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第一章 みんなとの出会い
シロクロ
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てうてうの皆と挨拶を終えて間もなくの事。
「あー、お兄さん。あ、お姉さんでもあるんだっけ」
「うん。僕どっちでもあるから、転校生くんちゃんって呼んで」
(わー、小学生か中学生くらいかな。セーラー服似合ってて可愛いな。隣の黒髪褐色肌の子も色違いのセーラー服可愛いな)
「うん、じゃ転校生くんちゃん。僕はシロ。相方のクロと、シロクロってコンビ組んでるの」
「へー、君たち可愛いし人気ありそうだね」
「うん、実際かなり人気だし。ムカつくけどあのてうてうの奴らにはやや及ばないんだけど」
「へー、あの子達とライバルなんだ?」
「うん、その昔相当な事があってから、もう未来永劫のライバル」
「んー、聞いて良いのか分からないけど、相当な事って何?」
「うん、まあ別に良いけど。僕も昔あいつらと同じチーム組んでて戦ってたんだけどさ」
「…まあ、僕よりもっとひどいけど、佐紀も似たようなものだったし、あいつすごく優しかったから、昔は佐紀の事大好きだったんだ。告白したし」
「へー、いいじゃん」
「うん、初めはあいつも嬉しそうにしてたんだけどさ。僕はまあ、生まれを呪いまくってたから、それはもう力を振るってあらゆる人間を容赦なくぶっ殺して回ってたの。まあ味方は流石にしないけどさ」
「お、おう」
「んでさ、僕大財閥の一人息子だったんだけど、そういう体だったから。産まれた瞬間から忌み嫌われてて」
「まあ跡継ぎのために死なせるわけにもいかないからってきちんと育てられてはいたんだけどさ、ずっと幽閉されてたの。対外的には別の他人息子って事にして」
「…そ、そうだったんだ」
「そんなわけで、僕両親の事物心ついた時から大嫌いでさ。いつか絶対ぶっ殺してやろうと思ってたんだけど」
「十分な功績を立てて、もう何をしても大丈夫ってなった時に、早速実行したの」
「その身代わりを盛大に狂わせて、あいつら閉じ込めて使用人もろとも屋敷全焼させてさ」
「何するの熱い開けて出して助けてって泣き喚くあいつらに、僕だよばーかって言ってやったの本当に爽快だったなー。あはは」
「ひ、ひいい」
「まあそれした直後にあいつらにドン引きされちゃって、もう君とはやってられないって言われちゃってさ」
「僕と似たような物なのに分かってくれないのってキレたんだけど、あいつ悲しそうだけどやっぱり分かってくれなくてさ」
「まあ仕事だからそのまま一応チームは組んでたんだけど、それ以降相当険悪になっちゃったの」
「…う、うんまあ、それはそうだろうね」
「それから凄くしんどかったんだけどさ、その後間もなく、クロが来てくれて、僕凄く救われたの」
「クロもまあ、超しんどい生まれの子だったから、僕に優しくしてくれたしさ。まあかなり無口な奴だけど」
「そ、そっか、良かったね」
「…でもさ、やっぱクロも、かなり強いとはいえ僕達ほどひどい目には遭ってないから、途中から伸び悩んじゃったんだよね。一応補助する装置とかは常に付けてたんだけどさ」
彼はこっちに歩み寄り、こそっと内緒話をする。
「だからさー。こっからは絶対誰にも秘密ね。言ったら怒るよ?」
「う、うん」
「まあ僕クロにもっと強くなって欲しいから、可哀想だけど、僕とおんなじになってもらう事にしたの」
「…お、おんなじとは、どういう?」
「うんまあ要するに、死なない程度にありとあらゆる所ぶった切って、速攻血は止めてあげて、死なない程度にそれはもうめちゃめちゃな事してあげたの。可愛くなくなるの嫌だから顔は避けたけどさ」
「あ、まあそういう事はしてないけどね。僕ら当時まだ子供だったし」
「ひ、ひいいいいいい」
「痛い何するのやめてってやっぱり本気で泣かれたけどさ、可哀想だけどお前のためだから頑張って大好きだよって励ましてあげて、おかげでこいつ強くなれたの」
「まあその直後それやったの他の奴らにバレて、完全に縁切られちゃったんだけどさ」
「そ、それはそうでしょうね」
「そんな訳でお揃いになったクロの事、もっともっと大好きになったの!」
「まあ上にも相当怒られて、クビは免れたもののしばらく仕事させて貰えなかったんだけどさ」
「で、可哀想すぎるからクロの記憶とかトラウマとか全部消して、生まれつきって事になったの」
「まあそれでも潜在意識には残っちゃってるのか、たまにしんどそうなんだけどね」
「で、そのうちまあ何とか仕事もさせてもらえるようになって、その割とすぐ後に終戦して」
「何十年か経った後には普通の体になれて、もう毎日凄く幸せなの!」
「どんな義肢にでも出来るよって言われたんだけど、僕は普通の体になりたかったから、完全に普通の体にしてもらったの」
「で、クロにも希望聞かれて、クロもちょっと迷った後に僕と同じがいいって言ってくれて、僕達完全にお揃いになったの」
「だからもう僕、毎日毎日、超幸せ! 二人とも人心狂わせられるからユニット活動も超順調だし!」
「まあクロが嫌がるから、あんまりえぐい狂わせ方は自重してるんだけどね。クロすごく良い奴だし」
「ほらそんな訳でさ、クロ。これからリハあるし行こうよ!」
「…うん、シロ」
「じゃ、またね。転校生くんちゃん。絶対言わないでよ。まあ言ったら皆の記憶消すから良いけどさ」
「は、はい、神に誓って絶対言いません」
「うん、ありがと!じゃーまたね!」
そう、とっても幸せそうに去っていく二人。
「…い、いや、あの子ヤバすぎるでしょ」
「あー、お兄さん。あ、お姉さんでもあるんだっけ」
「うん。僕どっちでもあるから、転校生くんちゃんって呼んで」
(わー、小学生か中学生くらいかな。セーラー服似合ってて可愛いな。隣の黒髪褐色肌の子も色違いのセーラー服可愛いな)
「うん、じゃ転校生くんちゃん。僕はシロ。相方のクロと、シロクロってコンビ組んでるの」
「へー、君たち可愛いし人気ありそうだね」
「うん、実際かなり人気だし。ムカつくけどあのてうてうの奴らにはやや及ばないんだけど」
「へー、あの子達とライバルなんだ?」
「うん、その昔相当な事があってから、もう未来永劫のライバル」
「んー、聞いて良いのか分からないけど、相当な事って何?」
「うん、まあ別に良いけど。僕も昔あいつらと同じチーム組んでて戦ってたんだけどさ」
「…まあ、僕よりもっとひどいけど、佐紀も似たようなものだったし、あいつすごく優しかったから、昔は佐紀の事大好きだったんだ。告白したし」
「へー、いいじゃん」
「うん、初めはあいつも嬉しそうにしてたんだけどさ。僕はまあ、生まれを呪いまくってたから、それはもう力を振るってあらゆる人間を容赦なくぶっ殺して回ってたの。まあ味方は流石にしないけどさ」
「お、おう」
「んでさ、僕大財閥の一人息子だったんだけど、そういう体だったから。産まれた瞬間から忌み嫌われてて」
「まあ跡継ぎのために死なせるわけにもいかないからってきちんと育てられてはいたんだけどさ、ずっと幽閉されてたの。対外的には別の他人息子って事にして」
「…そ、そうだったんだ」
「そんなわけで、僕両親の事物心ついた時から大嫌いでさ。いつか絶対ぶっ殺してやろうと思ってたんだけど」
「十分な功績を立てて、もう何をしても大丈夫ってなった時に、早速実行したの」
「その身代わりを盛大に狂わせて、あいつら閉じ込めて使用人もろとも屋敷全焼させてさ」
「何するの熱い開けて出して助けてって泣き喚くあいつらに、僕だよばーかって言ってやったの本当に爽快だったなー。あはは」
「ひ、ひいい」
「まあそれした直後にあいつらにドン引きされちゃって、もう君とはやってられないって言われちゃってさ」
「僕と似たような物なのに分かってくれないのってキレたんだけど、あいつ悲しそうだけどやっぱり分かってくれなくてさ」
「まあ仕事だからそのまま一応チームは組んでたんだけど、それ以降相当険悪になっちゃったの」
「…う、うんまあ、それはそうだろうね」
「それから凄くしんどかったんだけどさ、その後間もなく、クロが来てくれて、僕凄く救われたの」
「クロもまあ、超しんどい生まれの子だったから、僕に優しくしてくれたしさ。まあかなり無口な奴だけど」
「そ、そっか、良かったね」
「…でもさ、やっぱクロも、かなり強いとはいえ僕達ほどひどい目には遭ってないから、途中から伸び悩んじゃったんだよね。一応補助する装置とかは常に付けてたんだけどさ」
彼はこっちに歩み寄り、こそっと内緒話をする。
「だからさー。こっからは絶対誰にも秘密ね。言ったら怒るよ?」
「う、うん」
「まあ僕クロにもっと強くなって欲しいから、可哀想だけど、僕とおんなじになってもらう事にしたの」
「…お、おんなじとは、どういう?」
「うんまあ要するに、死なない程度にありとあらゆる所ぶった切って、速攻血は止めてあげて、死なない程度にそれはもうめちゃめちゃな事してあげたの。可愛くなくなるの嫌だから顔は避けたけどさ」
「あ、まあそういう事はしてないけどね。僕ら当時まだ子供だったし」
「ひ、ひいいいいいい」
「痛い何するのやめてってやっぱり本気で泣かれたけどさ、可哀想だけどお前のためだから頑張って大好きだよって励ましてあげて、おかげでこいつ強くなれたの」
「まあその直後それやったの他の奴らにバレて、完全に縁切られちゃったんだけどさ」
「そ、それはそうでしょうね」
「そんな訳でお揃いになったクロの事、もっともっと大好きになったの!」
「まあ上にも相当怒られて、クビは免れたもののしばらく仕事させて貰えなかったんだけどさ」
「で、可哀想すぎるからクロの記憶とかトラウマとか全部消して、生まれつきって事になったの」
「まあそれでも潜在意識には残っちゃってるのか、たまにしんどそうなんだけどね」
「で、そのうちまあ何とか仕事もさせてもらえるようになって、その割とすぐ後に終戦して」
「何十年か経った後には普通の体になれて、もう毎日凄く幸せなの!」
「どんな義肢にでも出来るよって言われたんだけど、僕は普通の体になりたかったから、完全に普通の体にしてもらったの」
「で、クロにも希望聞かれて、クロもちょっと迷った後に僕と同じがいいって言ってくれて、僕達完全にお揃いになったの」
「だからもう僕、毎日毎日、超幸せ! 二人とも人心狂わせられるからユニット活動も超順調だし!」
「まあクロが嫌がるから、あんまりえぐい狂わせ方は自重してるんだけどね。クロすごく良い奴だし」
「ほらそんな訳でさ、クロ。これからリハあるし行こうよ!」
「…うん、シロ」
「じゃ、またね。転校生くんちゃん。絶対言わないでよ。まあ言ったら皆の記憶消すから良いけどさ」
「は、はい、神に誓って絶対言いません」
「うん、ありがと!じゃーまたね!」
そう、とっても幸せそうに去っていく二人。
「…い、いや、あの子ヤバすぎるでしょ」
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