私の旦那様は地上最強でした!

GARUD

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1 彼との出会いは野盗と共に……

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「ふぅ……なんとか今日の分は確保出来たかな」

私はあれから更に林の奥へと進み……なんとか今日の買い取りの規定量に達した時には太陽が高く登っていた。

これから街へ戻ってハーブを持ち込んで……それからご飯を食べて洗濯をして……そうだ、ツダンさん達の所へも寄らないと……


と考えていたその時───

突如目の前に男の人が現れ、私の前を塞ぎ──

その男の人はとても清潔とは言えない服装に剣を片手に持っていて……とても街人とは思えない。

私は身の危険を感じて直ぐ様に身を翻し駆け出した───のですか……

「おいおい……林で走っちゃ危ないぜ?」

いつのまにか背後にも男の人が居て……私は前後を挟まれてしまった!

「──っ!」

直角に曲がるかのように方向転換して逃げようとしましたが───

「へへへっ」

「っ……」

そこにも男の人が!

そこで周囲を見渡せば……私はどうやら取り囲まれてしまったみたいです……


「そんな慌てて逃げなくてもいいだろ?」

「そうそう。別に取って食おうって訳じゃなちんだし!」

「でも服は取っちゃうけどな!」

「まぁ……諦めて気持ち良くなった方が身の為だぜ?げははは!」

などと口々に言いながら近付いてくる男達……

その男達の口は厭らしく笑い、舌舐めずりをしているせいかテカッている。

その光景に私は恐怖の余り座り込んでしまった。

「お……お願いです……乱暴なことはしないで……」

腕で体を隠すようにし、股を閉め……懇願する私に更に興奮した男達────

「まぁまぁ……そう怯えてると気持ち良くなれねーぜ……っと!」

と男の一人が私の背後から服に手を掛け、力任せに破いた!

「いや!やめて!」

「ふはっ!こいつは上玉だぜ!肌がキレイだな……っと!」

今度はスカートに手を掛け力任せに引っ張られる!
なんとか阻止しようとする私とスカートの引っ張り合いになるも───

「抵抗するんじゃねぇよ!」

パァーン!

と頬を張られ……私が怯んだ隙にスカートを脱がさせてしまった!

「──っ……くっ……やだ!……いやぁ!」

と手足をバタつかせて抵抗を試みたのも一瞬……

手足を押さえ付けられ……上のインナーを破られ、ブラとショーツだけにされてしまう……

そして遂にブラジャーを力任せに壊され、私の胸に男の汚い手が触れる──


「きゃぁぁぁぁぁぁ!……もういや!やだ!おうちに帰して!……ぐすっ……やだぁ……」

遂に堪えきれず私の瞳からは涙が溢れ出て、抵抗する気力も無くなり……

男達の為すがまま蹂躙されそうになった───


その時!


男達の囲いを飛び越え私の前へと何かが降って来た!

男達も突如空から降ってきた何かを見て驚き数歩ずつ後ろに下がっている。


私はそれを見上げて……(男の……人…?)


そして……その突然の乱入者は叫ぶ!

「お前ら!大の男が寄って集って女の子を襲うなんて──男の風上処か風下にすら置けん!恥を知れ!!」


彼の叫びにも怯まず男共は下卑た笑みを浮かべ彼と対峙する───

「テメーどっから湧いて出たのか知らねーが、とっとと失せれば命だけは見逃してやる!」

「げははは!」

「なんだガキじゃねーか!」

「帰ってママの乳でもしゃぶってな!」


囲っている男共が一斉に叫び、笑い、彼を恫喝する。

しかし彼は──

「お嬢さん、俺が来たからには安心して、すぐに助けてあげるからね!」

と彼は男達を無視して私へと向き直り声をかけてくれ──裸で震えていた私に着ていた上着を被せてくれた──


「いつまでも俺達を無視してんじゃねーぞ小僧!」

一人の男が背後から彼の後頭部を殴り付ける!

「あぁ!」その光景に思わず私の口からは悲鳴が漏れる───

しかし……彼には一切効いていないのか、ケロッとしている様子。

「あれ…どうなってるんだ…?」

男達が戸惑っている間に彼は私に話しかけて来る。

「すまない…俺がもう少し早く駆けつけていれば…取り敢えず今はそのジャケットで我慢してくれ!」

と優しく声を掛けてくれた彼は男たちに向き直り──

「貴様ら!絶対に許さん!!」

と叫んだ彼は私の視界から消失した!

(えっ!どこに!?)

「なんだ!」
「消えた!」
「何処だ!」

ガツン!

「ぶべろ!」

男達が慌てふためく声をあげる中、正面の男が吹き飛んで行った!

殴られた男は吹き飛び木々を凪ぎ倒し、動かなくなった。

(し……死んだ……の……?)


その後も彼はちょこちょこ何かを考える素振りを見せながらも、別の男を蹴り飛ばす。

「ぶらぱ!」

この蹴り飛ばされた男も宙を高々と舞い地面に激突、体の各所が変な向きに曲がっている。

更に彼は別の男を殴り、別の男を蹴り飛ばす。

(すごい……)

そんな彼の動きに魅了されていた私は背後から近づく男に気が付かなかった……

突然腕を掴まれナイフを首筋に当てられ──

「ひぅ!」

と変な声が出てしまった!


そして私を捕まえた男は彼に向かって──

「てててテメー!ここここれ以上近づくと女の命はねーぞ!」

「──っ」戦ってくれている彼の足を引っ張ってしまったと後悔して──

──ドスン!───

彼の足踏み音に意識が向く


「貴様…どこまでも下衆な…」

と髪が逆立つくらいの怒りのオーラが見えた気がした──

「死んで人生やり直せ!」

彼はいつのまにか私と男の背後へ移動していた!そして、たちまち私を掴んでいる男の腕をひねりあげてしまう!


「いて!いでででて!離せちくしょう!」


男は痛みに涙を浮かべながらも果敢に毒づいている。

「いいだろう、離してやるぞ!そら!」

彼はそう言うと──男の腕を肘の関節ごと捻取った!

「─────」

私はその光景に声にならない声をあげる!


「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!いでぇぇぇぇぇ!いでえよぉぉぉぉ」

そして当然のように痛みに苦しむ男は失った手を拾い元の所に付けようとグリグリしている。

「おおおおおで…おでのうでかああああ」

どうやら既にパニックを起こしているのか正常な判断が出来ないでいる。

そこに彼は一言──

「耳障りだ!消えろ!!」

「あじゃぱー!」

彼の拳は男の顔面にめり込み、男は地面をバウンドしながら飛んで行った。


「ふぅ……」

と彼はため息一つ吐くと私に向き直り──

「っ────」

私は思わず身構えてしまった──

「怖かったよね?でももう大丈夫だよ!悪い奴等は全部倒したからね!」

そう言う彼を私は見上げると、彼は優しく微笑んでくれた。

緊張の糸が切れたのか私の瞳から涙が溢れてくる。

恥ずかしいけど止まらないので諦めて──心のままに泣き叫んでしまう。

「ふえ…ふえ…ふえええええええん…怖かった…怖かったよぉ…」

私は顔をくしゃくしゃにして大粒の涙を流すと──彼はそっと抱きしめてくれる──

私は彼の胸に顔を埋めさらに大声で泣く。

「えええええん…ありがとう…ありがとう…えええええん…」

彼は私が泣き止むまでずっと…抱きしめ……頭を撫でて待っていてくれたのであった───
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