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【番外】離宮へ(13)
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「ねえ、兄上! 早くこっちに来てください! これ! これを見てください!」
しかしシィンのそんな苛立ちなどお構いなしに、ルゥイはますます声を弾ませる。いつもなら可愛らしいと思っていた声。けれど今は——耳について堪らない。
「これは騏驥の身体のことが書いてある本なのですが、離宮の魔術師に頼んで、僕にも読めるようにしてもらったものなのです! 兄上は読んだことがおありですか?」
「……ルゥイ……」
(煩い)
「それから、これは馬装に関してのもので、とても詳しく書いてあるのですよ! 挿絵もふんだんに描かれていて、色々と解説が書かれているようなのです。わたしには見えないのが残念ですが、兄上には是非見て頂きたくて!」
「ルゥイ、今夜は……」
(煩い)
「兄上は馬や騏驥の馬装にもこだわりをお持ちでしょう? だから僕も勉強したいと思ったんです。こっちには手綱と魔術に関わる記載もあって——」
「……ルゥイ、今夜はもう……」
(煩い。煩い、煩い、煩い——)
「……あ!そうだ! 忘れてた! 兄上、これは兄上の騏驥に——」
「——ルゥイ!」
いつ止むともわからないルゥイの言葉の洪水に耐えられなくなり、シィンはとうとう声を荒らげた。
「いい加減にしろ。いきなり寝室にやってきて……兄弟とはいえ無礼だろう!? しかもわたしの話も聞かずに一方的に……」
「兄う……」
「だいたい!」
シィンはルゥイの声を打ち消すようにして続けた。
「お前が騏驥に興味を持つのは自由だが、わたしを巻き込まないでくれ! 母上が騏驥を嫌っているのは知っているだろう!? お前から遠ざけようとしていることも知っているだろう! なのにお前ときたらわたしの騏驥に会いたいなどと駄々を捏ねて……結果、咎められるのはわたしなのだぞ!?」
溜っていた鬱憤を晴らすかのように一気にそう言ってしまうと、一瞬だけ胸はすっとしたものの、直後、大きな後悔が押し寄せて来た。
ルゥイは、寝台の上でぴくりともせずシィンを見つめている。
怯えたような貌。さっきまでの屈託のない様子が嘘のようだ。シィンとの話を楽しみにしてここへやって来た時のうきうきとして楽しそうな気配はどこにもない。
「ぁ……」
何か言わなければ……とシィンは口を開いたものの、言葉が続かない。
と、
「……ごめんなさい、兄上」
ルゥイが静かに頭を下げた。
そして周囲に広げていた本を手探りで集めると、胸の前に抱えて寝台を降りた。
「久しぶりに兄上と会えて、つい舞い上がってしまって……僕……。兄上はお疲れなのに、無理を言ってごめんなさい」
「ルゥイ……わたしは……」
「騒がしくして、ごめんなさい……。……おやすみなさい、兄上」
そして再び頭を下げると、逃げるように部屋を出ていく。
閉まる扉を見つめながら、シィンは「ああ……!」と自責の声を漏らした。
なにをやっているのか、自分は。
自分はいったいなにをやっているのか。
ルゥイのためにやってきたのではなかったか。
彼の誕生日のために——彼を喜ばせるために——彼の笑顔のためにやってきたのではなかったか。
(それなのに……)
まるで八つ当たりのように、彼を怒鳴るなんて。責めるなんて。
「最低だ……」
シィンは奥歯を噛み締めると、唸るように言った。
頭がぐらぐらした。
最低だ。
最低の兄だ。
自分と話すことをあんなに楽しみにしていた弟を、あんな形で追い返してしまうなんて。
あんな顔をさせてしまうなんて。
「最低だ……」
呟くと、涙が滲む。
自己嫌悪でどうにかなりそうだ。
『お前は……大勢が護ってくれるでしょう』
母はそう言ったけれど、こんな自分を護ってくれるものなど本当にいるのだろうか?
たった一人の弟を——自分を慕ってくれている弟を——兄の身代わりになってしまったかのように事件に巻き込まれたのちも、変わらず笑みを向けてくれる弟を——ひどく傷つけるような真似をしてしまった自分を……。
苦しさに、シィンは思わず胸元をおさえる。
刹那。零れる涙とともに、胸の奥から想いがこみ上げてきた。
——会いたい。
会いたい。
ダンジァに。
彼に会いたい。彼の顔が見たい。声が聞きたい。
一瞬でもいい。慰められるのではなく諌められてもいい。ただ彼に会いたい。彼の顔が見たい。
そうすれば——どこにいても「一人じゃない」と思えるのに。
「…………」
シィンは窓から外を見やる。
もう夜更け。真っ暗だ。建物の周りだけは辛うじて灯が灯っているものの、遠くの方は何も見えない。しかもここからでは、遠い騏驥の厩舎はまったく見えない。
彼に会いたいのに——彼がどこにいるのかもわからない。
窓を開ける。やはり見えない。シィンの星は——どこにもいない。
会いたい。
会いたいのに——。
涙が零れる。
「……ダン……」
ぽつりと、呟いた時だった。
「——シィンさま……?」
窓の下から、微かに声が聞こえた。
慌ててシィンが下を覗くと、そこにはいるはずのない騏驥の姿があった。
人の姿の彼が、どうしてかそこにいる。
シィンはそれを見留めると、
「……ダンジァ!!」
堪らず、叫ぶように声を上げ、迷わず窓から飛び降りる。
騏驥の元へ。
彼の騏驥の元へ。
「!? シィンさま!?」
慌てて抱きとめてくれたダンジァは、目を白黒させている。
「シィンさま! 危のうございます! いったいどうなさったのですか!?」
けれどそうして慌てていても、彼の身体は——受け止めてくれた腕や胸はビクともしない。温かで逞しく、シィンの身体をすっぽり包んでくれる。
どこよりも安心できる——ただ一つの場所。
「ダン……っ……」
「シィンさま……これはいったい……」
「ダン——ダン……ダンジァ……。どこでもいい。どこかへ連れて行ってくれ……」
「シィンさま……?」
「どこでもいい——」
「シ……」
ダンジァは何か言いかけたものの、シィンの顔を覗き込むとそれで全てを悟ったのだろう。
「——かしこまりました」
ただ一言そう言うと、強く——守るようにしっかりとシィンを抱きしめ直した。
しかしシィンのそんな苛立ちなどお構いなしに、ルゥイはますます声を弾ませる。いつもなら可愛らしいと思っていた声。けれど今は——耳について堪らない。
「これは騏驥の身体のことが書いてある本なのですが、離宮の魔術師に頼んで、僕にも読めるようにしてもらったものなのです! 兄上は読んだことがおありですか?」
「……ルゥイ……」
(煩い)
「それから、これは馬装に関してのもので、とても詳しく書いてあるのですよ! 挿絵もふんだんに描かれていて、色々と解説が書かれているようなのです。わたしには見えないのが残念ですが、兄上には是非見て頂きたくて!」
「ルゥイ、今夜は……」
(煩い)
「兄上は馬や騏驥の馬装にもこだわりをお持ちでしょう? だから僕も勉強したいと思ったんです。こっちには手綱と魔術に関わる記載もあって——」
「……ルゥイ、今夜はもう……」
(煩い。煩い、煩い、煩い——)
「……あ!そうだ! 忘れてた! 兄上、これは兄上の騏驥に——」
「——ルゥイ!」
いつ止むともわからないルゥイの言葉の洪水に耐えられなくなり、シィンはとうとう声を荒らげた。
「いい加減にしろ。いきなり寝室にやってきて……兄弟とはいえ無礼だろう!? しかもわたしの話も聞かずに一方的に……」
「兄う……」
「だいたい!」
シィンはルゥイの声を打ち消すようにして続けた。
「お前が騏驥に興味を持つのは自由だが、わたしを巻き込まないでくれ! 母上が騏驥を嫌っているのは知っているだろう!? お前から遠ざけようとしていることも知っているだろう! なのにお前ときたらわたしの騏驥に会いたいなどと駄々を捏ねて……結果、咎められるのはわたしなのだぞ!?」
溜っていた鬱憤を晴らすかのように一気にそう言ってしまうと、一瞬だけ胸はすっとしたものの、直後、大きな後悔が押し寄せて来た。
ルゥイは、寝台の上でぴくりともせずシィンを見つめている。
怯えたような貌。さっきまでの屈託のない様子が嘘のようだ。シィンとの話を楽しみにしてここへやって来た時のうきうきとして楽しそうな気配はどこにもない。
「ぁ……」
何か言わなければ……とシィンは口を開いたものの、言葉が続かない。
と、
「……ごめんなさい、兄上」
ルゥイが静かに頭を下げた。
そして周囲に広げていた本を手探りで集めると、胸の前に抱えて寝台を降りた。
「久しぶりに兄上と会えて、つい舞い上がってしまって……僕……。兄上はお疲れなのに、無理を言ってごめんなさい」
「ルゥイ……わたしは……」
「騒がしくして、ごめんなさい……。……おやすみなさい、兄上」
そして再び頭を下げると、逃げるように部屋を出ていく。
閉まる扉を見つめながら、シィンは「ああ……!」と自責の声を漏らした。
なにをやっているのか、自分は。
自分はいったいなにをやっているのか。
ルゥイのためにやってきたのではなかったか。
彼の誕生日のために——彼を喜ばせるために——彼の笑顔のためにやってきたのではなかったか。
(それなのに……)
まるで八つ当たりのように、彼を怒鳴るなんて。責めるなんて。
「最低だ……」
シィンは奥歯を噛み締めると、唸るように言った。
頭がぐらぐらした。
最低だ。
最低の兄だ。
自分と話すことをあんなに楽しみにしていた弟を、あんな形で追い返してしまうなんて。
あんな顔をさせてしまうなんて。
「最低だ……」
呟くと、涙が滲む。
自己嫌悪でどうにかなりそうだ。
『お前は……大勢が護ってくれるでしょう』
母はそう言ったけれど、こんな自分を護ってくれるものなど本当にいるのだろうか?
たった一人の弟を——自分を慕ってくれている弟を——兄の身代わりになってしまったかのように事件に巻き込まれたのちも、変わらず笑みを向けてくれる弟を——ひどく傷つけるような真似をしてしまった自分を……。
苦しさに、シィンは思わず胸元をおさえる。
刹那。零れる涙とともに、胸の奥から想いがこみ上げてきた。
——会いたい。
会いたい。
ダンジァに。
彼に会いたい。彼の顔が見たい。声が聞きたい。
一瞬でもいい。慰められるのではなく諌められてもいい。ただ彼に会いたい。彼の顔が見たい。
そうすれば——どこにいても「一人じゃない」と思えるのに。
「…………」
シィンは窓から外を見やる。
もう夜更け。真っ暗だ。建物の周りだけは辛うじて灯が灯っているものの、遠くの方は何も見えない。しかもここからでは、遠い騏驥の厩舎はまったく見えない。
彼に会いたいのに——彼がどこにいるのかもわからない。
窓を開ける。やはり見えない。シィンの星は——どこにもいない。
会いたい。
会いたいのに——。
涙が零れる。
「……ダン……」
ぽつりと、呟いた時だった。
「——シィンさま……?」
窓の下から、微かに声が聞こえた。
慌ててシィンが下を覗くと、そこにはいるはずのない騏驥の姿があった。
人の姿の彼が、どうしてかそこにいる。
シィンはそれを見留めると、
「……ダンジァ!!」
堪らず、叫ぶように声を上げ、迷わず窓から飛び降りる。
騏驥の元へ。
彼の騏驥の元へ。
「!? シィンさま!?」
慌てて抱きとめてくれたダンジァは、目を白黒させている。
「シィンさま! 危のうございます! いったいどうなさったのですか!?」
けれどそうして慌てていても、彼の身体は——受け止めてくれた腕や胸はビクともしない。温かで逞しく、シィンの身体をすっぽり包んでくれる。
どこよりも安心できる——ただ一つの場所。
「ダン……っ……」
「シィンさま……これはいったい……」
「ダン——ダン……ダンジァ……。どこでもいい。どこかへ連れて行ってくれ……」
「シィンさま……?」
「どこでもいい——」
「シ……」
ダンジァは何か言いかけたものの、シィンの顔を覗き込むとそれで全てを悟ったのだろう。
「——かしこまりました」
ただ一言そう言うと、強く——守るようにしっかりとシィンを抱きしめ直した。
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