として機能している進化体の特性を材料にしていた。
あの特性は、進化体という必要不可欠な存在を捉えさせないためだ。非凡な存在を複製できるように設定していない。
国王と呼ばれる老いた道具にも、何かしらの力でも宿っていたのか。
理由は定かではない。
断言できるのは、引き起こされた現象から、考察を重ねても些事でしかないことのみ。
現象。
『聖剣の苗床』と称され、あの大馬鹿者に機構として自我を取り上げられていた、あの大馬鹿者が振るっていた武器であり、天井への追放を持ち掛けてきた存在の覚醒。
邪魔でしかない。
それが乃公の意見だった。
乃公の依り代に、力を貸し出した道具が陥った『悪食』の対処を任せる予定でいた。
あの大馬鹿者に灸を添える計画がある。
あの大馬鹿者がこの道具に降りれば、必ず乃公の依り代と激闘する。ある程度の疲労したところで、手中に収めた『聖剣の苗床』を操り、あの大馬鹿者の意識を残させたまま白紙化を行わせる。
己の依り代が、自らの牢になる。その牢の中から白紙化を行わせて、その光景を見せつける。
これぐらいの灸を添えなければ、あの大馬鹿者には響かない。そう判断した。
認知阻害の魔法はこの1手のためだった。乃公が生存して暗躍していると気づかれると、後に面倒になるからだ。
その計画のためには、ここで道具が壊されるのだけは避けなくてはならなかった。
ついでだ。これも処分してもらうか。
覚醒したそれを、目立つように配置した。
奇妙な気配だと違和感を抱き、乃公の依り代は調べて処分するであろう。
それに気づいた冬の聖剣が、乃公が行おうとしている計画への協力を申し込んだ。
自分は役に立ちます。と。
あの大馬鹿者を追放した件で手を組んだ仲だ。
計画のほとんどを、依り代に納まった乃公が組んだこともあり、期待はしていない。
だが、このまま放置あるいは拒否しても、喧しいだけだ。
貴様ならどうする。
試しにそう質問した。
役に立たない案ばかりを進言するか。良案浮かばずに沈黙するか。
どちらかだ。そう確信していた。
役に立てていない。そう告げて協力を破棄するのみ。
だが、形だけはまともな案をすぐに進言してきた。
白い神を利用するのではなく、勇者の復讐心を逆手にとって、貴方様の計画を行わせる。
あの勇者の精神は雑魚だが、自分が補佐に入れば完遂させることができる。自分より貴方様が語られれば。確実にあの馬鹿は頷く。などと、あの大馬鹿者を彷彿させる言葉を並べていたが、そこは不要。
断言しよう。
確実に成功しない。
だが、あの大馬鹿者同様に、これにも灸を据えなくてはならない。
大陸の維持を揺るがすこの状況を引き起こした存在。それが冬の聖剣だ。
乃公の依り代の手で、この道具諸共罰を受けさせるのも良い。
あの大馬鹿者が作り出した道具たちの言葉で、死を以って詫びろ、死んで償え。そんな言葉ある。
個自身に全であり1しかないそれを捨てさせる、あるいは奪うことで罰とする方法がある。
道具の方はそれでいいだろう。
聖剣はそうはいかない。
再び北の魔神が復活した時に、聖剣がなければ儀式に支障を与える。
だが、今の聖剣をそのままにするのは大陸のためにならない。
勇者の命とそれに関わるものを吸い上げたこの聖剣は、再び同じ過ちをする。それほど傲慢と化していた。
さてはて。どうすべきか。
そう案を講じていると、乃公の目の前にいた冬の聖剣の意思は砕かれた。
移動や転移という、時間がかかる非効率さを無くすための時点着地。
絶対的暴力に頼らずに、全てを支配下に置き、敵対者を強制的に恐怖に陥れる。
何ひとつ衰えていない。
長期に渡り放置すれば性能は下がる。それを危惧していたが、杞憂だったことに安堵する。
贅沢を申せば、もう少しあの大馬鹿者が拵えた道具に粘ってもらいたかった。
さすれば、乃公が拵えた他の能力の確認が可能であった。
高望みだ。
あの茶番で、あの無意味な幕引き。それを考慮すれば、ふたつも確認できただけで僥倖。
さて。
乃公も本題に取り掛からなければならない。
降臨を妨害させる術式を持たせた分身体。
対象以外に認知阻害を引き起こさせる術式を施した帽子。
愚かにも反抗するための手は、あの大馬鹿者が潰した。
周期により強制的に、乃公の依り代へこの意識を下ろし、白紙化を実行する。
乃公の依り代は経験済み。今度こそうまく大陸維持に特化した再生を行う。
そうでなければならない。
優先すべきは維持のみ。それを怠れば崩壊しかない。
それだけはあってはならない。それ以上に優先すべき事柄など存在しない。
故に、まだ隠しているであろう策を全て潰すために、このような茶番を設けてみた。必ずあると睨んでいたが、杞憂に終わった。
この茶番で白紙化が果たせればそれでも良かった。だが、果たせないとわかっていた。
予定通りに乃公の依り代に降りて、乃公自ら行う。
その前に、これをどうするか。
乃公の力を道具に貸してもらえれば成功させる。そう大口を叩いて置きながら、見事な失敗を披露した。それだけに留まず、非効率な方法で時間だけを無駄に食らいつくした。
断言しよう。
期待など全くしていなかった。
性能確認という大収穫を差し引いても、この結果はあまりにも大愚である。
それは偶然だった。
他者の血を飲んだだけではこうはならなかった。
分裂体と呼ばれるそれらは、何か特殊な力でも宿っていたのだろう。
劣化していたとはいえ、乃公が作りし魔神と、乃公の依り代が拵えた『聖女』と名称した特殊な道具。それらを複製させた存在。
乃公が過去に儀式のために拵え、現在では大陸維持の補助装置として機能している進化体の特性を材料にしていた。
あの特性は、進化体という必要不可欠な存在を捉えさせないためだ。非凡な存在を複製できるように設定していない。
国王と呼ばれる老いた道具にも、何かしらの力でも宿っていたのか。
理由は定かではない。
断言できるのは、引き起こされた現象から、考察を重ねても些事でしかないことのみ。
現象。
『聖剣の苗床』と称され、あの大馬鹿者に機構として自我を取り上げられていた、あの大馬鹿者が振るっていた武器であり、天井への追放を持ち掛けてきた存在の覚醒。
邪魔でしかない。
それが乃公の意見だった。
乃公の依り代に、力を貸し出した道具が陥った『悪食』の対処を任せる予定でいた。
あの大馬鹿者に灸を添える計画がある。
あの大馬鹿者がこの道具に降りれば、必ず乃公の依り代と激闘する。ある程度の疲労したところで、手中に収めた『聖剣の苗床』を操り、あの大馬鹿者の意識を残させたまま白紙化を行わせる。
己の依り代が、自らの牢になる。その牢の中から白紙化を行わせて、その光景を見せつける。
これぐらいの灸を添えなければ、あの大馬鹿者には響かない。そう判断した。
認知阻害の魔法はこの1手のためだった。乃公が生存して暗躍していると気づかれると、後に面倒になるからだ。
その計画のためには、ここで道具が壊されるのだけは避けなくてはならなかった。
ついでだ。これも処分してもらうか。
覚醒したそれを、目立つように配置した。
奇妙な気配だと違和感を抱き、乃公の依り代は調べて処分するであろう。
それに気づいた冬の聖剣が、乃公が行おうとしている計画への協力を申し込んだ。
自分は役に立ちます。と。
あの大馬鹿者を追放した件で手を組んだ仲だ。
計画のほとんどを、依り代に納まった乃公が組んだこともあり、期待はしていない。
だが、このまま放置あるいは拒否しても、喧しいだけだ。
貴様ならどうする。
試しにそう質問した。
役に立たない案ばかりを進言するか。良案浮かばずに沈黙するか。
どちらかだ。そう確信していた。
役に立てていない。そう告げて協力を破棄するのみ。
だが、形だけはまともな案をすぐに進言してきた。
白い神を利用するのではなく、勇者の復讐心を逆手にとって、貴方様の計画を行わせる。
あの勇者の精神は雑魚だが、自分が補佐に入れば完遂させることができる。自分より貴方様が語られれば。確実にあの馬鹿は頷く。などと、あの大馬鹿者を彷彿させる言葉を並べていたが、そこは不要。
断言しよう。
確実に成功しない。
だが、あの大馬鹿者同様に、これにも灸を据えなくてはならない。
大陸の維持を揺るがすこの状況を引き起こした存在。それが冬の聖剣だ。
乃公の依り代の手で、この道具諸共罰を受けさせるのも良い。
あの大馬鹿者が作り出した道具たちの言葉で、死を以って詫びろ、死んで償え。そんな言葉ある。
個自身に全であり1しかないそれを捨てさせる、あるいは奪うことで罰とする方法がある。
道具の方はそれでいいだろう。
聖剣はそうはいかない。
再び北の魔神が復活した時に、聖剣がなければ儀式に支障を与える。
だが、今の聖剣をそのままにするのは大陸のためにならない。
勇者の命とそれに関わるものを吸い上げたこの聖剣は、再び同じ過ちをする。それほど傲慢と化していた。
さてはて。どうすべきか。
そう案を講じていると、乃公の目の前にいた冬の聖剣の意思は砕かれた。
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