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第1章 転魂流転~ルーベリス~
第15話 貨幣価値
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なぜか自信満々にミレイさんに保証された。全力で真正面から美人に応援されて、ものすごく恥ずかしくなる。年甲斐もなくモジモジしてると……いや今は15歳だからまだいいか……ミレイさんは顔を赤らめて、ボーっと俺をガン見している。
「……か、かわいい……私の”ユッくん”……」
そして、小さい声で、謎の言葉を呟いた。いまいちうまく聞き取れなかったが。
「……えっ??」
「………はっ! ごふんっ、えっと、失礼しました」
急にキリッと優し気ながらも知的な雰囲気を醸し出したミレイさん。
「それでは、『初心者講習』は明日から5日間、座学と実技に分けて実施します。座学と魔法概論は私が担当しますので、よろしくお願いします」
「えっ! ミレイさんが担当してくれるんですか! ……やった!」
思わず小さくガッツポーズをしてしまった。
「はうっ!! ……ユッくん……」
なぜかミレイさんが悶絶している。しばらくそのままにしておいたのだが、終わりが見えないので声をかける。
「あ、あのー、ミレイさん。そういえば、俺、今日泊まるところも決めてなくて、どこかおすすめの宿とか紹介いただけないでしょうか?」
「…………はっ! え、ええ、そうですね。通常、講習期間は受講者の収入もないため、ギルド提携の低級冒険者向けの宿にさらに格安で泊まれる制度を利用いただくのですが、今回ユキアさんには私が指定した中級冒険者以上御用達の宿に泊まっていただきます」
「えっ?? いや、俺もその格安宿がいいんですけど! それほど持ち合わせもないですし……」
鉄馬車から頂いた貨幣はあるが、物価も分からんし余計な出費はできない。
だが、ミレイさんは「はぁ~~」と深いため息をつき、子供を諭すように俺に言った。
「いいですか、ユキアさん。あなたの村はおそらくとても平和でいい村だったんでしょう。ですがここは『迷宮都市 不夜城ルーベリス』。24時間眠らない”迷宮”と”きらびやかな夜の蝶達”。そしてそれに群がる冒険者。悪い大人もいっぱいいます……あなたはもっと自分の容姿に自覚を持ってください。あなたが格安宿に泊まっていたら、よからぬことを考える奴も出てきます。いやもう絶対、必ず出てきます! 気づけば歓楽街で働かせられているなんてことも……いや、下手すればいつの間にか奴隷になんて! そしたら、もう速攻買いに行くけど!」
なぜか興奮してきたミレイさん。いや、その前に色々と気になるワードが……
「その点、中級、Cランク以上の冒険者御用達の宿なら多少安心できます。中級以上はただ強ければなれるというものではありません。ギルドでは一定の為人を見て、問題があればどれだけ実力があってもDランク以上は上げませんから。ゆえにその宿は質も良く客のマナーも問題ありません。それに私が懇意にしている宿ですので、宿代も格安にさせます。さすがに部屋は最低ランクのものですが、個室であり、共同の屋内水浴び場もあります。でも、いくらマナーのいい客が多いと言っても、水浴びをするときは誰もいない時を狙って利用するんですよ。ほかの男に裸を見られるなんてダメですからね! それに声をかけられても、安易についていっちゃダメ……」
「え、えっーとミレイさん! いくつか聞きたいことが!!」
なんだかよく分からない方向に話が進みそうだったので、強引に割り込んだ。聞きたいことがいっぱいありすぎる。何から聞こう……
「ま、まず、その宿はいくらで泊まれるんですか? あと宿の実際の相場はどれくらいなんでしょうか?」
「そうですね。まず相場は一般的に上級冒険者が泊まるような宿は1泊3~10万バース、金貨3~10枚ですね。今回ご紹介する宿は1泊1~10万バース、金貨1~10枚くらいです。中級から上級までが幅広く利用している宿です。たしか、一番安い部屋は7000バースくらいだったと思うので、それを値引きして3000バースくらい、銀貨3枚程度にさせましょう。ちなみに低級や、駆け出し冒険者が泊まるような安宿は1泊2000~3000バースくらいです。講習特典の制度を使えば、それが1泊1000バースになります。ただし、男女は別ですが、大部屋で雑魚寝になります。そんなところにユキアさんを泊まらせることはできません」
別に俺はいいんだけど……
「ちなみに、食事はついてるんですか?」
「中級以上の宿は朝食がついてます。夕食は宿の食堂であれば1000~1万バースくらいで幅広く選べると思いますよ。ちなみに安宿だと、食事はついておらず、1食500バース、銅貨5枚くらいでしょうか。あ、ちなみにユキアさんの食事も値下げさせますよ」
ミレイさん、その宿のオーナーなのか? 違うなら、何か相当な弱みを握っているのだろうか?
だが、よし、目的は達成された。おおよその物価や貨幣価値は測れた。もう面倒くさいから、日本円同価値と判断して問題ないだろう。
金貨1枚(銀貨10枚):1万バース
銀貨1枚(銅貨10枚):1000バース
銅貨1枚(??) :100バース
そして、”バース”が通貨単位か。あと、大金貨の価値が分からんが、まぁ、使う機会はまだないだろうな。であれば、今の俺の所持金は27万4500バースと、大金貨2枚。まぁ、すぐ食うに困ることはないだろう。
「……か、かわいい……私の”ユッくん”……」
そして、小さい声で、謎の言葉を呟いた。いまいちうまく聞き取れなかったが。
「……えっ??」
「………はっ! ごふんっ、えっと、失礼しました」
急にキリッと優し気ながらも知的な雰囲気を醸し出したミレイさん。
「それでは、『初心者講習』は明日から5日間、座学と実技に分けて実施します。座学と魔法概論は私が担当しますので、よろしくお願いします」
「えっ! ミレイさんが担当してくれるんですか! ……やった!」
思わず小さくガッツポーズをしてしまった。
「はうっ!! ……ユッくん……」
なぜかミレイさんが悶絶している。しばらくそのままにしておいたのだが、終わりが見えないので声をかける。
「あ、あのー、ミレイさん。そういえば、俺、今日泊まるところも決めてなくて、どこかおすすめの宿とか紹介いただけないでしょうか?」
「…………はっ! え、ええ、そうですね。通常、講習期間は受講者の収入もないため、ギルド提携の低級冒険者向けの宿にさらに格安で泊まれる制度を利用いただくのですが、今回ユキアさんには私が指定した中級冒険者以上御用達の宿に泊まっていただきます」
「えっ?? いや、俺もその格安宿がいいんですけど! それほど持ち合わせもないですし……」
鉄馬車から頂いた貨幣はあるが、物価も分からんし余計な出費はできない。
だが、ミレイさんは「はぁ~~」と深いため息をつき、子供を諭すように俺に言った。
「いいですか、ユキアさん。あなたの村はおそらくとても平和でいい村だったんでしょう。ですがここは『迷宮都市 不夜城ルーベリス』。24時間眠らない”迷宮”と”きらびやかな夜の蝶達”。そしてそれに群がる冒険者。悪い大人もいっぱいいます……あなたはもっと自分の容姿に自覚を持ってください。あなたが格安宿に泊まっていたら、よからぬことを考える奴も出てきます。いやもう絶対、必ず出てきます! 気づけば歓楽街で働かせられているなんてことも……いや、下手すればいつの間にか奴隷になんて! そしたら、もう速攻買いに行くけど!」
なぜか興奮してきたミレイさん。いや、その前に色々と気になるワードが……
「その点、中級、Cランク以上の冒険者御用達の宿なら多少安心できます。中級以上はただ強ければなれるというものではありません。ギルドでは一定の為人を見て、問題があればどれだけ実力があってもDランク以上は上げませんから。ゆえにその宿は質も良く客のマナーも問題ありません。それに私が懇意にしている宿ですので、宿代も格安にさせます。さすがに部屋は最低ランクのものですが、個室であり、共同の屋内水浴び場もあります。でも、いくらマナーのいい客が多いと言っても、水浴びをするときは誰もいない時を狙って利用するんですよ。ほかの男に裸を見られるなんてダメですからね! それに声をかけられても、安易についていっちゃダメ……」
「え、えっーとミレイさん! いくつか聞きたいことが!!」
なんだかよく分からない方向に話が進みそうだったので、強引に割り込んだ。聞きたいことがいっぱいありすぎる。何から聞こう……
「ま、まず、その宿はいくらで泊まれるんですか? あと宿の実際の相場はどれくらいなんでしょうか?」
「そうですね。まず相場は一般的に上級冒険者が泊まるような宿は1泊3~10万バース、金貨3~10枚ですね。今回ご紹介する宿は1泊1~10万バース、金貨1~10枚くらいです。中級から上級までが幅広く利用している宿です。たしか、一番安い部屋は7000バースくらいだったと思うので、それを値引きして3000バースくらい、銀貨3枚程度にさせましょう。ちなみに低級や、駆け出し冒険者が泊まるような安宿は1泊2000~3000バースくらいです。講習特典の制度を使えば、それが1泊1000バースになります。ただし、男女は別ですが、大部屋で雑魚寝になります。そんなところにユキアさんを泊まらせることはできません」
別に俺はいいんだけど……
「ちなみに、食事はついてるんですか?」
「中級以上の宿は朝食がついてます。夕食は宿の食堂であれば1000~1万バースくらいで幅広く選べると思いますよ。ちなみに安宿だと、食事はついておらず、1食500バース、銅貨5枚くらいでしょうか。あ、ちなみにユキアさんの食事も値下げさせますよ」
ミレイさん、その宿のオーナーなのか? 違うなら、何か相当な弱みを握っているのだろうか?
だが、よし、目的は達成された。おおよその物価や貨幣価値は測れた。もう面倒くさいから、日本円同価値と判断して問題ないだろう。
金貨1枚(銀貨10枚):1万バース
銀貨1枚(銅貨10枚):1000バース
銅貨1枚(??) :100バース
そして、”バース”が通貨単位か。あと、大金貨の価値が分からんが、まぁ、使う機会はまだないだろうな。であれば、今の俺の所持金は27万4500バースと、大金貨2枚。まぁ、すぐ食うに困ることはないだろう。
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