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オリジナル
㊺芸能マネージャー×女装(美形×平凡)
しおりを挟む姉三人にオモチャにされる平凡(はじめ)。
ある日バッチバチにメイクされて、ウィッグ付けられて……と女装させられる。
そのまんま街に連れ出されて、買い物に付き合わされるのだが。
ふと気づくと姉たちとはぐれており、一人ぼっちに。
「やべー。こんな格好でぼっちとか辛すぎだろ……」
鬼の居ぬ間になんとやら。姉を放置して帰ろうかと思った時、後ろから声をかけられた。
「ねぇ君」
「んわっ!?」
驚いて振り返れば、そこにはキラッキラの王子様みたいなイケメン(夜壱)が。
「はぇ……芸能人?」
「あはは、違うよ。でも、関係者かな」
「え……マジ?」
「僕はこういう者なんだけど……」
夜壱が差し出したのは名刺。そこには有名な芸能事務所の名前が。
「マネージャー……」
「そう。そんな僕が君に声を掛けたってことは、どういう話かわかるよね?」
「………………いやいやいや!?は!?もしかして、スカウト……ってやつ!?」
「ご名答~」
爽やかな笑顔で言うマネージャーの男。
それにはじめは慌てる。
「いや無理ですって!俺男だし!興味もないし」
「あ、やっぱり?女の子にしては声が低いし、喋り方もガサツだな~って思ってたんだよね」
「じゃあなんで……」
「んー、一目惚れかな」
「は……」
ニコニコ。笑顔でどんどん近づいてくる夜壱。その圧だとか雰囲気だとかに押されて、壁際に追い詰められるはじめ。
(誰か助けてーー!!)
「あれ?はじめ、何してんの?」
「なに、ナンパ?マジで!?」
「えっ、てかイケメンじゃん!!」
心の中で助けを呼んだ時、姉たちがタイミングよく現れる。
すぐさま夜壱の傍を離れて姉たちの影に隠れるはじめ。怯えるはじめをよそに、夜壱と姉たちは楽しげに話を始めた。
(姉ちゃんたちのバカ!お前らのせいで変な目にあったじゃんか~!)
「ね、姉ちゃん!早く帰ろうよ……っ!」
「えー?やだ」
「お兄さん連絡先交換しよー」
「てかなんで弟に話しかけてたの?」
「あ、実はですね私こういうものでして。女装した弟さんに一目惚れしたのでスカウトしてました」
「「「えー!ウケる!!」」」
はじめを放置して盛り上がる四人。どんどんヒートアップしていき、そして。
「お兄さん気に入った!」
「うちの弟あげちゃうわ!」
「こんなでも可愛い弟だから、大事にしてよね!」
「ありがとうございますお姉様方!」
「おいぃぃい!?」
勝手にはじめを夜壱に差し出す約束をする姉たち。夜壱も夜壱で、姉たちの戯言を真に受けているようで。
「じゃあはじめくん、行こうか」
「は!?いやいやどこに!?」
「ん?僕んちだけど」
「は!?」
「行ってらっしゃ~い!!」
「母さんたちには言っとくから~」
「筧さん、あんまり無理させないようにね~」
「承知しました!」
「姉ちゃんたちぃぃぃい!?」
ーーこうして姉公認(?)で夜壱に捕まったはじめ。もちろん本意じゃないので暴れるし、最後の手段として素顔を披露。
「ほら見ろ!全然可愛くもなんともない、平凡な男だろ!?萎えるだろ!!?」
全力でアピールしたものの、
「うん。こっちも可愛い。今はメイク落としちゃったから素顔の君を抱くけど、今度は女の子の君を愛させてね」
って清々しいまでの笑顔で言いきられて、そのまま美味しく食べられちゃったはじめなのでした。
美形芸能マネージャー×女装平凡
CP名:筧夜壱×朝岡はじめ
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