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帰省して初めての彼氏
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帰省してから初めて付き合った彼氏は、一歳下の同じ会社の従業員。
最初はそんなに好きじゃ無かったけど、年上の同僚のおじさん達の扱いに慣れていて、お喋り上手で仲良く話してたり、従業員や社長みんなに気に入られてた。
そんな彼に段々と惹かれて付き合う事に。
彼の母は居酒屋を経営。
父は県外で単身赴任。
兄と2人の4人家族。
意外と2人とも温泉&旅行好きで、でもお金が無いから貧乏旅行。
車中泊は当たり前。
でも彼と一緒なら楽しかったし幸せだった。
とにかくあちこちの温泉に行きまくった!
そして「人依存」の私は、彼と10分会えるなら、何時間でも待っていられた。
そのうち「彼と別れたら死ぬかも…」なんて言い出したりもした。
一度、実家に彼を招待し、家族みんなに紹介。
そしてみんなで飲み会が始まった。
オヤジの扱いに慣れていた彼は、父に気に入られ…。
普段怖い父も、お酒が入ると良く喋るし、よく笑う。
いつの間にか居ない2人…母に聞いたら「2人で近くの居酒屋に行った」と。
ビックリなんてもんじゃ無い!!
彼はあの怖い父に、裏技の如く気に入られたのだ!
兄弟の居ない父もさぞかし嬉しかった事だろう…。
しかーーーしっ!!!
彼のお母さんのお店に2人で飲みに行った時の事。
酔ったお母さんがポロリ…。
「ほら、この子ってバツイチじゃない?」
「はぁーーーーーーーっ!???????」
聞いてないんですけど…。
すぐに彼に問い詰めたら、若い時に結婚して早々に離婚、しかも子供までいると言う…。
そして今でも養育費を払ってると…。
あまりにビックリして塞がらない口…。
それでも私は彼の事が好きだから受け入れた。
付き合って2年半位、相変わらずの事故魔で、心配してくれた彼が「冬の間、危ないからウチから通えば?」
物凄く嬉しくて、思わず彼に抱きついた!
「走って行って、抱きついてくるりん回る♪♪♪」
よくドラマに出る光景…ロンバケ状態w
それから彼の家に居候生活。
お母さん達に気に入られようと、食事作りにお風呂洗い、そして家中の掃除。
冬は早朝から雪掻きと、彼のために一生懸命だった。
彼の子供が欲しかったけど全く出来ず…。
その頃ちょうど、「子宮内膜症」を発症していたのも有り、性交痛や下腹部痛で不妊気味だったせいも有り…。
でも彼と一緒に居られるだけで幸せだった
まだその頃は…。
実家でも結婚するモノだと思って安心してたと思う。
ずっと一緒に居ると、どうしても馴れ合いになって来て、時には喧嘩したり、別々の事をして過ごしたり。
そんな日々が過ぎて行き…春になった。
半年は居候してたと思う。
そろそろ実家に戻った方が良いのかなぁ…でも一緒に居たいけどなぁ…って、悩んだ末に彼に聞いてみた。
「一緒に居よう」
そう言ってくれる言葉を期待して…。
「どっちでも良いんじゃね?」
どうでも良さそうな、しかも面倒臭そうな言い方に、ショックを受けた…。
大好きだった気持ちが、ガラガラと音を出して崩れた…。
次回へ続く…
最初はそんなに好きじゃ無かったけど、年上の同僚のおじさん達の扱いに慣れていて、お喋り上手で仲良く話してたり、従業員や社長みんなに気に入られてた。
そんな彼に段々と惹かれて付き合う事に。
彼の母は居酒屋を経営。
父は県外で単身赴任。
兄と2人の4人家族。
意外と2人とも温泉&旅行好きで、でもお金が無いから貧乏旅行。
車中泊は当たり前。
でも彼と一緒なら楽しかったし幸せだった。
とにかくあちこちの温泉に行きまくった!
そして「人依存」の私は、彼と10分会えるなら、何時間でも待っていられた。
そのうち「彼と別れたら死ぬかも…」なんて言い出したりもした。
一度、実家に彼を招待し、家族みんなに紹介。
そしてみんなで飲み会が始まった。
オヤジの扱いに慣れていた彼は、父に気に入られ…。
普段怖い父も、お酒が入ると良く喋るし、よく笑う。
いつの間にか居ない2人…母に聞いたら「2人で近くの居酒屋に行った」と。
ビックリなんてもんじゃ無い!!
彼はあの怖い父に、裏技の如く気に入られたのだ!
兄弟の居ない父もさぞかし嬉しかった事だろう…。
しかーーーしっ!!!
彼のお母さんのお店に2人で飲みに行った時の事。
酔ったお母さんがポロリ…。
「ほら、この子ってバツイチじゃない?」
「はぁーーーーーーーっ!???????」
聞いてないんですけど…。
すぐに彼に問い詰めたら、若い時に結婚して早々に離婚、しかも子供までいると言う…。
そして今でも養育費を払ってると…。
あまりにビックリして塞がらない口…。
それでも私は彼の事が好きだから受け入れた。
付き合って2年半位、相変わらずの事故魔で、心配してくれた彼が「冬の間、危ないからウチから通えば?」
物凄く嬉しくて、思わず彼に抱きついた!
「走って行って、抱きついてくるりん回る♪♪♪」
よくドラマに出る光景…ロンバケ状態w
それから彼の家に居候生活。
お母さん達に気に入られようと、食事作りにお風呂洗い、そして家中の掃除。
冬は早朝から雪掻きと、彼のために一生懸命だった。
彼の子供が欲しかったけど全く出来ず…。
その頃ちょうど、「子宮内膜症」を発症していたのも有り、性交痛や下腹部痛で不妊気味だったせいも有り…。
でも彼と一緒に居られるだけで幸せだった
まだその頃は…。
実家でも結婚するモノだと思って安心してたと思う。
ずっと一緒に居ると、どうしても馴れ合いになって来て、時には喧嘩したり、別々の事をして過ごしたり。
そんな日々が過ぎて行き…春になった。
半年は居候してたと思う。
そろそろ実家に戻った方が良いのかなぁ…でも一緒に居たいけどなぁ…って、悩んだ末に彼に聞いてみた。
「一緒に居よう」
そう言ってくれる言葉を期待して…。
「どっちでも良いんじゃね?」
どうでも良さそうな、しかも面倒臭そうな言い方に、ショックを受けた…。
大好きだった気持ちが、ガラガラと音を出して崩れた…。
次回へ続く…
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