6 / 39
4
しおりを挟む
入学式翌日
俺は佳子ちゃんと仲良く電車通学をキメる事に成功した。
こっそりとお互いの母親がついて来ていたが、佳子ちゃんは俺が手を握っているからか、らんらんるー♪と上機嫌で尾行には一切気が付いていないみたいだったから俺も気が付いていないフリをしておいた。佳子ちゃんマジ天使。
こら誰だ!今俺の事をロリコンと言った奴前へ出ろ!
そして学校に着いた俺は、もういいだろうと繋いだ手を離そうと力を緩め……あれ?!ちょっと佳子ちゃん!手を握らない!離すのです!えっ?ちょっ?!引っ張らないで~!
俺は手を繋いだまま、佳子ちゃんに引っ張られるようにクラスの前に到着。
そのまま片手でガラガラと音を立てて扉を開ける佳子ちゃん。
だがしかし、俺と佳子ちゃんは出席番号という壁に阻まれ、席が離れ離れになっている。
俺はそれ幸いにと自分の机にランドセルを掛けて椅子に座ると、佳子ちゃんはすかさず自分の席にランドセルを置くと、風の速さで俺の横の席に座った。佳子ちゃん、そこは君の席ではありませんよ?
と佳子ちゃんが俺の横の子の席をぶんどって居座ろうとしたその時──
「そこはわたしのせきなの。どいてくだちゃいます?」
凛とした鈴の音のような声が佳子ちゃんの背後から聞こえた。
そこには一人の女の子が立っていた。
《十条雫》
そう、俺の隣の席は偶然にも出席番号が佐藤である俺の次になったのは十条雫。ゲーム愛友学園に出てくる攻略ヒロインの一人である。
「やー!わたしゆぅくんのとなぃがいいんだもん!」
「そこはわたしのせき……」
「よしこしらない!」
「ぅぅぅ……」
佳子ちゃんの剣幕と力技に涙目になる十条雫。あれ?こいつゲームだと高飛車なお嬢様な感じで負けん気も強かったイメージだったんだが……そんなキャラが何故にこの程度で涙目になるんだ?
俺は自分の中にあったゲーム愛友学園の十条雫のイメージと目の前の十条雫が余りにも掛け離れている事に疑問を覚えつつも、取り敢えず今にも泣き出しそうな十条雫と周りから反感を買いそうな佳子ちゃんを諌めなければならない。
「佳子ちゃん。もう直ぐ先生も来るよ?ここに座ってたら怒られるから一度自分の席に戻った方がいいよ。後で俺がそっちに行くからさ」
「う~……しょーがにゃいにゃぁ~。それでいいよ」
佳子ちゃんはそう言うと占拠した椅子から立ち上がる。こうやって俺の話は素直に聞く所は可愛らしいなぁ……おい誰だズボンを降ろした奴!相手は小学生だからな?え?小学生は最高ですって?お巡りさんこの人です~
ってそうじゃない!ここは佳子ちゃんにビシ!と言っておかないと!
俺は佳子ちゃんを見つめて口を開く。
「佳子ちゃん。他の人の椅子を勝手に使ったんだからゴメンねしなきゃダメだよ」
「ごめんなさい」
佳子ちゃんは俺に注意され、十条雫に向かって素直に頭を下げるとテテテと自分の机に向かって行った。
涙目だった十条雫はグスッと鼻を啜ると空いた自分の椅子に座った。
俺は横に座った十条雫に優しく声を掛ける。
「ゴメンね?佳子ちゃんを怒らないであげてね?」
突然横の男の子に声を掛けられて驚いたのか、ビク!と震える十条雫。
震える十条雫に、これはもう別人なんじゃないのか?と思い、俺はゲームで十条雫を泣かせたイベントに出てくる選択肢を思い出していた。
1.泣いた顔も可愛いよ
2.納豆のパッケージみてーな顔すんなよ!
3.黙って頭をポンポンする
この内の3番を選ぶと「なッ!私の頭を叩くだなんて!万死に値しますわ!」と怒りを買い、BADエンド直行になるという、罠のような選択肢だ。
ちなみに正解の選択肢は、まさかの2番。
選ぶと「なんであなたに怒られるんですか?!納得行きませんわ!」と言われ、主人公は「納豆だけに?」と切り返す。
すると何故かそこから笑い合い、十条雫に下の名前を呼んで貰えるようになるというトンデモ選択肢なのだ。
俺はこの2番を避けたせいで十条雫エンドを見るのに3周させられたんだぜ……制作会社に呪いあれ……
1番はどうなるんだって?「私が可愛いのは当然です!」と3番同様更に怒られて『モテないモブ男達の鎮魂歌』行きだ。
ここで現実に戻った俺は、目の前の涙目でビクついている十条雫を見て……よし、ここは一つ3番の頭ポンポンを試してみるか!これで怒ったら本物認定ってことで。
俺は隣に手を伸ばし、十条雫の頭を優しくポンポンと叩いた。
「ぅ……」
「大丈夫。怖くない~怖くない~」
最初こそビクッ!となって縮こまっていた十条雫だが、俺が優しく頭を撫でながら声をかける内に、徐々に緊張が解けてきたのか、頬を緩ませ始める。
やっと俺の方を向いた十条雫に、俺はニコリと微笑みながら自己紹介をする。
「俺は佐藤祐也。よろしくね」
すると、十条雫はボン!と音が聞こえる位に顔を急激に真っ赤に染め、あわあわと慌てて自分の名前を名乗った。
「わわ!わたしゅは!じゅーじょーしずくでし!」
(あっ……噛んだ)
「あのあの……ゆーやさまとよんでもいいですか?」
なにこの可愛い生物!あのワタクシが一番ですわ!オーッホッホッホ!と高笑いを上げるお嬢様キャラは何処に置いて来たんだ?!
なんて俺が驚愕していると、目の前の十条雫は瞳を潤ませて再び泣きそうになっている。
「あの……おいやでしたか……」
グスッと鼻を啜る音に俺は慌てて返事をする。
「嫌じゃないよ!よろしくね!十条さん!」
「しずくってよんでくだしゃい!」
「わかったよ。しずくちゃん」
俺に名前で呼ばれてデヘッとだらしない笑みを浮かべる雫ちゃん。可愛いんだが……誰だよお前!マジで同姓同名の偽物じゃないのか?!
こら佳子ちゃん!こっち見て「ぐぬぬぬ」とか言わない!阿修羅像みたいな顔になってるから!
その後、初登校を終えて帰りの電車の中、佳子ちゃんと椅子に並んで座り、降りる駅に着くまでの間、頭をずっと撫でさせられたのは言うまでもないよな?
俺は佳子ちゃんと仲良く電車通学をキメる事に成功した。
こっそりとお互いの母親がついて来ていたが、佳子ちゃんは俺が手を握っているからか、らんらんるー♪と上機嫌で尾行には一切気が付いていないみたいだったから俺も気が付いていないフリをしておいた。佳子ちゃんマジ天使。
こら誰だ!今俺の事をロリコンと言った奴前へ出ろ!
そして学校に着いた俺は、もういいだろうと繋いだ手を離そうと力を緩め……あれ?!ちょっと佳子ちゃん!手を握らない!離すのです!えっ?ちょっ?!引っ張らないで~!
俺は手を繋いだまま、佳子ちゃんに引っ張られるようにクラスの前に到着。
そのまま片手でガラガラと音を立てて扉を開ける佳子ちゃん。
だがしかし、俺と佳子ちゃんは出席番号という壁に阻まれ、席が離れ離れになっている。
俺はそれ幸いにと自分の机にランドセルを掛けて椅子に座ると、佳子ちゃんはすかさず自分の席にランドセルを置くと、風の速さで俺の横の席に座った。佳子ちゃん、そこは君の席ではありませんよ?
と佳子ちゃんが俺の横の子の席をぶんどって居座ろうとしたその時──
「そこはわたしのせきなの。どいてくだちゃいます?」
凛とした鈴の音のような声が佳子ちゃんの背後から聞こえた。
そこには一人の女の子が立っていた。
《十条雫》
そう、俺の隣の席は偶然にも出席番号が佐藤である俺の次になったのは十条雫。ゲーム愛友学園に出てくる攻略ヒロインの一人である。
「やー!わたしゆぅくんのとなぃがいいんだもん!」
「そこはわたしのせき……」
「よしこしらない!」
「ぅぅぅ……」
佳子ちゃんの剣幕と力技に涙目になる十条雫。あれ?こいつゲームだと高飛車なお嬢様な感じで負けん気も強かったイメージだったんだが……そんなキャラが何故にこの程度で涙目になるんだ?
俺は自分の中にあったゲーム愛友学園の十条雫のイメージと目の前の十条雫が余りにも掛け離れている事に疑問を覚えつつも、取り敢えず今にも泣き出しそうな十条雫と周りから反感を買いそうな佳子ちゃんを諌めなければならない。
「佳子ちゃん。もう直ぐ先生も来るよ?ここに座ってたら怒られるから一度自分の席に戻った方がいいよ。後で俺がそっちに行くからさ」
「う~……しょーがにゃいにゃぁ~。それでいいよ」
佳子ちゃんはそう言うと占拠した椅子から立ち上がる。こうやって俺の話は素直に聞く所は可愛らしいなぁ……おい誰だズボンを降ろした奴!相手は小学生だからな?え?小学生は最高ですって?お巡りさんこの人です~
ってそうじゃない!ここは佳子ちゃんにビシ!と言っておかないと!
俺は佳子ちゃんを見つめて口を開く。
「佳子ちゃん。他の人の椅子を勝手に使ったんだからゴメンねしなきゃダメだよ」
「ごめんなさい」
佳子ちゃんは俺に注意され、十条雫に向かって素直に頭を下げるとテテテと自分の机に向かって行った。
涙目だった十条雫はグスッと鼻を啜ると空いた自分の椅子に座った。
俺は横に座った十条雫に優しく声を掛ける。
「ゴメンね?佳子ちゃんを怒らないであげてね?」
突然横の男の子に声を掛けられて驚いたのか、ビク!と震える十条雫。
震える十条雫に、これはもう別人なんじゃないのか?と思い、俺はゲームで十条雫を泣かせたイベントに出てくる選択肢を思い出していた。
1.泣いた顔も可愛いよ
2.納豆のパッケージみてーな顔すんなよ!
3.黙って頭をポンポンする
この内の3番を選ぶと「なッ!私の頭を叩くだなんて!万死に値しますわ!」と怒りを買い、BADエンド直行になるという、罠のような選択肢だ。
ちなみに正解の選択肢は、まさかの2番。
選ぶと「なんであなたに怒られるんですか?!納得行きませんわ!」と言われ、主人公は「納豆だけに?」と切り返す。
すると何故かそこから笑い合い、十条雫に下の名前を呼んで貰えるようになるというトンデモ選択肢なのだ。
俺はこの2番を避けたせいで十条雫エンドを見るのに3周させられたんだぜ……制作会社に呪いあれ……
1番はどうなるんだって?「私が可愛いのは当然です!」と3番同様更に怒られて『モテないモブ男達の鎮魂歌』行きだ。
ここで現実に戻った俺は、目の前の涙目でビクついている十条雫を見て……よし、ここは一つ3番の頭ポンポンを試してみるか!これで怒ったら本物認定ってことで。
俺は隣に手を伸ばし、十条雫の頭を優しくポンポンと叩いた。
「ぅ……」
「大丈夫。怖くない~怖くない~」
最初こそビクッ!となって縮こまっていた十条雫だが、俺が優しく頭を撫でながら声をかける内に、徐々に緊張が解けてきたのか、頬を緩ませ始める。
やっと俺の方を向いた十条雫に、俺はニコリと微笑みながら自己紹介をする。
「俺は佐藤祐也。よろしくね」
すると、十条雫はボン!と音が聞こえる位に顔を急激に真っ赤に染め、あわあわと慌てて自分の名前を名乗った。
「わわ!わたしゅは!じゅーじょーしずくでし!」
(あっ……噛んだ)
「あのあの……ゆーやさまとよんでもいいですか?」
なにこの可愛い生物!あのワタクシが一番ですわ!オーッホッホッホ!と高笑いを上げるお嬢様キャラは何処に置いて来たんだ?!
なんて俺が驚愕していると、目の前の十条雫は瞳を潤ませて再び泣きそうになっている。
「あの……おいやでしたか……」
グスッと鼻を啜る音に俺は慌てて返事をする。
「嫌じゃないよ!よろしくね!十条さん!」
「しずくってよんでくだしゃい!」
「わかったよ。しずくちゃん」
俺に名前で呼ばれてデヘッとだらしない笑みを浮かべる雫ちゃん。可愛いんだが……誰だよお前!マジで同姓同名の偽物じゃないのか?!
こら佳子ちゃん!こっち見て「ぐぬぬぬ」とか言わない!阿修羅像みたいな顔になってるから!
その後、初登校を終えて帰りの電車の中、佳子ちゃんと椅子に並んで座り、降りる駅に着くまでの間、頭をずっと撫でさせられたのは言うまでもないよな?
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~
香木陽灯
恋愛
「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」
実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。
「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」
「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」
二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。
※ふんわり設定です。
※他サイトにも掲載中です。
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
幼馴染みが描いた悪役令嬢ものの世界に「メイド」として転生したので、6年後の断罪イベントをどうにか回避したい
ゆずまめ鯉
恋愛
通勤途中、猫好きではないのに轢かれそうな黒猫をうっかり助けてしまい、死んでしまった主人公──水縞あいり(26)
鳥の囀りで目を覚ますとそこは天国……ではなく知らない天井だった。
狭い個室にはメイド服がかかっている。
とりあえず着替えて備えつけの鏡を見ると、そこには十代前半くらいの子どもの姿があった。
「この顔……どこか見覚えが……」
幼馴染みで漫画家、ミツルギサイチ(御剣才知)が描く、人気漫画「悪役令嬢が断罪されるまで」の登場人物だということに気がつく。
名前はミレア・ホルダー(本名はミレア・ウィン・ティルベリー)
没落貴族の令嬢で、現在、仕えているフランドル侯爵によって領地と洋館を奪われ、復讐のために、フランドル侯爵の長女イザベラが悪役令嬢になるのを止めず、むしろ後押しして見事断罪されてしまうキャラだった。
原作は未完だが、相談を受けていたのでどういう結末を迎えるのか知っている。
「二期アニメもまだ見てないし、どうせ転生するなら村人Aとかヒロインの母親がよかった……!!」
幼馴染みの描く世界に転生してしまった水縞あいり=ミレアが、フランドル侯爵家で断罪回避するべく、イザベラをどうにかお淑やかな女性になるように導いている途中。
病弱で原作だと生死不明になる、イザベラの腹違いの兄エミールに、協力してもらっているうちに求愛されていることに気づいてしまい──。
エミール・ディ・フランドル(20)×ミレア・ウィン・ティルベリー(18)
全30話の予定で現在、執筆中です。2月下旬に完結予定です。
タイトルや内容が変更になる場合もあります。ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる