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オリジナル
⑲家庭教師×生徒(美形×平凡)
しおりを挟む高三の夏から受験勉強のため、親が家庭教師(涼)を雇った。
めちゃめちゃ顔が良くて、おまけに超頭いい大学に在学中だとかで(いけすかねー)とか思う平凡(愛斗)。
いざ勉強が始まると、学校の先生より教え方上手いし、正答できた時は褒めてくれて、ぐんぐん愛斗の成績が上がる。
クールでちょっと口が悪い涼なんだけど、ちゃんと愛斗の話聞いてくれるし、何回同じとこで躓いたって見放さずにわかるまで説明してくれる。そんな優しさにうっかり惚れちゃう愛斗。でも大学とかでモテモテだろうし、自分なんか眼中に無いよな~と早々に諦めモード。
でも涼の好きな人は気になるわけで。勉強の休憩中ベランダで煙草を吸う涼に聞いてみることに。
「センセ、好きな人とかいないの?」
「は?なんだよ急に」
「いや、センセ格好いいし、絶対モテるじゃん?でも好きな人の話とか、デートするとかも聞いたことないなって」
煙草吸う姿もカッコイイな~なんて思いつつ尋ねれば、
「バーカ。そんな事より勉強に集中しな」
って顔に煙草の煙を吹きかけられる。
「んぶっ!!……ケホケホッ!なに!?」
「色気づくのは受験終わってからな~」
ってさらっとはぐらかされて、モヤっとする愛斗。
それでも勉強する時間も、涼と過ごす大事な時間なわけで。
真面目に勉強しつつ、煙草休憩の時は同じ質問投げかけては、煙を吹きかけられるのを繰り返す日々。
そんなある日、街中で偶然女の子と歩く涼を発見。美男美女でとてもお似合いで、2人ともとても楽しそうで。
やっぱり俺なんて……。と思う愛斗。
それからは今まで以上に勉強を頑張るようになり、煙草休憩の時には何も聞かなくなった。
そうして迎えた大学受験の合格発表の日。朝から何故か家の前で待ち構えていた涼と一緒に、結果を確認しに行くことに。
番号を確認すればーー。
「っ、あった!センセ、俺受かった!」
「ああ。良かったな。よく頑張った」
泣きそうなほど喜べば、柔らかく微笑んで頭を撫でてくれる涼。
愛斗はその顔を見て胸がギュッとなる。
「……センセに、言いたいことがあるんだ」
零れそうな涙を見せないように俯いて話し出す。
「これでセンセとは最後になるし、大学受かったら言おうと思ってたんだ。……俺、センセの事が好き」
「…………そうか」
震える声で告白したのに、涼はいつもと変わらないクールな態度。
あんまりだと思って顔を上げたら、
「わ、ぷっ!」
また、煙草の煙を吹きかけられた。
「お前は本当にバカだよ。なんかしんねーけど勝手に勘違いしてるし、この煙の意味にも気づかないし」
「え……?」
「まぁ、そんなんもうどうでもいいけどな。無事に合格したし、あとはこっちの好きなようにさせてもらうわ」
「は?え??」
何を言ってるのか分からず首を傾げる愛斗。
そんな愛斗を引きずって己の家に連れ込んだ涼は、今まで愛斗に向け続けた煙草の煙の意味と、自分の思いを全部余すことなく分からせたのでした!
クール系イケメン家庭教師×平凡
ちなみに、涼と歩いてたのは妹というオチ。
CP名:速水涼×鈴木愛斗
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