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Geekに恋した2人 一
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「すごいじゃん!夢があるっていいことだよ。頑張りなよ、奏。私、応援するよ。」
奏は自宅に帰った後、奈美との昔の思い出を、思い出していた。それは、奏が奈美に初めて、
「僕、実は小説を書いているんだ。それで将来は、プロの作家になりたいって思ってる。」と、言った日のことであった。
「僕、小説を書いている時が、一番充実して、時間を使えているかもしれない。もちろん、奈美と一緒にいる時間の方が、楽しいけどね。」
「分かってるよ、奏。それとこれとは別だもんね。でも、ちょっとその小説に、ジェラシー感じちゃうかも。」
「ごめん、奈美。そういうつもりじゃないんだ。ただ、将来やりたいこととして、小説家、っていうのがあって、そのために使う時間が、他の、例えば勉強なんかより充実している、って意味ね。」
「もちろん!さっきのは冗談。でもちょっと、奏を困らせたくなっちゃって。だって今の奏、目がキラキラしてるんだもん。ちょっと、悔しくなっちゃった。」
「そうかな?でも、奈美の機嫌が直ってくれたんだったら、良かった。」
「えっ、私、機嫌は悪くなってないよ?」
「冗談だよ。さっきのお返しね。」
「あ、やられた~。」
また、
「すごいね、奏。昨日、奏が初めて書いた小説、読んだよ。『フラッシュバック』だったっけ?めちゃくちゃ面白くて、最後は一気読みしちゃった。」
「ありがとう。奈美にそう言ってもらえて嬉しいよ。でも、ちょっと残虐な描写があったと思うんだけど、大丈夫だった?」
「うん、そういえばあったね。私は、暴力的なものは基本的にはダメだけど、奏の描写は、サラッとしてて大丈夫だった。それに、何といっても、ストーリーがめちゃくちゃ面白かったよ。こんな小説書けるなんて、やっぱり奏はすごいね。才能あるんじゃない?」
「いや、僕なんてまだまだだよ。これからもっともっと頑張って、腕を磨きたいって思ってる。でも、奈美にそう言ってもらえて、嬉しいよ。実はこの小説、まだ他の人には誰にも読んでもらってないんだ。どうしても奈美に、1番に読んで欲しくて…。」
「そうですか。ではでは木村奈美審査員が、この小説の審査を致します!この『フラッシュバック』は…、100点満点であります、なんちゃって。」
「急に何それ。でも、お世辞抜きで話してもらって大丈夫だよ?本当に、面白かった?」
「うん、面白かった!これからも、私は奏の書く小説、そして奏の1番のファンだから、よろしくね!」
「ありがとう、よろしく!」
奏は、初めて書いた小説を、奈美に読んでもらった時のことも、思い出していた。
奏は自宅に帰った後、奈美との昔の思い出を、思い出していた。それは、奏が奈美に初めて、
「僕、実は小説を書いているんだ。それで将来は、プロの作家になりたいって思ってる。」と、言った日のことであった。
「僕、小説を書いている時が、一番充実して、時間を使えているかもしれない。もちろん、奈美と一緒にいる時間の方が、楽しいけどね。」
「分かってるよ、奏。それとこれとは別だもんね。でも、ちょっとその小説に、ジェラシー感じちゃうかも。」
「ごめん、奈美。そういうつもりじゃないんだ。ただ、将来やりたいこととして、小説家、っていうのがあって、そのために使う時間が、他の、例えば勉強なんかより充実している、って意味ね。」
「もちろん!さっきのは冗談。でもちょっと、奏を困らせたくなっちゃって。だって今の奏、目がキラキラしてるんだもん。ちょっと、悔しくなっちゃった。」
「そうかな?でも、奈美の機嫌が直ってくれたんだったら、良かった。」
「えっ、私、機嫌は悪くなってないよ?」
「冗談だよ。さっきのお返しね。」
「あ、やられた~。」
また、
「すごいね、奏。昨日、奏が初めて書いた小説、読んだよ。『フラッシュバック』だったっけ?めちゃくちゃ面白くて、最後は一気読みしちゃった。」
「ありがとう。奈美にそう言ってもらえて嬉しいよ。でも、ちょっと残虐な描写があったと思うんだけど、大丈夫だった?」
「うん、そういえばあったね。私は、暴力的なものは基本的にはダメだけど、奏の描写は、サラッとしてて大丈夫だった。それに、何といっても、ストーリーがめちゃくちゃ面白かったよ。こんな小説書けるなんて、やっぱり奏はすごいね。才能あるんじゃない?」
「いや、僕なんてまだまだだよ。これからもっともっと頑張って、腕を磨きたいって思ってる。でも、奈美にそう言ってもらえて、嬉しいよ。実はこの小説、まだ他の人には誰にも読んでもらってないんだ。どうしても奈美に、1番に読んで欲しくて…。」
「そうですか。ではでは木村奈美審査員が、この小説の審査を致します!この『フラッシュバック』は…、100点満点であります、なんちゃって。」
「急に何それ。でも、お世辞抜きで話してもらって大丈夫だよ?本当に、面白かった?」
「うん、面白かった!これからも、私は奏の書く小説、そして奏の1番のファンだから、よろしくね!」
「ありがとう、よろしく!」
奏は、初めて書いた小説を、奈美に読んでもらった時のことも、思い出していた。
応援ありがとうございます!
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