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逃亡姫は負けヒロイン
九話
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王都ピルア 朝 ルヴァン視点
「クエストを受けに行ってくる。簡単な奴で済ませるから昼には飯を買って帰ってくると思う。それまでは、本とか読んで暇を潰してろ。回復魔法で治したとはいえ、かなり血を流していたからな。今日まだ安静にしてた方がいい」
食事後、俺は冒険者装備一式を身に付け、ベッドの上で寝ている姫様に外に行ってくると伝え、ドアに手を掛ける。
「分かりました。気をつけていってらっしゃいませ、ルヴァンさん」
「おう」
一言返事を返し姫様に見送られながら、俺は部屋を後にした。
「ヨイッショ」
掛け声と共に昨日借りた台車を持ち上げ、雑貨屋へと向かう。
すると、今日はいつもより遅い時間に出たせいかチラホラと冒険者がギルドに向かっているのを見かけた。
この時間から増え始めんのか。初めて知ったわ。
数年王都に住んでいてまだ新しい発見ってあるんだなぁと、人波に流されながらそんなこと思う。
「なぁ、知ってるか?昨日から第二王女のアリエス様が行方不明になったんだとよ」
近くを歩いている冒険者の話が姫様について、隣にいる冒険者に話しているのが聞こえた。
俺は昨日の今日で何か進展があったのか気になり、冒険者二人の会話に耳を傾けてみることにした。
「あぁ、知ってるぞ。朝になったら忽然と姿を消してたんだってな。誘拐でもされちまったのか」
「王城の警備はネズミ一匹通さねぇほど、厳重なんだぞ?誘拐なんてあるはずがねぇ」
「だとしたら、脱走か。何があってそんなことをしたんだ?まさか、勇者様達に会う方法を探すためとかではないだろうな。姫様は勇者様にほの字だったと聞くし」
「さぁな、まぁ庶民の俺達には理由なんて分かんねぇよ。それよりさ、あの話は知ってるか?普通女性に体重は聞いちゃいけないらしいぞ」
「えっ、今まで知らなかったのか?世間一般の常識だぞ?」
「そのなのか、知らなかった。うちの村じゃ体重を聞いたら皆んな嬉しそうに増えたって自慢してくれてたんだけどなぁ」
「それはお前の村がおかしいんだよ!」
何なんだよお前の村は!おかしいだろ!?
一人の冒険者がツッコンだタイミングで俺も、心の中でツッコンだ。
姫様の話が終わったから、聞くのを止めようと思ってたのにお前が変な話するから気になって聞いてみたら、何なんだよその村。美醜逆転世界的なノリで太ってるのがその村だとステータスになるのか。だとしたらもう、そこはプチ異世界だぞ。
「そうだよなぁ、王都じゃ普通みんな毎日お腹いっぱい食べられるもんな。迷宮があるからうちみたいに毎日黒パン一個しか食べらないなんてことは話は聞かないし」
「いや、なんかごめん。早とちりしたわ」
うん、俺もごめん。そういう村なら体重が増えて健康的な姿に近づけて嬉しいよな。自慢したくなるよな。やっぱ、人の話はきちんと聞かないと駄目だわ。
「まぁ、村の話は嘘なんだけど。単純に知らんかったわ」
「「俺の反省を返せ!!」」
俺と話を聞いていた冒険者は、平然と嘘と言い放った冒険者の胸ぐらを思いっきり掴みそう叫ぶのだった。
◇
冒険者ギルド 朝 ユナ視点
「では、目撃情報一つに付き金貨一枚で依頼を発注しますが宜しいのですか?恐らくですが虚偽の報告が相次ぎますよ」
「そんなことは分かっています。けれど、そうだとしても早急に私は見つけなければならないのです。でなければ、アリエス様は…」
メイド服を着た少女は、思い詰めたような表情でスカートを思いっきり握り締めます。
早く見つけたい理由が彼女にはあるんでしょうね。でなければ、行方不明になってだった一日が経っただけで捜索依頼なんて出しませんもの。
私は依頼内容を改めて確認しながら、何故そこまで焦る理由があるのでしょうかと首を傾げます。
が、アリエス様について全く知らない私がその理由を考えつくはずもなく、先程言われた通りの内容で依頼書を作成します。
「分かりました。では、こちらの内容で発注します。情報が入り次第そちらにギルド職員から連絡が行くように手配しておきます」
「ありがとうございます」
メイドは深々と礼をすると、足早にギルドから出て行きました。
メイドと入れ違えるようなタイミングで、私の専属冒険者であるルヴァンさんがやって来ます。
「おはよう、ユナさん。ご飯めっちゃ旨かった。ありがとう」
朝の挨拶と共に、ルヴァンさんそう言って昨日作った料理の感想を伝えてくれました。
「ふふっ、口にあったようで何よりです。今晩は何が食べたいですか?」
彼から料理を褒められ私の胸がポワポワと温かくなり思わず笑みが溢れます。
練習した甲斐がありました。この勢いで胃袋を掴んでしまいましょう。
「特に、今はこれと言ってないからな。クエストをしている間に考える。いつもより簡単めなクエストを頼む」
「そうですね…ちょっと待ってて下さい」
私は比較的浅い階層で済ませることの出来る依頼をクエストリストから探します。
と、言ってもルヴァンさんの簡単めは普通の人ものさしでの簡単ではありません。
冒険者の平均ランクはDからCランクなのに対して、ルヴァンさんのランクはB+。しかも、基本的に冒険者は四人パーティを組んであげるのですが、ルヴァンさんは今現在までずっとソロです。階層が深くなって行くごとに強くなって行く迷宮。
その迷宮の八十階層にいるボスモンスターを単身で倒せるルヴァンさんは、この世で数十人しかいないAランク冒険者と同等の力を持っていると言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、冒険者のランクは十階層毎に現れる強力なボスを倒すごとにE、E +、D、D+と一つずつ上がっていきます。
「四十九階層にある湖からとれるリアクリスタルの採取などは如何ですか?湖にさえつけば大量に採取することが出来ますし」
「じゃあ、それにしようかな。後、質問なんだけどその依頼書の内容って本当か?目撃情報だけで金貨一枚って」
先程作成した手元にある依頼書の報酬を見て、ルヴァンさんは正気かと訊ねます。
「えぇ、本当ですよ。依頼をしたメイドさんはかなり急いでようでしたから。見つけるためにお金は度外視してるようです。ルヴァンさんはアリエス姫を見たりしませんでしたか?」
「…見てないな。まぁ、頭の片隅には入れておくか。目撃情報だけで金貨一枚は美味いし。じゃあ、行ってくる」
「はい、いってらしゃいませ」
ルヴァンさんを見送りながら、今晩は何をリクエストされるのでしょうと、今から夕方のことを楽しみにしていました。
「クエストを受けに行ってくる。簡単な奴で済ませるから昼には飯を買って帰ってくると思う。それまでは、本とか読んで暇を潰してろ。回復魔法で治したとはいえ、かなり血を流していたからな。今日まだ安静にしてた方がいい」
食事後、俺は冒険者装備一式を身に付け、ベッドの上で寝ている姫様に外に行ってくると伝え、ドアに手を掛ける。
「分かりました。気をつけていってらっしゃいませ、ルヴァンさん」
「おう」
一言返事を返し姫様に見送られながら、俺は部屋を後にした。
「ヨイッショ」
掛け声と共に昨日借りた台車を持ち上げ、雑貨屋へと向かう。
すると、今日はいつもより遅い時間に出たせいかチラホラと冒険者がギルドに向かっているのを見かけた。
この時間から増え始めんのか。初めて知ったわ。
数年王都に住んでいてまだ新しい発見ってあるんだなぁと、人波に流されながらそんなこと思う。
「なぁ、知ってるか?昨日から第二王女のアリエス様が行方不明になったんだとよ」
近くを歩いている冒険者の話が姫様について、隣にいる冒険者に話しているのが聞こえた。
俺は昨日の今日で何か進展があったのか気になり、冒険者二人の会話に耳を傾けてみることにした。
「あぁ、知ってるぞ。朝になったら忽然と姿を消してたんだってな。誘拐でもされちまったのか」
「王城の警備はネズミ一匹通さねぇほど、厳重なんだぞ?誘拐なんてあるはずがねぇ」
「だとしたら、脱走か。何があってそんなことをしたんだ?まさか、勇者様達に会う方法を探すためとかではないだろうな。姫様は勇者様にほの字だったと聞くし」
「さぁな、まぁ庶民の俺達には理由なんて分かんねぇよ。それよりさ、あの話は知ってるか?普通女性に体重は聞いちゃいけないらしいぞ」
「えっ、今まで知らなかったのか?世間一般の常識だぞ?」
「そのなのか、知らなかった。うちの村じゃ体重を聞いたら皆んな嬉しそうに増えたって自慢してくれてたんだけどなぁ」
「それはお前の村がおかしいんだよ!」
何なんだよお前の村は!おかしいだろ!?
一人の冒険者がツッコンだタイミングで俺も、心の中でツッコンだ。
姫様の話が終わったから、聞くのを止めようと思ってたのにお前が変な話するから気になって聞いてみたら、何なんだよその村。美醜逆転世界的なノリで太ってるのがその村だとステータスになるのか。だとしたらもう、そこはプチ異世界だぞ。
「そうだよなぁ、王都じゃ普通みんな毎日お腹いっぱい食べられるもんな。迷宮があるからうちみたいに毎日黒パン一個しか食べらないなんてことは話は聞かないし」
「いや、なんかごめん。早とちりしたわ」
うん、俺もごめん。そういう村なら体重が増えて健康的な姿に近づけて嬉しいよな。自慢したくなるよな。やっぱ、人の話はきちんと聞かないと駄目だわ。
「まぁ、村の話は嘘なんだけど。単純に知らんかったわ」
「「俺の反省を返せ!!」」
俺と話を聞いていた冒険者は、平然と嘘と言い放った冒険者の胸ぐらを思いっきり掴みそう叫ぶのだった。
◇
冒険者ギルド 朝 ユナ視点
「では、目撃情報一つに付き金貨一枚で依頼を発注しますが宜しいのですか?恐らくですが虚偽の報告が相次ぎますよ」
「そんなことは分かっています。けれど、そうだとしても早急に私は見つけなければならないのです。でなければ、アリエス様は…」
メイド服を着た少女は、思い詰めたような表情でスカートを思いっきり握り締めます。
早く見つけたい理由が彼女にはあるんでしょうね。でなければ、行方不明になってだった一日が経っただけで捜索依頼なんて出しませんもの。
私は依頼内容を改めて確認しながら、何故そこまで焦る理由があるのでしょうかと首を傾げます。
が、アリエス様について全く知らない私がその理由を考えつくはずもなく、先程言われた通りの内容で依頼書を作成します。
「分かりました。では、こちらの内容で発注します。情報が入り次第そちらにギルド職員から連絡が行くように手配しておきます」
「ありがとうございます」
メイドは深々と礼をすると、足早にギルドから出て行きました。
メイドと入れ違えるようなタイミングで、私の専属冒険者であるルヴァンさんがやって来ます。
「おはよう、ユナさん。ご飯めっちゃ旨かった。ありがとう」
朝の挨拶と共に、ルヴァンさんそう言って昨日作った料理の感想を伝えてくれました。
「ふふっ、口にあったようで何よりです。今晩は何が食べたいですか?」
彼から料理を褒められ私の胸がポワポワと温かくなり思わず笑みが溢れます。
練習した甲斐がありました。この勢いで胃袋を掴んでしまいましょう。
「特に、今はこれと言ってないからな。クエストをしている間に考える。いつもより簡単めなクエストを頼む」
「そうですね…ちょっと待ってて下さい」
私は比較的浅い階層で済ませることの出来る依頼をクエストリストから探します。
と、言ってもルヴァンさんの簡単めは普通の人ものさしでの簡単ではありません。
冒険者の平均ランクはDからCランクなのに対して、ルヴァンさんのランクはB+。しかも、基本的に冒険者は四人パーティを組んであげるのですが、ルヴァンさんは今現在までずっとソロです。階層が深くなって行くごとに強くなって行く迷宮。
その迷宮の八十階層にいるボスモンスターを単身で倒せるルヴァンさんは、この世で数十人しかいないAランク冒険者と同等の力を持っていると言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、冒険者のランクは十階層毎に現れる強力なボスを倒すごとにE、E +、D、D+と一つずつ上がっていきます。
「四十九階層にある湖からとれるリアクリスタルの採取などは如何ですか?湖にさえつけば大量に採取することが出来ますし」
「じゃあ、それにしようかな。後、質問なんだけどその依頼書の内容って本当か?目撃情報だけで金貨一枚って」
先程作成した手元にある依頼書の報酬を見て、ルヴァンさんは正気かと訊ねます。
「えぇ、本当ですよ。依頼をしたメイドさんはかなり急いでようでしたから。見つけるためにお金は度外視してるようです。ルヴァンさんはアリエス姫を見たりしませんでしたか?」
「…見てないな。まぁ、頭の片隅には入れておくか。目撃情報だけで金貨一枚は美味いし。じゃあ、行ってくる」
「はい、いってらしゃいませ」
ルヴァンさんを見送りながら、今晩は何をリクエストされるのでしょうと、今から夕方のことを楽しみにしていました。
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