70 / 329
65
しおりを挟む
アメリア嬢の側でしばらく座っていたが、涙を拭ってあげたくて後ろ足で立ち上がり前足で拭おうとする。
お、なんとかギリギリいけそうだぞ!
ぷに。
ぷにぷに!
「?」
アメリア嬢はきょとんとしていたが私に気付くと優しく笑った。
「あら、ふわもこちゃん慰めてくれるの?」
「にゃあ(泣いても私がこのプリチーな肉球で拭ってやるぞ)!」
ふふん!
なんかもうむしろ涙を拭うというよりはリフトアップのマッサージのようになっているのは敢えて気付かぬふりをしておこう。
ぷにぷにぷにぷに!
「ふふっくすぐったい!」
途中から理由を忘れて無心でぷにぷに!これ楽しーい!
尻尾はピンと立っている。さぞかし目はキラキラしていることだろう。
アメリア嬢は優しくそんな私を撫でてくれる。
「これきっと顔は肉球の跡だらけね、ふふっ!」
もちろん!肉球まみれだぜ!にやり!
アメリア嬢は楽しそうに笑っていた。そこには涙はなくなっていた。
だから、気付かなかった。この日の夜、アメリア嬢が思いの外追い詰められていてあんなとをするなんて…。
お、なんとかギリギリいけそうだぞ!
ぷに。
ぷにぷに!
「?」
アメリア嬢はきょとんとしていたが私に気付くと優しく笑った。
「あら、ふわもこちゃん慰めてくれるの?」
「にゃあ(泣いても私がこのプリチーな肉球で拭ってやるぞ)!」
ふふん!
なんかもうむしろ涙を拭うというよりはリフトアップのマッサージのようになっているのは敢えて気付かぬふりをしておこう。
ぷにぷにぷにぷに!
「ふふっくすぐったい!」
途中から理由を忘れて無心でぷにぷに!これ楽しーい!
尻尾はピンと立っている。さぞかし目はキラキラしていることだろう。
アメリア嬢は優しくそんな私を撫でてくれる。
「これきっと顔は肉球の跡だらけね、ふふっ!」
もちろん!肉球まみれだぜ!にやり!
アメリア嬢は楽しそうに笑っていた。そこには涙はなくなっていた。
だから、気付かなかった。この日の夜、アメリア嬢が思いの外追い詰められていてあんなとをするなんて…。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,754
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる