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14 怪我の巧妙
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馬車が走り出したとたん、エリーシアは汚物入れに吐いた。
部下達の前では気が張っていたが、個室に入って物音を気にしないで済む様になったら、気が弛んだのだ。
教育を受け頭で心構えが出来ていても、実際には綺麗な物事ばかりを見せられてきた幼い御嬢様に、初めて見る人の生き死には強烈過ぎたのだった。
だがコレも、支配階級にある者が通らなくてはならない道である。
それが頭で分かっているが、心と身体は耐えられなかった様だ。
本物のエリーシアを乗せた馬車が急いだ先は、母の実家だった。
既に、そのルート上にある宿場町には、交換用の馬を用意させてある。
時間の割り振りは兎も角、移動のコースは暗殺ギルドから場所の報告を受けた段階で決めていたのだ。
先程の場所には、暗殺ギルドと一部の配下が残っている。
現在同行しているのは、ゆっくりとやって来た増援の【影】達だ。
エリーシアが口を濯ぎ、落ち着いたのを確認して、同乗していたシンシアが口を開いた。
「あの、残った奴隷は、どうなさるので?」
「奴隷商人の馬車に商品が無いのはオカシイでしょ?そのまま乗せて、次の取り引きに向かわせるわよ。今回は警戒が厳しくて人拐いが難しかった事にでもするでしょう」
シンシアの問いに、エリーシアは興味無さげに答える。
詳細を調整するのは、下々の者の役割りだからだ。
「人間の死体や死ぬのを見たのは初めてだったわ。気分が悪いから少し眠るわね」
「承知いたしました。何か有れば御呼び致しますので(教育を受けて貴族として気丈に振る舞っていても、まだまだ子供だからねぇ)」
娼婦達の交わりは、まだ演劇を見ている様に客観視できた。
だが、視覚に加えて聴覚と嗅覚も合わさった生々しい命の叫びは、彼女の限界を超えていたのだ。
暗殺ギルド出身のシンシアは既に何人もの人間を殺しているので慣れたが、最初に殺人を見た時の自分を思い出してエリーシアに同情した。
その直後、肉体的にも精神的にも疲れていたエリーシアは、気を失う様に眠りにおちた。
どれだけ眠ったのだろうか?
シンシアの揺さぶりに、エリーシアは不機嫌なまま目を覚ました。
「御嬢様、【エリーシア様の馬車】が襲われて亡くなられたそうです」
「はっ?・・・・なにを?えっ?」
恐らくは、シンシアも動揺していたのだろう。事実だが、要領を得ない報告の仕方をした。
エリーシアも寝ぼけ眼だった事もあり、乗っていた馬車と自分自身を見回して、訳が分からずにいた。
「報告致します。セリナ様の御実家に向かった馬車が襲われ、身代わりのララーシャが死亡致しました。他に死亡者はおりません」
見かねてシンシアの後ろから身を乗り出してきた伝令の護衛が、正しい形の報告をし直した。
気をとり直せば、馬車は止まっており、既に日は落ちかけていた。
彼は、今回の替え玉の件を知る分家の五男で、エリーシアとマリアナに弱味を握られている一人だ。
馬を飛ばしてきたのだろう。かなり、汗だくだった。
「あ、ああ。そう、ララーシャが?まさか、こんな事になるとは思わなかったわ」
勝ち続けた者が、初めての惨敗に放心状態になる様に、殺し慣れた者も、知人や身内が死ねば動揺する様だ。
メイド役のシンシアが使い物にならないのを見かねて、馭者席に居た女使用人が降りてきて、エリーシアに目覚めの水を差し出した。
「伝令を一人、御父様の所に走らせて、私の無事を伝えなさい。そして、私が別行動をしている事を知らなかった者の身内の安否確認を、知っている者の手で行わせて」
「身内を人質にされて情報の漏洩をしたと?」
馭者席の女がエリーシアの真意を探る。
今回の旅行の行く先を知る館の者は、殆どがエリーシアに死なれては困る者達だ。
エリーシアを殺しても、彼女を信奉するマリアナが生きていれば、必ず酬いを受ける。
自主的に情報を漏らすとは考えにくかった。
「私の読んだ小説では、そうなっていたわ」
「【奴隷】の件は旦那様にも伏せておきますが、他に金回りの良くなった者も調べては?」
「そうね。調査の方法は、御父様と彼方達に任せるわ」
エリーシアが仮病の床で読んでいた事件ものでは、そうなっていたが、『餅は餅屋』と言うのだから、素人が彼等の行動を制限するのは間違っている。
エリーシアは伝令の護衛に命じる。
「私達は、このまま屋敷に帰るから、伝令に来た貴方はマリアナ達にも帰宅する様に伝えてくれる?」
「御意。マリアナ様に御嬢様の御無事も伝えますか?」
顔を知られていないエリーシアは、死んだと思われているかもしれない。
ただ、婿養子候補達が騒いでバレている可能性もある。
「犯人達は?マリアナは、どうしてました?」
「犯人達は手傷程度で確保しましたが『これで俺達は貴族だ』と叫んでいました。マリアナ様が身代わりの件を含めて箝口令を敷かれています」
エリーシアは少し考える。
「流石はマリアナね。これで死んだ【エリーシア】を追う者は居ないわ。私の無事は、マリアナとライル、ファイアットの三名だけに知らせて箝口令は継続させなさい」
「承知いたしました。さすれば御嬢様は、ゆっくりと御帰宅できる訳ですね」
「急行馬車って、けっこう辛いのよね」
伝令の護衛は、頬笑みながら頭を垂れてから、馬に乗って走って行った。
馬車の近くで話を聞いていた【影】も一人、馬に乗って走っていく。
「さて、私を殺して得をするのは分家の誰かか?王族の別動隊かよね?」
王族直属の工作部隊【闇】は一塊の集団ではない。
シンシアの父親の様な分家は幾つもあり、本家も分家と別々に行動している。
王族の命令でバルドをすげ替える事もあるのだろう。
「今回、こちらは大した成果が有りませんでしたが、たまたま【別行動】をしていて助かりましたな」
同行している【影】のリーダー役が片膝をついて馬車の扉の前に居た。
エリーシアは馬車の中から見下ろす様にしている。
「あらっ?あなた達【影】が付いていれば、暗殺者なんて近付けないでしょ?そもそも、『こんな事もあろうかと』と別行動をしていた訳だし」
「仰有る通りでした・・・」
今回は、【影】が全てエリーシア側に居たので、警護が手薄になっていたと言えなくもない。
そして、別行動をしていた理由は奇襲に備えていたと言い訳する事ができる。
当然ながら、本隊は囮とは別のルートを通るものだ。
それが、大きく遠回りだとしても。
「では、本日は近くの宿場町まで移動して休息と致しましょう。御嬢様には馬車での宿泊となりますが」
馭者席の女がスケジュールを提案する。
エリーシアの為にシンシアの他にも、この馬車に女性を乗せているのだ。
「仕方ないわね。揺れないだけマシと考えるわ。この機会に休める者は宿を使いなさい」
「御厚情、ありがとうございます」
宿場町にバルド令嬢の停まれる宿など有る筈もなく、また、エリーシアの所在を部外者に知られる事にもなるので、仕方のない処置と言える。
ルート変更の為に、代え馬の用意も無いので、馬を休ませる必要も有るのだ。
【影】達も、護衛を残して寝れるのはありがたい事だった。
「御嬢様、取り乱してしまって、申し訳ありませんでした」
ようやく落ち着きを取り戻したシンシアが、詫びを入れてきた。
「ララーシャとは親しかったのかしら?」
「友人とまではいきませんでしたが、同僚意識はありましたので」
扉を閉めて、ゆっくりと走り出した馬車の中で、シンシアは俯いて答えた。
弱味を握られているとは言え、待遇が悪い職場では無かった。
そんな環境で近い境遇にある者は、仲間意識を抱く事もある。
ある意味で彼女等は、運命共同体であるのだから。
夕闇迫る中で一喜一憂する一行は、ゆっくりと歩を進めるのだった。
部下達の前では気が張っていたが、個室に入って物音を気にしないで済む様になったら、気が弛んだのだ。
教育を受け頭で心構えが出来ていても、実際には綺麗な物事ばかりを見せられてきた幼い御嬢様に、初めて見る人の生き死には強烈過ぎたのだった。
だがコレも、支配階級にある者が通らなくてはならない道である。
それが頭で分かっているが、心と身体は耐えられなかった様だ。
本物のエリーシアを乗せた馬車が急いだ先は、母の実家だった。
既に、そのルート上にある宿場町には、交換用の馬を用意させてある。
時間の割り振りは兎も角、移動のコースは暗殺ギルドから場所の報告を受けた段階で決めていたのだ。
先程の場所には、暗殺ギルドと一部の配下が残っている。
現在同行しているのは、ゆっくりとやって来た増援の【影】達だ。
エリーシアが口を濯ぎ、落ち着いたのを確認して、同乗していたシンシアが口を開いた。
「あの、残った奴隷は、どうなさるので?」
「奴隷商人の馬車に商品が無いのはオカシイでしょ?そのまま乗せて、次の取り引きに向かわせるわよ。今回は警戒が厳しくて人拐いが難しかった事にでもするでしょう」
シンシアの問いに、エリーシアは興味無さげに答える。
詳細を調整するのは、下々の者の役割りだからだ。
「人間の死体や死ぬのを見たのは初めてだったわ。気分が悪いから少し眠るわね」
「承知いたしました。何か有れば御呼び致しますので(教育を受けて貴族として気丈に振る舞っていても、まだまだ子供だからねぇ)」
娼婦達の交わりは、まだ演劇を見ている様に客観視できた。
だが、視覚に加えて聴覚と嗅覚も合わさった生々しい命の叫びは、彼女の限界を超えていたのだ。
暗殺ギルド出身のシンシアは既に何人もの人間を殺しているので慣れたが、最初に殺人を見た時の自分を思い出してエリーシアに同情した。
その直後、肉体的にも精神的にも疲れていたエリーシアは、気を失う様に眠りにおちた。
どれだけ眠ったのだろうか?
シンシアの揺さぶりに、エリーシアは不機嫌なまま目を覚ました。
「御嬢様、【エリーシア様の馬車】が襲われて亡くなられたそうです」
「はっ?・・・・なにを?えっ?」
恐らくは、シンシアも動揺していたのだろう。事実だが、要領を得ない報告の仕方をした。
エリーシアも寝ぼけ眼だった事もあり、乗っていた馬車と自分自身を見回して、訳が分からずにいた。
「報告致します。セリナ様の御実家に向かった馬車が襲われ、身代わりのララーシャが死亡致しました。他に死亡者はおりません」
見かねてシンシアの後ろから身を乗り出してきた伝令の護衛が、正しい形の報告をし直した。
気をとり直せば、馬車は止まっており、既に日は落ちかけていた。
彼は、今回の替え玉の件を知る分家の五男で、エリーシアとマリアナに弱味を握られている一人だ。
馬を飛ばしてきたのだろう。かなり、汗だくだった。
「あ、ああ。そう、ララーシャが?まさか、こんな事になるとは思わなかったわ」
勝ち続けた者が、初めての惨敗に放心状態になる様に、殺し慣れた者も、知人や身内が死ねば動揺する様だ。
メイド役のシンシアが使い物にならないのを見かねて、馭者席に居た女使用人が降りてきて、エリーシアに目覚めの水を差し出した。
「伝令を一人、御父様の所に走らせて、私の無事を伝えなさい。そして、私が別行動をしている事を知らなかった者の身内の安否確認を、知っている者の手で行わせて」
「身内を人質にされて情報の漏洩をしたと?」
馭者席の女がエリーシアの真意を探る。
今回の旅行の行く先を知る館の者は、殆どがエリーシアに死なれては困る者達だ。
エリーシアを殺しても、彼女を信奉するマリアナが生きていれば、必ず酬いを受ける。
自主的に情報を漏らすとは考えにくかった。
「私の読んだ小説では、そうなっていたわ」
「【奴隷】の件は旦那様にも伏せておきますが、他に金回りの良くなった者も調べては?」
「そうね。調査の方法は、御父様と彼方達に任せるわ」
エリーシアが仮病の床で読んでいた事件ものでは、そうなっていたが、『餅は餅屋』と言うのだから、素人が彼等の行動を制限するのは間違っている。
エリーシアは伝令の護衛に命じる。
「私達は、このまま屋敷に帰るから、伝令に来た貴方はマリアナ達にも帰宅する様に伝えてくれる?」
「御意。マリアナ様に御嬢様の御無事も伝えますか?」
顔を知られていないエリーシアは、死んだと思われているかもしれない。
ただ、婿養子候補達が騒いでバレている可能性もある。
「犯人達は?マリアナは、どうしてました?」
「犯人達は手傷程度で確保しましたが『これで俺達は貴族だ』と叫んでいました。マリアナ様が身代わりの件を含めて箝口令を敷かれています」
エリーシアは少し考える。
「流石はマリアナね。これで死んだ【エリーシア】を追う者は居ないわ。私の無事は、マリアナとライル、ファイアットの三名だけに知らせて箝口令は継続させなさい」
「承知いたしました。さすれば御嬢様は、ゆっくりと御帰宅できる訳ですね」
「急行馬車って、けっこう辛いのよね」
伝令の護衛は、頬笑みながら頭を垂れてから、馬に乗って走って行った。
馬車の近くで話を聞いていた【影】も一人、馬に乗って走っていく。
「さて、私を殺して得をするのは分家の誰かか?王族の別動隊かよね?」
王族直属の工作部隊【闇】は一塊の集団ではない。
シンシアの父親の様な分家は幾つもあり、本家も分家と別々に行動している。
王族の命令でバルドをすげ替える事もあるのだろう。
「今回、こちらは大した成果が有りませんでしたが、たまたま【別行動】をしていて助かりましたな」
同行している【影】のリーダー役が片膝をついて馬車の扉の前に居た。
エリーシアは馬車の中から見下ろす様にしている。
「あらっ?あなた達【影】が付いていれば、暗殺者なんて近付けないでしょ?そもそも、『こんな事もあろうかと』と別行動をしていた訳だし」
「仰有る通りでした・・・」
今回は、【影】が全てエリーシア側に居たので、警護が手薄になっていたと言えなくもない。
そして、別行動をしていた理由は奇襲に備えていたと言い訳する事ができる。
当然ながら、本隊は囮とは別のルートを通るものだ。
それが、大きく遠回りだとしても。
「では、本日は近くの宿場町まで移動して休息と致しましょう。御嬢様には馬車での宿泊となりますが」
馭者席の女がスケジュールを提案する。
エリーシアの為にシンシアの他にも、この馬車に女性を乗せているのだ。
「仕方ないわね。揺れないだけマシと考えるわ。この機会に休める者は宿を使いなさい」
「御厚情、ありがとうございます」
宿場町にバルド令嬢の停まれる宿など有る筈もなく、また、エリーシアの所在を部外者に知られる事にもなるので、仕方のない処置と言える。
ルート変更の為に、代え馬の用意も無いので、馬を休ませる必要も有るのだ。
【影】達も、護衛を残して寝れるのはありがたい事だった。
「御嬢様、取り乱してしまって、申し訳ありませんでした」
ようやく落ち着きを取り戻したシンシアが、詫びを入れてきた。
「ララーシャとは親しかったのかしら?」
「友人とまではいきませんでしたが、同僚意識はありましたので」
扉を閉めて、ゆっくりと走り出した馬車の中で、シンシアは俯いて答えた。
弱味を握られているとは言え、待遇が悪い職場では無かった。
そんな環境で近い境遇にある者は、仲間意識を抱く事もある。
ある意味で彼女等は、運命共同体であるのだから。
夕闇迫る中で一喜一憂する一行は、ゆっくりと歩を進めるのだった。
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