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第二章 みんなとのアレな日々
色々思うところがあるクロ
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「……あの子、本当に可哀想に」
「…済まないね。私も例の子には天罰を加えてやりたい所だが、彼もまた被害者だと思うと、そうもいかないのだよ」
「…神々皆、そう思っているのだがね。この件に関してだけは、あいつも」
「…だがまあ、少しだけ罰を与えるとしようか」
「あー、今日も最高にウルトラハッピー!だよねクロ」
「…うん、そうだね」
「あ、そうだ。次のお休みの時低めの山にピクニックに行かない?お弁当買ってさ」
「うん、いいよ」
そんな訳で次のお休みの日。
「あー、T尾山ちょっと久しぶりだけどやっぱ良いよね!霊力補充できる気がするー」
「うん、僕もここ好き」
「よーっし、僕ショタジジイとは言っても体相当強いし、どんどん登っちゃうぞー」
「シロ、気を付けてね」
「へーきへーき!いざとなれば僕飛べるし」
「うん、それなら良かった」
「よーっしもう相当高い所まで来た!あー、崖っぷち綺麗だなー」
「シロ、落ちないよう気を付けてね」
「だーいじょうぶだって!って嘘、ぎゃー!!」
「…シロ」
「うーわ、最悪。崖崩れとかありえないんですけど。まあケガはほぼしてないけど、セーラー服泥まみれだしもう最悪過ぎー。ここの山の神死ねよ」
「…シロ、大丈夫?」
「あ、クロ助けに来てくれてありがと。流石身のこなしすごいよね、元アレ。…いや何でもない、気にしないで」
「…うん、気になるけど気にしない」
「…あ、膝少しすりむいてるね。手当するから見せて」
「あー、クロありがとね。クロ応急処置も上手だもんね」
「…うん、消毒して絆創膏はったから、たぶんもう平気」
「ありがとー。うん。この程度なら僕も余裕」
「じゃ、飛んで戻ろっか」
「おーっし頂上着いた!さーて、お弁当食べよ!」
「うん、色々途中で美味しそうなの買ってきたもんね」
「僕、こう見えて結構な大食いだからねー」
「うん、シロかなり食べるよね」
「さーて、幕の内弁当とミックスサンドと、オードブルとデザートとー。どれから行こうかな」
「僕は三食丼と菓子パン一つで」
「よーし、サンドイッチとから揚げから行こっと。んー、美味しー!」
「最近新開発のクローンアレ肉を使ってるらしいもんね」
「うん、この国そういうアレな文化も超発達してるもんね」
「…あ、蝶々だ。綺麗」
「うん、僕達と一緒だもんね」
「…僕さ、前にも言ったけど、自分の肌や髪色とか、羽根の色好きじゃ無いんだ」
「うん、知ってる」
「…僕の体や傷と一緒で、生まれつきだから仕方ないけど。本当は人体改造して全く別の姿になりたかった」
「僕はクロの姿大好きだからそのままでいいけどね」
「…でも、てうてうの子達は体が特殊過ぎて、そういう肉体的な身体改造ほとんど受け付けないんだってさ。普通の姿になったりサイボーグとかはなれるけど」
「うーん、まあそれは残念だけど。クソな体質なら仕方ないよね」
「…僕、ほとんど何でも出来るのに。それだけは残念だな」
「そうだねー。クソな神を呪いたいよね」
「…まあ、この国の神様も少しだけアレな以外は優しい人だし、呪いたくはないよ」
「クロ、ほんとに優しいもんね」
「…ってえ、何これ、急に超気持ち悪い」
「…シロ、大丈夫?」
「う、うえええええ」
「…シロ、シロ」
「うええ。何これ。僕体超強いはずなのに。食中毒?」
「…クローンアレ肉のせいかな。ほら、水飲んで」
「…う、うん。ありがと」
「…お医者さん呼ぼうか」
「…うん、恥ずかしいけど、お願い」
「すぐ呼ぶから。全部吐いた後は、横になって待ってて」
「あーもう。崖崩れといい超最悪。神々僕とクロ以外全員死ねよ」
「…そういう事言っちゃだめだよ」
「…クロ、本当に優しいよね、そういうクロ大好き」
「…うん、ありがと」
「………」
「ん?どしたのクロ」
「…ううん、何でもない。ごめんね」
(…どうしてだろう)
(…どうして、シロが酷い目に遭ってるのに、うれしいんだろう)
「…済まないね。私も例の子には天罰を加えてやりたい所だが、彼もまた被害者だと思うと、そうもいかないのだよ」
「…神々皆、そう思っているのだがね。この件に関してだけは、あいつも」
「…だがまあ、少しだけ罰を与えるとしようか」
「あー、今日も最高にウルトラハッピー!だよねクロ」
「…うん、そうだね」
「あ、そうだ。次のお休みの時低めの山にピクニックに行かない?お弁当買ってさ」
「うん、いいよ」
そんな訳で次のお休みの日。
「あー、T尾山ちょっと久しぶりだけどやっぱ良いよね!霊力補充できる気がするー」
「うん、僕もここ好き」
「よーっし、僕ショタジジイとは言っても体相当強いし、どんどん登っちゃうぞー」
「シロ、気を付けてね」
「へーきへーき!いざとなれば僕飛べるし」
「うん、それなら良かった」
「よーっしもう相当高い所まで来た!あー、崖っぷち綺麗だなー」
「シロ、落ちないよう気を付けてね」
「だーいじょうぶだって!って嘘、ぎゃー!!」
「…シロ」
「うーわ、最悪。崖崩れとかありえないんですけど。まあケガはほぼしてないけど、セーラー服泥まみれだしもう最悪過ぎー。ここの山の神死ねよ」
「…シロ、大丈夫?」
「あ、クロ助けに来てくれてありがと。流石身のこなしすごいよね、元アレ。…いや何でもない、気にしないで」
「…うん、気になるけど気にしない」
「…あ、膝少しすりむいてるね。手当するから見せて」
「あー、クロありがとね。クロ応急処置も上手だもんね」
「…うん、消毒して絆創膏はったから、たぶんもう平気」
「ありがとー。うん。この程度なら僕も余裕」
「じゃ、飛んで戻ろっか」
「おーっし頂上着いた!さーて、お弁当食べよ!」
「うん、色々途中で美味しそうなの買ってきたもんね」
「僕、こう見えて結構な大食いだからねー」
「うん、シロかなり食べるよね」
「さーて、幕の内弁当とミックスサンドと、オードブルとデザートとー。どれから行こうかな」
「僕は三食丼と菓子パン一つで」
「よーし、サンドイッチとから揚げから行こっと。んー、美味しー!」
「最近新開発のクローンアレ肉を使ってるらしいもんね」
「うん、この国そういうアレな文化も超発達してるもんね」
「…あ、蝶々だ。綺麗」
「うん、僕達と一緒だもんね」
「…僕さ、前にも言ったけど、自分の肌や髪色とか、羽根の色好きじゃ無いんだ」
「うん、知ってる」
「…僕の体や傷と一緒で、生まれつきだから仕方ないけど。本当は人体改造して全く別の姿になりたかった」
「僕はクロの姿大好きだからそのままでいいけどね」
「…でも、てうてうの子達は体が特殊過ぎて、そういう肉体的な身体改造ほとんど受け付けないんだってさ。普通の姿になったりサイボーグとかはなれるけど」
「うーん、まあそれは残念だけど。クソな体質なら仕方ないよね」
「…僕、ほとんど何でも出来るのに。それだけは残念だな」
「そうだねー。クソな神を呪いたいよね」
「…まあ、この国の神様も少しだけアレな以外は優しい人だし、呪いたくはないよ」
「クロ、ほんとに優しいもんね」
「…ってえ、何これ、急に超気持ち悪い」
「…シロ、大丈夫?」
「う、うえええええ」
「…シロ、シロ」
「うええ。何これ。僕体超強いはずなのに。食中毒?」
「…クローンアレ肉のせいかな。ほら、水飲んで」
「…う、うん。ありがと」
「…お医者さん呼ぼうか」
「…うん、恥ずかしいけど、お願い」
「すぐ呼ぶから。全部吐いた後は、横になって待ってて」
「あーもう。崖崩れといい超最悪。神々僕とクロ以外全員死ねよ」
「…そういう事言っちゃだめだよ」
「…クロ、本当に優しいよね、そういうクロ大好き」
「…うん、ありがと」
「………」
「ん?どしたのクロ」
「…ううん、何でもない。ごめんね」
(…どうしてだろう)
(…どうして、シロが酷い目に遭ってるのに、うれしいんだろう)
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