15 / 62
1章
1-14
しおりを挟む
それから、連日伯爵様たちは軍議を開くようになった。ノア様もそこに参加して進言している。しかし今まで怠けていたせいか誰もノア様の意見を聞いてはいなかった。それに対して、ノア様は怒るわけでもなく不貞腐れるわけでもなく、静かに話を聞いていた。
俺はというと、朝はノア様の身支度から始まり、昼間は武芸の訓練、夕方から夜にかけて軍議に参加するという慌ただしい生活を送っている。ここ数十年ベルリアンが攻め込まれることなんてなかった上に、防衛戦となれば兵士が多く必要になってくる。労働力が少ない今、働き手を兵士として集めることは難しかった。だが、伯爵様が領民を庇ってくれたことが広まったためか、多くの若者がこぞって兵士になりたいと声をあげていた。
「まさかお前が兵士だなんてな、レオ」
「いいだろ別に。俺もベルリアンを守りたいんだよ」
着なれない鎧を身につけ、剣の稽古をしているレオに声をかける。レオも自分から望んで兵士になりたいと言ったうちの一人だ。畑は父親と弟たちに任せているらしく、労働力に問題はないそうだ。
普段から兵士として屋敷に勤めている人間以外、ほとんどが農民だ。剣ではなく鍬を握り、人を斬るためではなく生かすために腕を振るっている人たちばかり。作戦もわからない、戦いのことは別世界のように思っていたはずだ。
でも、自分たちの土地を守るために、そして自分たちを守ってくれた伯爵様のために。彼らは立ち上がったのだ。
昼間の訓練には俺や父上が指南役として立ち会っている。基本的な剣の握り方から教えるのは骨が折れるが、これも自分のすべきことだと言い聞かせて毎日剣を握っている。
「こうやって、左手に力を入れるんだ。右手に力を入れすぎたら自由に動かせない」
「む、難しいな」
「お前は軍の後方だから直接斬り合うことはないだろうからいいけど、もしもの時のために覚えとけ」
レオ以外にもまだまだ教えないといけない人はたくさんいる。素振りをする姿を見ながら、一人ずつ助言をしていく。レオにも言ったけれど彼らは後方でも支援になる。だから実際に剣を振るうことはないだろう。しかし、いざという時は考えておかないといけない。
もしもの時は自分で自分の命を守れるように。俺が教えているのは人を殺すためではなく、命を守るための剣だ。
と、言い聞かせてはいるがやはり気は重い。
できることなら戦いに巻き込みたくはなかった。ずっと平和に生きていてほしかった。伯爵様の判断が間違っているとは思わない。これが最善だということもわかっている。一番いいのはなるべく戦いを最小限で終わらせることだ。俺一人でそれができるとも思わないが。
「ジョシュア! ちょっといいかな」
「ノア様、どうされましたか」
遠くからノア様の声が聞こえてきた。自室から窓を開けて大きく手を振っている。あんまり体を乗り出したら危ないと言いたくなる。
「ジョシュア、呼ばれてるぞ」
「そうだな」
「大変だな、お前も。相変わらず我儘放題か?」
「いや……そうでもない」
あれからノア様は俺に光魔法を使うように言わなくなっていた。朝も自分で起きるようになったし、食事や着る物に文句を言わなくなった。むしろ俺のすることが減ってしまい、昼間の訓練に駆り出されても問題ないようになっている。だからこうやって俺を呼ぶのは本当に困ったことがある時だけだ。それはお茶がなくなったとかインクが切れたとか、そういう小さいことではなく。俺がいないとどうしようもないこと。
最近は軍議に参加するために戦術について学んでいる。朝の支度が終わったらすぐに戦術書を開き、昼の休憩を挟んでからは自分の訓練、夕飯もそこそこに軍議に参加し、終わってからも遅くまで自分で勉強をしている。
そんな姿を見ていると、レオに不満をこぼしていた時のノア様はもういないんだと思い知らされる。
「じゃあ、あとは各自で練習すること」
「お疲れさん。よし、みんなで素振り百本な!」
レオの元気な声が響く。あまり頑張りすぎないよう声をかけて、俺は急いでノア様のところへと向かった。
思った通り、ノア様は自室で戦術の教本を開いていた。机には何冊もの本が散らばっている。書庫にあった戦術書を片っ端から読んでいるのだろう。昨日にはなかったものがいくつか見られる。
机に向かって何かを書き込んでいるノア様は、うんうん唸りながら頭を抱えていた。
「どうされましたか?」
「あー……ちょっと具体的な話になるんだけどね」
広げられた紙にはいくつかの陣形が書かれていた。
横に長く広がる横陣、左翼を前にし、右翼を後に配置する斜線陣、他にも円形や三角形など、今まで見たことのない陣形も書かれている。
「国王軍と聖騎士団の連合軍は、かなりの人数になると思う」
「そうでしょうね」
「それに対してベルリアンは集められてせいぜい二百人程度。そのうち八割が農民だとしたら、正面からぶつかると圧倒的にこちらが不利だ」
そこまで話して、ノア様はため息をついた。よく見るとシャツの袖口がインクで汚れていた。それに気づかないほど集中していたのか。
あくまで防衛戦であることは言わずもがな、できる限り負傷者を出さないことが軍議の中で決められていた。兵士のほとんどが農民であることから、労働力が不足することを危惧している一面もある。しかし伯爵様は誰であろうとベルリアンの大切な領民だと言っていた。
それに本当であれば伯爵様は国王軍と聖騎士団とは戦いたくないと思っている。だから、できることならお互い無傷であればいいと願っているのだ。しかし現実的に考えるとそれはとても難しい。どちらも血を流さずに戦いが終わることなんて滅多にない。
「ただ防衛型の陣を張っても武力で押される、かといって攻撃型でも少数精鋭に頼るしかない……どうしたらいいんだろう」
「防衛型でも攻撃型でも難しいのであれば、包囲型もあります。相手の戦力をこちらが包囲することで士気を下げる方法です」
「ああ、確かにそうだね。今回はそっちの方がいいかもしれない」
「あまり根を詰めないでくださいね。あとでお茶を持ってきます」
「うん、ありがと」
大きく伸びをしたノア様は再び戦術書を読み始めた。目の下にはうっすらとクマが浮かんでいる。昨夜も遅くまで軍議があった。朝も寝坊していないから寝不足なんだろう。こんなにも必死になって学ぼうとしている姿を見ていると、俺も何か助けになりたいと思ってしまう。
お茶を淹れて、簡単につまめるものを用意して、インクの替えを渡すくらいしかできないけれど。
少しでもノア様の助けになれたらいいのに。
今まで感じたことのない感情に振り回されながら、俺は熱いお茶を淹れるためキッチンへと向かった。
俺はというと、朝はノア様の身支度から始まり、昼間は武芸の訓練、夕方から夜にかけて軍議に参加するという慌ただしい生活を送っている。ここ数十年ベルリアンが攻め込まれることなんてなかった上に、防衛戦となれば兵士が多く必要になってくる。労働力が少ない今、働き手を兵士として集めることは難しかった。だが、伯爵様が領民を庇ってくれたことが広まったためか、多くの若者がこぞって兵士になりたいと声をあげていた。
「まさかお前が兵士だなんてな、レオ」
「いいだろ別に。俺もベルリアンを守りたいんだよ」
着なれない鎧を身につけ、剣の稽古をしているレオに声をかける。レオも自分から望んで兵士になりたいと言ったうちの一人だ。畑は父親と弟たちに任せているらしく、労働力に問題はないそうだ。
普段から兵士として屋敷に勤めている人間以外、ほとんどが農民だ。剣ではなく鍬を握り、人を斬るためではなく生かすために腕を振るっている人たちばかり。作戦もわからない、戦いのことは別世界のように思っていたはずだ。
でも、自分たちの土地を守るために、そして自分たちを守ってくれた伯爵様のために。彼らは立ち上がったのだ。
昼間の訓練には俺や父上が指南役として立ち会っている。基本的な剣の握り方から教えるのは骨が折れるが、これも自分のすべきことだと言い聞かせて毎日剣を握っている。
「こうやって、左手に力を入れるんだ。右手に力を入れすぎたら自由に動かせない」
「む、難しいな」
「お前は軍の後方だから直接斬り合うことはないだろうからいいけど、もしもの時のために覚えとけ」
レオ以外にもまだまだ教えないといけない人はたくさんいる。素振りをする姿を見ながら、一人ずつ助言をしていく。レオにも言ったけれど彼らは後方でも支援になる。だから実際に剣を振るうことはないだろう。しかし、いざという時は考えておかないといけない。
もしもの時は自分で自分の命を守れるように。俺が教えているのは人を殺すためではなく、命を守るための剣だ。
と、言い聞かせてはいるがやはり気は重い。
できることなら戦いに巻き込みたくはなかった。ずっと平和に生きていてほしかった。伯爵様の判断が間違っているとは思わない。これが最善だということもわかっている。一番いいのはなるべく戦いを最小限で終わらせることだ。俺一人でそれができるとも思わないが。
「ジョシュア! ちょっといいかな」
「ノア様、どうされましたか」
遠くからノア様の声が聞こえてきた。自室から窓を開けて大きく手を振っている。あんまり体を乗り出したら危ないと言いたくなる。
「ジョシュア、呼ばれてるぞ」
「そうだな」
「大変だな、お前も。相変わらず我儘放題か?」
「いや……そうでもない」
あれからノア様は俺に光魔法を使うように言わなくなっていた。朝も自分で起きるようになったし、食事や着る物に文句を言わなくなった。むしろ俺のすることが減ってしまい、昼間の訓練に駆り出されても問題ないようになっている。だからこうやって俺を呼ぶのは本当に困ったことがある時だけだ。それはお茶がなくなったとかインクが切れたとか、そういう小さいことではなく。俺がいないとどうしようもないこと。
最近は軍議に参加するために戦術について学んでいる。朝の支度が終わったらすぐに戦術書を開き、昼の休憩を挟んでからは自分の訓練、夕飯もそこそこに軍議に参加し、終わってからも遅くまで自分で勉強をしている。
そんな姿を見ていると、レオに不満をこぼしていた時のノア様はもういないんだと思い知らされる。
「じゃあ、あとは各自で練習すること」
「お疲れさん。よし、みんなで素振り百本な!」
レオの元気な声が響く。あまり頑張りすぎないよう声をかけて、俺は急いでノア様のところへと向かった。
思った通り、ノア様は自室で戦術の教本を開いていた。机には何冊もの本が散らばっている。書庫にあった戦術書を片っ端から読んでいるのだろう。昨日にはなかったものがいくつか見られる。
机に向かって何かを書き込んでいるノア様は、うんうん唸りながら頭を抱えていた。
「どうされましたか?」
「あー……ちょっと具体的な話になるんだけどね」
広げられた紙にはいくつかの陣形が書かれていた。
横に長く広がる横陣、左翼を前にし、右翼を後に配置する斜線陣、他にも円形や三角形など、今まで見たことのない陣形も書かれている。
「国王軍と聖騎士団の連合軍は、かなりの人数になると思う」
「そうでしょうね」
「それに対してベルリアンは集められてせいぜい二百人程度。そのうち八割が農民だとしたら、正面からぶつかると圧倒的にこちらが不利だ」
そこまで話して、ノア様はため息をついた。よく見るとシャツの袖口がインクで汚れていた。それに気づかないほど集中していたのか。
あくまで防衛戦であることは言わずもがな、できる限り負傷者を出さないことが軍議の中で決められていた。兵士のほとんどが農民であることから、労働力が不足することを危惧している一面もある。しかし伯爵様は誰であろうとベルリアンの大切な領民だと言っていた。
それに本当であれば伯爵様は国王軍と聖騎士団とは戦いたくないと思っている。だから、できることならお互い無傷であればいいと願っているのだ。しかし現実的に考えるとそれはとても難しい。どちらも血を流さずに戦いが終わることなんて滅多にない。
「ただ防衛型の陣を張っても武力で押される、かといって攻撃型でも少数精鋭に頼るしかない……どうしたらいいんだろう」
「防衛型でも攻撃型でも難しいのであれば、包囲型もあります。相手の戦力をこちらが包囲することで士気を下げる方法です」
「ああ、確かにそうだね。今回はそっちの方がいいかもしれない」
「あまり根を詰めないでくださいね。あとでお茶を持ってきます」
「うん、ありがと」
大きく伸びをしたノア様は再び戦術書を読み始めた。目の下にはうっすらとクマが浮かんでいる。昨夜も遅くまで軍議があった。朝も寝坊していないから寝不足なんだろう。こんなにも必死になって学ぼうとしている姿を見ていると、俺も何か助けになりたいと思ってしまう。
お茶を淹れて、簡単につまめるものを用意して、インクの替えを渡すくらいしかできないけれど。
少しでもノア様の助けになれたらいいのに。
今まで感じたことのない感情に振り回されながら、俺は熱いお茶を淹れるためキッチンへと向かった。
48
あなたにおすすめの小説
王子様の耳はロバの耳 〜 留学先はblゲームの世界でした 〜
きっせつ
BL
南国の国モアナから同盟国であるレーヴ帝国のミューズ学園に留学してきたラニ。
極々平凡に留学ライフを楽しみ、2年目の春を迎えていた。
留学してきたレーヴ帝国は何故かblゲームの世界線っぽい。だが、特に持って生まれた前世の記憶を生かす事もなく、物語に関わる訳でもなく、モブとして2年目を迎えた筈が…、何故か頭にロバ耳が生えて!?
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
寄るな。触るな。近付くな。
きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。
頭を打って?
病気で生死を彷徨って?
いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。
見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。
シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。
しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。
ーーーーーーーーーーー
初めての投稿です。
結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。
※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。
婚約者に魔族みたいに醜いと蔑まれたので、魔王になって見返したいと思います〜魔王様は可愛い従者を溺愛して離さない〜
飛鷹
BL
この世は天界、人間界、魔界で成り立っている。
その人間界に、『人間の成り損ない』と蔑まれて育った一人の人間がいた。
それが僕、レイル。
全ての人間が5歳で受ける神殿での祝福で、ただ一人神様からギフトを貰えなかった僕は、『成り損ない』と呼ばれ生家から放逐されてしまったんだ。
そんな僕を監視のために引き取ったのは、この国の国王陛下。どういう思惑が働いたのか知らないけど、いつの間にか王子殿下との婚約まで成っていた。
17歳になった時、人間以下の存在の僕とイヤイヤ婚約させられていた殿下に、公衆の面前で僕に婚約破棄を告げられる。
やったね!
これで僕は自由だ!
行く宛がなくてちょっと困ったけど、殿下に魔界に下れ!と言われて、それも楽しそうとその案に乗ってみることにした。
せっかくだから魔界に行くだけじゃなくて、魔王でも目指してみようかな!
そして今まで僕を馬鹿にしてきた殿下の鼻を明かしてやろっと。
悲惨な運命を背負っている割にはお気楽なレイルが、魔王様に溺愛されて幸せになるお話です。
第十王子は天然侍従には敵わない。
きっせつ
BL
「婚約破棄させて頂きます。」
学園の卒業パーティーで始まった九人の令嬢による兄王子達の断罪を頭が痛くなる思いで第十王子ツェーンは見ていた。突如、その断罪により九人の王子が失脚し、ツェーンは王太子へと位が引き上げになったが……。どうしても王になりたくない王子とそんな王子を慕うド天然ワンコな侍従の偽装婚約から始まる勘違いとすれ違い(考え方の)のボーイズラブコメディ…の予定。※R 15。本番なし。
BLゲームのモブに転生したので壁になろうと思います
雪
BL
前世の記憶を持ったまま異世界に転生!
しかも転生先が前世で死ぬ直前に買ったBLゲームの世界で....!?
モブだったので安心して壁になろうとしたのだが....?
ゆっくり更新です。
自分が『所有物』になったけど全て思惑通りなので無問題。
かんだ
BL
「ここは小説の世界なの」自分は悪役令嬢役だと泣く同級生を助けて二十年。再び彼女から「第二章が始まるわ!」と告げられた。主人公は悪役令嬢役の姪を助けることを決め、策略を練っていく。学生時代に呪いを受けた自らの不老の美しささえも計画に入れ込む。
・吹っ切れたら怖いものなしの最強騎士団長×目的の為なら手段を選ばない策士の話。
※今後の展開の都合上、成人済みの方のみお読み下さい。
転移先で辺境伯の跡継ぎとなる予定の第四王子様に愛される
Hazuki
BL
五歳で父親が無くなり、七歳の時新しい父親が出来た。
中1の雨の日熱を出した。
義父は大工なので雨の日はほぼ休み、パートに行く母の代わりに俺の看病をしてくれた。
それだけなら良かったのだが、義父は俺を犯した、何日も。
晴れた日にやっと解放された俺は散歩に出掛けた。
連日の性交で身体は疲れていたようで道を渡っているときにふらつき、車に轢かれて、、、。
目覚めたら豪華な部屋!?
異世界転移して森に倒れていた俺を助けてくれた次期辺境伯の第四王子に愛される、そんな話、にする予定。
⚠️最初から義父に犯されます。
嫌な方はお戻りくださいませ。
久しぶりに書きました。
続きはぼちぼち書いていきます。
不定期更新で、すみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる