拾った剣が精神汚染して来るんだけど!?⇔拾われた剣、主に振り回される!?

ゆうきゅうにいと

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第8章 のろのろ帰還と運命の再会?

第007話 ゼルアス侯爵家、王位簒奪

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「お酒に化粧品、ゼルアス侯爵家は随分なリアースレイ精霊王国のお得意様だった様ね」
「……それどころでは無かろう」
「この屋敷にあった地下施設。捕らえた使用人達に問い質した所、やはり違法奴隷を集めた奴隷部屋と拷問部屋でした」
「悪辣な、愚王の係累だけはあるな」
「当主夫妻と兄2人は深く関わっている様ですね。違法薬物にまで手を出していた様ですし」
「ふん、嘆かわしい。しかしそうなってくるとあの坊主に此処の領主なんて無理じゃないか? かなり評判が悪いぞ?」
「――知っているわよ」
「お嬢らしくない。あの坊主を使って何を考えておるんだ?」
「あくまでも候補だし、そもそも私は此処の領地を与えるなんて言ってないわよ? 何の功績も突出した能力も無いのに侯爵位なんて与える訳無いじゃない。与えるとしても精々男爵位よ」
「――それでも過分に過ぎると思うがの」
 レンリート伯爵家であればまだ未成年と言う事を鑑みても連座で処刑も有り得る重大犯罪だ。シェルビドも自身の命乞いもせず領民の助命嘆願までした未成年のダントルを処刑しろとまでは言わないが、罰は必要じゃないかと考えていた。

「あの子供は薄くとも王家の血筋よ。ある程度の地位に付けておけば何れ担ぎ上げ様とする良からぬ輩を集めてくれるでしょう」
「成る程、生き餌ですか。上手く活用したいですね」
「子供相手に悪辣な。では愚者にでもなる様育てるのか?」
 シェルビドの問いにルシオスもシャルロッテの方を見る。
「普通に教育すれば良いでしょう。どう育つにしろ寄って来る害虫は居るものよ」
「真っ当に育ってしまったらどうするのだ? これだけの罪を犯している家の者だぞ?」
「邪魔なら害虫と一緒に駆除すれば良いじゃない」
「確かに、精々上手く踊らせましょう」
 シャルロッテの言葉に笑顔で頷くルシオス。それをシェルビドは複雑そうな顔で見つめていた。
「嬉々としてよう言えるのお、お前等」
「所詮、只人相手ですからね。気楽なものよ」
「シャルロッテ様を煩わせる相手が居るのですか? 不敬な」
「ふふっ、私もあの子の前では只人よ。ドラゴンやユニコーンなんて伝説の生き物を手玉に取る相手だもの」
「「……」」
 若干疲れた様に遠い目をするシャルロッテ、そんな姿を見た事が無かった2人はまだ見ぬアイリスに恐れを抱くのであった。


「ええい! 突撃だ! 此方は何人居ると思っているのだ!!」
 この突撃バカめ! 案の定だよ!! 王の私室に向かって行くと近衛兵が立ち塞がって来たのだが、バカ息子共が兵に突撃を指示して大きな損害を出していた。
 近衛兵は国軍から特に強い奴等が引き抜かれて行く場合も多い。その上ゼルアスの領兵は見るからに練度不足だ。城の廊下がいくら広いとは言え大勢で剣を振れる程ではない。各個撃破されて結果は散々だ。
「くっそぉ、おいお前! 何故国軍を動かさないんだ! 国軍も俺に従わせろよな!!」
 冗談言うな! お前等に任せたらどれだけ被害が増えるか分からんだろうが! 本来なら兵で取り囲んで安全な後ろから説得をするのだが、コヤツ等では火に油を注ぐ様なもの。仕方がないので俺が慎重に前に進み近衛の長官と対峙する。
「現王家に正義は無い。此方に付けガルーダ」
「正義? 薄ら寒い事を言うではないかラーバン」
 ガルーダ・イル・ベルパインは近衛の隊長だ。俺とほぼ同期で地位も同位の為、何かとライバル視してしまうのだが、上手く説得出来ねばコチラの被害は甚大なモノになってしまう。
「この戦況で勝てると思っているのか? 被害が増えるだけだぞ」
「くくっ、兵を悪戯に損耗するやり方をする、その方等に付いてもいずれ同じ事になるだろうさ」
 ぐう、正論! クソバカ共の所為で! 数は圧倒的にコチラが優っているのだから、先ずは取り囲んで説得だろうが!!
「上手く事が運べば北部南部の領地を頂ける事になっている。俺の配下になるのであれば俺と同クラスの爵位領地を約束しよう」
 本来は此処まで譲歩するつもりは無かったが、これ以上時間を掛けるとバカ息子共がまた暴走しかねんから仕方がない。
 そうして何とか話しを付けてガルーダ達近衛兵を引かせる事が出来た。


「ガルーダ様、引いてしまって宜しいのですか?」
「あの数で攻められては此方は全滅だ。陛下を逃がす事も出来ん状況であったしな」
 近衛軍のトップ、ラーバン将軍と同じく侯爵位を持つ近衛長官のガルーダ・イル・ベルパインは城に残ると要らぬ混乱を招くとして兵を連れて城を辞していた。
「しかし地位や領地を約束されましたが数は圧倒的に向こうが上、配下になるのであれば完全に下に付く事になってしまいますよ?」
「この難局を乗り切れるのであれば、な」
「乗り切れ無いと?」
「何かしら密約でもあるのかも知れんが、もし戦争がこの王都まで延びたら奴等は全滅だろう。今は距離を置いて見定めるしかない」
「王家を見捨てても、ですか」
「アレはどうあっても生き筋が見えん。何なら貴様は付き合って心中でもするか?」
「ははっ、ご冗談を」
 近衛兵ですら王家への忠誠を失くしていた。しかしガルーダはそこに取って替わろうとしているゼルアス達に対しても期待が持てないなと感じていた。


「陛下! ゼルアス侯爵家が此方に参られます!!」
「ああ~? 何だそれは? そんなモン許しておらんぞ! 追い返せ、無礼な!!」
 酒と女に溺れている国王は赤ら顔でわめき散らし、持っていた酒瓶を投げつけた。国王は飛空挺が手に入らなかった事で未だ苛立ちを抑えられずにいたのだ。
 リアースレイ精霊王国が居た頃ならばリアースレイ精霊王国に乗せて貰うと言う形ではあるが空を飛ぶ事が出来ていた。
 それをラージヒルド商業王国が手に入れたら自分にくれると言うのだ。だからリアースレイ精霊王国の施設を襲撃する事を許可してやったのだ。
 だと言うのに蓋を開ければ飛空挺を手に入れたは良いが飛ばせませんと来た。ラージヒルド商業王国の詰まらぬ案に乗せられ騙されてしまったと怒りを顕にしたが、リアースレイ精霊王国が消えた以上どうしようもない。
 国王は関わった者等をなぶり殺しにしてやったのだが、全く気が収まる事はなかった。
「新しい奴隷だ! 早く持って来い!!」
「ふん、随分とご機嫌斜めではないかベルベドよ」
「貴様っ! ゼルアスっ! 余を呼び捨てとは不敬だぞ!! おい処刑しろ!!」
 ゼルアスの奴め! 入室も許可していないと言うのに王の私室に勝手に入って来やがって! 何て常識知らずな奴だ!!

 酒の匂いが酷い。いやコレは薬もか? 全く、国がこんな状況だと言うのに部屋に女を侍らせて良いご身分だ。ああ、一応まだ国王陛下か。国軍だけでなくゼルアスの兵士も取り囲んでいると言うのに呑気なモノだ。
 赤ら顔で国軍に命令を下して来るベルベド王、だが囲んでいるのが近衛兵ではない事に異変を感じないのか? しかもゼルアスが引き連れて来たと言うのに。
「――おい、さっさとこの罪人共を捕らえろ」
「はっ、おい!」
「なんだあ~!? おい俺様じゃない! そこの国賊を殺せえぇええーー!!」
 ゼルアスに言われて俺の指示で国軍がベルベド王を、そして側近の宰相達を捕らえて行く。王以外は抵抗されれば何人か殺しても良いと言ってある。案の定わめき散らして来る者達がいたので2人程処刑して黙らせた。
「きっ、貴様等ぁああ! これは反逆だぞ!! 国家反逆罪だぞ! 皆殺しにしろおぉおおおおーーっ!!」
 凄いな愚王。敵だらけの中で良く言えたものだ。
「国を荒らしおって、国賊とは貴様の方であろうベルベドっ!」
「ああ~!?」
「そもそもリアースレイ精霊王国との国交事態が間違っているのだ。飛空挺欲しさに血迷いおって! この色ボケが!!」
「きっ、貴様あ! 誰に向かって口を聞いておる!! 不敬であるぞ!! 大体アレの素晴らしさを分からんとは頭が腐っておるのか!!?」
 ゼルアスは否定するがリアースレイ精霊王国との国交そのものは賛成だ。愚王と同意見なのは癪だが飛空挺の素晴らしさも分かる。――問題なのは王家そのものが腐っている事だ。
「ふん、その素晴らしい物は何処にあるんだ? 結局全てを無に帰したではないか」
「貴様あぁああああ!! 殺す! 殺す!! 殺してやるぞぉおおおおおーーーーーー!!!」
 その後、尚も暴れ騒ぐ現アデール王を黙らせて牢に入れさせる。当然他の王家の人間達も捕らえて牢に入れていった。
「あすの昼に元王家を処刑する。自害や逃亡されん様にな」
「はっ」
 王家を捕らえた。――これで俺達は晴れて簒奪者となった。


 王城を離れ下位貴族の屋敷の一室。そこで近衛隊長のガルーダ・イル・ベルパイン侯爵は信頼出来る側近のみで集まっていた。だがその屋敷は近衛の人間の物ではない。
「陛下の事は良いのか? ガルーダよ」
「ふん、今更どうなるモノでもあるまい。それよりワイデ、貴様の情報を教えろ」
 談話室でガルーダの対面で座っているのは王家の暗部の長であるワイデだ。ガタイの良いガルーダと違い、顔も体格も平凡なこの男は愚王の命により多くの後ろ暗い事に手を染めて来た。
 多くの恨みを買っている愚王を守る為に腕を磨かれた近衛兵達とは違う意味で高い能力を持っているのだ。
「既にフォシュレーグ王国軍はゼルアス侯爵領を落としたそうだ」
 ガタッ「何っ!? すぐ目の前ではないか! ゼルアスの奴は知っているのか!?」
「どうかな? 時期的に見れば知って逃亡したとも取れるが、……国軍との連携を考えると偶然にも思える」
「……むう、そうか」
「この話しは既に王都の庶民の間で噂になり始めている。恐らくフォシュレーグ王国の間者が流したモノだろうな」
「間者っ!? いや、当然居るか、しかしそうなると信憑性はどうなのだ?」
「俺の情報源は大体そこだが当然裏は取ってある。……この国はもう駄目だな」
 王家直属の近衛と暗部が王家から離れた。本来なら王家と運命を共にするか新たな王家に忠誠を誓うのだろうが、市井の噂からでも国の存亡が危うい状況ではそれどころではない。
 ゼルアスが忠誠を誓える様な相手ではないと言うのもあるのだろう。


「飛空挺は雄大であっただろう! だがリアースレイ精霊王国との国交で我々が何を得たか! 貿易品は数少なく、王都の民ですら満足にその恩恵を行き渡らせる事も出来ない! 逆にルードルシア教王国ラージヒルド商業王国と言う超大国に睨まれる始末だ!!」
 翌日の昼過ぎ、王城前の広場で庶民を集めて前王家の処刑と新王となるゼルアスの演説が行わていれた。
「此度の内乱はその歪みが故に起きたのだ! その隙をフォシュレーグ王国に突かれたのだ!! 我々は今一丸となって戦わなければならない!! 私はこのアデール王国の新王としてルードルシア教王国ラージヒルド商業王国と共に、このアデール国を守る為に戦うと誓おう!!!」
「新たなアデール王国に栄光あれ!!!」
「「「おおーーーー!!!」」」
 庶民を囲む国軍の声に煽られ庶民達も声を上げる。空気を読んだとも言うが。
 元王家の人間は怠惰な生活が見て取れる程醜く太っていて、処刑される際も醜く泣き叫んだり最後まで周りを激しく罵って来たりしていた。
「下賤な者共が! この様な不敬が許されると思うなよ!! この場の全員いたぶり尽くして殺してやる! さっさと解放せんかぁああああっ」ザンッ

 はあ、愚王は最後まで愚王だったな。……と言うか演説内容くらい自分達で考えろよゼルアスめ。
 国軍の将軍ラーバンはこの状況に先行きが不安になっていた。





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