【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

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第2章 女神さまの慈悲 スリーカー(1回限定)

010 真々美、冬香、オルアとスリーカー

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 やっと、会話が始められるな。

 幸せといういからオルアが戻ってきた。
 物理的にではなく、精神的に戻ってきた。



 司会(中路真々美)の部屋に、医師(白石冬香)とオルア・サーパース(※)が集まっていた。

(※)
 表向きは、アリムさんの専属メイドで、その実態はアリムさんの未来のパートナー、以降はアリムさんの伴侶と書こうかと思ったが、何も説明しなくても読者の記憶に残っているだろう。

 この小説の登場人物は、ほぼ4人だけかと思う読者が多いだろうが、
「船頭多くして船陸に乗り上げる。」とか
「料理長が多すぎると、スープの味付けがダメになる。」
ということわざがある。

 カセイダード王国は、ベーシックインカムを導入して成功した国だ。

 くわしく説明すると、以下のような人物が会議に出席することは禁止されている。

1.勤務時間中の時間つぶしを目的とする人物
2.責任逃れのための避難所として会議室に来る人物
3.他人の足を引っ張り、政敵を引き釣り下ろす目的を持つ人物
4.失敗したときの叱責(しっせき、しかられて責任を取らされること)を受け止めない人物
5.最終的に実行する気がないにも関わらず、提案だけ述べる人物
6.自分の地位や権威を誇示するための舞台と勘違いする人物
7.必要最低限の知識が無い、または、その知識を持つものに敬意を払えない人物
8.他人に鞭打つだけで、責任を部下に押し付ける人物
9.自分の負荷が増えないように、難癖をつけて拒否する理由を探す人物
10.やらない理由を演説するだけで、周囲に時間と労力の浪費を感じさせる人物

など書き上げればキリがない。

 しかし、カセイダード王国はベーシックインカムを導入したおかげで、上記のような人物に対し、
「生活に必要な物資と金は渡す。 協力しろとは言わないから、邪魔するな。」

自宅に封じ込めて、重要な決定審議から閉め出すことに成功した。

 ベーシックインカムを導入する前は、
・人権無視だ!
・学歴差別だ!
・働く権利の侵害だ!
と、
世論がうるさかった。

 しかし、カセイダード王国は王建制だから、つぎのひと言で、ベーシックインカムを導入できた。
「国王命令! 逆らうものは反逆罪で死刑!」

 その結果、3年過ぎたころから多くの成果が出た。
「勝てば官軍」
ということわざの正しさが証明された。

 今では、ベーシックインカムに対する認識が大きく変わった。
・ベーシックインカムしか勝たん。
・ベーシックインカムこそ、重要な土台であり、基盤だ。
・ベーシックインカム無しで、発展と幸せは考えられない。

 手のひら返しもここまで来ると、怒る気もなくなる。
 過去の国民に聞かせてあげたい気持ちが、あふれてくる。

 上記は、研修1日目で説明された内容の一部ですが、アリムさんは医師(白石冬香)の検診を受けていたため、まだ学んでいない。
 落ち着いたら、オルアに研修してもらう予定だ。

という訳で、重要な話し合いは3人で行うことが多い。
「3人寄れば文殊の知恵」
ということわざは、同じ程度の賢さが3人寄れば、という前提がある。
 賢さに差がある場合は、ひとりで考える方がマシだ。
「邪魔する者たちを説得するための根回しが不要であれば・・・」
という前提が必要だが。

 ことわざは、長い説明をショートカット(近道、割愛、省略)できる非常に強力なツール(道具、手段、武器)であるが、理解するものは少ない。

たとえば、
「先ずかいより始めよ」
ということわざにしても、現在では、
1.手近なことから始めよう。
2.言い出したものが実行しろ。
という内容で理解されている。

 しかし、本来の意味は、
『王様、優秀な人材が欲しければ、目の前にいるワタクシかいの待遇を良くしてください。
 そうすれば、
 「かいごときが好待遇を受けるならば、かいよりも優秀な人材は、さらに良い好待遇を受けられるはずだ。」
 と予想して、それこそ、千里を走る馬に乗らないとたどり着けないくらい遠くからでも、王の前にはせ参じて忠誠を誓うでしょう。』
という小噺こばなしを理解する必要がある。

 二次試験で実施した高校入試の数学にしても、できないものはくちをそろえて反論するだろう。

「そんな知識や数学の問題を解けることが、なんの役に立つのか? 頭がおかしい。」

 それに対して、
「そんなことさえ出来ないものたちに、なんの業務を任せられるのか!」
と、とどめを刺す発言ができるようになった理由は、ベーシックインカムを導入して最低限度の生活を本当の意味で保証する社会制度が整ったおかげが大きい。

 そうなる前は、仕事を始める体制を整えるだけで、多くの時間と労力が無駄になっていたのだから。

 今回、オルアが同行することになった目的は、罪の減刑というか恩赦というか生殖刑(※)の実施であったが、
・オルア個人にとっても良い結果になったし、
・司会の負担も減ったから、
良い方向に向かっている。

(※)
 カセイダード王国に死刑は無い。 それに相当するものが、生体部品刑と生殖刑だ。
 懲役刑という人生の浪費もない。
 ベーシックインカムを導入してから、さまざまな場面で事態が好転した。
 くわしくは、研修を受けてもらいたい。



司会(中路真々美)
「オルア、あのとき何が起こったのか、くわしく聞かせてくれ。」

医師(白石冬香)
「気になって気になって、よく眠れませんでした。」

オルア・サーパース
「最高位の存在に祈ればどうなるか?と考えたときに、声が聞こえました。」

司会(中路真々美)と医師(白石冬香)は、続きを待った。

オルア・サーパース
「原文通りに、再生しますと・・・」

『コモンルーン 6つ目を使いなさい』

オルア・サーパース
「コモンルーン選択ウィンドウに、スリーカー(1回限定)と表示されたので、コールしました(呪文を唱えました。)
 すると、」

☆「診断結果:
☆ 若返り薬の効果により、55才若返ろうとしています。
☆ しかし、胎児以前に戻ることになるため、抵抗が続いています。
☆ 抵抗可能予測時間は、残り2分34秒。
☆ あなたの性魔力では治療を実行できません。
☆ ベルマイラを使用し、ここにいる3人で若返り効果の一部を引き受けることを推奨します。
☆ 2人の手をつかみ、対象者の両胸に手を当てて、あなたが両手を重ねてから、
☆ ベルマイラをコールして実行することが現在打てる最良の手段です。
☆ 猶予時間、のこり57秒。
☆ 以上。 プツン。」

☆ 引用元: 第一章 008 原因不明? 救いのコモンルーン

オルア・サーパース
「そして、真々美と冬香の手を借りました。」

司会(中路真々美)
「『コモンルーン 6つ目を使いなさい』の声は、おそらく、いや十中八九じゅっちゅうはっく、8から9割[=80~90%]の可能性で、受伝台じゅでんだいからだな。)」

医師(白石冬香)
「スリーカーを使えれば、さらに多くの患者が治せそうですが、(1回限定)ということは
今は使えないのですか?」

司会(中路真々美)
「アリムさんだけでなく、わたしたちも若返ったのか?」

 ふたりとも興奮しているのか、通常時のように一問一答が成立するまで待ってくれない。

オルア・サーパース
「ジュデンダイとは何ですか?」
「今は、スリーカーは表示されていません。」
「わたしたち3人の肉体年齢は21才です。 アリムさんは、22才です。
(2023年8月3日現在)」
と、
ひと通りの返事を返した。

 3人の年齢差は、
 オルア・サーパース +2才 = 医師(白石冬香)
 医師(白石冬香)+2才 = 司会(中路真々美)
でした。

 とすると、
アリムさんは、53-22=31才 若返った。
 若返り薬の効果が55年分だから、
のこりの効果は55-31=24年分の若返り。

3人ともに、21才にまで若返ったから、
オルア・サーパース  = 21+a
医師(白石冬香) = 21+a+2
司会(中路真々美)= 21+a+2+2
と式を置くと、
合計で 3a+6 = 24才若返ったと考えて、
3a=18
 a=6

よって、
オルア・サーパース  = 27才
医師(白石冬香) = 29才
司会(中路真々美)= 31才
だったことが
判明した。

(注)
 この余計な計算をした者が、その後どうなったかは誰も知らない・・・


司会(中路真々美)
「ジュデンダイとは、受けて伝える台と書く。
 最高位の存在、つまり、あの融通が利かない小娘と呼ばれる女神の助言を聞くことが出来る受信装置のようなものだ。」

(注釈)
 翻訳されるときは、注意お願いします。

 あの融通が利かない小娘
=自身が決めた法律を常に順守しようとする永遠の若さを維持する少女
 A forever young girl who always strives to abide by the laws she has set for herself and her mate.

 カセイダード王国では、神様は10人以上いらっしゃることが判明しています。
 神様同士で、ほかの神様を評価するときの言葉の1つが、「あの融通が利かない小娘」です。
 ほかにも、「二枚舌」、「やりっぱなし」、「大風呂敷」などがあります。

 カセイダード王国が信じる最高位の存在(神様)は、
「あの融通が利かない小娘」
という呼び方を悪口とは受け止めず、誉め言葉として気に入っていました。

 「自身が決めた法律を常に順守しようとする永遠の若さを維持する少女」
と受け止めているからです。
(注釈 おわり)

司会(中路真々美)
「また、最高位の存在は10人以上存在し、そのうちの1人の本願に賛同しているのがカセイダード王国だ。
 そして、受伝台じゅでんだい参照権さんしょうけんは、王族と一部の者たちのみ持っていると言われている。
 一部の者たちとは、白沢絵美様と4人のことで間違いないだろう。 
 カセイダード王国が正しい選択を重ねることができた理由だが、このことを知るものは、クラスターの中でも、男の子と女の人の極一部(ごくいちぶ、つまり少人数)でしかない。
 そして、大多数の者たちは、偉大なるカセイダード王国の国王のおかげだと思考停止している。 
 その方が余計なことを考えずに済むから、幸せだろうな。」

医師(白石冬香)
「スリーカーを使うことは出来なくても、新しいコモンルーンが見つかったことを情報共有するべきでしょうか?
 ただ、白沢絵美様と4人なら使用できるでしょう。
 ということは公表すべきではないという判断でしょうか?」

司会(中路真々美)
「その可能性が極めて高いな。
 悪用される可能性があるからか。
 それとも、代償が大きい? 
 寿命を削っているとか、
 生命力を移動しているだけとか。
 だから、私たち3人の秘密に留めておくべきか。」

オルア・サーパース
「幸いにして、わたしたちの見た目は変わっていませんから大丈夫でしょう。
 服を脱がない限り、若返ったことはバレないでしょう。」

医師(白石冬香)
「まあ確かに、お腹周りをジロジロ見ない限り大丈夫ですかね。」

司会(中路真々美)
「温泉旅行は知り合いがいない遠方に行けばいいか。
 とりあえずは、激務でやせたことにする方が平和だな。」



オルア・サーパス
「みんなが若返って、happy, happy」

医師(白石冬香)
「お腹周りが引き締まったし、活力にあふれているわ。」

司会(中路真々美)
「節制していたつもりだが、全盛期の美しい姿に戻れて幸運だな。」

 3人は、とりあえず、現実逃避することにした。
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