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小学校初めての冬休み、地域的には関東設定ということもあって、雪が降るわけでもなく、ただカラッとした寒空が上空にあるだけ。
「ふぅ……冬休みの宿題終わりっと」
俺は3日程で冬休みの宿題を終えると、残りの約10日をいかにして過ごすかを考える。
具体的には自身の能力アップな訳だけど……
夏休み以降体力作りばっかり先行してたのか小学生特有のムッチリ感が欠片もない。
そのくせ勉強は前世の能力にバイリンガルな語学力を足した程度。
このままでは世間一般で言うところの、小学生では天才、中学生では秀才、高校生では凡人という感じになってしまうかもしれない。
「よし。冬休みは前世の復習も兼ねて図書館に通って中高生の参考書を読もう」
え?夏休みもソロプレイで冬休みもソロプレイかよって?そりゃ二人プレイなんて未経験だしソロプレイになるだろうよ。え?そーいう事じゃない?そりゃ勘違いしてすいません。
佳子ちゃんや雫ちゃんとは遊ばないのかと?佳子ちゃんとは初詣の約束をしてるよ?お互いの家族と一緒にだけど。
雫ちゃんは海外に旅行に行くとかで日本に居ないから無理だな。
あ?南條紫織?学芸会での揉め事以降一切の絡みなんてないぜ!アレは主人公君に任せるよ。モテないモブ男達の鎮魂歌はゴメンだぜ。
ということで、俺は近所の図書館にやって来ました。
「えっと……参考書……参考書……あった!」
俺は取り敢えず手始めに小6の算数の参考書を手に取って空いてる席に着席する。
ページをめくり、参考書に書いてある算数の数式を自前のノートに書き込んではその答えを出して行く。
「ふむふむ……1DLで4/5㎡塗れるペンキがあります?2/3DLのペンキでは何㎡塗れますか?」
ふむ……式は4/5×2/3だから答えは8/15だな。
ま、再確認程度のつもりだけど、分数の掛け算くらい出来て当たり前だよな。次は……
「2と1/3×1と3/7……これは分母と分子を入れ替える逆算だったか?……7/3×10/7=1/3×10/1だから10/3だな」
そう答えを出して一応念の為答え合わせをする。良かった。正解だ。
しかし、ちょっとした応用問題を忘れかけているとなると、今後の為にも真剣に勉強し直した方がいいかもしれんな。
そう俺が難しい顔で参考書と格闘していると──
「君すごいね~」
「次は……道路を1時間あたり64㎡ほそうする機械で,75分間工事をしました。ほそうした面積は何㎡ですか?か……75分は5/4時間だから……64×5/4で、答えは80㎡……よし。合ってる」
「もしも~し?小さい君~」
「?」
なんか前の方がうるさいと思い、俺は参考書から顔を上げて軽く辺りに視線を泳がすと、俺の前に座っている女の……子?というには少々育っている人が俺の方に向けて笑顔で手を振っている。
俺は後ろをチラリと振り返るが、背後には誰も居ない。おや?と俺が首を傾げていると……
「いやいや。君だよ君」
と目の前のお姉さん(仮)は俺を指差してニコッと笑顔を向けている。
「俺の事?」
「うんうん。君、すごく小さいけど何年生?」
「小学一年生だけど?」
「それ、高学年のやつでしょ?」
「そうだね?」
「えぇ……なんか反応鈍くない?」
そう言って目の前に座っているお姉さん(仮)は小さな顔をコテンと傾げて疑問顔を俺に向ける。
茶髪でサラサラなストレートが首を傾げた拍子にサラリと垂れる。
見ればお姉さん(仮)の大きな黒い瞳は俺に興味津々と語っている。正に目は口ほどにと言うやつだ。
そんなお姉さん(仮)に俺は「ハァ……」と軽く溜息を吐くと、キリッと目に力を入れて次の言葉を発した。
「……というかお姉さん」
「ん?」
「図書館では静かにって習わなかった?」
「ぐぬぬ……なんて生意気な」
「ハァ……生意気もなにも……」
目の前で唸るお姉さん(仮)に、何やら面倒な予感しかしない俺は早々に無視を決め込んで再び参考書に目を向けようと顔を下げたが──
「それなら休憩コーナーに行きましょう!」
「えぇ……」
「ほら!行くわよ!」
ガタッ!と音を立てて立ち上がったお姉さん(仮)は俺の手を引くと、俺を引き摺るように休憩コーナーへと足早に進む。
「ちょっ!まだ勉強が──」
「ええい!だまらっしゃい!小学一年生が高学年の勉強なぞやってると将来ガリ勉になっちゃうぞ!いいからお姉さんに付いてくるの!」
こうして俺は抵抗虚しくお姉さんに、はいえーす宜しく休憩コーナーまで拉致られてしまった!
おい!オネショタは18Rだぞ!
「ふぅ……冬休みの宿題終わりっと」
俺は3日程で冬休みの宿題を終えると、残りの約10日をいかにして過ごすかを考える。
具体的には自身の能力アップな訳だけど……
夏休み以降体力作りばっかり先行してたのか小学生特有のムッチリ感が欠片もない。
そのくせ勉強は前世の能力にバイリンガルな語学力を足した程度。
このままでは世間一般で言うところの、小学生では天才、中学生では秀才、高校生では凡人という感じになってしまうかもしれない。
「よし。冬休みは前世の復習も兼ねて図書館に通って中高生の参考書を読もう」
え?夏休みもソロプレイで冬休みもソロプレイかよって?そりゃ二人プレイなんて未経験だしソロプレイになるだろうよ。え?そーいう事じゃない?そりゃ勘違いしてすいません。
佳子ちゃんや雫ちゃんとは遊ばないのかと?佳子ちゃんとは初詣の約束をしてるよ?お互いの家族と一緒にだけど。
雫ちゃんは海外に旅行に行くとかで日本に居ないから無理だな。
あ?南條紫織?学芸会での揉め事以降一切の絡みなんてないぜ!アレは主人公君に任せるよ。モテないモブ男達の鎮魂歌はゴメンだぜ。
ということで、俺は近所の図書館にやって来ました。
「えっと……参考書……参考書……あった!」
俺は取り敢えず手始めに小6の算数の参考書を手に取って空いてる席に着席する。
ページをめくり、参考書に書いてある算数の数式を自前のノートに書き込んではその答えを出して行く。
「ふむふむ……1DLで4/5㎡塗れるペンキがあります?2/3DLのペンキでは何㎡塗れますか?」
ふむ……式は4/5×2/3だから答えは8/15だな。
ま、再確認程度のつもりだけど、分数の掛け算くらい出来て当たり前だよな。次は……
「2と1/3×1と3/7……これは分母と分子を入れ替える逆算だったか?……7/3×10/7=1/3×10/1だから10/3だな」
そう答えを出して一応念の為答え合わせをする。良かった。正解だ。
しかし、ちょっとした応用問題を忘れかけているとなると、今後の為にも真剣に勉強し直した方がいいかもしれんな。
そう俺が難しい顔で参考書と格闘していると──
「君すごいね~」
「次は……道路を1時間あたり64㎡ほそうする機械で,75分間工事をしました。ほそうした面積は何㎡ですか?か……75分は5/4時間だから……64×5/4で、答えは80㎡……よし。合ってる」
「もしも~し?小さい君~」
「?」
なんか前の方がうるさいと思い、俺は参考書から顔を上げて軽く辺りに視線を泳がすと、俺の前に座っている女の……子?というには少々育っている人が俺の方に向けて笑顔で手を振っている。
俺は後ろをチラリと振り返るが、背後には誰も居ない。おや?と俺が首を傾げていると……
「いやいや。君だよ君」
と目の前のお姉さん(仮)は俺を指差してニコッと笑顔を向けている。
「俺の事?」
「うんうん。君、すごく小さいけど何年生?」
「小学一年生だけど?」
「それ、高学年のやつでしょ?」
「そうだね?」
「えぇ……なんか反応鈍くない?」
そう言って目の前に座っているお姉さん(仮)は小さな顔をコテンと傾げて疑問顔を俺に向ける。
茶髪でサラサラなストレートが首を傾げた拍子にサラリと垂れる。
見ればお姉さん(仮)の大きな黒い瞳は俺に興味津々と語っている。正に目は口ほどにと言うやつだ。
そんなお姉さん(仮)に俺は「ハァ……」と軽く溜息を吐くと、キリッと目に力を入れて次の言葉を発した。
「……というかお姉さん」
「ん?」
「図書館では静かにって習わなかった?」
「ぐぬぬ……なんて生意気な」
「ハァ……生意気もなにも……」
目の前で唸るお姉さん(仮)に、何やら面倒な予感しかしない俺は早々に無視を決め込んで再び参考書に目を向けようと顔を下げたが──
「それなら休憩コーナーに行きましょう!」
「えぇ……」
「ほら!行くわよ!」
ガタッ!と音を立てて立ち上がったお姉さん(仮)は俺の手を引くと、俺を引き摺るように休憩コーナーへと足早に進む。
「ちょっ!まだ勉強が──」
「ええい!だまらっしゃい!小学一年生が高学年の勉強なぞやってると将来ガリ勉になっちゃうぞ!いいからお姉さんに付いてくるの!」
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