5 / 39
3
しおりを挟む
俺は幼稚園をなんやかんや無事卒園し、今年から小学校に通うことになった。
残りの二年間はどうしたのかって?一年目とたいして変わらない二年間をループしてましたよ。それがなにか?
幼稚園の先生はどうしたって?後十年経ったら迎えに行くわね!とか言ってたよ!十年経っても俺は十六で結婚できねーよ!そのうち俺が消えたらハイ○ースされたと思ってもらいたい。
んで話は変わるが、俺が入学した小学校は私立で、問題なのが学校名。
『愛友学園初等部』
である。
いやな、ゲームでも設定上は私立になってたんだけど、小中高大と一貫教育をするマンモス学校ってのは設定にも書いてなかったぞ!制作会社いい加減な仕事すんなよな!プンスカ
なになに?普通のサラリーマンの父親がよく私立に入れる金なんて持ってたよなって?
それは俺の三歳から六歳までの間で撮った『ブリピュア踊ってみた』のコスプレシリーズやら初めての乗り物シリーズの『一輪車編』やら『竹馬編』『スケボー編』『ローラーブレード編』の動画の収益とブログのアフィリエイト収益を母親が貯め込んでいたらしい。
父親がアフィリエイトの通帳隠し持ってたんじゃないのかって?そんなの直ぐにバレて没収されてましたよ。
動画はどうだったかって?
ブリピュアに至っては毎年新シリーズが始まるわ半年に一回EDのダンスが変わるやらで、その都度動画を撮ってたよ。
コメントする連中も慣れてもので……
待ってました!
俺の嫁降臨www
今度のコスはスパッツじゃないが?
重力先生相変わらず仕事し過ぎw
見てみろよ。可愛いだろ?これ、男の子なんやで……
娘さんを俺に下さい(切実
息子さんを私に下さい(真剣
等などすっかり俺の信者になっていた。
ネットでブリピュア・男の娘で検索すると、マトメサイトに纏められていたりするのだから恐ろしい。
一輪車の方はと言うと、一緒に練習だ!と言いながら渡す親父が最初に乗ってあっさりと転んだ後、俺が前世でアニメに刺激されて練習した技を披露。
まずは壁無しで颯爽と跨るとスイスイと漕ぎ始め、バックにタイヤ乗り、片足漕ぎの後、最後は激しいスピンで〆るという動画である。
コメントはと言うと……
出ました初めてシリーズw
初めて詐欺www
こいつホントに幼稚園かよw
超電磁スピーーン!
親父のズッコケ方笑うわwww
雑技団も真っ青やな……
はい合成ね!
日本のCGは世界いちぃぃぃぃ!
等など、俺の初めてを疑うコメントが多数寄せられていた。
何事にも脱童貞はあると言うのに、全くもって心の狭い奴らよ。なに?前世でやってたんだから童貞じゃねーじゃんって?いいんだよ細かい事は!
おいお前、自重するって言ってなかったかって?結果として高校から入学してくるゲームの主人公より早く愛友に入学というスタートダッシュ決められたんだからいいんだよ!
しかしこれって、私立に通う金って俺が体で稼いでませんかね?文字通り体を売るってやつですよね。ニュアンスが卑猥だって?どうもすいません。
そして迎えた四月
無事小学校の入学式も終わり、クラス分けを確認するため、俺は両親と一緒にクラス分けが貼り出されている掲示板に向かう。
「ゆぅく~ん!」
掲示板の人集りから一人の女の子が抜け出しすと、俺の元にテテテと駆け寄ってきた。
「佳子ちゃんは何組だった?」
「わたしは2くみだったよ!」
その言葉に俺は父親の方を見ると、父親は「待ってなさい」と言ってクラスを確認するべく、サッと人集りに紛れて行く。
そして直ぐにその輪から抜け出してくる。
「良かったな祐也。お前も2組だったぞ。同じ幼稚園から来た子同士、仲良くやりなさい」
「うん!よろしくね!佳子ちゃん!」
「うん!わたしも、ゆぅくんといっしょでよかった!」
佳子ちゃんはそう言ってニパッと太陽のような笑顔を俺に向けてくる。
佳子ちゃんは近所にある大きな一軒家に住んで居て、幼稚園から家族ぐるみのお付き合いをしている。
親同士が話しているのを聞いたいたところによると、佳子ちゃんの親は中小お菓子メーカー、カサタニ製菓の社長をやっているらしい。
そして当の佳子ちゃんはと言えば、ふわりと軽いパーマが掛かった栗色の髪の毛を肩まで伸ばし、肌は白く大きな黒い瞳、小さなアヒル口にちょこんと付いた小鼻が愛らしい。
こんな盛ってるプロフィールの持ち主ではあるが、しかし彼女はゲーム『ドキドキ♪愛友学園にようこそ』には存在していない。
つまりは【ヒロインでは無い】という事だ。
そんな彼女が何故愛友学園初等部に俺こと脇役確定の奴と一緒に入学しているのか?と問われると、幼稚園年長組の時の授業参観の日、将来、大きくなったら何になりたいか?という自分の夢を言う時間での出来事だ。
『おおきくなったら、ゆぅくんの、およめさんに、なりたいです!』
佳子ちゃんの爆弾発言に、俺の両親も激しく驚いていたが、それ以上に驚いていたのが笠谷夫婦……というか笠谷父だ。
母親の方は送り迎えのバス停で会って居たのもあって「あらあら……まあまあ……」と俺に向けて好奇な視線を送るだけだったが、俺を見たこともない父親の方は発狂の余り娘の席に突貫。
「佳子!そのゆぅくん?ってのは誰だ?!」
「ゆぅくんはね~あそこのおとこのこ!」
肩を掴んで娘に迫る笠谷父、それに一切怯まず大輪の花を咲かたかのような笑顔で俺の方を見てビシィ!と指を差したのだ。
そこから紆余曲折あり、現在の家族ぐるみのお付き合いという形になっている。
その時の他の女子の反応はって?そらもう大変の一言では片付かない程の状況よ。
『きゃしゃたにしゃーーん!』
『ちせいぢぢつをつくろうとしてるわ!』
『てつのおきてをにどもやぶるなんてー!』
と、てんやわんやの後、複数人の女の子から佳子ちゃん同様の告白をされるという大惨事……なに?リア充爆発しろ?どーもすいません。
てな訳で一緒に初等部に入学
通学は二人共電車である。
俺が「電車で二駅だし電車で通学したい」と言うと佳子ちゃんも「ならわたしもゆぅくんとでんしゃでいくー!」と言い出して、慌てた笠谷父が毎日専属の車で送り迎えする!と言って聞かなかったのだが、俺が断固電車を譲らなかったばっかりに、佳子ちゃんも譲らなかった。
結果……『佳子ちゃんと毎日行き帰り同じ電車で通学する』という処で着地した。
愛友学園に出てくるヒロインが居るかもしれないと思って佳子ちゃんと距離を置こうとしたのだが……
ま、高校生になるまでは早々にヒロインとのイベントなぞある分けもないだろうし、これはこれでいいか……と思っていた時期がありました。
クラス表の俺のクラスの所に書いてある名前の一つに見覚えがあるのがあった。
《十条雫》
ゲーム『ドキドキ♪愛友学園にようこそ』に居たヒロインの一人。
総合デパートを経営する十条グループのお嬢様、出現条件は雑学と学力のステータスが一定にないと出会えないキャラクターだ。
ゲーム内の彼女は茶髪のロングヘアーにキツメの眼の中に輝く茶色い瞳、キリリとした細い眉毛に細い鼻。
艶やかに光る唇というキツメの美人だったが……これは明日の学校が楽しみだ。
俺はセカンドライフ初めてのヒロインとの遭遇に思いを馳せ、ニヤリと笑みを浮かべた。
「ゆぅくん。なんかへんなかおしてる~」
残りの二年間はどうしたのかって?一年目とたいして変わらない二年間をループしてましたよ。それがなにか?
幼稚園の先生はどうしたって?後十年経ったら迎えに行くわね!とか言ってたよ!十年経っても俺は十六で結婚できねーよ!そのうち俺が消えたらハイ○ースされたと思ってもらいたい。
んで話は変わるが、俺が入学した小学校は私立で、問題なのが学校名。
『愛友学園初等部』
である。
いやな、ゲームでも設定上は私立になってたんだけど、小中高大と一貫教育をするマンモス学校ってのは設定にも書いてなかったぞ!制作会社いい加減な仕事すんなよな!プンスカ
なになに?普通のサラリーマンの父親がよく私立に入れる金なんて持ってたよなって?
それは俺の三歳から六歳までの間で撮った『ブリピュア踊ってみた』のコスプレシリーズやら初めての乗り物シリーズの『一輪車編』やら『竹馬編』『スケボー編』『ローラーブレード編』の動画の収益とブログのアフィリエイト収益を母親が貯め込んでいたらしい。
父親がアフィリエイトの通帳隠し持ってたんじゃないのかって?そんなの直ぐにバレて没収されてましたよ。
動画はどうだったかって?
ブリピュアに至っては毎年新シリーズが始まるわ半年に一回EDのダンスが変わるやらで、その都度動画を撮ってたよ。
コメントする連中も慣れてもので……
待ってました!
俺の嫁降臨www
今度のコスはスパッツじゃないが?
重力先生相変わらず仕事し過ぎw
見てみろよ。可愛いだろ?これ、男の子なんやで……
娘さんを俺に下さい(切実
息子さんを私に下さい(真剣
等などすっかり俺の信者になっていた。
ネットでブリピュア・男の娘で検索すると、マトメサイトに纏められていたりするのだから恐ろしい。
一輪車の方はと言うと、一緒に練習だ!と言いながら渡す親父が最初に乗ってあっさりと転んだ後、俺が前世でアニメに刺激されて練習した技を披露。
まずは壁無しで颯爽と跨るとスイスイと漕ぎ始め、バックにタイヤ乗り、片足漕ぎの後、最後は激しいスピンで〆るという動画である。
コメントはと言うと……
出ました初めてシリーズw
初めて詐欺www
こいつホントに幼稚園かよw
超電磁スピーーン!
親父のズッコケ方笑うわwww
雑技団も真っ青やな……
はい合成ね!
日本のCGは世界いちぃぃぃぃ!
等など、俺の初めてを疑うコメントが多数寄せられていた。
何事にも脱童貞はあると言うのに、全くもって心の狭い奴らよ。なに?前世でやってたんだから童貞じゃねーじゃんって?いいんだよ細かい事は!
おいお前、自重するって言ってなかったかって?結果として高校から入学してくるゲームの主人公より早く愛友に入学というスタートダッシュ決められたんだからいいんだよ!
しかしこれって、私立に通う金って俺が体で稼いでませんかね?文字通り体を売るってやつですよね。ニュアンスが卑猥だって?どうもすいません。
そして迎えた四月
無事小学校の入学式も終わり、クラス分けを確認するため、俺は両親と一緒にクラス分けが貼り出されている掲示板に向かう。
「ゆぅく~ん!」
掲示板の人集りから一人の女の子が抜け出しすと、俺の元にテテテと駆け寄ってきた。
「佳子ちゃんは何組だった?」
「わたしは2くみだったよ!」
その言葉に俺は父親の方を見ると、父親は「待ってなさい」と言ってクラスを確認するべく、サッと人集りに紛れて行く。
そして直ぐにその輪から抜け出してくる。
「良かったな祐也。お前も2組だったぞ。同じ幼稚園から来た子同士、仲良くやりなさい」
「うん!よろしくね!佳子ちゃん!」
「うん!わたしも、ゆぅくんといっしょでよかった!」
佳子ちゃんはそう言ってニパッと太陽のような笑顔を俺に向けてくる。
佳子ちゃんは近所にある大きな一軒家に住んで居て、幼稚園から家族ぐるみのお付き合いをしている。
親同士が話しているのを聞いたいたところによると、佳子ちゃんの親は中小お菓子メーカー、カサタニ製菓の社長をやっているらしい。
そして当の佳子ちゃんはと言えば、ふわりと軽いパーマが掛かった栗色の髪の毛を肩まで伸ばし、肌は白く大きな黒い瞳、小さなアヒル口にちょこんと付いた小鼻が愛らしい。
こんな盛ってるプロフィールの持ち主ではあるが、しかし彼女はゲーム『ドキドキ♪愛友学園にようこそ』には存在していない。
つまりは【ヒロインでは無い】という事だ。
そんな彼女が何故愛友学園初等部に俺こと脇役確定の奴と一緒に入学しているのか?と問われると、幼稚園年長組の時の授業参観の日、将来、大きくなったら何になりたいか?という自分の夢を言う時間での出来事だ。
『おおきくなったら、ゆぅくんの、およめさんに、なりたいです!』
佳子ちゃんの爆弾発言に、俺の両親も激しく驚いていたが、それ以上に驚いていたのが笠谷夫婦……というか笠谷父だ。
母親の方は送り迎えのバス停で会って居たのもあって「あらあら……まあまあ……」と俺に向けて好奇な視線を送るだけだったが、俺を見たこともない父親の方は発狂の余り娘の席に突貫。
「佳子!そのゆぅくん?ってのは誰だ?!」
「ゆぅくんはね~あそこのおとこのこ!」
肩を掴んで娘に迫る笠谷父、それに一切怯まず大輪の花を咲かたかのような笑顔で俺の方を見てビシィ!と指を差したのだ。
そこから紆余曲折あり、現在の家族ぐるみのお付き合いという形になっている。
その時の他の女子の反応はって?そらもう大変の一言では片付かない程の状況よ。
『きゃしゃたにしゃーーん!』
『ちせいぢぢつをつくろうとしてるわ!』
『てつのおきてをにどもやぶるなんてー!』
と、てんやわんやの後、複数人の女の子から佳子ちゃん同様の告白をされるという大惨事……なに?リア充爆発しろ?どーもすいません。
てな訳で一緒に初等部に入学
通学は二人共電車である。
俺が「電車で二駅だし電車で通学したい」と言うと佳子ちゃんも「ならわたしもゆぅくんとでんしゃでいくー!」と言い出して、慌てた笠谷父が毎日専属の車で送り迎えする!と言って聞かなかったのだが、俺が断固電車を譲らなかったばっかりに、佳子ちゃんも譲らなかった。
結果……『佳子ちゃんと毎日行き帰り同じ電車で通学する』という処で着地した。
愛友学園に出てくるヒロインが居るかもしれないと思って佳子ちゃんと距離を置こうとしたのだが……
ま、高校生になるまでは早々にヒロインとのイベントなぞある分けもないだろうし、これはこれでいいか……と思っていた時期がありました。
クラス表の俺のクラスの所に書いてある名前の一つに見覚えがあるのがあった。
《十条雫》
ゲーム『ドキドキ♪愛友学園にようこそ』に居たヒロインの一人。
総合デパートを経営する十条グループのお嬢様、出現条件は雑学と学力のステータスが一定にないと出会えないキャラクターだ。
ゲーム内の彼女は茶髪のロングヘアーにキツメの眼の中に輝く茶色い瞳、キリリとした細い眉毛に細い鼻。
艶やかに光る唇というキツメの美人だったが……これは明日の学校が楽しみだ。
俺はセカンドライフ初めてのヒロインとの遭遇に思いを馳せ、ニヤリと笑みを浮かべた。
「ゆぅくん。なんかへんなかおしてる~」
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~
香木陽灯
恋愛
「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」
実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。
「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」
「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」
二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。
※ふんわり設定です。
※他サイトにも掲載中です。
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる