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気がついたら異世界にいた!?
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私は良くも悪くも一般人だ…
悪事に手を染める事もなく…
まあ、善行はあえて進んではやらないけど…
それでも私は特に罰せられる程の罪など犯した事のない普通の庶民なのに…
帰宅途中、電車の中でうつらうつらしていたはずなのに…
気がついたら見知らぬ土地にいた…
周りを確認するけど、ここってどう見ても日本じゃないよね?
鬱蒼とした木が生い茂り、見た事がない植物が生えている
人工物なんて見当たらないし、勿論ケータイも繋がらない…
「嘘~!
圏外なんて、ここ一体どこ?」
まさかジャングル??
それともすっごい田舎の山の中とか!?
ジャングルや森と言っていい位の場所に、ブレザー姿の私は異物としてとても目立っていると思う……
………………
………
夢…?
それともこれってネット小説で流行りの異世界転移って奴!?
それなら私もチート持ちって奴かな!!
聖女とか勇者とか!
それか、王子様と運命的な出会いをして大恋愛とか
何か物語の主役ぽいのっ!
ところで、何か異世界イベント起きないのかな?
ほら、神様にチート能力貰うとか!
何かイベントがないと、これからの方針が立たないし…
「さて…
どうしようかな~」
このままここに居ても食料とか困るし…
「ひとまず森を抜けないとかな?」
ガチャっ……
「あれ? 何か音がする??」
私はつい音のする方を隠れもせず見ていた…
これが危機管理能力が低い、現代人の悪い所だと思う
こんな森(?)の中、猛獣に出会う確率も高いというのに…
いや、もっとたちの悪い連中に出くわすかもしれないというのに…
「おいっ! 誰だ~
こんな所にいる奴はー!!」
「!!!」
山賊っ!? 強盗!?
私は思わず目を見開いた…
鬱蒼とした森の中から、柄の悪い男達が何人もやって来た!
「おいおい! 何か声が聞こえると思ったら若い女じゃねぇか~」
「変な格好しているけど、なかなか可愛いじゃないか!」
男達がニヤニヤと私を見定めている気がする…
「お嬢ちゃん、1人かい~?」
男達の1人が私に手を伸ばしてきた…
(ヤバっ!)
私は反射的に逃げようとしたけど……
土地勘もなく、慣れない森の中…
複数の男達に追われては逃げ切れるはずもなく、すぐに捕まってしまった…
「いやっ! いやっ!
いやぁ~~~っ!!」
男達に両手両足を押さえ込まれ、か弱い女の力では逃げる事も出来ない……
ネット小説のように、王子様が助けに来てくれるはずもなく…
「ステータスオープンっ!!」
「ファイアー!!」
何かチート能力が目覚める訳もなく…
「何言ってるんだ? この女??」
「うるせぇなっ!
誰か口押さえておけよ」
「カッカッカッ
お嬢ちゃん楽しもうぜぇ~」
私は純血を散らされた……
神様…
私を異世界転移させた神様がいるならば酷いです…
なんの救いもなく、ただ転移だけさせるなんて…
私はそれ程の罪を犯したのでしょうか……?
~~~~~~~~~
「お~い、嬢ちゃん!
今日はご馳走だぜ~」
「わぁ~、嬉しい!!
どうしたんですか?」
私は分かりきった事を聞いた…
「なーに、今日は3人殺ったが
その内の1人が金持ちでよ~……………」
私はあれ以来ずっとこの男達と一緒に居る………
異世界転移してきて、身寄りもなく、この世界の事など何も知らない私が1人で生きていけるはずもなく…
今日も私はこの犯罪者達と過ごす…
逃げたり抵抗したりしなければ乱暴される事もないし…
毎日の夜の相手は私が選んでいい事になっている
まあ、選ばれなかった男達も勝手に一緒にやっているが……
私は今日も皆に可愛がられている………
~~完~~
悪事に手を染める事もなく…
まあ、善行はあえて進んではやらないけど…
それでも私は特に罰せられる程の罪など犯した事のない普通の庶民なのに…
帰宅途中、電車の中でうつらうつらしていたはずなのに…
気がついたら見知らぬ土地にいた…
周りを確認するけど、ここってどう見ても日本じゃないよね?
鬱蒼とした木が生い茂り、見た事がない植物が生えている
人工物なんて見当たらないし、勿論ケータイも繋がらない…
「嘘~!
圏外なんて、ここ一体どこ?」
まさかジャングル??
それともすっごい田舎の山の中とか!?
ジャングルや森と言っていい位の場所に、ブレザー姿の私は異物としてとても目立っていると思う……
………………
………
夢…?
それともこれってネット小説で流行りの異世界転移って奴!?
それなら私もチート持ちって奴かな!!
聖女とか勇者とか!
それか、王子様と運命的な出会いをして大恋愛とか
何か物語の主役ぽいのっ!
ところで、何か異世界イベント起きないのかな?
ほら、神様にチート能力貰うとか!
何かイベントがないと、これからの方針が立たないし…
「さて…
どうしようかな~」
このままここに居ても食料とか困るし…
「ひとまず森を抜けないとかな?」
ガチャっ……
「あれ? 何か音がする??」
私はつい音のする方を隠れもせず見ていた…
これが危機管理能力が低い、現代人の悪い所だと思う
こんな森(?)の中、猛獣に出会う確率も高いというのに…
いや、もっとたちの悪い連中に出くわすかもしれないというのに…
「おいっ! 誰だ~
こんな所にいる奴はー!!」
「!!!」
山賊っ!? 強盗!?
私は思わず目を見開いた…
鬱蒼とした森の中から、柄の悪い男達が何人もやって来た!
「おいおい! 何か声が聞こえると思ったら若い女じゃねぇか~」
「変な格好しているけど、なかなか可愛いじゃないか!」
男達がニヤニヤと私を見定めている気がする…
「お嬢ちゃん、1人かい~?」
男達の1人が私に手を伸ばしてきた…
(ヤバっ!)
私は反射的に逃げようとしたけど……
土地勘もなく、慣れない森の中…
複数の男達に追われては逃げ切れるはずもなく、すぐに捕まってしまった…
「いやっ! いやっ!
いやぁ~~~っ!!」
男達に両手両足を押さえ込まれ、か弱い女の力では逃げる事も出来ない……
ネット小説のように、王子様が助けに来てくれるはずもなく…
「ステータスオープンっ!!」
「ファイアー!!」
何かチート能力が目覚める訳もなく…
「何言ってるんだ? この女??」
「うるせぇなっ!
誰か口押さえておけよ」
「カッカッカッ
お嬢ちゃん楽しもうぜぇ~」
私は純血を散らされた……
神様…
私を異世界転移させた神様がいるならば酷いです…
なんの救いもなく、ただ転移だけさせるなんて…
私はそれ程の罪を犯したのでしょうか……?
~~~~~~~~~
「お~い、嬢ちゃん!
今日はご馳走だぜ~」
「わぁ~、嬉しい!!
どうしたんですか?」
私は分かりきった事を聞いた…
「なーに、今日は3人殺ったが
その内の1人が金持ちでよ~……………」
私はあれ以来ずっとこの男達と一緒に居る………
異世界転移してきて、身寄りもなく、この世界の事など何も知らない私が1人で生きていけるはずもなく…
今日も私はこの犯罪者達と過ごす…
逃げたり抵抗したりしなければ乱暴される事もないし…
毎日の夜の相手は私が選んでいい事になっている
まあ、選ばれなかった男達も勝手に一緒にやっているが……
私は今日も皆に可愛がられている………
~~完~~
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