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冒険者学校編
リリーをノイ村に連れて行く
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翌日学校に行って驚いた。寮生が、きりっとした顔をして授業を受けている。メアリー先生に、よっぽどのことを託されたのだと思う。
それと、リリーが、生徒たちにちやほやされるのは、別問題だった。偶々リリーのサイズを蜘蛛のグルニに採寸されていたから、学校用の服の注文がオーダーメイドになったので、まだ仕上がっていない。緑ではなく、とりあえずの白い服を着ているので、なおさら目立つ。
「リリーちゃんは、ユウと離れていても大丈夫なの?」
「ごしゅ、、、ユウ様とだったら、ずいぶん離れていても大丈夫だと思います」
「どれぐらい?」
「山一つぐらいは?」
「そんなに」
「梟と同じだってことじゃない」
「じゃあ、この後、ユウと、別行動取っても平気なのよね」
「はい、ユウ様が良いと仰ってくださったらそうです」
「じゃあ、放課後、城下町を案内してあげる」
「私が、ユウと交渉するね」
「えっと・・」
「行こうよ。リリーは女の子なんだから」
「はい」
そんな感じで、通いの学生にも大人気なのである。
「そんなわけで、この後、ショッピングだとか、お茶するそうです。よろしいですか?」
「今日はいいけど、明日は休日だろ。生活費を稼がないといけないんだ。明日は、一日空けてくれ。ショッピングね。はい、お小遣い」
「ありがとうございます」
リリーとは、拳法で試したいことがある。リリーは、空を飛べるが、おれは、飛べない。だからといって、空中を走れないことはないが、飛び回られると追いつけない。学校で習ったガーゴイルやデーモンの様な空を飛ぶ相手と戦おうと思ったら、空中戦も必要。リリーは、風魔法で、空に足場を作れる。自分もそうだが、連携の方が、多人数と戦う時、消耗が少なくて済む。それをちょっと練習したいと思う。
翌朝、暗いうちにリリーを起こした。おれの部屋は、元々ベットが2つある。そこで、カーテンの仕切りだけだが、部屋をリリーと分けて使っている。食事や本を読むなどは、下のリビングで出来るし、シャワーも監視兵用のしっかりしたものだから、覗かれる心配はない。ただ、家賃が倍になったので、ピンチが早く来てしまったのだ。
「リリー、起きろ。今日は遠出するぞ」
「ふわーい、ご主人様」
おれは、毛皮をまとめる綱を体にくくりつけて出発した。
「おれに付いて来いよ」
ドオン
「あれー、ご主人様どこですか」
いけね、話すと面倒だから話してなかった。おれは1ジャンプで300メートル跳ねる。気合を入れるともっと行ける。
「ごめんごめん。山3つ超えたノイ村に用があるんだよ。連れて行ってくれるか」
「ご主人様、何処から現れました?」
しばらく特訓は、無しか。リリーは、うそをつくこともそうだが、隠し事が苦手だ。しかし、しばらく付き合っていて、聞かれなかったら答えないという性質があることに気付いた。付き合い方で、情報を漏らさないようにできるかもしれない。実際は、聞かれても答えられませんと言ってくれると、守秘義務レベルが上がるんだが。
しかし、そうなるまでに、おれが、亜人や魔人のバザールで3食、食べているとか、ミルルの何でも屋の仕事を失敗したとか、私生活は、全部さらけ出されている気がする。
ノイ村
「こんちわー」
「ユウ、お帰り。朝早く来たね」
「村長とミワは?」
「うちのは、畑だよ。早いねぇ、もう1か月たったかい。それで、そこの彼女は?」
「妖精のリリーです。使い魔契約しました」
「リリーです」ぺこり
「なんだってー。ミワ、起きなさい。お父さんを呼んでくるんだよ。ユウが帰って来たって」
「ユウが!」
ダダダダダダ
来た来た! ミワが飛びついてきた。
「ユウ、お帰り」
「おう、これ、トンテキって言って旨いぞ」
「お土産だー。それで、後ろの人は?」
「妖精のリリーだよ。おれの使い魔」
「リリーです」ぺこり
「えーー、エルフじゃないのー」
「ミワ、お父さんを呼んできておくれ」
「お母さんお土産だって。ユウ、後で詳しく教えてよ」
ここは、いつ来ても落ち着く。
「朝は、食べたのかい」
「はい、リリーが飛んだら直ぐだって言うから、港のバザールにある屋台で食べました。それでお土産です」
「そういや温かいね。リリーさんの話は、お父さんが帰ってからでいいよ。お茶飲むだろ」
「いただきます」
「ユウ様、良いところですね。風のエレメンタルが満ちています」
「今日は、ここで、のんびりしていくか」
「はい!」
村長は、左腕がない。それでも、昔、剣士だったので、普通の男ぐらいの働きができる。国から食べて行けるだけの年金を貰っているが、体を動かさないと鈍ると言って、畑仕事をする。
「やあ、ミワから聞いたよ。リリーは、妖精なんだって」
「リリーです」ぺこり
そこからリリーの話になった。おかみさんもリリーに興味があったので、村長一家の朝食は、その後になった。
「へー、王宮にまで行って国民に認可されたのか」
「だからリリーは、サザン王国の国民です。一緒に冒険者学校に通うことになりました」
「歓迎するよ」
「元々、容姿もエルフじゃないか。身内だよ」
「ミワも歓迎!」
みんな、リリーと握手した。
「それで、これが、儲けの金貨50枚です」
「ユウ様これって?」
「ああ、入学資金用に毛皮を打ったお金のノイ村分だよ。これは、村のお金なんだ」
「すまないな。これで畑を開墾するよ。次の毛皮を持って行くだろ」
「お願いします。リリーの入学金は魔法省が出してくれたんですが、住居費と食費は、おれもちなんで、今月は、最後の方で、ピンチになりました」
「毛皮は、まだいっぱいあるんだ。我々も、協力するよ」
「ありがとうございます」
「ユウ様、私食べなくても大丈夫です」
「ダメだ。それに、魔力の方も自立できるようにするから」
リリーにきつく言ったので、村長たちが驚いた顔をしている。
「ええっとリリーは、ご飯を食べなくても大丈夫だったみたいですが、食べさせたら旨そうに食べるんです」
「そりゃ食べたほうがいいよ。旨いんだろ。良かったじゃないか」
「母さんそろそろ朝食を頼む」
「あいよ」
「今日は、ゆっくりできるの?」
「そのつもりさ。ミワもリリーと遊んでくれるんだろ」
「今日は、山の民の市が立つんだよ。見に行くでしょ。私がリリーを案内してあげる。お父さんが約束の桃を買ってくれるって」
「そりゃすごい。おれも食べたいよ」
「桃ですか?」
「ホームラ王国のね。西の山脈から来てくれたんだ。せっかくここまで来てくれたんだ。グリズリーの毛皮をお土産にしてもらいますか」
「いいのか」
「ちょっと聞きたいこともあるし。情報収集です」
それで、ホームラ王国の謎が解けた。
それと、リリーが、生徒たちにちやほやされるのは、別問題だった。偶々リリーのサイズを蜘蛛のグルニに採寸されていたから、学校用の服の注文がオーダーメイドになったので、まだ仕上がっていない。緑ではなく、とりあえずの白い服を着ているので、なおさら目立つ。
「リリーちゃんは、ユウと離れていても大丈夫なの?」
「ごしゅ、、、ユウ様とだったら、ずいぶん離れていても大丈夫だと思います」
「どれぐらい?」
「山一つぐらいは?」
「そんなに」
「梟と同じだってことじゃない」
「じゃあ、この後、ユウと、別行動取っても平気なのよね」
「はい、ユウ様が良いと仰ってくださったらそうです」
「じゃあ、放課後、城下町を案内してあげる」
「私が、ユウと交渉するね」
「えっと・・」
「行こうよ。リリーは女の子なんだから」
「はい」
そんな感じで、通いの学生にも大人気なのである。
「そんなわけで、この後、ショッピングだとか、お茶するそうです。よろしいですか?」
「今日はいいけど、明日は休日だろ。生活費を稼がないといけないんだ。明日は、一日空けてくれ。ショッピングね。はい、お小遣い」
「ありがとうございます」
リリーとは、拳法で試したいことがある。リリーは、空を飛べるが、おれは、飛べない。だからといって、空中を走れないことはないが、飛び回られると追いつけない。学校で習ったガーゴイルやデーモンの様な空を飛ぶ相手と戦おうと思ったら、空中戦も必要。リリーは、風魔法で、空に足場を作れる。自分もそうだが、連携の方が、多人数と戦う時、消耗が少なくて済む。それをちょっと練習したいと思う。
翌朝、暗いうちにリリーを起こした。おれの部屋は、元々ベットが2つある。そこで、カーテンの仕切りだけだが、部屋をリリーと分けて使っている。食事や本を読むなどは、下のリビングで出来るし、シャワーも監視兵用のしっかりしたものだから、覗かれる心配はない。ただ、家賃が倍になったので、ピンチが早く来てしまったのだ。
「リリー、起きろ。今日は遠出するぞ」
「ふわーい、ご主人様」
おれは、毛皮をまとめる綱を体にくくりつけて出発した。
「おれに付いて来いよ」
ドオン
「あれー、ご主人様どこですか」
いけね、話すと面倒だから話してなかった。おれは1ジャンプで300メートル跳ねる。気合を入れるともっと行ける。
「ごめんごめん。山3つ超えたノイ村に用があるんだよ。連れて行ってくれるか」
「ご主人様、何処から現れました?」
しばらく特訓は、無しか。リリーは、うそをつくこともそうだが、隠し事が苦手だ。しかし、しばらく付き合っていて、聞かれなかったら答えないという性質があることに気付いた。付き合い方で、情報を漏らさないようにできるかもしれない。実際は、聞かれても答えられませんと言ってくれると、守秘義務レベルが上がるんだが。
しかし、そうなるまでに、おれが、亜人や魔人のバザールで3食、食べているとか、ミルルの何でも屋の仕事を失敗したとか、私生活は、全部さらけ出されている気がする。
ノイ村
「こんちわー」
「ユウ、お帰り。朝早く来たね」
「村長とミワは?」
「うちのは、畑だよ。早いねぇ、もう1か月たったかい。それで、そこの彼女は?」
「妖精のリリーです。使い魔契約しました」
「リリーです」ぺこり
「なんだってー。ミワ、起きなさい。お父さんを呼んでくるんだよ。ユウが帰って来たって」
「ユウが!」
ダダダダダダ
来た来た! ミワが飛びついてきた。
「ユウ、お帰り」
「おう、これ、トンテキって言って旨いぞ」
「お土産だー。それで、後ろの人は?」
「妖精のリリーだよ。おれの使い魔」
「リリーです」ぺこり
「えーー、エルフじゃないのー」
「ミワ、お父さんを呼んできておくれ」
「お母さんお土産だって。ユウ、後で詳しく教えてよ」
ここは、いつ来ても落ち着く。
「朝は、食べたのかい」
「はい、リリーが飛んだら直ぐだって言うから、港のバザールにある屋台で食べました。それでお土産です」
「そういや温かいね。リリーさんの話は、お父さんが帰ってからでいいよ。お茶飲むだろ」
「いただきます」
「ユウ様、良いところですね。風のエレメンタルが満ちています」
「今日は、ここで、のんびりしていくか」
「はい!」
村長は、左腕がない。それでも、昔、剣士だったので、普通の男ぐらいの働きができる。国から食べて行けるだけの年金を貰っているが、体を動かさないと鈍ると言って、畑仕事をする。
「やあ、ミワから聞いたよ。リリーは、妖精なんだって」
「リリーです」ぺこり
そこからリリーの話になった。おかみさんもリリーに興味があったので、村長一家の朝食は、その後になった。
「へー、王宮にまで行って国民に認可されたのか」
「だからリリーは、サザン王国の国民です。一緒に冒険者学校に通うことになりました」
「歓迎するよ」
「元々、容姿もエルフじゃないか。身内だよ」
「ミワも歓迎!」
みんな、リリーと握手した。
「それで、これが、儲けの金貨50枚です」
「ユウ様これって?」
「ああ、入学資金用に毛皮を打ったお金のノイ村分だよ。これは、村のお金なんだ」
「すまないな。これで畑を開墾するよ。次の毛皮を持って行くだろ」
「お願いします。リリーの入学金は魔法省が出してくれたんですが、住居費と食費は、おれもちなんで、今月は、最後の方で、ピンチになりました」
「毛皮は、まだいっぱいあるんだ。我々も、協力するよ」
「ありがとうございます」
「ユウ様、私食べなくても大丈夫です」
「ダメだ。それに、魔力の方も自立できるようにするから」
リリーにきつく言ったので、村長たちが驚いた顔をしている。
「ええっとリリーは、ご飯を食べなくても大丈夫だったみたいですが、食べさせたら旨そうに食べるんです」
「そりゃ食べたほうがいいよ。旨いんだろ。良かったじゃないか」
「母さんそろそろ朝食を頼む」
「あいよ」
「今日は、ゆっくりできるの?」
「そのつもりさ。ミワもリリーと遊んでくれるんだろ」
「今日は、山の民の市が立つんだよ。見に行くでしょ。私がリリーを案内してあげる。お父さんが約束の桃を買ってくれるって」
「そりゃすごい。おれも食べたいよ」
「桃ですか?」
「ホームラ王国のね。西の山脈から来てくれたんだ。せっかくここまで来てくれたんだ。グリズリーの毛皮をお土産にしてもらいますか」
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