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オリジナル
78.科学者×幼なじみ(美形×平凡)
しおりを挟む「なー飲みもん貰っていいー?」
「んー? いいよー……って、あ! ちょっとまって!!」
「……え?」
ゴクリ。
1口飲み込んだ音が大きく響いた。
「……なに飲んだ?」
「え、なんかこのソーダっぽいやつ」
平凡(有里)は適当に取って口をつけた飲み物を、目の前の男に見せる。すると男ーー顔の作りが美しい幼なじみ(玲)は、「あちゃー」と言いながら顔を手で覆ってしまった。
「え、なに? なんかダメだった!?」
「いやダメっていうか……その。それ、頼まれて作ってた試作品の薬で……」
「は!? 薬!? なんの!?」
玲の発した言葉に、有里は驚いて薬の入ったボトルを落としてしまう。
……この幼なじみ、近所では有名な科学者のタマゴで、色んな実験をしたり、友達なんかに頼まれて、怪しげな薬を作ったりしているのだ。そして今回も、何かしらの薬を作っていたとのことなのだが……。
「体に害があるもんじゃなくて、むしろ疲労感とか体の痛みを治す薬……って感じかな? まだ実験途中であれこれ試してる段階なんだけど。…………その、体、なんともない?」
床に転がったボトルを拾った玲は、苦笑いしながら有里に訊ねる。
「いや、今はなんともないけど…………。え、マジで害はないんだよな? つか、なんでそんなもん家の冷蔵庫の中に入れてんだよっ!?」
「あっはっはー。それはゴメン! 実験しようと思って持って帰って、そのまま忘れてた!」
「この大ボケ野郎~~!!」
ヘラッと笑った玲を殴りながら、有里はもう一度自分の体を観察してみる。
(違和感……はないな。体の痛みとかもない。人から頼まれて作る変な薬品……って媚薬とかか? でもよく漫画とかで見るような、体熱くなったりとか変な気分もない……)
「はぁ。とりあえず何ともないからいいけど。今日はもう帰るわ。寝る」
「マジごめん~! せっかく遊びに来てくれたのに」
「いいよもう……。お前の変な実験に巻き込まれるのも初めてじゃないし」
「時間経ってから変化起きる時もあるから、なんかあったらすぐ連絡してね!?」
「へいへい。んじゃなー」
せっかくの休日に幼なじみ宅に遊びに来たというのに、なんだかどっと疲れた気がして、有里は隣に建つ自宅へと帰って行ったのだった。
そうして特に何事もなく眠りについた翌日。
目覚ましに起こされて、眠い目をこすりながらトイレに行って用を足そうとすれば。
「……ん? え、は…………ウワーーーーーーーーー!!??」
「朝からなんなの!? うるさいよ!!」
「っゴメンなさい!」
そこに『ある』はずのものが『なくなって』いて、驚いて叫んでしまった。
そのせいで朝から母親に怒られる始末。
「いや、は!? エッ、何これ……!? 意味わかんねぇ!!」
尿意なんてものはとっくに引っ込み、現実を受け入れるので精一杯だ。
とりあえず、今すべきことはーー……。
「ちょっと玲の家行ってくる!!」
「え、今から? 迷惑かけるんじゃないわよー」
迷惑かけられてるのはこっちだ!
と言いたいのを我慢して、ダッシュで隣に向かう。
そうして呼び鈴を鳴らせば、寝起きの玲が大きな欠伸をしながら出迎えてくれた。
「ふぁあ……。有里おはよ。こんな朝早くからどうしたの……」
「…………った」
「へ? なに? なんて言ったの?」
「っ、だから! なくなったんだよ!!」
「は?? なにが……??」
「いいから中入れろ! んで、お前の部屋!!」
「え!? あっ、う、うん!?」
玲を押しのけるように室内に足を踏み入れた有里。そのまま勝手知ったる他人の家。玲の部屋へとまっすぐ向かう。
「えーと……それで? なにがなくなったの? もしかして、昨日の薬の影響がなんか出た、とか?」
二人とも部屋に入り扉を閉めてから、玲は訳が分からないといった表情のまま問いかけてくる。
それに有里は俯いたまま、小さく答えた。
「おれの……ち、ちんこ、なくなった……」
「………………はっっ!?」
「お前のせいだバカぁぁあ!! どうしてくれんだよコレ! 俺の、俺のぉぉお」
「ちょ、落ち着いて!? え、いつから??」
「知らねーよ! 朝起きてトイレ行ったらもうなかった!」
「ないって……ほんとになくなってんの? どんな風に? 全部? それとも一部だけとか……?」
「ゔ……それは、よく……わかんない」
「どういうこと?」
「だっ、だって怖くてちゃんと見れなかった!! パッと見た時何もついてなくて、それで……!!」
キャパオーバーなのだろう。有里は今にも泣きそうな顔で玲に詰め寄ってくる。
「うぇぇ……おれのちんちん……」
「えぇーー……なんでそんなことに? そういう成分とか入れてないんだけど? おかしいなぁ?」
「何がおかしいんだよっ!! バカ! ポンコツ!! 体に害はないって言ったくせに!!」
「いた、いたいって! そんな叩かないでよ! っ、でも、ほんとにそんなことになってるなら確認しなきゃ」
「へぁ!?」
「だってそうでしょ? 薬の影響でどこがどんな風に変化してるのか、見ないとわかんないじゃん」
「えっ、え!? なんで!? そんなのパパっと解毒薬? 的なの作ってくれれば……」
「どういう効果出てるのかとか、確認しないと作れなくない? てことで、脱いで?」
ニコッと笑った玲。
その顔は有里を安心させようとするような、それでいてどこか楽しそうな、なんとも言えないものだった。
「や、やだ……」
「自分で脱げないなら僕が脱がすよ?」
「それもヤダっ!!」
「もーワガママだなぁ。早くしなきゃ無理やり脱がすよ? いいの?」
「ゔーーっ!! わかったよ! 脱げばいいんだろ脱げば!」
うだうだしていても何も好転しない。そう思って有里は覚悟を決めることに。
高校生にもなってどうして幼なじみに恥ずかしい場所を見せねばならないのか。
あまりのショックに涙が出そうになりながら、それでも勢いをつけてズボンと下着を一気に引きずり下ろした。
「こっ、これでいいんだろ!?」
恥ずかしさのあまり正面は見られず、思いっきり顔を逸らしながら叫ぶ。
それからなにか答えが返ってくるのかと待っていれば、いつまでたっても玲の反応がない。
「……? れい? なに? 何か言ってよ……」
「…………」
「玲? ねえ、ほんとになに……? どうなって……」
「これさぁ……なくなったって言うか、違うのついてるね」
「………………は?」
言われた意味がわからなくて、思わず玲に顔を向ける有里。
そこには自分の正面にしゃがみこんで、股間に顔を近づけている玲のつむじが見えた。
「っ~~!! ばか! 近いっ! 見るなぁ!!」
「いや見ないとどうもできないでしょ。それよりコレ」
「ひぅん!?」
「あ、ちゃんと感覚あるんだ。えー、不思議ぃ。なんでこんなことになっちゃったんだろ?」
「や、ちょ! な、なに!?」
あまりの視覚の暴力さに暴れようとした有里を襲ったのは、感じたことない刺激で。
おかしな声を上げたことにも驚いていれば、玲は構うことなく『ソコ』を弄りながら言葉を紡ぐ。
「有里さぁ、大事なものがなくなったって言ったけど、ここに新しく女の子の大事なトコロが出来てるみたいよ?」
「ひゃあ!? ゃ、あン、なにがっ、どうなって……ッ!?」
「あ、濡れてきた。……これ中とかどうなってるのかな? まさか子宮とかも出来てる? どの材料の影響? 何が作用したのかな……?」
ブツブツ呟きながら、有里に新しく出来た『ソコ』をぐちゃぐちゃと掻き回す玲。
こんな時に科学者魂に火がついているのか、ビクビクと体を揺らす有里には気付かずに、ひたすらにソコの観察を行っている。
「ンぅ~~~ッ!!」
「へ? あ、あれ!? 有里!?」
……玲が有里の状態に気づいたのは、それからしばらくのこと。
その時には、有里は肌を真っ赤に染め、全身をビクビクと震わせて、蕩けた顔をしていた。
「ぁ、はっ……んッ、お前、ぜってーゆるさねー……」
「ごっ、ゴメンーー!!」
……ってとこから始まるお話。
この薬の効果はしばらく続いて、数日間はカントのままの有里。
その間にソコを研究なのかなんかの欲求なのか、弄りまくる玲。
有里はもうトロトロでヘロヘロ。
それでも効果が切れたら元の体に戻る。
……んだけど、なんだかんだ弄られたせいか、お腹がキュンキュンして体が火照る。
玲のほうも、なんだか有里を見るとムラムラするし、気になって仕方ない。
だからという訳では無いが、あの日有里が飲んでしまった実験薬をもっとしっかり調べて、調合して、そしてちゃんと『そういう』効果をもった薬品を完成させてしまう。
…………あとは玲が黙って有里に薬を飲ませて、またアソコが変化しちゃった有里が乗り込んできて、そのまま……♡
この二人は始まりこそおかしいけど、それからちゃんと好きだなーってなるし、カントボーイの部分だけじゃなくて、男体のときの有里も愛してくれるので問題はないです。
ただ今まで以上に玲の実験には巻き込まれます。
美形科学者のタマゴな幼なじみ×巻き込まれカントボーイ平凡
CP名:土岐原玲×千葉有里
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