漆黒の令嬢は光の皇子に囚われて

月乃ひかり

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初恋編

17話 敏感な身体*

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「あっ、はぁっ…」

 なんだか息苦しい。

 胸の先端の感覚が敏感になり、レースの薄布に擦れるたびに痛いほどになる。 
 お臍の下の腹部がぞわぞわと疼き、腿の付け根の部分がじわりと熱くなってきた。

 リゼルは、全身が熱を持ったように疼く感覚が広がると、しゃがみこんでいるのが苦しくなり、ふらふらとベッドに横たわった。
 サテンのベッドカバーの冷んやりとしたした感触が肌を伝うと、それだけで、ふるりと身悶えしてしまう。
 脚の付け根の熱い疼きがどんどん強くなってきて、脚をとじていられず、そっと開く。
 すると、たらたらと秘部から蜜が溢れてきて、お尻を伝ってベッドに滴っているのを感じた。

 私の身体に何が起こっているの?
 私は一体どうなってしまうの・・・?

「っふ……ぁ」

 とめどなく溢れ出づる疼きに小刻みに震え、身体を捩らせながら自分の声ではないような呻き声が漏れ出す。
 夢うつつのように頭はぼうっとするものの、肌の感覚だけが研ぎ澄まされ、全身を羽毛で撫でられているような感覚に、ぞわぞわと粟立ち始める。

「だ、れか・・・たすけ・・・」

 なぜか呂律も回らなくなり、うまく声を出すことがことができない。
 その時、カチリと扉の開く音がした。

「こちらでございますわ。今日届いたばかりのとびきりの極上品でしてよ」

 女主人と小太りの貴族らしい身なりの良い男が入ってきた。

「ご希望通りの純潔の乙女です。媚薬を使っていますので、とても感じやすくなっておりますわ」

 男に取り入るような甘い声で女主人が説明すると、まずはお着替えを、と男の上着と衣服を次々と脱がして、上半身を裸にした。
 女主人は、男の毛の生えた乳首を指で丸くなぞると、ぺろりと舐めた。

「さぁ、まずは、先にほぐしてさしあげますわ」

 男の緩んだ腹のベルトを手際よく外すと、ズボンがずり落ちた。
 その下のステテコを引き下げると、赤い腫れもののような肉棒がビヨンとだらしなく飛び出す。

 男の肉棒は短いソーセージにように丸く膨れていて、だらしなく締まりのない孔から滴る先走りに小さめの亀頭はすっかり濡れていた。

「うふふ、いけないお方。さぁ、この椅子におかけになって。美味しいデザートを見ながら、その高まりを鎮めて差し上げますわ」

 男からリゼルの身悶えする姿がよく見えるように、絶妙の位置に置かれた長椅子に座らせると、女主人はひざまづいて男の亀頭を咥えて舐め始めた。

「ううっ!いいぞ。これはいい余興だ。媚薬で身悶える娘を見ながら、しゃぶられるのはたまらん・・・!」

 男の肉棒を口で咥え、喉の奥まで挿れこみ慣れた様子で上下にしゃぶり始める。

 肉棒の裏筋も舌先で巧みに舐め上げた。

「うう、うまいぞ!」

 男は女主人の胸の谷間に手を差し入れ、豊満な胸を揉みしだきはじめた。

 リゼルは体の熱い疼きと苦しさに、ぼうっとしながらも、天井の鏡に映る自分たちの淫らな姿を見て、ようやく、この鏡がなぜ、天井にはめ込まれていたのかを理解した。
 頭では逃げなければと思うものの、身体は鉛のように重くなり、もはや自分で動かすことができなかった。

 じゅるじゅる……部屋には卑猥な口淫の水音と男のはぁはぁという息遣いが響く。

「ああっ…!出るぞ!」

 男が頭を仰け反らせて、ぶるぶると震えながら呻き声をあげた。

 女主人の喉奥にどろっとした白い液体を吐き出すと、それを迷わずごくりと飲み込む。
 亀頭に残る白い液体も残さずに丁寧に啜りあげた。

 部屋の中には、青臭い液汁の匂いがもわりと漂う。

「・・・さすが、女将だ。極上のフェラチオのテクニックだな。褒美をやろう」

 一息つくと男が女主人の胸の谷間に、財布から取り出した紙幣を挟む。

「旦那様、ありがとうございます。これでゆっくりと純潔の乙女を堪能できましてよ」

 女主人はハンカチで口の端を拭うと、にっこりと微笑んだ。はだけた胸を直すと、リゼルに向かって妖艶に微笑む。

「ほほ、薬の効きもちょうど良い具合のようね。あとは、あなたが喜ばせてあげるのよ」

 隠微なナイトドレスに身を包み、桜色に色づく唇から艶めいた吐息を吐くリゼルを一瞥すると、ニヤニヤとした笑みを浮かべて部屋を後にした。

「ふぅ~。あいつは、いつもながら気の利く女だ」

 男は、濡れた布で萎えた肉棒を拭った。
 鏡台に置かれた小瓶に入ったとろりとした透明の液体を手のひらに取ると、萎えた肉棒をまた高ぶらせようと、気持ち伸ばすようにしゅこしゅこと手で擦りながらベッドに近づいてくる。

 リゼルは男がゆっくりと近づくいてくるのが、まるで現実ではないような感覚に囚われた。
 熱に浮かされ悪い夢を見ているような気がするが、ただ汗が噴き出すじとりとした生々しい感覚に、頭の中の何かがこれは現実だと告げている。
 
 男はベッドの上で苦しげな息を吐いて身をよじらせるリゼルを見ると、満足そうに頷いた。

「本当にお前は極上品だ」

 身を震わすたびにふるりと震えるこぼれそうな乳房、すでに潤って甘い芳香を放つ蜜の香り。
 男は、ごくりと唾を飲み込みながら、リゼルの身体を隅々まで舐めるように見回した。

「お、おねがい・・・。く、くるしいの。ここから助けて・・・」

 朦朧とした意識の中で、すでにこの男が誰なのか、なぜ自分がここにいるのか、ふわふわとして考えがまとまらず、身体の熱い疼きしか考えられなくなっていた。
 目の前の男が自分をこの疼きから助けてくれるような気さえした。

「よしよし。いい子だ。今からたっぷりと可愛がってやろう」

 小太りの男はごくっと喉を鳴らし、ベッドをギシギシと軋ませながら四つん這いになってリゼルに近づく。
 リゼルの脚を開いて、その間に膝立ちになると、短く垂れた肉棒と緩んだ腹を晒した。

「ああ!なんと可愛らしい娘だ!この娘にこれから俺のモノを入れ思いきり突き立てられるとは、本当に運がいい」

 リゼルに覆いかぶさり、まずはリゼルの小さな唇をじゅるじゅると吸い始める。

 舌を伸ばしてリゼルの口の中に突き入れると、口内をれろれろと嬲り回した。

「あふっ……んっ…ぁ…」リゼルから呻き声が漏れる。

「なんという甘い蜜だ!肌までも甘い」男はリゼルの口の中を堪能し柔らかな頬も舐めまわした。

 すぐにナイトドレスの胸元を押し下げると、張りのある白い胸がぷるりと露わになった。

「ああ、こっちもうまそうな、みずみずしい桃がなっているぞ」

 両手で乳房を鷲づかみにすると、何度も揉みしだき、その感触を楽しむ。

「肌が吸い付いて、お前は揉み心地がよいな。後で、俺の一物を挟んでみよう」

 リゼルの胸の先端に色づく小さな蕾をごつごつとした指で摘み上げ、扱いて尖らせると、乳房の下側から舌を這わせて、れろれろと蕾を舐め、口の中いっぱいに乳房を満たしてじゅるじゅると吸い上げる。

「おお、うまい…。お前の乳房は、甘美な桃のようだな」

「あっ…やぁ……っ。あ…やめて…」

 見知らぬ男に舐めまわされ、吸い上げられ、心は嫌がっているのに体には快感という衝撃が走る。
 男が自分の身体を舐め回すたびに、じんとした感覚が突き抜けて、秘所からところとろ蜜が溢れ出る。

 身体がいうことを聞かない。やめてほしいのに、淫らに腰が跳ねてしまう。
 手足に力が入らず体がの芯だけが熱く疼く。
 このままでは、おかしくなってしまう・・・

「お、お願い、どうか助けて・・・」

 かたわらに残る正常な意識を絞り出し、潤んだ瞳で懇願した。

「わかっておる。そう急くな。まずはゆっくりと味わってからだ」

 両方の乳首を舐めまわした後、リゼルのナイトドレスの裾をめくり上げ、腿の付け根の濡れている部分に目をやると、そこはすでに蜜に溢れてしどとに濡れそぼっていた。

「おお!うまそうな蜜が垂れ流しだな。しかもお前の蜜は、なんといういい匂いがするのだ」

 リゼルの秘所から漂う甘い香りに、思わず舌なめずりをした。

「こんなに濡らしおって。今すぐに天国に連れてってやるぞ」

 ゴクリと唾を飲み込みながら、リゼルの秘部に吸いつこうと身をかがめた。

 ーその時。

「それはこっちのセリフだな」

 ゴキっと鈍い音がして、首を捻られた男が白目をむいて崩れ落ちた。

「どけ、下衆が!お前は地獄へ落ちろ!」

 白豚のような尻を晒して突っ伏した男を蹴りながらベッドから転がり落とす。

 そこには片手に剣を持ったカイル皇子が汗を滲ませながら立っていた。

 リゼルは、まるで幻を見ているような感覚に陥っていた。

「ああ、リゼル・・・。間に合ってよかった」

 カイルはくたりとして朦朧とするリゼルをぎゅっと抱きしめて、安心させるように頬にキスを落とした。

「リゼル、すぐにここを出るよ」

 リゼルに繋がれている足枷に手をかざすと、魔法で瞬時に灰に変わってさらりと溶けた。

 カイルの後ろには、兄ランスロットも後ろ向きに剣を抜いて周りの様子を探っていた。

「ランス、リゼルを連れてひとまず、ローゼンの国境にある小屋に転移する」

 その小屋はローゼン国内の国境付近にある狩猟小屋で、カイルとランスロットはローゼンを探る時、そこを拠点に活動していた。幻覚魔法で外側からは狩猟小屋は隠されており、ただの森にしか見えない小屋だ。

「ランス、後のことは任せたぞ」

「ああ、リゼルを頼む」

 カイルはぐったりとしたリゼルを抱きかかえ狩猟小屋に転移した。
 すぐさまこじんまりとした寝台にそっとリゼルを横たえると、その頬を撫でる。

 涙の跡が、カサカサになって頬に残っている。
 可哀想に。どんなに怖かっただろう。 

「リゼル・・・もう大丈夫だ。安心して。もうすぐ家に帰れるよ」

 耳元で優しく囁くと、リゼルは息を荒くしながら身悶えた。
 その瞳はぼうっとして、瞳孔がいつもより開き、焦点も合っていないようだ。

 カイルはリゼルの尋常ではない様子に思い切り毒づく。

 くそっ!あいつらリゼルに媚薬を使っている。
 それも相当、刺激の強いものだ。

「リゼル・・・聞こえている? 僕だ。カイルだよ」

「カ、カイルさ、ま? 私、なんだかおかし…体が熱くて…すごく苦しいの…っ」

「ああ、リゼル。可哀想に。でも薬の効果はあと数時間だと思うから、ここでなんとか薬が切れるまで、一人で耐えられる?」

 薬の効果を切らすためには、このまま辛く苦しい時間をやり過ごすか、リゼルに絶頂を与えて熱を鎮めるか、どちらかの方法しかない。

「私は…、はぁ…っ…どうなるの?…カイル様。お願い、一人にしないで…助けて…苦しいの」

 潤んだ目でカイルに抱きついて震えながら懇願した。

 カイルは震える子猫を落ち着かせるように、リゼルの頭をそっと撫でながらも、熱い吐息を吐いて懇願するリゼルに思わず自分の体がこわばる。
 こうして抱きしめていると、自分が思っていたよりずっと柔らかな感触に抱きとめる手に力が入った。

「リゼル。今から…楽にしてあげるから。僕を信じて。決して…傷つけはしないから」

 絞り出すような声で言うと、リゼルの頬を愛撫するように優しく撫で、その唇を親指でそっと撫でつけた。

「んっ…、ぁああん…」

 敏感になっている唇を触られ、リゼルは堪らず喘ぎ声をあげる。
 カイルの親指を口に含んで、小さな舌で無意識に舐めはじめた。

 体の疼きを慰めてほしそうに、まろみのある乳房をカイルの筋肉質の胸板に押し付ける。
 その柔らかさと蕩けるような声を聞いているだけで、カイルの方がどうにかなりそうだった。

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