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「第二十話」記憶②
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『だー負けた! 負けだ負けだ降参だ!』
投げやりに吐き捨てた久遠は、そのまま首筋に置かれた刃を跳ね除ける。私は得意げに笑ってみせて、刀を鞘へと押し込んだ。
『くそっ、これで二百戦中二百連敗だ……』
『違う、二百十一戦中二百十一連敗だね。いやぁそれにしてもやっぱり久遠は強いなぁ! いやね、最近の任務が全部生ぬるくってさ……それに最近会ってなかったでしょ? たまには私から誘うのもいいかなって……久遠?』
『……』
黙ってしまった。私にガッツリ背を向けて。
よっぽど悔しかったのか、お構い無しに地面にふて寝を決め込んでいるご様子だ。……ほんのり、怒ってる感じがしなくもない。
『……えっと』
なにか言わなきゃ、嫌われちゃう。
『あっ、あのさ! 今回の結界術ってなんか変えたでしょ? いつもより硬いっていうか……ううん、なんか受け流されるような感じだったからさ』
『その結界を初見で、しかも一撃でぶった斬ってた気がするんだが……感触もなにもないだろ』
『……あはは』
珍しいな、と。焦りながら思った。
私に負けたあとの久遠がこんなふうに不貞腐れることは今までなかった。適当に悔しがったあと、私に対して次は勝つ~とか、夢のある約束をしてくれる。
それがいつもの私たちの流れだった。
だが今、それはまったくの未知に踏み込んでいる。──怖い。もしもこのまま、友達をやめるだなんて言われたら。
『ほんと、強いな。強すぎるよ、お前……』
『っ……』
──巫女様。
──現人神様。
────神様。
あなたも、私を神様にしちゃうの?
『まぁだからこそ、お前の隣に立てるのは私だけなんだがな』
『……え』
『え、ってなんだ”え”って。それともなんだ、お前なんかには私の隣は務まらないとでも言いたいのか?』
『そんなこと……!』
『よく聞け、ツバキ』
起き上がり、久遠が私の顔を見る。
『お前は私と同じ人間で、たった一人の親友で……私の隣に立てる唯一の強者だ』
人間。
親友。
隣。
言葉が、あったかい言葉が、ずっとずっと欲しい言葉が、彼女の口からポンポン出てくる。
そこには偽りも誇張もなにもない、私の目を通して見える彼女の”流れ”が、それが本心から来る真実なのだと告げていて、もう、なんか。
『……うん』
『ん? おいおいなんでそこで泣くんだお前は。……実力と精神力が釣り合ってないな』
『ぐすっ、あー! 言ったな!? よぅしもう一回だ今度はもっと本気でコテンパンにしてやるから!』
『……本気、ねぇ。望むところだ、全力のお前を叩き潰してこそ真の──』
久遠が、突然言葉を紡ぐのをやめた。
彼女の目線は空へと向いていた。……その様子があまりにも滑稽というか、むしろそれさえも通り越して不安になるぐらいだった。
『……なに、あれ』
見上げるとそこには、唯一である太陽が浮かんでいた。
しかしその輝きは陰りであった。眩い光を放っているはずなのにそれはどこまでも暗影で、鮮やかに青いはずの空は流血したように赤くて、なによりも。
『『黒い……』』
太陽は、光であるはずの太陽は黒い影として空に浮かんでいた。
なんだあれは、なんだあの黒い太陽は。なにが起きた? なにがどうなってこんな事が起きている? 【太陽神】陽ノ輪空渡命……ヒノワ様に、なにかあったのか?
(……あれは)
なにか、いる。
空に浮かぶその陰りの中に、静かに佇む人影が一つ。背に黒陽を従えるかのように、黙って地上を睨みつけていた。──神。唯一にして最強の神格であるはずの太陽に此処までの影響を与えるほどの、存在。
『……こんなの、ヤバすぎるよ』
『ああ……未知数、すぎる』
よかった、久遠も同じことを思ってくれていた。
私だけじゃなかったんだ。こんなことを思い、考えてしまうのは……ああ、やっぱり私達は友達なんだ。最高で、最強で、互いに背中を預けられる親友なんだ。
震えが、止まらない。
『こんなの、こんなのって……』
『落ち着け! まずは私が結界を張る。他の巫女が来るまでは持ち堪えられるはずだ……お前もそれまで結界の中で──』
『こんなのって、凄すぎるよ!!!』
武者震いが止まらないッッッッッ!!!!
なんだあの明らかにヤバそうな神!? 太陽を遮る? それともなんだ、まさかもう一柱の太陽の神が……いうなれば黒い太陽の神なんて存在がドドンと出てきたってことなのか!?
私の前に!?
なにもかもが弱すぎて退屈ばかりしていた、私のためにとしか思えない!!!
『……なんで、喜んでるんだ?』
『喜ぶでしょそりゃ! さぁ、行くよ! 独り占めはよくないもんね、一緒にアイツを手に入れるのよ!』
『ひ、独り占め? なに言って……手に入れる……? まさかツバキお前、あの神と契約するつもりか!?』
『あったり前でしょうが! 私と契約するんだったら、私の隣に立てるぐらいのやつじゃないとね!』
なんだか久遠は元気がなさそうだった。さっきの手合わせで色々疲れているんだろうか? ……まぁ、どちらにせよここら辺の人たちの安全がどうのこうの言ってるし、丁度いいか。
『取り敢えずさ、私はアイツと話してくるから……久遠はそのまま結界を張ってて! んじゃ!』
『まっ、待て……待ってくれツバキ! 死ぬぞ! あんなバケモノに敵うわけ無いだろ!』
『へ? んー、まぁ確かに今まで戦ってきたやつとは比べ物にならないぐらい強いけど……そのどれもが弱すぎて比較対象にならないしねぇ? まぁ大丈夫!』
久遠の結界なら本気を出しても問題ないだろう。地上のことは、アイツに任せる。
さて、お楽しみの時間だ。
『こんにち──おおっとぉ!?』
放たれる黒い……炎? すごい火力、霊力だ。まともに受けていればいくら【伏魔霊纏】を巡らせている私でもひとたまりもなかっただろう。
『……血気盛んだねぇ。益々気に入った!』
【空舞】の速度を上げていく。迎撃の黒炎を掻い潜りながら、私はとうとうその神の眼前にまで飛び上がった。
『わぁ……』
美しい、神だった。
否、それは純粋に美しいわけではなかった。黒々とした鎧と装衣の中間のような格好、その身に纏う黒い炎……しかし、そのご尊顔は実に整っていた。滑らかな白髪、白い肌の奥に緑が散りばめられた青い瞳が覗いている。
この禍々しい、悍ましい天の有り様を作り出した神だとは、思えなかった。──だが。
──死ね。
『へ?』
直後、私に向けられた掌から黒炎が吹き出す!
咄嗟に避けたがなんて早いんだろう! ああ、追撃が来るぞ! 黒炎を握りしめた両の拳が、連撃を以て襲いかかってくる……!
弾く、逸らす……それでも被弾を無しにできるほど甘い相手ではなかった。数百の連撃のうち、二発をそれぞれ肩と二の腕の内側に掠らせてしまった。──怯んだその隙に、踵が真横から叩きつけられた。
『っぅ、く』
重い。一撃一撃の重みから、この神は”違う”と再認識させられる。
強いとか凄まじいとかそういうんじゃない。もう、この国にいるなによりも”違う”存在なんだと……そう、私は理解して、再び震えた。
『……アンタも、同じなんだね』
『なんだ、お前。神か? まぁ、どちらでも……』
放たれる黒炎。先程よりもなお大きく、内包された霊力だって無茶苦茶だ!
ああ強い、ああ背筋がひんやりしてきた。
これが、これが危機感! 対等! 互角!
楽しい!
『──【空】ッッ!!!』
込めた霊力を”斬”ではなく”滅”として放つ。自分でもなにをどうやったのかはわからないが、今の私はときめていて、なにもかもに可能性を感じていて……とにかく、消し飛んだ黒炎の先にいる彼に突っ込む。
『お前、やっぱ人間じゃ──』
『──違うよ』
ギィン! 受け止められる。一撃を、太刀筋を。……黒い炎で作り上げた刃で!
『私は天道ツバキ。人間で、巫女よ。……ねぇ、もしよかったら!』
『ほざけぇ!!!』
弾かれる! 黒い炎が来る。
避ける、避ける、近づく近づいて再び斬りかかる! 一瞬の判断の誤りが勝利にも敗北にも繋がる! これが、ずっと夢見ていた対等の関係!
『こんな芸当ができるお前が、人間なわけねぇだろ!』
『ええそうね! だから私嬉しいの、こうやってちゃんと戦ってくれる神様に……アンタに、出逢えてっ!!!』
蹴り飛ばす。効いていない、一撃で死なない。
最高だ。
『ぐっ……テメェ……!』
『だから、だから……ね? もし、もしも私が勝ったら──』
構える。高揚を抑えることなく、内に宿る霊力を好き勝手に暴れさせながら。
『私と、契約してほしいの!』
斬りかかる。
受け止められる。
吹き飛ばされる。
攻撃を当てられる。
攻撃を避けられる。
楽しんでいた。
この十七年間もの間、自らの意思で戒めていた……互いに”本気”を存分に出し合う戦いを。それが敵う、叶えてくれる真の強者との戦いを。
ああ、私は。
一人じゃ、ない。
投げやりに吐き捨てた久遠は、そのまま首筋に置かれた刃を跳ね除ける。私は得意げに笑ってみせて、刀を鞘へと押し込んだ。
『くそっ、これで二百戦中二百連敗だ……』
『違う、二百十一戦中二百十一連敗だね。いやぁそれにしてもやっぱり久遠は強いなぁ! いやね、最近の任務が全部生ぬるくってさ……それに最近会ってなかったでしょ? たまには私から誘うのもいいかなって……久遠?』
『……』
黙ってしまった。私にガッツリ背を向けて。
よっぽど悔しかったのか、お構い無しに地面にふて寝を決め込んでいるご様子だ。……ほんのり、怒ってる感じがしなくもない。
『……えっと』
なにか言わなきゃ、嫌われちゃう。
『あっ、あのさ! 今回の結界術ってなんか変えたでしょ? いつもより硬いっていうか……ううん、なんか受け流されるような感じだったからさ』
『その結界を初見で、しかも一撃でぶった斬ってた気がするんだが……感触もなにもないだろ』
『……あはは』
珍しいな、と。焦りながら思った。
私に負けたあとの久遠がこんなふうに不貞腐れることは今までなかった。適当に悔しがったあと、私に対して次は勝つ~とか、夢のある約束をしてくれる。
それがいつもの私たちの流れだった。
だが今、それはまったくの未知に踏み込んでいる。──怖い。もしもこのまま、友達をやめるだなんて言われたら。
『ほんと、強いな。強すぎるよ、お前……』
『っ……』
──巫女様。
──現人神様。
────神様。
あなたも、私を神様にしちゃうの?
『まぁだからこそ、お前の隣に立てるのは私だけなんだがな』
『……え』
『え、ってなんだ”え”って。それともなんだ、お前なんかには私の隣は務まらないとでも言いたいのか?』
『そんなこと……!』
『よく聞け、ツバキ』
起き上がり、久遠が私の顔を見る。
『お前は私と同じ人間で、たった一人の親友で……私の隣に立てる唯一の強者だ』
人間。
親友。
隣。
言葉が、あったかい言葉が、ずっとずっと欲しい言葉が、彼女の口からポンポン出てくる。
そこには偽りも誇張もなにもない、私の目を通して見える彼女の”流れ”が、それが本心から来る真実なのだと告げていて、もう、なんか。
『……うん』
『ん? おいおいなんでそこで泣くんだお前は。……実力と精神力が釣り合ってないな』
『ぐすっ、あー! 言ったな!? よぅしもう一回だ今度はもっと本気でコテンパンにしてやるから!』
『……本気、ねぇ。望むところだ、全力のお前を叩き潰してこそ真の──』
久遠が、突然言葉を紡ぐのをやめた。
彼女の目線は空へと向いていた。……その様子があまりにも滑稽というか、むしろそれさえも通り越して不安になるぐらいだった。
『……なに、あれ』
見上げるとそこには、唯一である太陽が浮かんでいた。
しかしその輝きは陰りであった。眩い光を放っているはずなのにそれはどこまでも暗影で、鮮やかに青いはずの空は流血したように赤くて、なによりも。
『『黒い……』』
太陽は、光であるはずの太陽は黒い影として空に浮かんでいた。
なんだあれは、なんだあの黒い太陽は。なにが起きた? なにがどうなってこんな事が起きている? 【太陽神】陽ノ輪空渡命……ヒノワ様に、なにかあったのか?
(……あれは)
なにか、いる。
空に浮かぶその陰りの中に、静かに佇む人影が一つ。背に黒陽を従えるかのように、黙って地上を睨みつけていた。──神。唯一にして最強の神格であるはずの太陽に此処までの影響を与えるほどの、存在。
『……こんなの、ヤバすぎるよ』
『ああ……未知数、すぎる』
よかった、久遠も同じことを思ってくれていた。
私だけじゃなかったんだ。こんなことを思い、考えてしまうのは……ああ、やっぱり私達は友達なんだ。最高で、最強で、互いに背中を預けられる親友なんだ。
震えが、止まらない。
『こんなの、こんなのって……』
『落ち着け! まずは私が結界を張る。他の巫女が来るまでは持ち堪えられるはずだ……お前もそれまで結界の中で──』
『こんなのって、凄すぎるよ!!!』
武者震いが止まらないッッッッッ!!!!
なんだあの明らかにヤバそうな神!? 太陽を遮る? それともなんだ、まさかもう一柱の太陽の神が……いうなれば黒い太陽の神なんて存在がドドンと出てきたってことなのか!?
私の前に!?
なにもかもが弱すぎて退屈ばかりしていた、私のためにとしか思えない!!!
『……なんで、喜んでるんだ?』
『喜ぶでしょそりゃ! さぁ、行くよ! 独り占めはよくないもんね、一緒にアイツを手に入れるのよ!』
『ひ、独り占め? なに言って……手に入れる……? まさかツバキお前、あの神と契約するつもりか!?』
『あったり前でしょうが! 私と契約するんだったら、私の隣に立てるぐらいのやつじゃないとね!』
なんだか久遠は元気がなさそうだった。さっきの手合わせで色々疲れているんだろうか? ……まぁ、どちらにせよここら辺の人たちの安全がどうのこうの言ってるし、丁度いいか。
『取り敢えずさ、私はアイツと話してくるから……久遠はそのまま結界を張ってて! んじゃ!』
『まっ、待て……待ってくれツバキ! 死ぬぞ! あんなバケモノに敵うわけ無いだろ!』
『へ? んー、まぁ確かに今まで戦ってきたやつとは比べ物にならないぐらい強いけど……そのどれもが弱すぎて比較対象にならないしねぇ? まぁ大丈夫!』
久遠の結界なら本気を出しても問題ないだろう。地上のことは、アイツに任せる。
さて、お楽しみの時間だ。
『こんにち──おおっとぉ!?』
放たれる黒い……炎? すごい火力、霊力だ。まともに受けていればいくら【伏魔霊纏】を巡らせている私でもひとたまりもなかっただろう。
『……血気盛んだねぇ。益々気に入った!』
【空舞】の速度を上げていく。迎撃の黒炎を掻い潜りながら、私はとうとうその神の眼前にまで飛び上がった。
『わぁ……』
美しい、神だった。
否、それは純粋に美しいわけではなかった。黒々とした鎧と装衣の中間のような格好、その身に纏う黒い炎……しかし、そのご尊顔は実に整っていた。滑らかな白髪、白い肌の奥に緑が散りばめられた青い瞳が覗いている。
この禍々しい、悍ましい天の有り様を作り出した神だとは、思えなかった。──だが。
──死ね。
『へ?』
直後、私に向けられた掌から黒炎が吹き出す!
咄嗟に避けたがなんて早いんだろう! ああ、追撃が来るぞ! 黒炎を握りしめた両の拳が、連撃を以て襲いかかってくる……!
弾く、逸らす……それでも被弾を無しにできるほど甘い相手ではなかった。数百の連撃のうち、二発をそれぞれ肩と二の腕の内側に掠らせてしまった。──怯んだその隙に、踵が真横から叩きつけられた。
『っぅ、く』
重い。一撃一撃の重みから、この神は”違う”と再認識させられる。
強いとか凄まじいとかそういうんじゃない。もう、この国にいるなによりも”違う”存在なんだと……そう、私は理解して、再び震えた。
『……アンタも、同じなんだね』
『なんだ、お前。神か? まぁ、どちらでも……』
放たれる黒炎。先程よりもなお大きく、内包された霊力だって無茶苦茶だ!
ああ強い、ああ背筋がひんやりしてきた。
これが、これが危機感! 対等! 互角!
楽しい!
『──【空】ッッ!!!』
込めた霊力を”斬”ではなく”滅”として放つ。自分でもなにをどうやったのかはわからないが、今の私はときめていて、なにもかもに可能性を感じていて……とにかく、消し飛んだ黒炎の先にいる彼に突っ込む。
『お前、やっぱ人間じゃ──』
『──違うよ』
ギィン! 受け止められる。一撃を、太刀筋を。……黒い炎で作り上げた刃で!
『私は天道ツバキ。人間で、巫女よ。……ねぇ、もしよかったら!』
『ほざけぇ!!!』
弾かれる! 黒い炎が来る。
避ける、避ける、近づく近づいて再び斬りかかる! 一瞬の判断の誤りが勝利にも敗北にも繋がる! これが、ずっと夢見ていた対等の関係!
『こんな芸当ができるお前が、人間なわけねぇだろ!』
『ええそうね! だから私嬉しいの、こうやってちゃんと戦ってくれる神様に……アンタに、出逢えてっ!!!』
蹴り飛ばす。効いていない、一撃で死なない。
最高だ。
『ぐっ……テメェ……!』
『だから、だから……ね? もし、もしも私が勝ったら──』
構える。高揚を抑えることなく、内に宿る霊力を好き勝手に暴れさせながら。
『私と、契約してほしいの!』
斬りかかる。
受け止められる。
吹き飛ばされる。
攻撃を当てられる。
攻撃を避けられる。
楽しんでいた。
この十七年間もの間、自らの意思で戒めていた……互いに”本気”を存分に出し合う戦いを。それが敵う、叶えてくれる真の強者との戦いを。
ああ、私は。
一人じゃ、ない。
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