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第2章 4 金の亡者の本懐
家族
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ジツハフと初めて出会った日、私は飢え死にしそうなほど腹を空かせていた。
心臓の鼓動がだんだんと遅くなっているのを感じる。
動く気力もわかず、名前すらわからない街の薄汚い路地裏で膝を抱えて座っていた。
生きてきてよかったことなんてひとつもなかった。
死にたいじゃなくて、死んでもいいや。
生きたいと思う気持ちが、生きていたって仕方がないという気持ちを上回らない。
だから、ここで私は死んでもいい。
後ちょっと。
もう少しだけ強く瞼を閉じれば、すぐに意識を失って生きることをやめられる。
それこそが真の希望だ。
死んだ方が、楽になれるかもしれない。
少なくとも空腹に蝕まれるなんて、惨めな思いはしなくていい。
そう思ったときだった。
「……え」
弱々しい力で肩をぽんぽんとたたかれた。
顔を上げると、子どもが浮かべるものとは思えない、なにもかもに絶望した顔をした男の子が立っていた。
「誰?」
頬は痩せこけて、私と同じように今この瞬間に命が尽きたっておかしくないくらいの姿。
「……これ、私に?」
そんなやせ細ったみすぼらしい男の子が、小さなパンを私に差し出していた。
笑うでもなく、「食べて」というわけでもなく、無表情で私にパンを差し出していた。
「あなた、なにやってるの? これはあなたの食べ物でしょ?」
そう言うと、彼は小さく首を振る。
他人に分ける余裕なんかないくせに。
あなたの方がお腹を空かせているくせに。
「私は、いらないから」
「だめ。お姉ちゃんの方が死にそうだから、あげる」
「あげるって……」
「だからね、これで、僕の家族になって」
そう言った後、小さな男の子の目から涙が零れ落ちた。
「か……ぞ、く」
男の子の透明な涙を目で追いながらそう呟く。
私の中でなにかが沸き起こった。
体が急激に熱くなる。
心臓がどくどくと鼓動を刻みはじめる。
「私が……家族っ!」
私はぎゅっとその男の子を抱きしめていた。
私にはその男の子が輝いて見えた。
尊い希望に思えた。
彼がどんな境遇を生きていたかは知らない。
でも、家族を求めて泣いている幼子を、助けを求めている幼子を、貴重な食料を分けてまで家族を欲している幼子を、放ってはおけなかった。
「お姉ちゃん。僕の家族に、なってくれるの?」
彼は私をぎゅっと抱きしめ返してくれた。
その小さくやせ細った体で、力強く。
「うん。なる。ありがとう。ありがとう」
私は彼に感謝していた。
ああ、そうか。
私はずっと家族がほしかったのだ。
「あなた、名前は……?」
「わからない。お姉ちゃんは?」
私も、わからないの。
そう言おうとしたけど、私はどうしようもなく、目の前の小さな男の子を笑わせたいと思った。
彼には、家族には笑っていてほしかったから。
笑顔でいてほしかったから。
だから私は、彼の目を見て、満面の笑みで告げた。
「私の名前は、イツモフ・ザケテイルって言うの。おかしいでしょ?」
「イツモ…………うん。変な名前」
彼は私の名前で笑ってくれた。
胸の奥底から高揚感と温かさが広がっていく。
これが幸せなんだ、とその時はじめて知った。
「でしょ? でも、私の弟なんだから、あなたの名前はジツハフ・ザケテイルなの。どう?」
「ははは。僕も変な名前だ」
ジツハフは本当に幸せそうに笑ってくれた。
「私たちは、世界一変な名前の姉弟なんだよ」
「世界一、世界一は嬉しい!」
ジツハフと私は、薄汚い路地裏で、いつまでも笑っていた。
それは人生で一番楽しい瞬間で、生きてきてよかったと心から思えた瞬間だった。
「そうだ。私はあのときに、あの笑顔を守ろうと」
ジツハフの笑顔を見て、この子を、家族を、愛する弟を、絶対に守ろうって決めたんだ。
なのに今の私はどうだ。
私はずっと生かされていた。
ジツハフがいたから生きてこられた。
守られていたのは私の方だ。
最愛の弟がいなければ、私はもう生きることを諦めて死んでいた。
『さっさと金の隠し場所をはけよ』
『言うもんか! お姉ちゃんが一番大切にしてるものだ! 絶対に言わない!』
そんな私の命の恩人が、大切な家族が、幸せのすべてが傷つけられている。
なのに私は震えているだけなんて。
そんなの許されない。
人間じゃない!
お姉ちゃんじゃない!
『しょうがねぇ。おいクソガキ、覚悟しろよ。早いとこ言えばこんなことにはならなかったのによぉ』
『離せ! やめろ! 離せ!』
『黙れクソガキ! 拷問って知ってるか? 言ったほうが楽になるぞ』
『絶対言うもんか! お姉ちゃんの大事なものは絶対にお前らなんかにやるもんか!』
水晶の中から聞こえてくるジツハフの声が、私の勇気を駆り立てる。
「違うよジツハフ。私が一番大事にしてるのはお金じゃない。ジツハフを守りたいからお金をためてたんだ。そのお金を守るためにジツハフが攫われたら意味ないんだよ」
こんなことなら言っておくんだった。
あなたの身を一番に守りなさいと。
こんなお姉ちゃんでごめんなさい。
あなたを拾ったのが他の人だったら、もっと強い人だったら、こんなことにはならなかったのに。
「……違う。そうじゃないだろ」
ジツハフのために、私が、強くなるんだ!
これまでの人生がみすぼらしくても。
情けなくても。
家族のために、弟のために、幸せのために、私にはやらなきゃいけないことがある。
「うごけぇうごけぇうごけぇ!」
震えている足をたたきまくる。
「うごけぇうごけぇうごけぇぇぇ!」
壁にもたれながら立ち上がる。
「いいからうごけぇよぉぉおおおおおおおお」
だって、待っているから。
ジツハフが、私を、お姉ちゃんが守ってくれるのを、待っているのだから。
「私はお姉ちゃんなんだぁぁああああ!」
家族を助けにいかない者に、家族を名乗る資格はない。
もう独りきりにはなりたくないから。
私は走り出していた。
心臓の鼓動がだんだんと遅くなっているのを感じる。
動く気力もわかず、名前すらわからない街の薄汚い路地裏で膝を抱えて座っていた。
生きてきてよかったことなんてひとつもなかった。
死にたいじゃなくて、死んでもいいや。
生きたいと思う気持ちが、生きていたって仕方がないという気持ちを上回らない。
だから、ここで私は死んでもいい。
後ちょっと。
もう少しだけ強く瞼を閉じれば、すぐに意識を失って生きることをやめられる。
それこそが真の希望だ。
死んだ方が、楽になれるかもしれない。
少なくとも空腹に蝕まれるなんて、惨めな思いはしなくていい。
そう思ったときだった。
「……え」
弱々しい力で肩をぽんぽんとたたかれた。
顔を上げると、子どもが浮かべるものとは思えない、なにもかもに絶望した顔をした男の子が立っていた。
「誰?」
頬は痩せこけて、私と同じように今この瞬間に命が尽きたっておかしくないくらいの姿。
「……これ、私に?」
そんなやせ細ったみすぼらしい男の子が、小さなパンを私に差し出していた。
笑うでもなく、「食べて」というわけでもなく、無表情で私にパンを差し出していた。
「あなた、なにやってるの? これはあなたの食べ物でしょ?」
そう言うと、彼は小さく首を振る。
他人に分ける余裕なんかないくせに。
あなたの方がお腹を空かせているくせに。
「私は、いらないから」
「だめ。お姉ちゃんの方が死にそうだから、あげる」
「あげるって……」
「だからね、これで、僕の家族になって」
そう言った後、小さな男の子の目から涙が零れ落ちた。
「か……ぞ、く」
男の子の透明な涙を目で追いながらそう呟く。
私の中でなにかが沸き起こった。
体が急激に熱くなる。
心臓がどくどくと鼓動を刻みはじめる。
「私が……家族っ!」
私はぎゅっとその男の子を抱きしめていた。
私にはその男の子が輝いて見えた。
尊い希望に思えた。
彼がどんな境遇を生きていたかは知らない。
でも、家族を求めて泣いている幼子を、助けを求めている幼子を、貴重な食料を分けてまで家族を欲している幼子を、放ってはおけなかった。
「お姉ちゃん。僕の家族に、なってくれるの?」
彼は私をぎゅっと抱きしめ返してくれた。
その小さくやせ細った体で、力強く。
「うん。なる。ありがとう。ありがとう」
私は彼に感謝していた。
ああ、そうか。
私はずっと家族がほしかったのだ。
「あなた、名前は……?」
「わからない。お姉ちゃんは?」
私も、わからないの。
そう言おうとしたけど、私はどうしようもなく、目の前の小さな男の子を笑わせたいと思った。
彼には、家族には笑っていてほしかったから。
笑顔でいてほしかったから。
だから私は、彼の目を見て、満面の笑みで告げた。
「私の名前は、イツモフ・ザケテイルって言うの。おかしいでしょ?」
「イツモ…………うん。変な名前」
彼は私の名前で笑ってくれた。
胸の奥底から高揚感と温かさが広がっていく。
これが幸せなんだ、とその時はじめて知った。
「でしょ? でも、私の弟なんだから、あなたの名前はジツハフ・ザケテイルなの。どう?」
「ははは。僕も変な名前だ」
ジツハフは本当に幸せそうに笑ってくれた。
「私たちは、世界一変な名前の姉弟なんだよ」
「世界一、世界一は嬉しい!」
ジツハフと私は、薄汚い路地裏で、いつまでも笑っていた。
それは人生で一番楽しい瞬間で、生きてきてよかったと心から思えた瞬間だった。
「そうだ。私はあのときに、あの笑顔を守ろうと」
ジツハフの笑顔を見て、この子を、家族を、愛する弟を、絶対に守ろうって決めたんだ。
なのに今の私はどうだ。
私はずっと生かされていた。
ジツハフがいたから生きてこられた。
守られていたのは私の方だ。
最愛の弟がいなければ、私はもう生きることを諦めて死んでいた。
『さっさと金の隠し場所をはけよ』
『言うもんか! お姉ちゃんが一番大切にしてるものだ! 絶対に言わない!』
そんな私の命の恩人が、大切な家族が、幸せのすべてが傷つけられている。
なのに私は震えているだけなんて。
そんなの許されない。
人間じゃない!
お姉ちゃんじゃない!
『しょうがねぇ。おいクソガキ、覚悟しろよ。早いとこ言えばこんなことにはならなかったのによぉ』
『離せ! やめろ! 離せ!』
『黙れクソガキ! 拷問って知ってるか? 言ったほうが楽になるぞ』
『絶対言うもんか! お姉ちゃんの大事なものは絶対にお前らなんかにやるもんか!』
水晶の中から聞こえてくるジツハフの声が、私の勇気を駆り立てる。
「違うよジツハフ。私が一番大事にしてるのはお金じゃない。ジツハフを守りたいからお金をためてたんだ。そのお金を守るためにジツハフが攫われたら意味ないんだよ」
こんなことなら言っておくんだった。
あなたの身を一番に守りなさいと。
こんなお姉ちゃんでごめんなさい。
あなたを拾ったのが他の人だったら、もっと強い人だったら、こんなことにはならなかったのに。
「……違う。そうじゃないだろ」
ジツハフのために、私が、強くなるんだ!
これまでの人生がみすぼらしくても。
情けなくても。
家族のために、弟のために、幸せのために、私にはやらなきゃいけないことがある。
「うごけぇうごけぇうごけぇ!」
震えている足をたたきまくる。
「うごけぇうごけぇうごけぇぇぇ!」
壁にもたれながら立ち上がる。
「いいからうごけぇよぉぉおおおおおおおお」
だって、待っているから。
ジツハフが、私を、お姉ちゃんが守ってくれるのを、待っているのだから。
「私はお姉ちゃんなんだぁぁああああ!」
家族を助けにいかない者に、家族を名乗る資格はない。
もう独りきりにはなりたくないから。
私は走り出していた。
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