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後日談 アレな大団円
元捕虜の子孫達のその後
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「やー、Bブロックの奴らに捕まりかけたり色々あったけど、何だかんだで私達上手くいって良かったよねー」
「ねー。最近政治に口出せるようになった偉い人がもう戦後から半世紀以上も経ってるんだから元捕虜の子孫だとかでいじめるの止めなさいってハッキリ言ってくれたらしくて、それから明らかに世間の風当たり良くなったもんねー」
「うんうん。この元捕虜子孫が集まる明らかに世紀末気味な地区も色々行政の支援や見回りが入って、かなり治安良くなったし」
「でもそのせいで先輩警察に捕まっちゃって、闇のお仕事出来なくなっちゃった時は困ったけどね~」
「まあでもそれもちゃんと対策してくれて、私達みたいな半グレ一歩手前みたいな子はアレな事したけどまあ生まれ育ちのせいで仕方ないってほぼお咎め無しで済んで、卒業後の就職先とかもアレじゃなくてちゃんとした所政府が斡旋してくれて良かったじゃん」
「そだねー。私ら闇お仕事で結構ケンカ慣れしてたからそれを活かして、ちゃんとした会社の警備員のお仕事紹介してもらえたし。やっぱまだ治安アレ気味だからアレ殺人鬼とか強盗とかそこそこ来るけど、かなり高性能な装備支給してくれるし先輩ガードマンさん達が腕利きだから大してケガしないし」
「ねー、アレなバイトしちゃったりもしたけどド底辺なりに頑張って生きてて良かったねー」
「あ、そういえばさ。私中学1年くらいまではここよりもうちょっとまともな、普通の住宅街に住んでたって前話したじゃん」
「あーうん、前言ってたね。その時通ってた中学でクソな目に遭って、不登校になっちゃったんだってね」
「そうそう。そこの教室に結構お金貯まってた募金箱盗んだろってやってないのに言いがかり付けられてさ。本当に何も知らなかったのにクラス中お前しか考えられないだろ、これだからアレ落とそうとしたファッキン国の奴はよとか何とかひどい事言われて、担任教師も全く味方してくれなくてさ」
「そうなっちゃうだろうけどお気の毒にねー。で、ほんとはそれ担任が犯人だったんだよね」
「うん、そのクズギャンブル中毒で生活苦しくなって、つい魔が差して盗みやがったらしいけどさ。パパが必死に教育委員会に訴えて調査入って判明してそいつクビにはなったけど、…そんなクズがのさばってた学校なんてもう行きたく無かったし、クラス中で酷い事言われたり疑いの目で見られたのがトラウマになっちゃって、もう二度と怖くて教室に入れなかった」
「…うん、可哀想に。私はずっとこの貧民街育ちだったから仲間意識強くてそういうのは無かったけど、外の地区で生きてたら同じだったと思う」
「ありがとね。…で、しかもその少し後にさ。パパがお仕事頑張ってて勤怠も良かったのに、働いてた工場でいきなり理不尽にリストラされてさ。労基に訴えても元捕虜の一族だからお察しの対応で、退職金も無いも同然くらいの額しか出なくてさ。…それでそれまでの家に住めなくなって、この地区来たんだよね」
「…うん、似たような事は別の所から来た仲間達もよくされたって言ってたけど、ほんとう気の毒だったよね」
「…その時さ。この世界はクソで、神様がいたとしても見てるだけで助けてなんかくれないから、強くなって全部自分自身の力で生きてくしかないんだって私思って、それから体鍛えたりとかして色んな意味で強くなれたんだよね」
「うん、私もそう思うよ。前向きでえらいね」
「それでここはケンカする事はあってもそういう陰湿ないじめとかは無いから居心地よくて、中学もそういう捕虜子孫専用のアレ気味な学校に通うようになって。偏差値と治安終わってるけどエスカレーター式に付属高校進学してキミと会えたんだよね」
「うん、私も君に会えて良かったよ。運命のズッ友だと思ってるよ~」
「うんうん、ズッ友でいようね~。で、私がすっかりケンカ慣れして強くなった頃にその元中学のクソ教師のアパート先輩にお願いして調べてもらって、アレギャンブルから帰って来た所闇討ちしてボコって半殺しにして超スカっとした!」
「うんうん、自業自得だよね。私らアレなお仕事してたから役所行きづらいけど、そんなクズなら正規の仇討ちも認められただろうしさ」
「だよねー。ちょい怒られたけどお咎め無しで済んだから良かったけど、今思うと普通に仇討ち申請しときゃよかったかも」
「あはは、まあもう済んだ事だしいいじゃん」
「あ、それでもう一つなんだけど、最近普通のお仕事で昔住んでた地区にちょっと行ったらその中学時代のクラスメイトの女子に再会してさ。…本当はあの時味方したかったんだけど、怖くて何も言い出せなくて、臆病なせいで助けてあげられなくてごめんってめっちゃ謝られたんだよね」
「へー、その場で言えなきゃ意味ないとは思うけど、内心そう思ってた子が一人でもいてまあ良かったね」
「うんまあ、やっぱそれその場で言えよ~って思ったけど。…でも、実は味方がいてちょっと嬉しかったかな」
「うん、そう思えてるなら良かったねー」
「あ、そろそろアレじゃない警備員のお仕事始まる時間だ。最近アレ政策ももうヤバすぎだから止めようって動きになっててアレ殺人鬼減少傾向だけど、それでもやっぱ強盗は週一くらいで来るから頑張ろうね~」
「うん、頑張ろ~!」
「ねー。最近政治に口出せるようになった偉い人がもう戦後から半世紀以上も経ってるんだから元捕虜の子孫だとかでいじめるの止めなさいってハッキリ言ってくれたらしくて、それから明らかに世間の風当たり良くなったもんねー」
「うんうん。この元捕虜子孫が集まる明らかに世紀末気味な地区も色々行政の支援や見回りが入って、かなり治安良くなったし」
「でもそのせいで先輩警察に捕まっちゃって、闇のお仕事出来なくなっちゃった時は困ったけどね~」
「まあでもそれもちゃんと対策してくれて、私達みたいな半グレ一歩手前みたいな子はアレな事したけどまあ生まれ育ちのせいで仕方ないってほぼお咎め無しで済んで、卒業後の就職先とかもアレじゃなくてちゃんとした所政府が斡旋してくれて良かったじゃん」
「そだねー。私ら闇お仕事で結構ケンカ慣れしてたからそれを活かして、ちゃんとした会社の警備員のお仕事紹介してもらえたし。やっぱまだ治安アレ気味だからアレ殺人鬼とか強盗とかそこそこ来るけど、かなり高性能な装備支給してくれるし先輩ガードマンさん達が腕利きだから大してケガしないし」
「ねー、アレなバイトしちゃったりもしたけどド底辺なりに頑張って生きてて良かったねー」
「あ、そういえばさ。私中学1年くらいまではここよりもうちょっとまともな、普通の住宅街に住んでたって前話したじゃん」
「あーうん、前言ってたね。その時通ってた中学でクソな目に遭って、不登校になっちゃったんだってね」
「そうそう。そこの教室に結構お金貯まってた募金箱盗んだろってやってないのに言いがかり付けられてさ。本当に何も知らなかったのにクラス中お前しか考えられないだろ、これだからアレ落とそうとしたファッキン国の奴はよとか何とかひどい事言われて、担任教師も全く味方してくれなくてさ」
「そうなっちゃうだろうけどお気の毒にねー。で、ほんとはそれ担任が犯人だったんだよね」
「うん、そのクズギャンブル中毒で生活苦しくなって、つい魔が差して盗みやがったらしいけどさ。パパが必死に教育委員会に訴えて調査入って判明してそいつクビにはなったけど、…そんなクズがのさばってた学校なんてもう行きたく無かったし、クラス中で酷い事言われたり疑いの目で見られたのがトラウマになっちゃって、もう二度と怖くて教室に入れなかった」
「…うん、可哀想に。私はずっとこの貧民街育ちだったから仲間意識強くてそういうのは無かったけど、外の地区で生きてたら同じだったと思う」
「ありがとね。…で、しかもその少し後にさ。パパがお仕事頑張ってて勤怠も良かったのに、働いてた工場でいきなり理不尽にリストラされてさ。労基に訴えても元捕虜の一族だからお察しの対応で、退職金も無いも同然くらいの額しか出なくてさ。…それでそれまでの家に住めなくなって、この地区来たんだよね」
「…うん、似たような事は別の所から来た仲間達もよくされたって言ってたけど、ほんとう気の毒だったよね」
「…その時さ。この世界はクソで、神様がいたとしても見てるだけで助けてなんかくれないから、強くなって全部自分自身の力で生きてくしかないんだって私思って、それから体鍛えたりとかして色んな意味で強くなれたんだよね」
「うん、私もそう思うよ。前向きでえらいね」
「それでここはケンカする事はあってもそういう陰湿ないじめとかは無いから居心地よくて、中学もそういう捕虜子孫専用のアレ気味な学校に通うようになって。偏差値と治安終わってるけどエスカレーター式に付属高校進学してキミと会えたんだよね」
「うん、私も君に会えて良かったよ。運命のズッ友だと思ってるよ~」
「うんうん、ズッ友でいようね~。で、私がすっかりケンカ慣れして強くなった頃にその元中学のクソ教師のアパート先輩にお願いして調べてもらって、アレギャンブルから帰って来た所闇討ちしてボコって半殺しにして超スカっとした!」
「うんうん、自業自得だよね。私らアレなお仕事してたから役所行きづらいけど、そんなクズなら正規の仇討ちも認められただろうしさ」
「だよねー。ちょい怒られたけどお咎め無しで済んだから良かったけど、今思うと普通に仇討ち申請しときゃよかったかも」
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「あ、それでもう一つなんだけど、最近普通のお仕事で昔住んでた地区にちょっと行ったらその中学時代のクラスメイトの女子に再会してさ。…本当はあの時味方したかったんだけど、怖くて何も言い出せなくて、臆病なせいで助けてあげられなくてごめんってめっちゃ謝られたんだよね」
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「うんまあ、やっぱそれその場で言えよ~って思ったけど。…でも、実は味方がいてちょっと嬉しかったかな」
「うん、そう思えてるなら良かったねー」
「あ、そろそろアレじゃない警備員のお仕事始まる時間だ。最近アレ政策ももうヤバすぎだから止めようって動きになっててアレ殺人鬼減少傾向だけど、それでもやっぱ強盗は週一くらいで来るから頑張ろうね~」
「うん、頑張ろ~!」
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