俺と彼女のせいしをかけた戦い(ラブコメ) 〜美少女のご主人様が奴隷の俺を興奮させようとエッチなことばかりしてくるんだが〜

田中ケケ

文字の大きさ
49 / 68
俺と彼女の、せいしをかけた戦い

せいしをかけた戦い⑥

しおりを挟む
 俺はまず彼女のニットを脱がしていく。

 おっぱいがたゆんと揺れ、白いシャツの下にあるピンクのブラジャーが透けて見えるようになった。静電気のばちばちという音が興奮を高めていく。脱がし終えたニットは床の上に放り投げた。

 ああ、こうなってしまったのは、梨本さんがいつにもなく真剣な顔で、吉良坂さんの魅力を説明したからだ。

「つ、次は、タイツですね」
「え……」
「そのために着替えたんです。女の人を脱がすの、男の人は好きなんですよね?」

 さっき言ってたお楽しみってこのことか。

「ためらわなくて、いいですよ」

 俺の手をつかんだ吉良坂さんが、自分のスカートの中へ俺の手を誘導する。

「あ……」

 抵抗するまもなく、吉良坂さんのスカートの中に俺の腕が吸い込まれていった。スカートの裾が持ち上がって、その黒いタイツ越しに淡いピンク色がうっすらと現れる。

「こ、これ、結構恥ずかしいですね。まさぐられてる感覚です」

 そんなこと言うなよ俺の方がめちゃくちゃ恥ずかしいわ。

「どうしたんですか? はやく、脱がしてください」
「いいんだな?」
「私はえっちな女の子ですよ」

 こくりと頷いた吉良坂さんは「んんっ……」となまめかしい声を出した。俺の指先が吉良坂さんのくすぐったい部分にあたってしまったようだ。

「だったら……いくぞ」

 俺は肌触り抜群のタイツをつかんで、ゆっくりと下へおろしていく。これまでうっすらとした見えていなかった肌色とピンクがその存在感を増していく。腰を上げてくれたのですんなりと太ももまで脱がすことができた。

「これ、宮田下くんが選んでくれた、下着ですよ」

 ああ、これはさっきスッポンを食べたせいだ。

 その花柄を浮き立たせるため、下着のレースには濃い部分と薄い部分がある。そして、その薄い部分からパンツの中がうっすらと見えそうになっている。けど、どんなに頑張っても見えない。見えた気になるだけ。

 な、やっぱりいい感じだっただろ。

 この見えそうで見えない透け感が一番エロいんだ。

 ゆっくりゆっくりと、さらにタイツを下していく。脱がしやすいように吉良坂さんが腰を動かしたり、膝を立てたり、足を延ばしたりするおかげで、ピンクのパンツがいろんな形に変形していく。「あんっ、あっ」なんて声と合わさって本当に扇情的だった。

 脱がし終わったタイツも床の上へ。

 白シャツとピンクのパンツだけしか身にまとっていない吉良坂さんはものすごく綺麗だ。

「次は、シャツ、ですか?」

 その言葉を合図に、俺は吉良坂さんの両足の間に身体を押し込み、シャツの一番上のボタンに手をのばず。はずす。綺麗な鎖骨と、大きな胸の谷間が現れる。今度は一番下のボタンを。ほんと、かわいらしい小さなおへそだ。

 ああ、こんなことになっているのは、イランイランの香りのせいだ。

「上から順番に開けていくんじゃないんですね。あんっ……」

 上から二番目、ちょうど胸のふくらみあたりのボタンを開けようとしたら、指がこすれてしまったせいか吉良坂さんが嬌声を口から漏らした。

 ああ、こんなにも俺が暴走しているのは、草飼さんが知らぬ間にどこかへ行ってしまったせいだ。

 そこからはもう夢中でシャツのボタンをはずしていった。

 ピンクのブラジャーがあらわになる。

 こちらも下と同じく、中が見えそうで見えないちょうどいい透け感。

 いまから下着も脱がして全部見るんだから透け感なんてどうでもいいじゃん、とか言い出すのは野暮っていうものだ。

 それでは情緒がないだろ?

 この世で最も尊ぶべき存在であるエロの情緒が。

「本当に、いいんだよな?」
「ここまできたのに、やめちゃんですか?」

 ああ、本当に、吉良坂さんとなら……。

 俺は吉良坂さんのピンクのパンツに手をかける。

 全体的にめくれ上がって腰に巻きついたままのスカートはあえて脱がさない。

 これも無駄を楽しむという趣だ。

 そしてピンク色の下着をゆっくり、おろそうとして……吉良坂さんの秘密が見えそうになった、そのとき。

「……え? 宮田下、くん?」

 吉良坂さんの小さくてかわいいおへその周りに、透明な液体が一粒、落下した。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

処理中です...