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#5:Disappointment.
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図書館で過ごすことが日常の一部になった頃、先生から最後の目標を与えられた。
『通勤練習』と呼ばれ、午前中の集中作業を会社の就業開始時刻に間に合うよう、朝の通勤時間帯に電車移動をして、その目的地で実践するというものだった。
どこまで通勤するという想定なのか、ボクの籍は未だあの支社のままだったけれど、先生は復職の条件として異動することが大前提だと言っていた。
決まってもいない異動先を選定することは困難を極めたけれど、あくまでも練習なので、支社までは行かなくとも、支社の最寄り駅まで通うことも候補として挙がった。
片道約二時間、往復の運賃は約二千円、定期券にしても三万円近くになる出費は、傷病手当で生活をしているボクにとっては、正直言って耐えられる額では無かった。
休職中で、会社からの報酬がなくても社会保険料はかかり、当然税金を支払う義務もある。毎月、会社の当座預金の口座に七万円近い金額を納めて、そこから残ったお金で、家賃と通院費、薬代に光熱費、奨学金の返還、食費や日常生活を送る上で最低限必要になる消耗品を購入すると、泣け無しの貯金を切り崩さなければ、到底成立するものでは無かった。
こんな事になるなら、今の家よりも賃料の安いところに引っ越せば良かったと思ったけれど、引越し費用、原状回復にかかる費用、敷金礼金、四か月分すっぽり抜けた給与収入額から、審査の通る物件を探す手間を考えると、その労力に見合う未来が待っているとは思えなかった。
朝の通勤時間帯の電車に乗ることが目的だったので、自宅の最寄り駅から一駅先の水天宮前まで通うことで話は落ち着いた。
五月の最終受診日に復職のGOサインが出されたボクは、久し振りに本社に来ていた。
一階受付のオートフォンで、六階の会議室に案内されエレベーターに乗り込む。
(久し振りにスーツを着たけど、おかしくないかな…?)
ネクタイの結び目を整えながら、目的階を目指した。扉が開くと、人事部長と『あの時の』取締役がボクを出迎えてくれた。
面談内容は、体調と診断書の確認、どんな仕事がしたいか?なんてことも聞かれたけれど、特に思いつかなかった。ましてや、十一か月も休職している自分が『ものを言える』立場ではないことは、弁えていた。
翌日の経営会議で議題にあげて、異動先を決めるということで面談は終了した。
帰り際に社長と邂逅した時は、頭を下げることしか出来なかった。「無理するなよ」という社長の言葉からは、心配と期待と命令というニュアンスを孕んでいるように感じた。
復職初日、ボクは就業開始時刻より一時間早くオフィスに到着していた。
『人材開発室 新卒採用担当係長』これがボクの新しい肩書きで、役職は降格していなかった。
中小零細企業であるこの会社は、新卒採用に苦戦していて、教育部門の部長が兼任することで創設された、二人だけの新しい部署だった。未知の領域に足を踏み入れる不安はあったけれど、チャンスを与えられたことへの使命感の方が勝っていた。
誰よりも早く出社していた『入社十一年目の新人』のボクは、久し振りに会う同僚や上司の一人一人に丁寧に挨拶をし、遅れを取り戻すように仕事に打ち込んだ。あの支社長にも、その日に内線電話で連絡をして、謝罪と感謝の気持ちを伝えることができた。
「わざわざ良かったのに。でもありがとう」
電話越しでも安心している気持ちと、報われたという思いが伝わってくるものだった。
「またあの支社から〝うつ病〟の人が出たらしいよ」
そんな噂話が聞こえてきたのは、復帰して一か月も経たない時だった。
『また』『あの支社』『うつ病』この言葉だけで、全てを理解することが出来た。
「やっぱり、あの人って厳しいのかな」 そんな憶測が飛び交っていた。
『そんな人じゃない』と反論したかったけれど、当事者となっていたボクは、何も言うことは出来なかった。
「うつ病なんて、簡単に診断書が出る」という会話が聞こえた時は、自分もこんな風に噂されていたのだろうか…と考えただけでも、劣等感に苛まれ、当事者の苦しみなんて本人にしか分からないだろうと思いながらも、息を殺して気配を消して過ごすようになっていた。
新しい上司である部長は、業界内では名の知れた人物で、外部での講演活動に積極的に顔を出し、会社に居ることは月の半分もなかった。採用に関しても「ウチみたいな会社に来るのは、公務員試験が全滅だった学生や、他のどこからも内定をもらえていない学生だけだ」 と言ってしまう人だった。
要するに誰でもいいというスタンスで、まるで片手間のように部長の座に君臨していた。
特に意味は無い…忘れていた言葉が甦ってきた。
結局、ボクも誰でもいい内の一人で、今回の復職に伴った異動も、特に意味を持たないもののように思えた。
あの支社から、三人目の『うつ病』患者が出たという話が聞こえてきたのは、年が明けた二月末のことだった。
あの支社長の評価が下がってしまうかもしれない…そのキッカケを作ってしまったのはボクで、悪の権化として見られているようで、いたたまれない感情を抱いていた。
月一度になっていたクリニックの通院日、ボクはベッドから起き上がることが出来なかった。
食欲も無くなっていたし、シャワーを浴びることすら億劫で、人前に出る体を成しているとは言えない状態にまで堕落していた。
受診日は翌週にリスケしたけれど、それまでの間、ボクは会社に出勤することが出来なかった。
三月九日、二度目の休職宣告を受けた。
土曜日だったので、会社への報告は週明けの月曜日に持ち越すことにした。
もう、何も考えたくなかった。
診断書を人事部長に提出し、逃げるように家路についた。
一度目の休職も、復職に伴う異動も、二度目の休職の為に用意された素材で、この日に向けて組み立てられていた、何の意義も持たない出来事だったかのように思えた。
ボクの人生は、ボクの存在は、この世界では意味をなさない不純物だ。
心底嫌になった。
こんな自分が大嫌いだった。
もう消えて、失くなってしまいたかった。
『通勤練習』と呼ばれ、午前中の集中作業を会社の就業開始時刻に間に合うよう、朝の通勤時間帯に電車移動をして、その目的地で実践するというものだった。
どこまで通勤するという想定なのか、ボクの籍は未だあの支社のままだったけれど、先生は復職の条件として異動することが大前提だと言っていた。
決まってもいない異動先を選定することは困難を極めたけれど、あくまでも練習なので、支社までは行かなくとも、支社の最寄り駅まで通うことも候補として挙がった。
片道約二時間、往復の運賃は約二千円、定期券にしても三万円近くになる出費は、傷病手当で生活をしているボクにとっては、正直言って耐えられる額では無かった。
休職中で、会社からの報酬がなくても社会保険料はかかり、当然税金を支払う義務もある。毎月、会社の当座預金の口座に七万円近い金額を納めて、そこから残ったお金で、家賃と通院費、薬代に光熱費、奨学金の返還、食費や日常生活を送る上で最低限必要になる消耗品を購入すると、泣け無しの貯金を切り崩さなければ、到底成立するものでは無かった。
こんな事になるなら、今の家よりも賃料の安いところに引っ越せば良かったと思ったけれど、引越し費用、原状回復にかかる費用、敷金礼金、四か月分すっぽり抜けた給与収入額から、審査の通る物件を探す手間を考えると、その労力に見合う未来が待っているとは思えなかった。
朝の通勤時間帯の電車に乗ることが目的だったので、自宅の最寄り駅から一駅先の水天宮前まで通うことで話は落ち着いた。
五月の最終受診日に復職のGOサインが出されたボクは、久し振りに本社に来ていた。
一階受付のオートフォンで、六階の会議室に案内されエレベーターに乗り込む。
(久し振りにスーツを着たけど、おかしくないかな…?)
ネクタイの結び目を整えながら、目的階を目指した。扉が開くと、人事部長と『あの時の』取締役がボクを出迎えてくれた。
面談内容は、体調と診断書の確認、どんな仕事がしたいか?なんてことも聞かれたけれど、特に思いつかなかった。ましてや、十一か月も休職している自分が『ものを言える』立場ではないことは、弁えていた。
翌日の経営会議で議題にあげて、異動先を決めるということで面談は終了した。
帰り際に社長と邂逅した時は、頭を下げることしか出来なかった。「無理するなよ」という社長の言葉からは、心配と期待と命令というニュアンスを孕んでいるように感じた。
復職初日、ボクは就業開始時刻より一時間早くオフィスに到着していた。
『人材開発室 新卒採用担当係長』これがボクの新しい肩書きで、役職は降格していなかった。
中小零細企業であるこの会社は、新卒採用に苦戦していて、教育部門の部長が兼任することで創設された、二人だけの新しい部署だった。未知の領域に足を踏み入れる不安はあったけれど、チャンスを与えられたことへの使命感の方が勝っていた。
誰よりも早く出社していた『入社十一年目の新人』のボクは、久し振りに会う同僚や上司の一人一人に丁寧に挨拶をし、遅れを取り戻すように仕事に打ち込んだ。あの支社長にも、その日に内線電話で連絡をして、謝罪と感謝の気持ちを伝えることができた。
「わざわざ良かったのに。でもありがとう」
電話越しでも安心している気持ちと、報われたという思いが伝わってくるものだった。
「またあの支社から〝うつ病〟の人が出たらしいよ」
そんな噂話が聞こえてきたのは、復帰して一か月も経たない時だった。
『また』『あの支社』『うつ病』この言葉だけで、全てを理解することが出来た。
「やっぱり、あの人って厳しいのかな」 そんな憶測が飛び交っていた。
『そんな人じゃない』と反論したかったけれど、当事者となっていたボクは、何も言うことは出来なかった。
「うつ病なんて、簡単に診断書が出る」という会話が聞こえた時は、自分もこんな風に噂されていたのだろうか…と考えただけでも、劣等感に苛まれ、当事者の苦しみなんて本人にしか分からないだろうと思いながらも、息を殺して気配を消して過ごすようになっていた。
新しい上司である部長は、業界内では名の知れた人物で、外部での講演活動に積極的に顔を出し、会社に居ることは月の半分もなかった。採用に関しても「ウチみたいな会社に来るのは、公務員試験が全滅だった学生や、他のどこからも内定をもらえていない学生だけだ」 と言ってしまう人だった。
要するに誰でもいいというスタンスで、まるで片手間のように部長の座に君臨していた。
特に意味は無い…忘れていた言葉が甦ってきた。
結局、ボクも誰でもいい内の一人で、今回の復職に伴った異動も、特に意味を持たないもののように思えた。
あの支社から、三人目の『うつ病』患者が出たという話が聞こえてきたのは、年が明けた二月末のことだった。
あの支社長の評価が下がってしまうかもしれない…そのキッカケを作ってしまったのはボクで、悪の権化として見られているようで、いたたまれない感情を抱いていた。
月一度になっていたクリニックの通院日、ボクはベッドから起き上がることが出来なかった。
食欲も無くなっていたし、シャワーを浴びることすら億劫で、人前に出る体を成しているとは言えない状態にまで堕落していた。
受診日は翌週にリスケしたけれど、それまでの間、ボクは会社に出勤することが出来なかった。
三月九日、二度目の休職宣告を受けた。
土曜日だったので、会社への報告は週明けの月曜日に持ち越すことにした。
もう、何も考えたくなかった。
診断書を人事部長に提出し、逃げるように家路についた。
一度目の休職も、復職に伴う異動も、二度目の休職の為に用意された素材で、この日に向けて組み立てられていた、何の意義も持たない出来事だったかのように思えた。
ボクの人生は、ボクの存在は、この世界では意味をなさない不純物だ。
心底嫌になった。
こんな自分が大嫌いだった。
もう消えて、失くなってしまいたかった。
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