ギャルゲーの脇役、情報通な彼に転生してしまった!~こうなったらヒロインの一人位は絶対に確保する!~

GARUD

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 時は巡って5月頭、小学校入学して初めての運動会がやってきた。

 低学年は個別短距離走と玉入れ

 俺は日々の変わらぬ努力が功を奏したのか、クラス内で一番足が速い。
 さらに俺は、小学生の間ではもっぱらチート靴と言われているブランド靴[超速]という走るのに特化した靴を標準装備している。
 この超速は、地面の土を蹴る時に良く反発するゴムが靴底にあり、さらにその靴底には地面をちゃんと掴むように小さなゴムで出来たスパイクみたいなトゲトゲが付いている。

 この靴によって、トラックで走る時のカーブでの安定度が増し、鍛えた脚力と相まってカーブでの減速をほぼゼロにしているのだから、私立に通う金持ちお坊っちゃんが俺に敵わないのは道理というもの。

 結果、俺は駆け抜けた。

 短距離走だからカーブとかは無いが、キック時の反発力を増す靴と、毎日の走り込みで鍛えた下半身が相乗効果をもたらしたのだ。

 俺が走ったグループは、幼稚園の時と違って足が遅い子達との接待駆けっこではなく、足が速い子同士の比べ合いだったが、それでも俺は競馬で言う所の三馬身リードと言った感じの大差で一位をもぎ取った。

 俺が駆け抜けた時の父兄さん達の反応は……

「はやっ!あの子速すぎ!」
「フォームやばい!」
「赤い靴は三倍の法則……」

 そしてキャーキャーワーワーと声援を送っていたキッズ達も、俺が一位の旗を持ってニッコリと微笑んで手を振ると、その声援は一層声が大きくなる。特に高学年のお姉様達からは「かわいいい!」と黄色い声が飛んでくる。

 走り終えた俺が列に戻っても、未だ声援を送ってくれている高学年のお姉様達にニコニコと手を振っていると、いつの間にか走り終えた佳子ちゃんが近付いて来て、俺にヒシッと抱きついたのだ。

「ゆぅくんかっこよかった~」
「あはは、ありがとう。佳子ちゃん」

 あッ!高学年のお姉様方から複数の殺気が!

「よしこちゃん!ゆーやさまからはなれなしゃい!」
「えー……なんでー」
「ムキーッ!」

 やはり、いつの間にか走り終えていた雫ちゃんが現れるや、目を吊り上げて佳子ちゃんを引っ張って俺からひっぺがそうとしている……それに抵抗する佳子ちゃん。
 この二人はなんでこんなに仲が悪いのか……

 とそこで父兄の方からも殺気が!と思ったらなんだ零士か。
 小学生のじゃれ合いに嫉妬でもしてるのか?だいの大人の男が情けないと思わんのかな。

 そうこうして競技はすすんで、玉入れ。

 低学年は赤と白に分かれ、空高く設置されたカゴへと玉を投げ入れる。ちなみに俺は白組だ。
 みんなはヤーヤー!とカゴの下から玉を必死に投げ入れている。
 俺はその輪から抜け出すと、外周に散乱している玉を左腕の内に抱え込み、味方に邪魔をされない大外に陣取り、玉をポン!ポン!と投げ入れる。気分は狙い撃つのが得意のスナイパーだ。
 そんな俺の遠距離玉入れに父兄さん達は賞賛の嵐を送ってくる。

「あの子凄い!」
「一人でポコポコ入れとる!」
「まるで赤子のバスケのグリーンのような高い放物線!」
「いや!あの正確さはスリムダンクのシェンドゥだ!」
(俺的にはガンガルのラックオンなんだけどな……)

 そんな中、終わってみれば玉入れは結局10玉以上の差を付けて白組の圧勝であった。

 こうして低学年がポイントを稼いだのだが、いざ運動会が終わってみれば白組は僅差で負けていた。
 悔しくなんてないんだからな!

 こうして小学校初めてのイベントも終わり、時は流れて今は7月の下旬、小学校は夏休みに入った。

 え?プールの話はどうしたって?
 プールは7月から始まったぜ?
 俺の水着?なんか期待させて悪いが勿論男物の短パンだぞ?

 ブリピュアの後編のダンスがアップされてないけどどうしたのって?
 おまいら……流石に身バレしてる状況で女装コスプレのダンスを追加アップは気が狂ってるとしか思えないだろ。
 その代わりと言ってはなんだが、最近流行ってきた腐女子向けアニメのブタプリEDダンス[マジデブ10000%]を覚えたぜ?
 動画アップしてたけど男の娘大好きなおまいらは見てねーのも仕方ないな……でも、その代わりなのか、腐女子のお姉様方がコメントくれてたわ。

 先輩♂全裸hey!
 可愛い!未来の☆チーズ☆王!
 ニラ!ユッケ!
 豚で世界を作ろう!ぶひぃぃぃ!
 夢の豚野郎(イラッシャイ!
 ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡≡≡≡ズサーッ!
 ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡≡≡≡ズサーッ!
 スペシャル☆心不全♪
 
 こうやって動画に合わせて合いの手入れてくる腐女子さん達は、下心と下半身まる出しのおまいらとは一味も二味も違ったぜ。
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