一日一善!無職の俺が、おばあちゃん助けて異世界無双!

GARUD

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第4章

4 - 5 お風呂に入って君のパンツを洗いたいんだ!

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やぁ皆さんこんにちは…久世雷斗です…本日は雷斗の部屋へとご来場頂き、誠にありがとうございます。
では最初の方のお悩みから解決させて頂きましょう

K(俺…婚約者にプロポーズしたいんですけど…どう言えばいいですか?)

なるほどなるほど…では会場に居るサポーターの女神さまの意見を聞いてみましょう

《君のパンツを洗わせてくれ!でバッチリです!間違いありません!私ならイチコロですw》

K(おお!イチコロですか!是非参考にさせて頂きます!)

はい女神さま~ありがとうございました
続いて次の方のお悩み相談に移行したいと思います

L(婚約者が二人も居るんですが…別々にプロポーズするべきですよね?)

ふむふむ…では先ほど見事な回答をしてくれた女神さまに再度意見を聞いてみたいと思います!

《どっちが後とか前とかで喧嘩あるいは序列的な物ができてしまう可能性があるので、できれば同時がいいでしょう》

L(なるほど!では二人同時に告白するためにはどういったシチュエーションがいいでしょうか?)

《二人の婚約者と一緒にお風呂に入って浴槽でイチャララブしながら告白ですよ!》

L(具体的にはどうやってお風呂へ連れ出せばいいんですか?)

《そんなもん!「二人とも、俺と一緒に風呂でいいことしない?」で問題なしです!》

L(さすがは女神さま!さっそく実行に移したいと思います!)




って…(ふっざけんなよ!このクソ女神!なにがパンツだ!いい加減なことぬかしてんじゃねーぞ!)
《あら?この世界だとわりとポピュラーなプロポーズなんですよ?パンツ》

(なん…だと!パンツが常識…嘘だろ…俺もこの世界の常識に沿って行動した方がいいのだろうか…いやしかし…パンツって…う~ん…)

《ちなみに、一緒にお風呂に入ろうと雷斗さんが言えば彼女達に拒否権なぞそもそもないですよ。というか両方が同時に口を開いて拒否するならまだしも…片方が拒否の意思を見せた所でもう片方が「それじゃお風呂には私と二人ではいりましょ!」って言って抜け駆けするに決まってますよ。だから二人とも拒否しません…というかできません》

(それもまた随分と穴のある推理な気がするんだけども…)

《ええい!さっさと風呂に誘ってイチャラブしてパンツ洗わせろと言ってくればいいんですよ!》

ぬぅぅ…ここまで本気な女神さまを今まで感じたことがない…
つまりマジってことか…

そうかパンツか…


そしてその夜───

俺は皆で一緒に夕食を食べ、片付けをカトリナとクラリッサに頼み──

リビングでくつろいでいる二人に俺は意を決して声をかける

「アンナ、ミレーヌ。ふっ二人ともきょきょ今日は俺といいい一緒に…」

「どうしたんです?雷斗さん」
「雷斗様、なんかすっごい汗かいてないですか?顔色もよくないですよ?」

と心配そうな顔で俺を見る二人へ俺は次の一言を発した

「一緒に風呂にはいらないきゃ⁉」

「「ぇ───」」

ええい!聞こえなかったのか!くそう!勇気を振り絞ったっていうのに…仕方ないもう一度!

「だから一緒に風呂に入ろう!!」はぁはぁ…と俺は肩で息をしながらもなんとかこの一言を言い切った───
そして俺は彼女達二人の顔を見───

「雷斗さん?」───ゴゴゴゴゴ───
「雷斗様?」───ゴゴゴゴゴ───


──あ…あれ?おかしいなぁ…なんで二人とも鬼か般若のような形相になっているんだい?

「雷斗さまはへんたいだね!けっこんもしてないのにふたりどうじにおふろにつれこもうなんて!とんだくずやろうですね!」

カナは、にぱぁっと輝くような笑顔でそう言うと「結局は体目当てか~これはダメだろ雷斗様~」はぁやれやれだぜ…と肩を竦める──素が出てますよカナさん!

駄菓子菓子!そのカナの発言に慌てた俺は
「ちっ!違うんだ!あれだ!君たちのパンツを洗わせて欲しい!」と俺は頭を下げ精一杯の告白をした!

ちらっと二人の顔を覗き見ると──

「雷斗さんにそんな趣味が……ぐすっ」

「雷斗様…いくらなんでもそれはちょっと…はぁ」

と怒りが頂点を通り越したのかアンナとミレーヌは方や泣く、片や呆れ───なぜだ!

「雷斗さま…さすがにカナもフォロー出来ないよ…発言が上級者過ぎるよ…」とカナも頭を抱えてしまった


「待ってくれ!違うんだ!誤解なんだよ!俺はただ!二人に結婚を申し込みたかっただけなんだ!」

俺は顔を青ざめ慌てて釈明すると「「ぇ?」」と暗い顔をして俯いていたアンナとミレーヌの二人は顔を上げ俺を見る

「俺が聞いた話だとプロポーズの前にお風呂に女性を誘い、イチャラブした後に君のパンツを洗わせてくれ!って言うのが常識だって聞いたんだよ!だから──」

と俺は必死の形相で早口に捲し立てる

「雷斗さん…その情報はどこから?」と真顔に戻っているアンナの問に俺は咄嗟に──

「ボボボーボ」

「ボーボボ?」

「冒険者ギルドの裏にある酒場でよく酒を飲んでるヨハンから聞いたんだよ…」
心の中で俺はヨハン済まん!今度酒を奢るから!と謝る

「雷斗様…さすがに怪しいとは思わなかったんですか…」というミレーヌだが、彼女からはどこかホッとした空気を感じる

このビックウェーブに乗るしかない!

「いや…済まない…実は俺ってこの大陸の人間じゃないんだ…だからつい…その言葉を信じてしまったんだよね…今思えばレナートにでも相談すれば良かったな…」

と肩を落としながら言う俺にアンナとミレーヌは顔を見合わせ…「「ぷっ…ふふっ」」と笑い始める

「二人とも…申し訳ない…。それでその…俺と結婚してくれないだろうか?俺は50年後の君達も今と変わらず愛しているという自信がある…愛してるんだ…」
俺はたった今…スッと出てきた言葉を紡ぐ──

二人は俺を見て満天の笑顔で──

「「はい!」」

と答えてくれた──俺は感動の余り涙が出そうになるのをグッと堪えるのに精一杯で──

「でも…できればお風呂は結婚式の後にその…色々としてから…ってあああああ!」ボッと顔から火が出るんじゃないかと思えるほどに顔を真っ赤に染めてはしゃぐアンナに

「アンナ!落ち着いて!今完全にダメな子スイッチ入っちゃってるよ!後初夜もお風呂も私が先ね」
とこっそり抜け駆け宣言をする抜け目がないミレーヌ

「はあああ?ミレーヌさんどさくさに紛れて一番になろうなんてそうは行かないですよ!」

「それじゃアンナが一番で私が二番なの⁉」

「当然です!私が一番雷斗さんを愛してますし!」ふふん!と慎ましい胸を反らしていうアンナに

「私だって雷斗様を愛してるわよ!無い胸反らしてえばってんじゃないわよ!」とこちらは大いに盛り上がった胸を反らして…ふふん!どうよ!と見せつける───


「はぁぁ…二人とも…雷斗さまが見てるから…いつもの馬鹿はその辺にしといたら?馬鹿がバレるわよ?ってもう遅いか…」はぁ…バカばっか…とため息を吐くカナも幼女の皮が剥がれている

「はは。済まない二人とも。俺はどっちが先でどっちが後とか選べないくらい愛してるんだ…だから初夜は三人で迎えようか…勿論結婚式も街の教会で一緒に挙げよう」

「はぁ…雷斗さんがそう言うなら…拒否権はありませんけど…」
「アンナ…いい加減諦めなさいよ…私は一緒でもいいわよもう…」

二人とも肩を落としながらもお互いに、ふふ!と笑い合ってお互いの幸せを喜び合っている

「ではこれからはメイド長ではなくて奥様ですね。アンナ奥様。ミレーヌ奥様」と奥から後片付けを終えて戻って来たクラリッサも彼女達の幸せを喜び──

「ではお二方に子供が出来た際は夜の旦那様の下のお世話は私が致しますね奥様方?うふふふ」と妖しく笑う──俺はそのうちクラリッサに既成事実を作らせられてしまうのではないだろうか──

「お二人ともご結婚できて良かったですね!」と元気に言い、自分のように喜んでくれるカトリナに癒される

でも良かった…ちゃんとOKしてもらえた…

「よーし!今日は宴だ!朝まで飲んで食って騒ぎまくってやる!!」

「「「「「おーーー!」」」」」

「どーせだからアンジュんとこの奴等とレナートを連れてくるか!」と俺は【ポータル】を駆使し人数を増した我が家で盛大にどんちゃん騒ぎをするのであった───





騒ぎも終わり皆が寝落ちした後──


《いや~良かったですね~雷斗さん!一時はダメかと思いましたよ~》

(てめー…このダ女神!あんたのせいで危うく崩壊するとこだったじゃねーかよ!なにがパンツだ一緒に風呂だ!常識で当たり前です!だ!)

《でもそこで必死になったからこそあれだけキザなセリフがスッと頭から出てきたんじゃないんですかね?》

(それはそうかもしれないが…)

《でしょ?だから私は悪くない!むしろ見事な会話センスと関心はするがどこもおかしくはないレベル!》

(お前…それ用法間違ってるからな…)

《もう!雷斗さんったら!ああ言えば芳忠!》

(お前はネット難民かよ…)

俺は一人ごちてその辺に転がっている酒を口にするのであった───
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