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六
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竹次の話はもう聞かず、世間話のようなものをして当たり障りをしないような話をして帰った
知りたい事を聞いてしまったのでもう訪れる理由はないが、希望していた職につけなかったり自分の節目節目に勝手にあんあんパンを持って押しかけた
最初は理解者になりたかったのかもしれない
わたしに話した後は誰にも話していないようで、今でも近所からは奇異の目で見られ、娘もあまり会いに来ていないみたいだ
竹次が言わないのにわたしが言うのは間違っている気がして、竹次の娘にさえも言えないでいた
行く時の手土産も本当はあんパンではない方が良いのかもしれない
あんパンは竹次を責める一つ
それでも持っていくのは、ハルがどんな人物かは知らなくても居た事は知っていると竹次に言う為だ
何度か押しかけているうちに「ハルが死んだ後の方が、ハルに怒る時がある」と言っていた
思い出を話してくれるまで落ち着いてきたのかもしれないと少し安心した事を覚えている
ハルは娘が独り立ちするまではあまり反抗をしなかったが、する時はとことんこっちが折れるまでやっていたらしい
でもそれでも最低限の会話がある生活で、写真に話しかけても返ってこない事によけい腹が立つと
『先に行く手伝いまでさせられて』と少し冗談ぽく愚痴をこぼしてくれるようになるまでに初めて顔をみてから七年以上かかってしまったが、受け入れ少し落ち着いたきがする
そして数年たち、なぜか結婚の報しに行った
知り合い程度に報告をされても内心は困る気はするが何となくいった
報告した後、竹次は「こんな話をするべきでないのだろうが、、」と話し始めた
「あの時、わたしは妻を恨んでいたのかもしれない。死を本当は受け入れる事も出来ていなかったと思う。先に行く事、わたしをここに残す事、殺させた事、娘や多くの人に恨まれ後ろ指をさされた事。実は今でも許せていない。それでも君がいたから、わたしはここに居る。あの時、話さなければ、わたしは孤独に耐えられなかっただろう。相談する相手もいずに、『ハルの、ハルの』と言い訳をして結局みんなを恨んで、今度こそ憎しみだけで人を殺していたかもしれない。あの時話を聞いてくれて、その後も会いに来てくれたおかげでわたしは助かった。娘もたまにしか会いに来てくれないのに。君には本当に感謝しかない。ありがとう」
「やめてください。あの時は、司法を職とする為に知りたかっただけです。今ならわかりますが、それをやってはだめです。裁判が行われるのですから、裁判所に持ち込まれた内容以外知ろうとしてはいけません。竹次さんの気持ちも考えず、押しかけて無理やり聞いてすみません」
「いや、本当にありがとう。わたしを助けたようにお嫁さんを助けて、幸せになってほしい。おめでとう」
褒めてくれて恥ずかしくなりながら、二人で話をしながら三人であんパンをたべた
結婚後は妻を紹介する機会もあるかもしれないなと少しむず痒く想像をし、竹次とたまに過ごすことが当たり前になったなふと思いながら穏やかな昼をすごした
無理やりですが終わり
知りたい事を聞いてしまったのでもう訪れる理由はないが、希望していた職につけなかったり自分の節目節目に勝手にあんあんパンを持って押しかけた
最初は理解者になりたかったのかもしれない
わたしに話した後は誰にも話していないようで、今でも近所からは奇異の目で見られ、娘もあまり会いに来ていないみたいだ
竹次が言わないのにわたしが言うのは間違っている気がして、竹次の娘にさえも言えないでいた
行く時の手土産も本当はあんパンではない方が良いのかもしれない
あんパンは竹次を責める一つ
それでも持っていくのは、ハルがどんな人物かは知らなくても居た事は知っていると竹次に言う為だ
何度か押しかけているうちに「ハルが死んだ後の方が、ハルに怒る時がある」と言っていた
思い出を話してくれるまで落ち着いてきたのかもしれないと少し安心した事を覚えている
ハルは娘が独り立ちするまではあまり反抗をしなかったが、する時はとことんこっちが折れるまでやっていたらしい
でもそれでも最低限の会話がある生活で、写真に話しかけても返ってこない事によけい腹が立つと
『先に行く手伝いまでさせられて』と少し冗談ぽく愚痴をこぼしてくれるようになるまでに初めて顔をみてから七年以上かかってしまったが、受け入れ少し落ち着いたきがする
そして数年たち、なぜか結婚の報しに行った
知り合い程度に報告をされても内心は困る気はするが何となくいった
報告した後、竹次は「こんな話をするべきでないのだろうが、、」と話し始めた
「あの時、わたしは妻を恨んでいたのかもしれない。死を本当は受け入れる事も出来ていなかったと思う。先に行く事、わたしをここに残す事、殺させた事、娘や多くの人に恨まれ後ろ指をさされた事。実は今でも許せていない。それでも君がいたから、わたしはここに居る。あの時、話さなければ、わたしは孤独に耐えられなかっただろう。相談する相手もいずに、『ハルの、ハルの』と言い訳をして結局みんなを恨んで、今度こそ憎しみだけで人を殺していたかもしれない。あの時話を聞いてくれて、その後も会いに来てくれたおかげでわたしは助かった。娘もたまにしか会いに来てくれないのに。君には本当に感謝しかない。ありがとう」
「やめてください。あの時は、司法を職とする為に知りたかっただけです。今ならわかりますが、それをやってはだめです。裁判が行われるのですから、裁判所に持ち込まれた内容以外知ろうとしてはいけません。竹次さんの気持ちも考えず、押しかけて無理やり聞いてすみません」
「いや、本当にありがとう。わたしを助けたようにお嫁さんを助けて、幸せになってほしい。おめでとう」
褒めてくれて恥ずかしくなりながら、二人で話をしながら三人であんパンをたべた
結婚後は妻を紹介する機会もあるかもしれないなと少しむず痒く想像をし、竹次とたまに過ごすことが当たり前になったなふと思いながら穏やかな昼をすごした
無理やりですが終わり
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