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第11話~バギーニャ1
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パンッ
部屋に銃声が響く。
カルラに痛みはなかった。
隣で悲鳴が聞こえる。
何かが頬についた。
手で触ったら液体だった。
目を開けた。
レベッカが血溜まりに倒れていた。
カルラの見えなくなった目が痛む。
ドアが勢いよく開かれた。
「女ぁ!!相手は俺たちだ!!」
「カルラ!!レベッカ!!助けにきたよ………レベッカ!?」
ウィリアムが目を見開いた。
その瞬間。
ウィリアムの脚に弾が命中した。
「うっ……………」
ウィリアムはガクンと倒れこんだ。
カルラの見えなくなった目がさらに痛む。思わず手で押さえた。
「……………っ!ウィリアム!!」
オリヴァーがウィリアムに駆け寄る。しかし、女が引き金に力を込めた。
「あぁっ!!くっ………」
弾はオリヴァーの脇腹に命中した。オリヴァーが倒れた。
見えなくなったはずの目が、大きく見開かれた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
カルラは8歳の少女らしからぬ声を出す。
もうすでにカルラに意識はなかった。
「カ……ルラ………?」
レベッカは血溜まりの中でとても恐ろしいものを見た。見た目はカルラと変わらないのに、纏った雰囲気が少女のものではなかった。
ウィリヴァーと女もカルラに釘付けになっている。
「………チッ、クソが」
女がカルラに銃を向けた。
「っ!!やめろっ!!」
ウィリアムが大声を出した。しかし女は聞いた様子も見せずに引き金にかけた人差し指に力を込めた。
パンッ
当たるはずの銃は、カルラに当たる数センチ手前で床に落ちた。
「…………なんだ?」
女は少し戸惑っている。
「い………今のって…………」
ウィリアムがオリヴァーの方を見る。
「………………超能力者」
オリヴァーは痛みに顔をしかめながら口を動かす。
「………バギーニャ?」
女がオリヴァーの方を向いた。その一瞬でカルラは鎖をちぎり、女の目の前まで迫ってきた。その動きは人間離れしていて、とても少女とは思えなかった。女は驚きながらもカルラを避けたが、カルラは滑らかな体術で女の首をつかんだ。
「うぐっ…………」
女は苦しそうにもがいている。少女が出せるようなパワーではないことは、女の顔色でわかる。
「カルラっ!目を覚まして!」
三人の中で一番元気なウィリアムは、カルラに呼びかける。
「そのままじゃ死んじゃう!!」
ウィリアムは力の入らない脚を引きずり、カルラの身体を押さえる。
「カルラ…………強い…………」
ケガをしているとはいえ、ウィリアムが本気で押さえてもびくともしなかった。
「うっ…………ぐぅ…………」
女はもがき始めた。
「カルラ!!目を覚ませっ!!」
ウィリアムはカルラを力一杯抱きしめ、叫んだ。
すると、カルラの力が急に抜け、ドサッとウィリアムの胸の中に体をあずけた。
「………意識がない」
ウィリアムはカルラを床にそっと置き、苦しそうに息をする女の方を見た。
「…………ねえ、君さ」
ウィリアムは笑っていない。
「なんでこんなことしたの?」
女はウィリアムを睨みつける。しかしウィリアムは全然気にせず、女が持っている銃を取り上げた。
「…………これ、カルラに向けたね?」
ウィリアムは眉間にしわを寄せた。
「タダで済むと思うなよ」
ウィリアムも睨みつけた。
「はぁ…………はぁ……ふぅ………て………抵抗はしない………う………撃たないでくれ…………はぁ……」
「じゃあ、君はうちまできてもらうからね」
ウィリアムはカルラがちぎった鎖を女に巻いた。レベッカとオリヴァーの応急措置をしていると、応援の仲間が現場に着いた。
「ウィリアムさん、大丈夫っすか!?」
「僕よりまず三人を運んでくれ」
「はいっ!」
部屋に銃声が響く。
カルラに痛みはなかった。
隣で悲鳴が聞こえる。
何かが頬についた。
手で触ったら液体だった。
目を開けた。
レベッカが血溜まりに倒れていた。
カルラの見えなくなった目が痛む。
ドアが勢いよく開かれた。
「女ぁ!!相手は俺たちだ!!」
「カルラ!!レベッカ!!助けにきたよ………レベッカ!?」
ウィリアムが目を見開いた。
その瞬間。
ウィリアムの脚に弾が命中した。
「うっ……………」
ウィリアムはガクンと倒れこんだ。
カルラの見えなくなった目がさらに痛む。思わず手で押さえた。
「……………っ!ウィリアム!!」
オリヴァーがウィリアムに駆け寄る。しかし、女が引き金に力を込めた。
「あぁっ!!くっ………」
弾はオリヴァーの脇腹に命中した。オリヴァーが倒れた。
見えなくなったはずの目が、大きく見開かれた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
カルラは8歳の少女らしからぬ声を出す。
もうすでにカルラに意識はなかった。
「カ……ルラ………?」
レベッカは血溜まりの中でとても恐ろしいものを見た。見た目はカルラと変わらないのに、纏った雰囲気が少女のものではなかった。
ウィリヴァーと女もカルラに釘付けになっている。
「………チッ、クソが」
女がカルラに銃を向けた。
「っ!!やめろっ!!」
ウィリアムが大声を出した。しかし女は聞いた様子も見せずに引き金にかけた人差し指に力を込めた。
パンッ
当たるはずの銃は、カルラに当たる数センチ手前で床に落ちた。
「…………なんだ?」
女は少し戸惑っている。
「い………今のって…………」
ウィリアムがオリヴァーの方を見る。
「………………超能力者」
オリヴァーは痛みに顔をしかめながら口を動かす。
「………バギーニャ?」
女がオリヴァーの方を向いた。その一瞬でカルラは鎖をちぎり、女の目の前まで迫ってきた。その動きは人間離れしていて、とても少女とは思えなかった。女は驚きながらもカルラを避けたが、カルラは滑らかな体術で女の首をつかんだ。
「うぐっ…………」
女は苦しそうにもがいている。少女が出せるようなパワーではないことは、女の顔色でわかる。
「カルラっ!目を覚まして!」
三人の中で一番元気なウィリアムは、カルラに呼びかける。
「そのままじゃ死んじゃう!!」
ウィリアムは力の入らない脚を引きずり、カルラの身体を押さえる。
「カルラ…………強い…………」
ケガをしているとはいえ、ウィリアムが本気で押さえてもびくともしなかった。
「うっ…………ぐぅ…………」
女はもがき始めた。
「カルラ!!目を覚ませっ!!」
ウィリアムはカルラを力一杯抱きしめ、叫んだ。
すると、カルラの力が急に抜け、ドサッとウィリアムの胸の中に体をあずけた。
「………意識がない」
ウィリアムはカルラを床にそっと置き、苦しそうに息をする女の方を見た。
「…………ねえ、君さ」
ウィリアムは笑っていない。
「なんでこんなことしたの?」
女はウィリアムを睨みつける。しかしウィリアムは全然気にせず、女が持っている銃を取り上げた。
「…………これ、カルラに向けたね?」
ウィリアムは眉間にしわを寄せた。
「タダで済むと思うなよ」
ウィリアムも睨みつけた。
「はぁ…………はぁ……ふぅ………て………抵抗はしない………う………撃たないでくれ…………はぁ……」
「じゃあ、君はうちまできてもらうからね」
ウィリアムはカルラがちぎった鎖を女に巻いた。レベッカとオリヴァーの応急措置をしていると、応援の仲間が現場に着いた。
「ウィリアムさん、大丈夫っすか!?」
「僕よりまず三人を運んでくれ」
「はいっ!」
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