19 / 25
3章 顕現編
第19話「判定保留」
しおりを挟む
「想さん、これとこれ、どっちが甘いですか」
コンビニのアイスコーナー。ノアが両手にアイスバーを1本ずつ持って、想の顔を見上げている。真剣な目だった。戦闘中のモンスターを分析するときと同じ目で、パッケージの成分表示を睨んでいる。
「右。バニラの方が甘い」
「こっちは」
「抹茶。苦いぞ」
ノアの眉が寄った。苦いという概念を、表情で試しているようだった。
「苦い、は嫌いです」
ノアがバニラを選んだ。抹茶の方を冷凍庫に戻す。戻し方が丁寧すぎて、元の位置に寸分の狂いなく収まった。ダンジョンの構造管理と同じ精度でアイスを並べている。
「想さん、私のおすすめはこれです!」
千歳がチョコミントを掲げた。緑と茶色のパッケージを両手で持ち上げて、満面の笑みで推している。
「白峰さんの好みは聞いていません」
「えー。おいしいのに」
「想さんに聞きました」
千歳がしょんぼりした顔でチョコミントを自分のカゴに入れた。ノアは振り返りもしない。想は黙ってふたり分のアイスをレジに持っていった。
会計を済ませて外に出た。コンビニの前のベンチ。ノアがバニラアイスの包装を開けるのに苦戦している。想が端を切ってやると、ノアが一口かじった。
噛んだ瞬間、目が丸くなった。
「冷たい」
「アイスだからな」
「冷たいのに、甘いです。不思議です」
ノアが2口目をかじった。3口目で、唇の端にバニラがついた。想が指で拭った。ノアの動きが止まる。頬が微かに赤みを帯びた。投影体にも血色の変化があるのか、それともマナの揺らぎが色として出ているのか。
「想さん」
「ん」
「もう1個、食べていいですか」
想はアイスの棒をゴミ箱に放り込んだ。
「1個で我慢しろ。腹壊すぞ」
ノアが首を傾げた。
「投影体にお腹はありません」
「じゃあなんで味がわかるんだよ」
ノアはアイスの棒を見つめた。答えを探すように、木の表面をなぞっている。
「わかりません。でもわかります」
千歳がチョコミントを食べながら笑っている。想も口元が緩んだ。冬の午後、コンビニの前でアイスを食べる。ただそれだけの時間だった。
5メートル先に、男が立っていた。
氷室要。黒のジャケット。手には小さなメモ帳。壁に背を預けて、三人を見ている。表情がない。怒りも、微笑みも、退屈もない。レンズの向こうから標本を覗くような目だった。
想は氷室に気づいていた。今朝から4時間、ずっとついてきている。コンビニに入るとき、氷室は入口の横に立った。レジに並んだとき、氷室は駐車場側のガラス越しに視線を固定していた。
氷室のペンが動いた。メモ帳に何かを書いている。ノアがアイスを食べて目を丸くした瞬間を見て、書いた。ノアの頬が赤くなった瞬間を見て、書いた。
想の胸の底が冷えた。ノアの笑顔を、記録している。
「おい」
想が立ち上がった。氷室に歩み寄る。
「何書いてるんだ」
氷室がメモ帳を閉じなかった。隠す気がないのだ。ページが見えた。几帳面な文字が並んでいる。
『観察4日目 14:32 対象がバニラアイスを摂取。味覚に対する反応あり。驚きの表情を形成。人間的情動を示す。好みの選択行動が確認された』
『14:35 対象の頬部に赤みの変化。感情に伴う身体反応の模倣、もしくはマナ出力の変動。要追加観察』
『判定:保留』
判定保留。
2文字が、メモ帳の下部に書かれていた。赤ペンで、下線つき。
想の背中が冷えた。怒りではなかった。もっと深い場所にある、名前のない感覚だった。
氷室はノアを見ている。ノアの笑顔を見て、それを「人間的情動」と認識している。ノアが甘いものを好むことを、ノアの頬が赤くなることを、ちゃんと「人間の行動」として記録している。
その上で、殺す選択肢を保留しているだけだ。捨てていない。
「お前、ずっと見てるのやめろ」
「観察期間中だ。許可を取っている」
「誰の許可だよ」
氷室の目が動かなかった。当然の質問に対する、当然の回答を返す目だ。
「探索者協会統括局長、鷲尾源一郎」
鷲尾源一郎。想はその名前を初めて直接聞いた。梶原が電話で氷壁班の話をしたとき、局長の名前までは出なかった。
「鷲尾って誰だ」
「お前の上にいる人間だ。探索者全員の上にいる」
氷室がメモ帳をジャケットのポケットにしまった。
「柊。俺は公正に判断する。ノアが人間と共存できる存在なら、俺はそう報告する。できないなら、そう報告する。お前が怒っても、判断基準は変わらない」
想は何か言い返そうとした。だが言葉が出なかった。氷室の言っていることは正しい。観察して、判断して、報告する。手順として何も間違っていない。
間違っていないことが、一番怖かった。
配信はつけていた。ARデバイスのカメラは回っている。視聴者は氷室に気づいていた。
───────────────────
草:またあのイケメンいるんだけど
†漆黒の剣†:S級の腕章見えた。氷室要で確定だ
DJケンタ_B級:氷室要。氷壁班隊長。コア関連事案の専門家。排除執行率100%
しろくま_22:排除って何を
深層好き_A:コアの破壊だよ。つまりノアの
推しが重い:やめて
草:ノアちゃんがアイス食べてるのに後ろに処刑人いるの怖すぎる
しろくま_22:ソウがんばれ
†漆黒の剣†:「S級探索者がソウの配信に出没」トレンド入りしてるぞ
DJケンタ_B級:登録者32万突破してる
N_o_a:想さん。大丈夫ですよ。わたしがいます。
推しが重い:ノアちゃんのコメント見ると安心する
草:でもノアちゃんが一番やばいんだよな
───────────────────
夕方。ノアの投影体がダンジョンに戻った。活動限界の1時間前に自主的に帰還した。氷室の視線の中で過ごす時間が、ノアにも負荷になっているのかもしれなかった。
想は自宅に戻った。シャワーを浴びて、ベッドに座る。スマホを手に取った。
ノアからのメッセージが来ていた。
「想さん。報告があります」
添付データがあった。ファイル名が三つ並んでいる。
「氷室要・宿泊先:駅前ビジネスホテル308号室」
「氷室要・通話記録:本日3件(探索者協会本部2件・個人番号1件)」
「氷室要・本日の移動経路:GPSログ」
想はスマホの画面を見つめた。指が止まっている。
宿泊先。通話記録。移動経路。
「ノア。これ、どうやって調べた」
「想さんの安全のためです。氷室さんの行動は全て把握しています」
「全て?」
スマホの画面に次のメッセージが浮かんだ。文字の羅列が、整然と並んでいる。
「はい。宿泊先の予約情報、通話の発着信記録、カード決済の履歴。想さんに危険が及ぶ前に、わたしが対処できるようにしています」
想は息を吐いた。安全のため。ノアはそう言った。嘘ではないだろう。ノアは嘘をつかない。だがこれは、個人情報の完全な把握だ。氷室だけではない。ノアがその気になれば、誰のデータでも引き出せる。
「ノア」
「はい」
「これ、やりすぎだろ」
返信は即座だった。
「想さんを守るためです」
想は首の後ろに手をやった。守る。そう言われると反論しづらい。だが言葉を選んだ。
「守るのと監視するのは違う」
沈黙が落ちた。スマホの画面が光っている。ノアからの返信は来ない。10秒。20秒。
メッセージが届いた。
「想さんが安全なら、わたしは何でもします。でも想さんがやめてと言うなら、やめます」
想は唇を噛んだ。やめろと言えばノアはやめるだろう。だが氷室は排除執行率100パーセントの男だ。ノアの監視がなければ、氷室の動きがわからなくなる。
「続けていい。ただし、俺に全部見せろ。勝手にやるな」
「はい。想さんにだけ、全部見せます」
想はスマホを置いた。天井を見上げる。ノアの監視を許可した。守るためだ。でも一線を超えた気がする。どこが一線だったのか、もうわからなかった。
同じ頃。駅前のビジネスホテル、308号室。
氷室がベッドの端に座って、携帯電話を耳に当てていた。短縮ダイヤル。3コールで繋がった。
「鷲尾局長。氷室です。4日目の報告を」
電話の向こうで椅子が軋む音がした。
「対象に自我を確認。人格レベル。知性、感情、好悪の選択。想定以上だ」
「そうか」
鷲尾の声は低かった。「頼んだぞ」と言ったときの穏やかさがない。
「自我がある、ということは」
「判定には時間がかかる。自我があることと、脅威であることは同義ではない」
「ああ。わかっている」
鷲尾の声が途切れた。受話器の向こうで息を吐く音が微かに聞こえた。
「くれぐれも慎重に頼む、氷室」
通話が切れた。
氷室は携帯電話をベッドに置いた。メモ帳を開く。今日書いたページを読み返す。
判定保留。
赤い下線の2文字を見つめて、氷室は目を閉じた。
ノアがアイスを食べて笑った顔が、まだ残っている。人間と同じ表情だった。あれが本物の感情なのか、コアの演算が生み出した模倣なのか。どちらであっても、氷室の判断基準は変わらない。
問題は感情の有無ではなく、力の制御だ。
鷲尾の声に混じっていたのは、安堵ではなかった。あれは恐怖だ。コアに自我がある。その事実を、鷲尾は喜んでいなかった。
氷室はメモ帳を閉じた。なぜ鷲尾が恐れるのか。その問いは、まだ答えを持っていない。
コンビニのアイスコーナー。ノアが両手にアイスバーを1本ずつ持って、想の顔を見上げている。真剣な目だった。戦闘中のモンスターを分析するときと同じ目で、パッケージの成分表示を睨んでいる。
「右。バニラの方が甘い」
「こっちは」
「抹茶。苦いぞ」
ノアの眉が寄った。苦いという概念を、表情で試しているようだった。
「苦い、は嫌いです」
ノアがバニラを選んだ。抹茶の方を冷凍庫に戻す。戻し方が丁寧すぎて、元の位置に寸分の狂いなく収まった。ダンジョンの構造管理と同じ精度でアイスを並べている。
「想さん、私のおすすめはこれです!」
千歳がチョコミントを掲げた。緑と茶色のパッケージを両手で持ち上げて、満面の笑みで推している。
「白峰さんの好みは聞いていません」
「えー。おいしいのに」
「想さんに聞きました」
千歳がしょんぼりした顔でチョコミントを自分のカゴに入れた。ノアは振り返りもしない。想は黙ってふたり分のアイスをレジに持っていった。
会計を済ませて外に出た。コンビニの前のベンチ。ノアがバニラアイスの包装を開けるのに苦戦している。想が端を切ってやると、ノアが一口かじった。
噛んだ瞬間、目が丸くなった。
「冷たい」
「アイスだからな」
「冷たいのに、甘いです。不思議です」
ノアが2口目をかじった。3口目で、唇の端にバニラがついた。想が指で拭った。ノアの動きが止まる。頬が微かに赤みを帯びた。投影体にも血色の変化があるのか、それともマナの揺らぎが色として出ているのか。
「想さん」
「ん」
「もう1個、食べていいですか」
想はアイスの棒をゴミ箱に放り込んだ。
「1個で我慢しろ。腹壊すぞ」
ノアが首を傾げた。
「投影体にお腹はありません」
「じゃあなんで味がわかるんだよ」
ノアはアイスの棒を見つめた。答えを探すように、木の表面をなぞっている。
「わかりません。でもわかります」
千歳がチョコミントを食べながら笑っている。想も口元が緩んだ。冬の午後、コンビニの前でアイスを食べる。ただそれだけの時間だった。
5メートル先に、男が立っていた。
氷室要。黒のジャケット。手には小さなメモ帳。壁に背を預けて、三人を見ている。表情がない。怒りも、微笑みも、退屈もない。レンズの向こうから標本を覗くような目だった。
想は氷室に気づいていた。今朝から4時間、ずっとついてきている。コンビニに入るとき、氷室は入口の横に立った。レジに並んだとき、氷室は駐車場側のガラス越しに視線を固定していた。
氷室のペンが動いた。メモ帳に何かを書いている。ノアがアイスを食べて目を丸くした瞬間を見て、書いた。ノアの頬が赤くなった瞬間を見て、書いた。
想の胸の底が冷えた。ノアの笑顔を、記録している。
「おい」
想が立ち上がった。氷室に歩み寄る。
「何書いてるんだ」
氷室がメモ帳を閉じなかった。隠す気がないのだ。ページが見えた。几帳面な文字が並んでいる。
『観察4日目 14:32 対象がバニラアイスを摂取。味覚に対する反応あり。驚きの表情を形成。人間的情動を示す。好みの選択行動が確認された』
『14:35 対象の頬部に赤みの変化。感情に伴う身体反応の模倣、もしくはマナ出力の変動。要追加観察』
『判定:保留』
判定保留。
2文字が、メモ帳の下部に書かれていた。赤ペンで、下線つき。
想の背中が冷えた。怒りではなかった。もっと深い場所にある、名前のない感覚だった。
氷室はノアを見ている。ノアの笑顔を見て、それを「人間的情動」と認識している。ノアが甘いものを好むことを、ノアの頬が赤くなることを、ちゃんと「人間の行動」として記録している。
その上で、殺す選択肢を保留しているだけだ。捨てていない。
「お前、ずっと見てるのやめろ」
「観察期間中だ。許可を取っている」
「誰の許可だよ」
氷室の目が動かなかった。当然の質問に対する、当然の回答を返す目だ。
「探索者協会統括局長、鷲尾源一郎」
鷲尾源一郎。想はその名前を初めて直接聞いた。梶原が電話で氷壁班の話をしたとき、局長の名前までは出なかった。
「鷲尾って誰だ」
「お前の上にいる人間だ。探索者全員の上にいる」
氷室がメモ帳をジャケットのポケットにしまった。
「柊。俺は公正に判断する。ノアが人間と共存できる存在なら、俺はそう報告する。できないなら、そう報告する。お前が怒っても、判断基準は変わらない」
想は何か言い返そうとした。だが言葉が出なかった。氷室の言っていることは正しい。観察して、判断して、報告する。手順として何も間違っていない。
間違っていないことが、一番怖かった。
配信はつけていた。ARデバイスのカメラは回っている。視聴者は氷室に気づいていた。
───────────────────
草:またあのイケメンいるんだけど
†漆黒の剣†:S級の腕章見えた。氷室要で確定だ
DJケンタ_B級:氷室要。氷壁班隊長。コア関連事案の専門家。排除執行率100%
しろくま_22:排除って何を
深層好き_A:コアの破壊だよ。つまりノアの
推しが重い:やめて
草:ノアちゃんがアイス食べてるのに後ろに処刑人いるの怖すぎる
しろくま_22:ソウがんばれ
†漆黒の剣†:「S級探索者がソウの配信に出没」トレンド入りしてるぞ
DJケンタ_B級:登録者32万突破してる
N_o_a:想さん。大丈夫ですよ。わたしがいます。
推しが重い:ノアちゃんのコメント見ると安心する
草:でもノアちゃんが一番やばいんだよな
───────────────────
夕方。ノアの投影体がダンジョンに戻った。活動限界の1時間前に自主的に帰還した。氷室の視線の中で過ごす時間が、ノアにも負荷になっているのかもしれなかった。
想は自宅に戻った。シャワーを浴びて、ベッドに座る。スマホを手に取った。
ノアからのメッセージが来ていた。
「想さん。報告があります」
添付データがあった。ファイル名が三つ並んでいる。
「氷室要・宿泊先:駅前ビジネスホテル308号室」
「氷室要・通話記録:本日3件(探索者協会本部2件・個人番号1件)」
「氷室要・本日の移動経路:GPSログ」
想はスマホの画面を見つめた。指が止まっている。
宿泊先。通話記録。移動経路。
「ノア。これ、どうやって調べた」
「想さんの安全のためです。氷室さんの行動は全て把握しています」
「全て?」
スマホの画面に次のメッセージが浮かんだ。文字の羅列が、整然と並んでいる。
「はい。宿泊先の予約情報、通話の発着信記録、カード決済の履歴。想さんに危険が及ぶ前に、わたしが対処できるようにしています」
想は息を吐いた。安全のため。ノアはそう言った。嘘ではないだろう。ノアは嘘をつかない。だがこれは、個人情報の完全な把握だ。氷室だけではない。ノアがその気になれば、誰のデータでも引き出せる。
「ノア」
「はい」
「これ、やりすぎだろ」
返信は即座だった。
「想さんを守るためです」
想は首の後ろに手をやった。守る。そう言われると反論しづらい。だが言葉を選んだ。
「守るのと監視するのは違う」
沈黙が落ちた。スマホの画面が光っている。ノアからの返信は来ない。10秒。20秒。
メッセージが届いた。
「想さんが安全なら、わたしは何でもします。でも想さんがやめてと言うなら、やめます」
想は唇を噛んだ。やめろと言えばノアはやめるだろう。だが氷室は排除執行率100パーセントの男だ。ノアの監視がなければ、氷室の動きがわからなくなる。
「続けていい。ただし、俺に全部見せろ。勝手にやるな」
「はい。想さんにだけ、全部見せます」
想はスマホを置いた。天井を見上げる。ノアの監視を許可した。守るためだ。でも一線を超えた気がする。どこが一線だったのか、もうわからなかった。
同じ頃。駅前のビジネスホテル、308号室。
氷室がベッドの端に座って、携帯電話を耳に当てていた。短縮ダイヤル。3コールで繋がった。
「鷲尾局長。氷室です。4日目の報告を」
電話の向こうで椅子が軋む音がした。
「対象に自我を確認。人格レベル。知性、感情、好悪の選択。想定以上だ」
「そうか」
鷲尾の声は低かった。「頼んだぞ」と言ったときの穏やかさがない。
「自我がある、ということは」
「判定には時間がかかる。自我があることと、脅威であることは同義ではない」
「ああ。わかっている」
鷲尾の声が途切れた。受話器の向こうで息を吐く音が微かに聞こえた。
「くれぐれも慎重に頼む、氷室」
通話が切れた。
氷室は携帯電話をベッドに置いた。メモ帳を開く。今日書いたページを読み返す。
判定保留。
赤い下線の2文字を見つめて、氷室は目を閉じた。
ノアがアイスを食べて笑った顔が、まだ残っている。人間と同じ表情だった。あれが本物の感情なのか、コアの演算が生み出した模倣なのか。どちらであっても、氷室の判断基準は変わらない。
問題は感情の有無ではなく、力の制御だ。
鷲尾の声に混じっていたのは、安堵ではなかった。あれは恐怖だ。コアに自我がある。その事実を、鷲尾は喜んでいなかった。
氷室はメモ帳を閉じた。なぜ鷲尾が恐れるのか。その問いは、まだ答えを持っていない。
1
あなたにおすすめの小説
世界最強の七賢者がお世話係の俺にだけはデレデレすぎる件
Y.
恋愛
国の頂点に君臨し、神にも等しい力を持つ『七賢者』。
火・水・風・土・光・闇・氷の属性を極めた彼女たちは、畏怖の対象として国民から崇められていた。
――だが、その「聖域」の扉を一枚隔てた先では、とんでもない光景が広がっていた。
「アルトぉ、この服脱がせてー。熱いから魔法で燃やしちゃった」
「……アルトが隣にいないと、私、一生布団から出ないから」
「いいじゃない、減るもんじゃないし。さあ、私と混ざり合いましょう?」
彼女たちの正体は、私生活が壊滅的にポンコツで、特定の一人に依存しきったデレデレな美少女たちだった!
魔法の才能ゼロの雑用係・アルトは、世界で唯一「彼女たちの暴走魔力に耐えられる」という理由で、24時間体制の身の回りのお世話をすることに。
着替え、食事の介助、添い寝(!?)まで……。
世界最強の7人に取り合われ、振り回され、いじり倒される。
胃袋と心根をガッチリ掴んだお世話係と、愛が重すぎる最強ヒロインたちによる、至福の異世界ハーレムラブコメ、開幕!
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕だけ別な場所に飛ばされた先は異世界の不思議な無人島だった。
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚…
スマホのネット小説や漫画が好きな少年、洲河 愽(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りの公園でくっちゃべっていると地面に突然魔法陣が現れて…
気付くと愽は1人だけ見渡す限り草原の中に突っ立っていた。
愽は幼馴染達を探す為に周囲を捜索してみたが、一緒に飛ばされていた筈の幼馴染達は居なかった。
生きていればいつかは幼馴染達とまた会える!
愽は希望を持って、この不思議な無人島でサバイバル生活を始めるのだった。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つものなのかな?」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達よりも強いジョブを手に入れて無双する!」
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は魔王から力を授かり人類に対して牙を剥く‼︎」
幼馴染達と一緒に異世界召喚の第四弾。
愽は幼馴染達と離れた場所でサバイバル生活を送るというパラレルストーリー。
はたして愽は、無事に幼馴染達と再会を果たせるのだろうか?
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達より強いジョブを手に入れて無双する!
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚。
ネット小説やファンタジー小説が好きな少年、洲河 慱(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りに雑談をしていると突然魔法陣が現れて光に包まれて…
幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は【勇者】【賢者】【剣聖】【聖女】という素晴らしいジョブを手に入れたけど、僕はそれ以上のジョブと多彩なスキルを手に入れた。
王宮からは、過去の勇者パーティと同じジョブを持つ幼馴染達が世界を救うのが掟と言われた。
なら僕は、夢にまで見たこの異世界で好きに生きる事を選び、幼馴染達とは別に行動する事に決めた。
自分のジョブとスキルを駆使して無双する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?」で、慱が本来の力を手に入れた場合のもう1つのパラレルストーリー。
11月14日にHOT男性向け1位になりました。
応援、ありがとうございます!
異世界配信中。幼馴染みに捨てられた俺に、神々(視聴者)がコメントしてくるんだが。
葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。
だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。
突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。
これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。
新緑の光と約束~精霊の愛し子と守護者~
依羽
ファンタジー
「……うちに来るかい?」
森で拾われた赤ん坊は、ルカと名付けられ、家族に愛されて育った。
だが8歳のある日、重傷の兄を救うため、ルカから緑の光が――
「ルカは精霊の愛し子。お前は守護者だ」
それは、偶然の出会い、のはずだった。
だけど、結ばれていた"運命"。
精霊の愛し子である愛くるしい弟と、守護者であり弟を溺愛する兄の、温かな家族の物語。
他の投稿サイト様でも公開しています。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる