召喚先は腕の中〜異世界の花嫁〜

クリム

文字の大きさ
26 / 27
三章 命の在処

25 僕と重ねた手

しおりを挟む
 ジーンは優しく腰を揺らし続ける嬉しそうに僕の髪を撫でる。

「もう……どうしたらいいか分からないくらい可愛いのだからたまらないね」

 深く突き上げることはしないでジーンはゆらゆらと孔を部分を刺激するように揺らして、ジーンの手で顎を軽く掴まれてキスをされる。はあっ……と息を吸い込むと舌が入ってきて絡むようなキスをされて唾液が糸を引いた。

「ジーン……おかし……ひゃ、あ、あ」

 激しい動きではないのに気持ちよさの波が寄せてきて、唇を震わせてジーンの舌を噛みそうになる。

「感じているんだね。ほら……」

 ジーンの手がプツンと下着の紐をちぎる。どろどろの精液を絡めた性器が空気に触れ、やっとジーンが濡れた性器に手を絡めてくれた。

「はっ、ああ……」

 軽く扱かれてもう出てしまいそうなくらい敏感になっていて、中を揺さぶられるのもキスも何もかも気持ちよすぎて頭がおかしくなる。乳首も尖ったままで、ジーンの身体に触れてびりびりと気持ちよさが走る。

「アキラの中……気持ちいいね。でも、少し限界かな。アキラ、少し早くするからね」

 は……っと息を吐いて、ジーンが僕の脇に手を差し込むと腰を浮かして下から感じるところを一気に貫いてきた。

「ん~~っ!」

 僕の腰を掴みジーンが矢継ぎ早に腰を突き上げ、中を硬い性器で突き刺され引かれて、僕は耐えきれず悶える。激しく嬲るような強さに逃げようと腰を浮かすけど、ジーンは腰を掴んで逃がさないようにしてぐぐっと腰を押し込んだ。

「ひっ……かはっ……っ!ん、んんーーっ!」

 目の前がチカチカして息が止まって奥の奥が開いたのが分かった。全身が気持ちよさに震えて全身に力が入り、気が付いたら精液がとろとろと溢れ出し、孔がジーンの性器をぎゅううっと締め付け続けていて、

「うっ……」

ジーンの声がして僕の奥中で熱さが広がっていく。甘くびくびくと何度も感じてからゆっくりと熱さが引いていき、力が抜けるともう座っていられなくて、崩れそうな身体をジーンが抱き止めてくれた。

 僕は水から引き上げられた魚みたいにはあはあと口を開けて息をしていて、ジーンは大きく息を吐くと、精液と汗で濡れたビスチェを脱がせてくれ、ティーバックの下着の反対側も切ると脱がせてくれる。

 ジーンは僕を横たえて性器周りの精液を舌で掬い取ると舐めていて、ガーターベルトとストッキングはそのままにして上からじっと眺めていた。

「ジーン……?」

「すごく色っぽいよ」

 それからガーターベルトを外してストッキングを唇を使って引き下げて抜かれる。内股にキスをいっぱいされて僕は孔が熱を持つのを感じた。

「アキラ、欲しいのかな」

「……欲しい……です」

 わざと感じるように脱がせていたジーンは勃ち上がった僕の性器を指で弾いて、横抱きにジーンの性器を挿れてくる。ぐいぐい奥へ性器は埋め込まれ、開いた身体はジーンの全てを受け止めて絡みついた。

「ああ……」

 ジーンがそのまま僕をうつ伏せに寝かせて激しく腰を突いてくる。背後から繋がっているからか、浅い部分を擦られさらに深い部分も暴かれる。

「あ……っ、ううっ……はああっ……」

 ぐちゅぐちゅと響く音が恥ずかしくて僕は身悶え中を擦られすぎて熱くて熱くて、中でジーンの切っ先に掻き回されるとお腹の中が切なくて中から何かが溢れそうになる。

「ジーン、ジーン、もうっ、やらっ、う……っ!」

 小刻みに感じるところを擦られて僕は、枕に額をつけながら涙と鼻水を出した。ジーンの動きが早くなり根元まで受け入れると重く苦しい気持ちよさがやってくる。

「んっ……ああっ……らめっ……出ちゃ……」

 ずんっ……と深く響く奥の奥に性器の先が入り込みぐにぐにと掻き回され、僕の性器からぷしぷしっと液体が飛び出してシーツを濡らす。

「~~~~っ!」

 声も出なかった。息が止まり目の前が真っ白になって星がチカチカする。全身に強烈な気持ちよさが広がり一気に下腹に溜まるとふいに意識が上がってきて、ジーンの性器から精液が出されたのを感じた。

 暴かれ押し込まれた奥の奥はもうお臍の上を越えていて、身体の中心が熱くて性器を締め続けている。ジーンの性器を離したくない身体からジーンがやや強引に引き抜きぐぽ……と振動が奥底で響き腰が抜けそうなくらい気持ち良くって、

「ひっ、ぐ……ぅ……っ!」

とくぐもった声を上げた。僕の身体の中も顔もぐちゃぐちゃになっていて、ジーンは何度か荒い息を吐いて僕を仰向けにすると、気持ちよさにずっと硬直してびくっびくっと震える僕の顔を拭い、抱き上げ膝の上に抱きよせて小さくキスを繰り返した。

「快楽に耐えられずに痙攣しているだけだからね」

 ジーンの言葉に頷けなくて突っ張りその痙攣が治るのを待っていると次第に強ばりはとれて、身体の力が抜けてくる。

「ジーン……手加減……してください……」

 ジーンは苦笑しながら僕の頭にキスをした。

「本当にだ、ごめんね。発情期以上にがっついてしまったよ。妊娠しているアキラが色っぽすぎるからかな、ーーほら」

 ジーンが僕の手をお臍の下あたりに置いてその手にジーンの手を重ねる。すると下腹が金色に光った。

「精液はマナを大量に含むからね。赤ちゃんも喜んでいるんだよ。ええと、パパトママ?」

 パパとママ……僕の記憶から知った知識なんだけど、ジーンが口にすると少し面白い。

「僕、母親をママって呼んだこと多分ないです。照れちゃいますけど『お母さん』がいいです」

「では私は『お父さん』かな。国から産後三ヶ月で戻ってくるように言付けられた。それからラメタル王国にいる間、アキラには書きを覚えてくるようにって。国王付き文官に勝手に採用していたよ。人手が足りなくてベビールームも政務室に用意するらしいよ」

 苦笑しながらジーンが話していたけれど、多分ジーンが用意させたんだと思う。僕は王城に居場所が出来たみたいですごく嬉しくてジーンに抱きついた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

Switch!〜僕とイケメンな地獄の裁判官様の溺愛異世界冒険記〜

天咲 琴葉
BL
幼い頃から精霊や神々の姿が見えていた悠理。 彼は美しい神社で、家族や仲間達に愛され、幸せに暮らしていた。 しかし、ある日、『燃える様な真紅の瞳』をした男と出逢ったことで、彼の運命は大きく変化していく。 幾重にも襲い掛かる運命の荒波の果て、悠理は一度解けてしまった絆を結び直せるのか――。 運命に翻弄されても尚、出逢い続ける――宿命と絆の和風ファンタジー。

2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。

ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。 異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。 二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。 しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。 再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。

【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。

カヨワイさつき
BL
小学生の頃両親が蒸発、その後親戚中をたらいまわしにされ住むところも失った田辺輝(たなべ てる)は毎日切り詰めた生活をしていた。複数のバイトしていたある日、コスプレ?した男と出会った。 異世界ファンタジー、そしてちょっぴりすれ違いの恋愛。 ドワーフ族に助けられ家族として過ごす"テル"。本当の両親は……。 そして、コスプレと思っていた男性は……。

側妻になった男の僕。

selen
BL
国王と平民による禁断の主従らぶ。。を書くつもりです(⌒▽⌒)よかったらみてね☆☆

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。 しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです… 本当の花嫁じゃないとばれたら大変! だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。

星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。 前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。 だが図書室の記録が冤罪を覆す。 そしてレイは知る。 聖女ディーンの本当の名はアキラ。 同じ日本から来た存在だった。 帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。 秘密を共有した二人は、友達になる。 人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。

『偽物の番』だと捨てられた不憫な第三王子、隣国の冷徹皇帝に拾われて真実の愛を教え込まれる

レイ
BL
「出来損ない」と捨てられた場所は、私の居場所ではありませんでした。 ラングリス王国の第三王子・フィオーレは、王族の証である『聖種の紋様』が現れなかったことで「偽物の番」と罵られ、雪降る国境へと追放される。 死を覚悟した彼の前に現れたのは、隣国アイゼン帝国の「冷徹皇帝」ヴォルフラムだった。

処理中です...