【完結】理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。

サアロフィア

文字の大きさ
100 / 209
第16章 主人公をロックオンした美女たち

098 【挿絵】 しあわせになりたいセーラ

しおりを挟む
 18日目 PM 18:00 夕方
《2日に一度の会議: 偶数日の予定、本日。
 一番権利者: 冬香。》

 冬香とアリムが愛し合っていたとき、民衆側の代表者であるシュウピン、メラニィ、セーラは、メラニィの部屋に集まっていた。

メラニィ
「シュウピンは、真々美様、冬香様、オルア様がおっしゃっていた【証拠しょうこのような、なにか】について分かったんだよな。」

☆ オルア
☆ 「ということは、メラニィさんが一番大事にする女性がセーラさんだと思える証拠しょうこのような、
☆ なにかが必要ひつようってことですか?」

☆ 096 メラニィさんとセーラさんの関係 を読んでね!


シュウピン
「ええ、そうよ。
 メラニィも予想はついているでしょう?」

メラニィ
「シュウピンが、私を味方につけるためにしたアレのことだよな?」

☆ シュウピン
☆ 「モンテハート大侯爵を裏切ってください。」
☆ 
☆ メラニィ
☆ 「な、そのために、わたしを抱いたのか?
☆  わたしを愛していると言ったことは、嘘でそれが目的だったのか?
☆  ひどすぎるぞ。」

☆   036 伍姫(いつひめ)成立の条件 を読んでね!


シュウピン
「そうよ!
 あなたに信じてもらうためにしたアレよ。」

メラニィ
「それを、セーラにもとめることは、きびしすぎないか?」

セーラ
「あの、わたしにも話の内容が分かるようにしてもらえませんか?」

メラニィ
「ああ、すまない。」

シュウピン
「ごめんなさいね。
 メラニィとセーラが仲が良い証拠が必要という話は、覚えているわね。」

セーラ
「はい、もちろん覚えています。」

メラニィ
「真々美様が、わたしたちになにもとめられたのかが、シュウピンだけでなく私にもようやく分かった。
という話をしていた。」

セーラ
「それは、なんだったのでしょうか?」

シュウピン
「女性同士で愛し合うこと、つまり、愛情交換をすることよ。」

メラニィ
「シュウピン、そこはもう少し、やんわりと百合ゆりの花を育てることとか表現する方が良いのではないか?」

シュウピン
言葉ことば誤魔化ごまかしたところで、レズ行為こういをすることにわりはないわ。」

メラニィ
「ああ、もう。
 じゃあ、わたしも、はっきりと聞くことにするよ。
 セーラは、女性同士の愛情交換であるレズ行為に抵抗感ていこうかんはあるか?」

セーラ
「いいえ、おたがいが愛しっているのならば、問題ないと思います。
  「部外者ぶがいしゃは、んでろ!」
と考えます。」

シュウピン
「おやまあ。 意外ね。
 いやそうな顔をすると思ったわ。」

メラニィ
「確かにな。
 拒否きょひされるか、このの終わりをげられたかのような絶望的ぜつぼうてき表情ひょうじょうをするかと思った。」

セーラ
「ですが、おふたりもご存知のように、わたしは元男性もとだんせいです。
 男性嫌だんせいぎらいのメラニィ様は、私に対して、嫌悪感けんおかんをお持ちではないのですか?」

メラニィ
「いいや、冬香様がセーラの女性器じょせいき修復しゅうふくされたのだから、完全な女性だろう?」

☆ シュウピン
☆ 「はい、冬香様のお力で完全な女性にしてあげて欲しいです。
☆ 対価はいくらほどになりますか?」

☆ 冬香
☆ 「6億バーシルが相場よ。
☆  だけど、彼女の勇気に免じて、労災扱いとするわ。
☆  そして、先ほど見てもらったバリア不正操作者から受けた傷が深いから、内臓のほとんどすべてを修復する必要があるわ。
☆  とうぜん、子宮と卵巣の再形成も治療に含まれるわ。」
☆ 
☆ シュウピン
☆ 「冬香様はそのために、セーラが身体に重傷を負うまで介入することを耐えられたのですか?」

☆   050 9日目 襲撃1回目 を読んでね。


セーラ
「冬香様は、そうおっしゃっていました。
 出産能力しゅっさんのうりょくがある完全な女性であると。
 しかし、まだ信じられないというか、実感じっかんがわかないのです。」

シュウピン
「ほかの女性と身体を見せあって、気が済むまで比べるしかないわね。」

セーラ
「その通りですが、そのようなことができる女性の友人は、わたしにはいません。」

メラニィ
「そこまでを見通して、冬香様はわたしにもセーラの状況をくわしく知らせたのだろうな。」


☆ 冬香
☆ 「 (省略)
☆  それと、メラニィさんが誤解して嫉妬しなくても良いように、彼女を見舞うときにはパートナーとして同伴するようにしてください。」
☆ 
☆ シュウピン
☆ 「ありがとうございます。 冬香様。」

☆   050 9日目 襲撃1回目 を読んでね。


シュウピン
「その心配はいらないわ。
 わたしがメラニィを愛したように、メラニィもあなたを愛してくれるわ。
 そのときに、メラニィの身体とセーラ自身の身体を比べればいいでしょうね。」

セーラ
「わたしとしては、うれしいです。
 でも、本当に言葉通り信じてもいいのでしたら、メラニィ様、わたしを口説くどいていただけませんか?」

メラニィ
「シュウピン、いま口説くどいてもいいか?」

シュウピン
「ええ、ぜひ、メラニィがセーラのハイシスになってくれるなら、とてもうれしいです。」

メラニィ
「わかった。 シュウピン。
 では、

 セーラ。
 職場しょくば上司じょうしとしてではなく、ただの個人こじん、ひとりの女性として、言葉をおくろう。

 わたし個人こじん魅力みりょくに思ってくれるなら、セーラの心身しんしんをわたしにあずけてくれ。
 シュウピンがわたしを大事にしてくれるように、わたしもセーラのことを大事にする。」

セーラ
「うれしいです。 メラニィ様。
 あなたとなら、きっと、わたしはしあわせになれると期待きたいできます。」



メラニィ
「ああ、セーラの選択せんたくただしかったと、未来みらいのセーラに、自慢じまんできるようにするぞ。」

セーラ
「うれしいです。 メラニィ様。」

シュウピン
「ありがとう、メラニィ。
 おめでとう、セーラ。

 それでは、姉妹関係しまいかんけい儀式ぎしきをはじめましょうか?」

メラニィ
「そうしてやりたいが、姉妹関係しまいかんけい儀式ぎしきの内容は分からないよな。」

シュウピン
「ええ、わからないわ。
 だから、わたしたち3人が納得なっとくできる内容にすればいいのよ。」

メラニィ
内容ないようを私たちで考えるということか。
 それも、ありかもしれないな。
 真々美様も具体的ぐたいてきなにをするように、とは、おっしゃっていないからな。」

シュウピン
「いい点に気付いたわね。
 その通りよ。

 真々美様、冬香様、オルア様の関係かんけいをお手本てほんにして、
 わたし、メラニィ、セーラの関係を構築こうちくして、
周囲しゅういのひとたちがおなじような雰囲気ふんいきを感じるようにすればいいのよ。」

セーラ
「わたしは、なにをすればよいですか?」

シュウピン
「わたしに見守みまもられながら、メラニィの言うとおりに、心身しんしんまかせていればいいわ。
 つまり、今夜のセーラは、【受け】をしてもらうわ。
 明日の夜のセーラには、メラニィにされたことを、そのままメラニィにする【攻め】をすればいいわ。」

メラニィ
「とすると、前半ぜんはん後半こうはんけようか?
 前半は、万人受ばんにんうけする内容ないよう完了かんりょうとしよう。
 後半は、優雅ゆうが紅茶こうちゃ 1.5リットルが必要ひつようだな。」

シュウピン
「シンプルで、きれいな構成こうせいになっているわ。
 大賛成だいさんせいよ。

 王家側おうけがわ姉妹関係しまいかんけい儀式ぎしき内容ないよう機密扱きみつあつかいで、非公開ひこうかいになっている理由りゆうは、どんな内容であっても、かなら文句もんくやケチをけてくるひとがいるからだと思うわ。

 だから、メラニィが考えた内容は、民衆側みんしゅうがわ姉妹関係しまいかんけい儀式ぎしきとして、内容ないよう機密扱きみつあつかいで、非公開ひこうかいにしましょうか?」

メラニィ
「ああ、そうするべきだな。
 セーラも、それでいいか?」

セーラ
「はい、おふたりのおすすめに、したがいます。
 でも、いたくしないでくださいね。
 一生いっしょうおもになるようにやさしくしてしいです。」

メラニィ
「やさしくはするが、2日に1回は、わたしと愛情交換あいじょうこうかんをすることになるぞ。」

シュウピン
「わたしがメラニィを、どのようにあいしているか?を、間接的かんせつてきることができるから、たのしみにしていてね。」

セーラ
「はい、それで、いつすることになりますか?」

シュウピン、メラニィ
「「今夜から!」」

セーラ
「分かりました。
 身体からだ手入ていれをする時間じかんをください。」

メラニィ
「じゃあ、各自の部屋で風呂ふろに入ってから、わたしの部屋へや集合しゅうごうだな。」

シュウピン
「そうね、そして、いっしょに夜ご飯を食べましょう。
 もちろん、わたしとセーラは、おとまりセットを持ってきましょうね。」

メラニィ
「これで、次の会議の時には、報告ほうこくができそうだな。」

セーラ こころの声
『アリム様にかれる前に、自分の身体の状態を確認できる良い機会をもらえたと考えればいいわね。
 それにしても、メラニィ様と愛情交換なんて、わたしの灰色はいいろの人生が一気いっきに、バラ色にまったようだわ。』





 メラニィとセーラの姉妹関係の儀式は、非常ひじょう上手うますすんだ。

 儀式を見守ったシュウピンの祝辞しゅくじ、おいわいの言葉ことばを受けたとき、メラニィとセーラは、大きな達成感たっせいかん充実感じゅうじつかん幸福感こうふくかんおぼえたのだった。


【読者様へ】

 あなたの10秒で、この作品にパワーをください。
「お気に入りに追加」 【 ↓ 】 お願いします。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる

国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。 持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。 これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。

鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった

仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

処理中です...