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四章
11、鏡の前で
仄かな行灯の明かりと、部屋に差し込む月光に照らされて、翠子さんの肌はより白さを増して見える。
その素肌には、少し色あせたが俺がつけた痕がいくつも残っている。
彼女の弱い部分は、もう良く知っている。
柔らかな胸の膨らみを撫でながら、時おり胸の尖りをきつく抓む。翠子さんが短く喘いだ。
「痛い……です」
「痛いのも嫌いじゃないだろう?」
翠子さんは瞼を伏せて、小さくうなずいた。
「だ、旦那さまが与える痛みなら……嫌ではありません」
「素直によく言えた。いい子だ」
「翠子は、いい子ですか?」
伏し目がちなまま、背後に立つ俺に頭をもたれさせて尋ねる姿に、ぞくりとする。
「どうしてほしい?」
「鏡は……嫌です」
「それは翠子さんのお願いでも聞けないな」
俺は翠子さんを支えたままで、畳に腰を下ろした。ちょうど俺の膝に彼女が座る形になる。
翠子さんは行儀よく、ワンピースの裾からのぞく足を揃えて座っている。
俺は彼女の服を脱がせ、膝の裏に手を入れて両足を開かせた。
抵抗はあったが、残念ながら俺の力の方が断然強い。
「さぁ、ちゃんと見るんだ」
そう命じても、翠子さんは首を振るだけだ。
「お願い、虐めないで」
「虐めてなどいない。あなたが俺に愛されているところを、ちゃんと見ていてほしいんだ。どれほど、俺があなたを好きなのかを知ってほしい」
「わたくしを……?」
説得と言えばおかしいが。俺の囁きを聞いて、翠子さんは恐る恐る顔を上げた。
膝を曲げた状態で足を開かされ、常なら隠されている部分が鏡に映っている。
翠子さんが慌てて顔を背けようとするから、「駄目だよ」と優しく諭す。
指先で、花弁のような襞に触れると、翠子さんはびくっと身をすくませた。
「あなたの弱い部分に触れるよ。まだ乱れないように」
「は、はい」
花弁を左の指で左右に大きく広げ、その奥でひっそりと赤らんでいる部分を見せる。
自分のそんな処を目にするのは、初めてなのだろう。翠子さんは眉根を寄せている。
「まずは、ここだ」
「ひゃ……あぁ、ん」
指でつまんでやると、突然の強い刺激に、翠子さんは背中をそらせた。俺の肩で、彼女の首がのけぞっている。
「や、だめ、です」
「うん。これは少しきついだろうな。それなら、この方が好きかな」
翠子さんの薄い耳朶を噛みながら、指先で花芯を撫でてやる。痛みと快感を同時に与えられ、彼女は俺の手に爪を立てた。
純粋無垢だったあなたに、俺が……俺だけが、こうして触れることができるそして、あなたもそれを許してくれる。
買われたという諦めからではなく、初恋の男として受け入れてくれている。
それは陶酔にも似た心地だった。
俺の身体にもたれかかる翠子さんの息遣いが荒くなる。翠子さんは素肌をさらしているのに、俺は服を着たままだ。
あなたの肌をもっと感じたい。全身で触れたい。
「ふ、あぁ……や……ぁっ」
彼女の呼吸の感覚が短くなった時、俺は指を離した。
あともう少しで達する、その状態で放置された翠子さんが見上げてくる。黒い瞳は潤み、俺に続きをねだるような表情だ。
「どうしてほしい?」
尋ねても、ただ彼女は首を振るだけだ。長くまっすぐな黒髪が、しっとりと汗ばんだ胸にかかっている。俺はその髪を手ですくい、そっとくちづけた。
「髪……じゃなくて」
「うん。髪じゃなくてどこがいいのか、口にしないと俺には分からない」
縁側に面した簾を巻き上げてあるから、室内には月の光が満ちている。白皙の肌を照らす月光は、彼女を妖艶に見せている。
翠子さんは俺の手に指を添えると、そっと自分の胸に触れさせた。そして切なそうに俺を見つめた。
「悪くはないが。正直ではないね」
指摘すると、翠子さんの顔が朱を散らしたように赤くなる。俺は両手の指で彼女の乳首を弄びながら「本当のことを言ってごらん」と囁いた。
滑らかでやわやわとした胸は、俺のてのひらに吸いつくようだ。
その素肌には、少し色あせたが俺がつけた痕がいくつも残っている。
彼女の弱い部分は、もう良く知っている。
柔らかな胸の膨らみを撫でながら、時おり胸の尖りをきつく抓む。翠子さんが短く喘いだ。
「痛い……です」
「痛いのも嫌いじゃないだろう?」
翠子さんは瞼を伏せて、小さくうなずいた。
「だ、旦那さまが与える痛みなら……嫌ではありません」
「素直によく言えた。いい子だ」
「翠子は、いい子ですか?」
伏し目がちなまま、背後に立つ俺に頭をもたれさせて尋ねる姿に、ぞくりとする。
「どうしてほしい?」
「鏡は……嫌です」
「それは翠子さんのお願いでも聞けないな」
俺は翠子さんを支えたままで、畳に腰を下ろした。ちょうど俺の膝に彼女が座る形になる。
翠子さんは行儀よく、ワンピースの裾からのぞく足を揃えて座っている。
俺は彼女の服を脱がせ、膝の裏に手を入れて両足を開かせた。
抵抗はあったが、残念ながら俺の力の方が断然強い。
「さぁ、ちゃんと見るんだ」
そう命じても、翠子さんは首を振るだけだ。
「お願い、虐めないで」
「虐めてなどいない。あなたが俺に愛されているところを、ちゃんと見ていてほしいんだ。どれほど、俺があなたを好きなのかを知ってほしい」
「わたくしを……?」
説得と言えばおかしいが。俺の囁きを聞いて、翠子さんは恐る恐る顔を上げた。
膝を曲げた状態で足を開かされ、常なら隠されている部分が鏡に映っている。
翠子さんが慌てて顔を背けようとするから、「駄目だよ」と優しく諭す。
指先で、花弁のような襞に触れると、翠子さんはびくっと身をすくませた。
「あなたの弱い部分に触れるよ。まだ乱れないように」
「は、はい」
花弁を左の指で左右に大きく広げ、その奥でひっそりと赤らんでいる部分を見せる。
自分のそんな処を目にするのは、初めてなのだろう。翠子さんは眉根を寄せている。
「まずは、ここだ」
「ひゃ……あぁ、ん」
指でつまんでやると、突然の強い刺激に、翠子さんは背中をそらせた。俺の肩で、彼女の首がのけぞっている。
「や、だめ、です」
「うん。これは少しきついだろうな。それなら、この方が好きかな」
翠子さんの薄い耳朶を噛みながら、指先で花芯を撫でてやる。痛みと快感を同時に与えられ、彼女は俺の手に爪を立てた。
純粋無垢だったあなたに、俺が……俺だけが、こうして触れることができるそして、あなたもそれを許してくれる。
買われたという諦めからではなく、初恋の男として受け入れてくれている。
それは陶酔にも似た心地だった。
俺の身体にもたれかかる翠子さんの息遣いが荒くなる。翠子さんは素肌をさらしているのに、俺は服を着たままだ。
あなたの肌をもっと感じたい。全身で触れたい。
「ふ、あぁ……や……ぁっ」
彼女の呼吸の感覚が短くなった時、俺は指を離した。
あともう少しで達する、その状態で放置された翠子さんが見上げてくる。黒い瞳は潤み、俺に続きをねだるような表情だ。
「どうしてほしい?」
尋ねても、ただ彼女は首を振るだけだ。長くまっすぐな黒髪が、しっとりと汗ばんだ胸にかかっている。俺はその髪を手ですくい、そっとくちづけた。
「髪……じゃなくて」
「うん。髪じゃなくてどこがいいのか、口にしないと俺には分からない」
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翠子さんは俺の手に指を添えると、そっと自分の胸に触れさせた。そして切なそうに俺を見つめた。
「悪くはないが。正直ではないね」
指摘すると、翠子さんの顔が朱を散らしたように赤くなる。俺は両手の指で彼女の乳首を弄びながら「本当のことを言ってごらん」と囁いた。
滑らかでやわやわとした胸は、俺のてのひらに吸いつくようだ。
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