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第一章 催眠の愛
11話 私はただのおもちゃですか?
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「さて、師匠が気を使って姿を消したみたいだし…。ユリカ俺の部屋に行こうか?」
『…はいマスター』
私に手を差し出したマスターの手を掴んで寝室に向かいました。
ドアを開けるとそこは懐かしいマスターの部屋だったのです。
『本当に繋がっているのですね…?』
「まぁ、クソジジィ…じゃなくて師匠は最強だからね。俺でも暗殺出来ない人さ。それより…ユリカ、聞かせて欲しい事がある。本当は俺達の事を直ぐに忘れたのかい?兄さんとあっさり付き合ったのかな?」
『そ、そんな事…っ!』
私が言おうとするとアルシアさんが代わりに伝える。
「ゼル、俺はユリカさんに毎日告白をしたけど毎回断られたんだよ。十ヵ月経ってようやく告白を受け入れて貰えた。だから直ぐにだなんて事はなかったよ。俺と付き合っていても、誰を探していたからね。悔しいけれど…ユリカさんの心の全てを手には入れる事は出来なかったよ」
「そう…。兄さんがそう言うなら…そうなんだろうね?…はぁ~、全く困ったおもちゃだね。マスターを困らせるなんて…。覚悟するんだよ?」
マスターの言葉にエイン様とフェル様が私に話かけて下さいます。
「全くです。こっちは死ぬ思いでユリカを探していたんですよ。なのに再会をしたら別の男のものだから帰れとふざけた事を言い始めてどれほど腹が立ったか」
「だよな~、マジでブチ切れそうだったぜ。…俺は頭の師匠が居なかったその場でユリカを犯していたな、触手と媚薬を使ってもう一度調教をつもりだったけど。まぁ、流石に無理だったけどな」
『…あの私はただのおもちゃだったのでは…?』
「は?何を馬鹿な事を言っているんですか?前から言っていたでしょう愛しているって。私がどうでも良いものに愛の囁きなどしませんよ」
「俺もしねーな。だって面倒じゃん?愛している女以外別に要らねーし」
『…あの、私の何処を好きになったのですか??』
不思議に思った私が聞くとエイン様とフェル様はニヤ顔をして答える。
「「エッチの時のヤラシイ顔」」
『え??』
「あのドMで従順な姿がまた良いのですよ。端なく喘ぐ姿が可愛いではありませんか。涎を垂らしてアヘ顔になってまで縋ってくるのですよ?あぁ、なんて素敵な事でしょうね」
「エインはドSだからまぁアレだけど。俺はユリカのエッチをしている時の必死な姿が可愛くて可愛くてたまんねぇよな。裸エプロンの時とか萌えたぜ。あの私にする?って聞かれたはマジで興奮したな~。思い出しただけでも勃起するぜっ!!」
『えっと…エッチ以外で私には興味が無いって事でしょうか?』
「「は?」」
『あ、あの…』
冷たい目線で私を見るエイン様とフェル様に戸惑いました。
「何を言っていているんです?エッチこそ最大の愛の表現でしょ??動物をご覧なさい!命を掛けて交尾をする為に求愛をするのですよ?だからいつも求愛をしているじゃないですか、最初から」
「そうそう、求愛行動だよな?他の女でこんなムラムラする事はねぇし。なんなら一日中エッチしてたいくらいだからな。ずっとエッチをしたい=愛している女だろ?」
「そうですね、私もフェルと同じ意見なのは少々不服ですが、同意見です。愛していないのに何度も同じ女を抱いたりしませんよ」
『……えっと』
見かねたマスターが私の肩に手を置く。
「俺達は悪党だよユリカ。普通の常識みたいな愛とは違うんだ。心の底から欲しくなるものはどうあっても欲しいし、汚して俺達所まで堕として愛でたい。それが俺達の考えだよ。だから、ここまで執着するならこれも立派な愛情さ。普通の愛なんてまさか望んでいたのかい?」
『…』
「言っておくけど、兄さんも特殊な所生活をした者だよ。あの人は猫を被っているだけで変わり者なんだ。だからここに普通の者もは居ない。でもそれを望んだのはユリカだよ?それも自ら…。俺たちの気持ちは愛しているとか安い言葉で語るには足りないんだよ」
『マスター、エイン様・フェル様・アルシアさん…。その、私におもちゃ以外の使い道があるのか分かりませんでした。でも、私は幸せ者でございます。本当に有難うございます』
私が感謝の気持ちを伝えるとにっこり笑ったマスターが頭を撫でながら話す。
「良いよ、女性は言葉を欲しがる傾向があるからね。でも、時には言葉が必要であるのも確かだから、これからは毎日嫌と言う程言ってあげるよ。愛しているよユリカ。あと、今から俺達の愛をしっかりベッドで証明をしてあげるよ。どんだけ愛しているのかってね」
「そうだね、俺の想いをユリカさんに伝えますね。…俺から離れ慣れない位に」
マスターとアルシアさんの言葉にエイン様とフェル様が強く頷くのでした。
『…はいマスター』
私に手を差し出したマスターの手を掴んで寝室に向かいました。
ドアを開けるとそこは懐かしいマスターの部屋だったのです。
『本当に繋がっているのですね…?』
「まぁ、クソジジィ…じゃなくて師匠は最強だからね。俺でも暗殺出来ない人さ。それより…ユリカ、聞かせて欲しい事がある。本当は俺達の事を直ぐに忘れたのかい?兄さんとあっさり付き合ったのかな?」
『そ、そんな事…っ!』
私が言おうとするとアルシアさんが代わりに伝える。
「ゼル、俺はユリカさんに毎日告白をしたけど毎回断られたんだよ。十ヵ月経ってようやく告白を受け入れて貰えた。だから直ぐにだなんて事はなかったよ。俺と付き合っていても、誰を探していたからね。悔しいけれど…ユリカさんの心の全てを手には入れる事は出来なかったよ」
「そう…。兄さんがそう言うなら…そうなんだろうね?…はぁ~、全く困ったおもちゃだね。マスターを困らせるなんて…。覚悟するんだよ?」
マスターの言葉にエイン様とフェル様が私に話かけて下さいます。
「全くです。こっちは死ぬ思いでユリカを探していたんですよ。なのに再会をしたら別の男のものだから帰れとふざけた事を言い始めてどれほど腹が立ったか」
「だよな~、マジでブチ切れそうだったぜ。…俺は頭の師匠が居なかったその場でユリカを犯していたな、触手と媚薬を使ってもう一度調教をつもりだったけど。まぁ、流石に無理だったけどな」
『…あの私はただのおもちゃだったのでは…?』
「は?何を馬鹿な事を言っているんですか?前から言っていたでしょう愛しているって。私がどうでも良いものに愛の囁きなどしませんよ」
「俺もしねーな。だって面倒じゃん?愛している女以外別に要らねーし」
『…あの、私の何処を好きになったのですか??』
不思議に思った私が聞くとエイン様とフェル様はニヤ顔をして答える。
「「エッチの時のヤラシイ顔」」
『え??』
「あのドMで従順な姿がまた良いのですよ。端なく喘ぐ姿が可愛いではありませんか。涎を垂らしてアヘ顔になってまで縋ってくるのですよ?あぁ、なんて素敵な事でしょうね」
「エインはドSだからまぁアレだけど。俺はユリカのエッチをしている時の必死な姿が可愛くて可愛くてたまんねぇよな。裸エプロンの時とか萌えたぜ。あの私にする?って聞かれたはマジで興奮したな~。思い出しただけでも勃起するぜっ!!」
『えっと…エッチ以外で私には興味が無いって事でしょうか?』
「「は?」」
『あ、あの…』
冷たい目線で私を見るエイン様とフェル様に戸惑いました。
「何を言っていているんです?エッチこそ最大の愛の表現でしょ??動物をご覧なさい!命を掛けて交尾をする為に求愛をするのですよ?だからいつも求愛をしているじゃないですか、最初から」
「そうそう、求愛行動だよな?他の女でこんなムラムラする事はねぇし。なんなら一日中エッチしてたいくらいだからな。ずっとエッチをしたい=愛している女だろ?」
「そうですね、私もフェルと同じ意見なのは少々不服ですが、同意見です。愛していないのに何度も同じ女を抱いたりしませんよ」
『……えっと』
見かねたマスターが私の肩に手を置く。
「俺達は悪党だよユリカ。普通の常識みたいな愛とは違うんだ。心の底から欲しくなるものはどうあっても欲しいし、汚して俺達所まで堕として愛でたい。それが俺達の考えだよ。だから、ここまで執着するならこれも立派な愛情さ。普通の愛なんてまさか望んでいたのかい?」
『…』
「言っておくけど、兄さんも特殊な所生活をした者だよ。あの人は猫を被っているだけで変わり者なんだ。だからここに普通の者もは居ない。でもそれを望んだのはユリカだよ?それも自ら…。俺たちの気持ちは愛しているとか安い言葉で語るには足りないんだよ」
『マスター、エイン様・フェル様・アルシアさん…。その、私におもちゃ以外の使い道があるのか分かりませんでした。でも、私は幸せ者でございます。本当に有難うございます』
私が感謝の気持ちを伝えるとにっこり笑ったマスターが頭を撫でながら話す。
「良いよ、女性は言葉を欲しがる傾向があるからね。でも、時には言葉が必要であるのも確かだから、これからは毎日嫌と言う程言ってあげるよ。愛しているよユリカ。あと、今から俺達の愛をしっかりベッドで証明をしてあげるよ。どんだけ愛しているのかってね」
「そうだね、俺の想いをユリカさんに伝えますね。…俺から離れ慣れない位に」
マスターとアルシアさんの言葉にエイン様とフェル様が強く頷くのでした。
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