「センパイお詫びです」って、俺の耳を弄るなよっっ

レモン・ジル

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旅館の布団で焦らし耳責め

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 嫌な予感のとおり旅行中松居はずっと俺に付き纏ってきた。
 他の人たちがいる前でアイツはことあるごとに俺の耳を揶揄ってくる。

「セ~ンパイ、寒そうですね?耳、冷たいですよ」
 
 さわさわ

「うひぃっ」

「あたためてあげましょうか?」

 すりすり

「う、あ、やめろってっ皆んな変な目で見てるだろ、、」

「マーキングですよ♡」

「は?」

「他の誰かに取られないように牽制しとかないと」

 誰が興味あるんだよ?!

「ほら、皆んなこっち見てますよ」

 お前だよっ!皆んなが興味あるのはお前だよっこのイケメンやろうがっ!

「近くにいないと危ない危ない」

 コイツどこまでふざけてるのかわからないっ、、
 もしかして俺を利用して女性社員を寄せ付けないようにしてる?
 ずっとチラチラ見られてるもんな。
 確かに俺がいないとあっという間に囲まれそう。
 いや、にしても俺を巻き込むなよ。
 俺の男性社員との交流はどうしろと、、、せっかくの出会いのチャンスでしょうよ、、

 というかコイツ彼女とかいるのか?
 いるよな?
 いるなら公表しちゃった方がよくないか??

 

 結局その日は一日松居に付き纏われた。
 やたら絡んでくるから女性社員の視線が痛い。

「ふぅ、やっと風呂だ」
 
 って、、、またコイツ俺の近くに、、
 風呂まで付き纏われたんじゃたまったもんじゃない。
 女性社員はここにはいないんだからもういいだろ、寄ってくるなよ。
 そう思っていた俺だが次の瞬間、服を脱いだ松居の体に釘付けになってしまった。

 コ、コイツ、いい体してるな、、
 普段は痩せて見えるけど、、
 鍛えてるのか、、?

「、、ん」

 はっ、、つい見惚れていたが松居と目が合ってしまった。

「センパイ。なんですか?」

 松居はニヤニヤ笑いながら聞いてくる。

「べつに、なんでも」

「あ、また構ってもらうの待ってます?嫌だなぁ、さすがに風呂ではしませんよ?だって裸同士って♡さすがにまずいでしょ」

「なっそんなんじゃ」

「期待しないでくださいね♡」

 コイツ、やっぱムカつく、、!
 見惚れるんじゃなかった、、



 その後夕食と宴会が始まった。
 酒に弱い俺はお酌をしてまわった。
 こうしてる方が楽なんだ。

「浅田くぅ~ん。お酌はもういいからキミものみなさいよ」

 年配の社員に絡まれた。酒くさい。

「い、いえ、俺はもう、、」

「もうって全然飲んでないじゃないの~いいからいいから遠慮しないでぶれいこ~うっ」

「お酒よわいんで、、」

「え、そうだっけ?ぷくく、確かにキミそんな感じの顔してるねっ?」

 そんな感じの顔ってなんだよっ

「か~わいいねぇ~」

 ああもう、、酔っぱらいきらいっっ

「センパイ」

「ん、松居。どうした?」

「もう先に休ませてもらいましょうよ」

「えぇ~もう寝ちゃうのぉ~松居きゅ~ん」

「ええもう俺たち疲れちゃったんで~お先でぇーっす」

「そぉ~?じゃあおやすみぃ~ん」

 軽っっ
 そんな感じでいいのかよ。
 つくづく羨ましいやつだな。

 俺は松居に引っ張ってもらって、宴会場を抜け出すことができた。

 正直助かった。
 もう寝たかったんだよな。

 こういう行事、気を使うから疲れるんだよ。
 松居は気なんて使わなそうでいいな。

 洗面所で歯を磨いて寝る準備をした。
 男性の雑魚寝部屋にはもう布団が敷かれている。
 まだ他には誰もいない。
 皆んなまだ無礼講ってやつの最中だ。

「はー、、疲れた。じゃあもう寝るか」

 よいしょっと。

「……」

 俺は一番端の布団に横たわったが、当然のように松居は隣の布団に寝転がった。

 いや他にいっぱいあるんだから別のとこ行けよ、、
 
 そしてこっちを見てくる。

 俺は目を合わさないようにと、じっと目を閉じた。
 もうこのまま寝てしまおう。

 
 しばらくそうしていたが、やけにしずかだったしもう松居も寝たのかと思ってちょっとだけ目を開けて横を見てみた。

 いやっ、ちかいちかい?!

 松居の顔がさっきよりも近くにあってびっくりした。
 しかも目が合ってしまった。

 松居はにこっと笑う。

「センパイ眠れないんですか?」

「いや、お前が見てるから気になるだろ、、」

「だってセンパイの寝顔可愛くて。まだ寝てないけど」

「あ~もう、そういうのもういいから寝かせろよ」

「センパイお疲れみたいですね。じゃあセンパイが寝るまで俺、マッサージしますね?」

「え?」

「センパイの疲れがとれますよーに♡」

「うわっ」

 松居は俺の布団に入ってきて、腕を伸ばした。
 松居のいる側の反対側の俺の左耳に手を伸ばして触れてくる。

「ふあ♡」

 松居に一日構われて敏感になった耳を松居が指でなぞってくる。
 なんだかいつもよりソフトタッチでよりいっそう腰にくる。

「ふぅ、、♡」

 松居は俺の反応を見ながら指の数を増やして不規則に耳をなぞる。

「んんんッ♡」

 ああ、声、、我慢しないと、きこえちゃう、、

 やめさせなきゃいけないのに何故だか抵抗できない、、
 耳が松居の指を求めているかのように、、俺は松居をはねのけることができない、、

 はぁ、、きもちい、、ぃ、、

 耳のマッサージは10分ほど続いた。
 頭がぼんやりして正確にはよくわからない。

 意識が遠のきかけたその時、反対の耳に新たな刺激が加えられた。

 松居の近くの俺の右耳に松居が舌を這わせる。
 
「あ♡」

 無防備だった右耳を急に舐められて腰が浮いた。

 ゾクゾクゾクッ

 松居の熱い息がかかる。

 ふ~

 柔らかい舌が、こっちもまたソフトタッチで耳を弄る。

 あ、これ、、ダメかも、、♡

 いつもはもっと荒っぽいのに、急にこんなに優しく責められたらより敏感になってしまう、、

 んんん♡

 俺は必死で両手で口を塞ぎ声を抑えた。

「センパイ、がんばって声抑えててえらいですね、、♡でも我慢しなくていいんですよ、、どうせ聞こえてませんし、、」

 そう言うと松居は俺の両手を掴んで俺の頭上に上げた。

「声、、聴かせてください、、」

 そしてまた耳を舐めてくる、、

「ん、ああ♡」

「いい声、、、♡」

「はっあっ♡はー♡はー♡♡」

 これ、ずるひ♡

「ふぅ~♡は~♡♡ひっん♡」

 あ、なんだか下半身があつくなって、、

「あ~♡はぁ~♡♡」

 や、やばい、がまん、、できない、、

「センパイ、、」

 俺の下半身がつい、、、

「元気になっちゃいましたね♡疲れてるからかな笑」

「う、うるさいっっ、み、見るな、、」

「はいはい、わかりましたよ。じゃ、マッサージ続けますね」

 へ?

 松居はまだ耳への焦れったい刺激をやめてくれない。

「うっ、、」

「センパイってこういう風に責められる方が好きなんですか、、?」

 う、うるさい、、

「そんなにおおきくしちゃって、、」

「バ、バカ、、♡」

「かわい、、♡」

 はぁ~あつい、アツイ、、♡
 
 松居の憎まれ口に反論できないほどに下半身があつくてあつくておかしくなりそうだ、、

「と、溶けそう、、」

「溶けませんて、、、笑」

 あ~もう、、げんかい、、、

「い、弄らせて、、したぁ」

「え、ダメですよ、センパイこんなとこで。布団、、汚れちゃうでしょ?」

「だってもう、あつくて、、」

「ダ~メ、、」

「おねがい、うで、はなしてぇ、さわりたい、、」

「センパイ、ダメですって、いつものセンパイならわかるでしょう?」

「ああぁ、、だってぇ、、、」

「、、センパイが健全なマッサージで感じちゃうからいけないんですよ♡」

「う、うぅ、び、びんかんだか、らっ、しかたな、、」

「いいわけしないの♡」

「う、おねがい、、だしたい、、だしたいっ」

 も、げんかい、、

「、、さわ、、って、ぇ、、」

「え、、?」

 松居は涙目でねだる俺の顔をじっと見つめてなにやら考えこんでいる。

「ね、、まつ、い」

 ガヤガヤ
 
 俺が我を忘れかけたその時に急にあたりが騒がしくなった。
 どうやら宴会がお開きになり他の男性社員達が大部屋に入ってくる。

「あ~センパイ、、残念だけど、おやすみなさいですね」

 松居はそれだけ言って素早く自分の布団に戻った。

「え、、」

 どうするの、、これ?
 俺の熱を帯びたソレは行き場を失ってもまだ中で、、
 ああ、、だしたい、、だしたい、、、

 さすがにこの状況でそれは叶いそうもない。
 俺は布団の中でうずくまるようにして哀れなその膨らみを両手でぎゅっと抑えた。
 
 ふ~ふ~

 このまま収まるのを待つしか、、

 は、、

 そんな俺をおちょくるように松居はこっそり俺の無防備な耳を再び刺激してくる。

 や、やめろ、よ、、

 せっかく抑えようと頑張ってる熱がまたぶり返してくる。

 松居の焦れったい指の動きは止まることなく続く。

 こんなんじゃ、、いつまで経っても収まら、ない、、

 ふっ♡ふっ♡

 はぁ♡はぁ♡

 その攻防は夜通し続けられた。

 俺は疲れ果てて意識が薄れたところで漸く松居の指が耳から離れて、やっと眠りにつけた。


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