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十話
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シルビアの名誉回復を善意でやっていたせいで、危なくテストを受ける事になりかけた
前帰った時両親に「テスト前日に呼び戻してほしい」とお願いしていたため、知らせが来て『母の体調不良』を理由に家に帰る事ができた
家にかえっても理由を聞かない両親にわざわざ理由も言わない
学校入学前のように店を手伝いながらテストの終わりを待つだけだ
テストは昨日、今日、明日
またしても勝利してしまった
と思っていたら、迎えが来た
朝早くから来るなんて非常識にも程がある
それも公爵家ではなく殿下個人の使用人
国自体に常識はないのか
そう思いながら仕方なく話を聞く
話によると、何故か私だけ特別に昨日今日あった魔法テストを明日一度に受ける事ができるらしい
両親はテストを受ける気がないから自分達に無理を言ったと理解しているし、本人が嫌なら別に受けなくても良いと思っている
「私、しばらくここの手伝いをするのでら無理です」
「言いにくいのですが、、、私、今体が本調子ではなくてですね、、、」
「わかっております。今日・明日は私の部下がお手伝いをさせていただきます。慣れておりません事を考慮致しまして、三人連れて参りました。お好きにお使いください」
顔を見ると両親が裏切りかけている
「お父さん貴族様に手伝っていただくのはありがたいけど、お客さん気にするかもしれないし、、、」
「そ、そうだな」
「お話を聞かれたノマノフ公爵の御令嬢、シルビア様が同じ事を気にされたので、選んでまいりました」
これ以上抵抗すれば、王族・貴族に不敬罪になる
今まででもそうだったが、シルビアが心が広かったせいか馬鹿なせいか許されていた
今回はあの男が関わっている
シルビアに逃げ場を奪われた
「わかりました。殿下とシルビア様の温情に縋り、テストを受けさせて頂きたいと思います」
諦めて迎えの馬車に乗り学園まで送られていった
学園に着くとあの男が待っている
「やぁ」
「待っていてくださったのですか?」
消えろよ
心で悪態をつきながら、驚いて恐縮した態度を取る
「お母上の調子が悪いらしいね」
この学校にはプライバシーが無いのか
「はい。ですが殿下とシルビア様のご配慮で、こちらに来ることが出来ました。ありがとうございます」
「いや。喜んでくれて良かったよ」
一切喜んでいませんが
「ですが、母が気になる事には変わりないのです。今日のテストが終わったまたすぐに帰らせていただきたいと思います」
最後の抵抗をする
「わかった、送らせよう」
本当に迷惑な男だ
「いえ、そこまでしていただかなくて大丈夫です」
「遠慮するな」
「いえ、本当に大丈夫です」
話を聞かない奴は、逃げるに限るに限る
一礼した後に教室まで走る
椅子に座ると今度はシルビア
「あら、テストに休む平民さん。今日は休まずにきたようね」
「はい。おかげ様で」
お前たちのせいでな
「殿下もどうしてこんなのを相手になさるのかしら?」
「珍しいからだと仰ったのはシルビア様では無いですか。今日も殿下とシル、、」
「フン。あなたなんかには聞いていないわ」
「それは申し訳ございません」
シルビアは私が頭をさげている間にどこかに行ってしまった
前帰った時両親に「テスト前日に呼び戻してほしい」とお願いしていたため、知らせが来て『母の体調不良』を理由に家に帰る事ができた
家にかえっても理由を聞かない両親にわざわざ理由も言わない
学校入学前のように店を手伝いながらテストの終わりを待つだけだ
テストは昨日、今日、明日
またしても勝利してしまった
と思っていたら、迎えが来た
朝早くから来るなんて非常識にも程がある
それも公爵家ではなく殿下個人の使用人
国自体に常識はないのか
そう思いながら仕方なく話を聞く
話によると、何故か私だけ特別に昨日今日あった魔法テストを明日一度に受ける事ができるらしい
両親はテストを受ける気がないから自分達に無理を言ったと理解しているし、本人が嫌なら別に受けなくても良いと思っている
「私、しばらくここの手伝いをするのでら無理です」
「言いにくいのですが、、、私、今体が本調子ではなくてですね、、、」
「わかっております。今日・明日は私の部下がお手伝いをさせていただきます。慣れておりません事を考慮致しまして、三人連れて参りました。お好きにお使いください」
顔を見ると両親が裏切りかけている
「お父さん貴族様に手伝っていただくのはありがたいけど、お客さん気にするかもしれないし、、、」
「そ、そうだな」
「お話を聞かれたノマノフ公爵の御令嬢、シルビア様が同じ事を気にされたので、選んでまいりました」
これ以上抵抗すれば、王族・貴族に不敬罪になる
今まででもそうだったが、シルビアが心が広かったせいか馬鹿なせいか許されていた
今回はあの男が関わっている
シルビアに逃げ場を奪われた
「わかりました。殿下とシルビア様の温情に縋り、テストを受けさせて頂きたいと思います」
諦めて迎えの馬車に乗り学園まで送られていった
学園に着くとあの男が待っている
「やぁ」
「待っていてくださったのですか?」
消えろよ
心で悪態をつきながら、驚いて恐縮した態度を取る
「お母上の調子が悪いらしいね」
この学校にはプライバシーが無いのか
「はい。ですが殿下とシルビア様のご配慮で、こちらに来ることが出来ました。ありがとうございます」
「いや。喜んでくれて良かったよ」
一切喜んでいませんが
「ですが、母が気になる事には変わりないのです。今日のテストが終わったまたすぐに帰らせていただきたいと思います」
最後の抵抗をする
「わかった、送らせよう」
本当に迷惑な男だ
「いえ、そこまでしていただかなくて大丈夫です」
「遠慮するな」
「いえ、本当に大丈夫です」
話を聞かない奴は、逃げるに限るに限る
一礼した後に教室まで走る
椅子に座ると今度はシルビア
「あら、テストに休む平民さん。今日は休まずにきたようね」
「はい。おかげ様で」
お前たちのせいでな
「殿下もどうしてこんなのを相手になさるのかしら?」
「珍しいからだと仰ったのはシルビア様では無いですか。今日も殿下とシル、、」
「フン。あなたなんかには聞いていないわ」
「それは申し訳ございません」
シルビアは私が頭をさげている間にどこかに行ってしまった
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