一日一善!無職の俺が、おばあちゃん助けて異世界無双!

GARUD

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第1章

1 - 5 救出!そして──勧善懲悪!脂男を斬る!

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俺はアンナが連れ去られた屋敷の上空にて、馬車から降ろされたアンナが屋敷の中に運び込まれる光景を見て、迫り来る衝動を押さえるのに必死に唇を噛む──

しばらくすると馬車が屋敷から離れようとしたため、「【エンチャントサーチ】」とマーカーを撃ち込んでおく。

《残党は一匹残らず~ですね。いい心掛けです。》

女神さまの仄かに暗い声が脳に直接聞こえる。

まあ、今回ばかりは女神さまに全力で同意だな。生かしておく理由かない。百害有って一利なしだ。

そしていよいよ屋敷へと突入を敢行───する前にアンナを救出しなければ……万が一アンナに何かあったら取り返しがつかない。

《殺されでもしたら寝覚めも悪いですからね。》

女神さま……寝覚めがどうとかそう言う問題じゃないんですけど……ま、まぁいいや。気を取り直して潜入するために俺は魔法を念じる。

まずは「【シャドウハイド】」
これで俺の姿は見えなくなった。

そして「【サンドストーム】」
屋敷の壁を砂に変え空いた穴から潜入

俺考案の素晴らしい潜入コンボのおかげで誰にも気付かれることなく屋敷内部への潜入に成功する。

とその時、女神さまの声が脳に直接響く。

《そういえば、貴方に与えた〈祝福装備〉の存在を忘れてませんか?》

という話しだが……はて?───

ポンッ!と俺は器用に脳内で手を叩き──

(そう言えばそんなのも有りましたね、不死身だったから忘れてました。)

テヘペロ~…………あれ?……

《もう!ちゃんと使ってくださいよ!造るのすごく苦労したんですよ!》

おおう……女神さまがご立腹だぜ……
仕方ないな~と俺は四次元魔法を起動
えーっと……【インべントリ】…………と内部のアイテム一覧を眺め……おっ!刀のマークがあるな……
俺はその刀のマークを選択し、アイテムを取り出し名称を確認───
〈一葉葵紋 主水正正清〉

え~っと……いちようあおいもん?……もんどのしょう……まさきよ?─────名前長っ!

《どうです!綺麗な刀でしょ!それ、死んだ刀匠の魂から切り出した一品なんですよ!刃渡り約75cmと最大級!しかも絶対壊れない女神印!》
すっごい嬉しそうに語りだす女神さまだが……俺は気付いてしまった。

(この刀なげーわ!振り回したら壁に刺さるでしょこれ!廊下で乱戦になったらゴミだよ!)

俺のダメ出しに《そ……そんな……》とひどく落ち込んだ女神さまの声が俺の罪悪感を刺激する。

(ま、まぁこのズシッとくる重みは悪くないですよ。よく斬れそうですし!)

と俺のよいしょに気を持ち直した女神さまは嬉しそうに《でしょ!でしょ!》と声を弾ませ……

《他にも色々用意してありますからね……あと悪党へ見得を切るときは是非【エフェクト・サクラ】を使ってください!》

と新たな魔法?を教えてくれる。

なんていうか魔法名で既にどういう効果なのかなんとなく解ってしまう辺りどうなんだろう。

とりあえず女神さまがキャッキャッとうるさい

(解ったから少し落ち着いてくれ……これだから時代劇好きなおばあちゃんは困る。)

《おばあちゃんは仮の姿です!ホントは美少女なの!覚えてるでしょ!ねえ聞いてる!?》


俺の口撃が痛いところにでも刺さったのか、猛烈に私は美少女の部分をやたら強調してくる。


そんなこんなと漫才すること数分。アンナが監禁されていると思われる地点に着くが───ここ、壁の中じゃね?

俺は脳内のマーカーを再度確認するが、やはり表示は壁の中に埋まっている……バグか?これは苦情を入れねば───

《違います!バグとかないですから!普通に考えて隠し部屋でしょ!》バカなんですか!と女神さまは大変お怒りだ。


しかし、なるほど……言われてみれば奥におかしな空間が表示されている。

よし!「【サンドストーム】」と念じて壁を砂へと変えれば、女神さまが言う通りの隠し部屋が出てきた。

《身も蓋もないですね。もう少し隠し部屋のスイッチを探してあげたりしましょうよ……》

手際よく壁を破った俺に、何故か女神さまはガッカリしているような声で話しかける。

なぜだ……

破った壁を潜り、しばらく進むと──そこにはアンナだけでなく、他にも数人の少女が居た。どの子も一糸纏わぬ姿で檻に閉じ込められている。

幸い?アンナは連れてこられたばかりだったからか、ドレスのままだ。
しかしなぜ裸なのか──《性奴隷でしょうね。遊んで飽きたら殺して棄てるか薬物でバカにして売り払うとかですかね。》

俺は女神さまの言葉にカッと一気に怒りの感情が込み上げる──が、それは腹に溜め冷静に……俺はシャドウハイドを解き姿を見せる。

「雷斗さん!」

俺の姿を見て思わず声がでるアンナへジェスチャーで静かにするよう促す。


俺は手近な檻に閉じ込められている少女に声をかける。
「聞きたいんだが、捕まっているのは、ここに居るだけかい?」

「今はそうです。後の子は……その……」

俺に驚きながらも、おずおずと少女は答える

《恐らくは手遅れなのでしょう。良くて売られたってとこですね。》───

この女神さまの一言に俺の怒ボルテージは一気に上限を突破する!

くそっ!人として許せん!

「よし、皆檻の鍵は開けるが俺が戻って来るまではここで待っていて欲しい。」

「そんな!逃げたらダメなんですか!?」

俺のお願いに声を荒げ疑問をぶつける少女

「ダメじゃないんだ。ただ、俺がここの奴等を殺し尽くす前に君達が捕まると、次は助け出せる保証はない。だからここで待っていて欲しい。
この部屋には外からは俺以外が入れないように結界を張っておくから安心してくれ。」

と少女を安心させるように語る───

《そんな事できないでしょ?》という女神さまだが……
(女神さまなら当然やり方は知ってるんだろ?)
ニヤッと口角を上げ女神さまの反応を待つ。

すると女神さまは《ふふっ》と軽く笑い──
《だんだんと女神使いが荒くなって来ましたね。いいですか?結界は入れない壁をイメージして【エナジーバリア】と念じてくれれば作れます。》と、俺が睨んだ通り知っていたのか、サクッと教えてくれた……そんな優しい女神さまに、たまにはリップサービスでもしておこう。

(さすがは“俺の”女神さまだ。)

“俺の”を強調し軽く女神さまへラブコール。

《お!えっ!俺の!ええ!?》

あるぇぇ?なんか反応が初々しいなぁ───
これじゃ言った俺も照れるじゃないかっ!

「そ、それじゃ結界を張る。後で必ず助けに来る。」
女神さまとのやり取りを誤魔化すように声を出し、少女達に告げるが──

「そんな!信用できません!貴方が殺されたら結局逃げられない……今までのまま……うぅ……」

言うや泣き出す少女を俺は引き寄せ───強く、それでいて心を包むように優しく抱く。

「大丈夫だ。俺は世界最強の……あ~……魔剣士だからね。」と少女の涙を指で拭って頭を撫でる。

「ぐすっ……わかりました……待ちます……貴方を……」

「よし、では改めて……【エナジーバリア】」

念じると半透明な膜が部屋の入り口を閉じる。それを見た少女達は安心したのか、それぞれが泣いたり抱き合ったりしている。

「アンナ、この子達を頼む。」

(女神さま、なにか布を【インべントリ】にくれませんか?この子達もいつまでも裸のままでは脱出の時に困りますし……)と相談したら……

《大丈夫ですよ、すでに服を数着送りつけてます。》

とさすがは女神さま!俺の心はお見通しだった!そこですかさず───

(さすがだ!女神さまは最高だな!マジで惚れるわ!)

さっきの初々しい反応を鑑みて再度リップサービス。

《えええ!ほほほ惚れってうええ!》

───あかん、容量オーバーだった。

「とりあえず皆この服を着てくれ!」
と何処からともなく服を出して床に置く。皆不思議そうに見ていたが次第にいそいそと各自体に合う服を選んで着はじめる。

「よし、アンナ!行ってくる!」
「お気をつけて!雷斗さん」


もう遠慮は要らんな───俺はその後片っ端から扉を開け、中に居る奴らが声をあげる前に名刀正清で斬り倒す。

それを何回か繰り返すと───(この部屋の扉だけ豪華ですね)と女神さまの言に俺も同意。

そう、恐らくは親玉の部屋へとたどり着いたのだ。

よし、折角だから「【シャドウハイド】【サンドストーム】」と念じて身を隠し扉を砂へと変える。

崩れ落ちた扉から中を覗けば、脂ぎった太ったおっさんが何事かと身を乗り出して見に来た!そこへすかさず足元の砂を固めて投げつける。

「だっだれだ!」慌てて周囲を警戒するおっさん。

「【エフェクト・サクラ】」

すると突然部屋の中にサクラの花びらが舞い始める。

「なっ!なんだというのだ!衛兵!衛兵!」と慌てて叫ぶおっさん。

そこへ闇の中から───
「ひと~つ、人様の女を拐い……」

「どこだ!」と左右を見渡し

「ふた~つ、不埒な性交三昧……」

「どこから声が!」と後ろを振り向き

「みっつ醜く太った豚を」

姿が見えないことに慌てふためき顔を左右に振り、必死に俺を探しているおっさんに。

「退治てくれよう!久世雷斗!」
俺は名乗りをあげハイドを解き姿を現した!

「貴様!何者だ!わしが誰か知っての狼藉か!衛兵ども!であえであえ!……なぜだ!なぜ衛兵が来ぬのだ!」

必死に叫ぶが誰も来ないことに不審と不安から後退るおっさん……そこに一言───

「そりゃあオメーさんが来るのを三途の川で首をなが~くして待ってるからだよ。」

と俺は血がこびりついた名刀正清をおっさんの目の前に突きつける。

「あああああ……助けて!助けてくれ!そうだ!金ならやる!そそそそそうだ!お前を雇ってやってもよよよいぞ!」

声を震わせさらに後退りながら訳のわからないことをほざく───

そんなおっさんに俺はゆっくりと近付き、距離を詰め名刀正清を正眼に構える。

「きききききさま!まて!わわ私を殺すと後悔することになるぞ!きききいてるのか!」

唾を飛ばしながら喚きふためくおっさんだが、

正直かなり───
「見苦しい。今まで殺してきた女達に、あの世で詫びるんだな」

言うや俺は名刀正清を降り下ろし──部屋には真っ赤な華が咲いた。

こうして一連の少女誘拐騒動の幕は降りたのだった。


─────────────────────
次回予告!

豚に拐われていたのは少女や幼女。
少女達は性戯を駆使し俺を翻弄する!
俺はそんな少女達の手練手管に爆発寸前!

次回 助けてくれた報酬は私達!
(いやいや、あり得んからね!15Rだから!)
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