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貴族学院編
ローラン・ル・ロワレと悪いうさたんⅡ
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「本日もお疲れ様でございました。お坊ちゃま、お鞄をお持ちいたします」
「バスチャン、わざわざ校舎まで来てもらって悪いな。寮で休んでいてもかまわないのだぞ?」
「いえ、私の楽しみを奪わないでいただけると」
それは授業が終わり、寮に戻る時だった。
「あ、うさたん⋯⋯」
「ほう?あの方が?」
うさたんが走っていた。私とバスチャンは後を追った。しばらく進むと学食の裏で止まり、うさたんが置いてあるゴミの中から何かを探していた。
「何をしているのだろう?」
「は!お坊ちゃま、爺は小説で見た事がございます。可愛い貧乏な女生徒がいじめに遭い、大切な母親の形見をゴミ箱に捨てられてしまうのです。それに気づいて放課後に一人、ゴミの中を探すのです」
「な、なんて事だ!」
バスチャンの言った言がすべて正しいとは思わないが、彼女の身に何かあった事は確かだ。
「あ、移動する」
次に彼女は運動場のベンチの下を覗いていた。
「何か探しているのか?」
「爺は分かりましたぞ!彼女はいじめっ子に文房具を隠されたり、窓から校庭に投げられたりしてしまったのです!ほら、お坊ちゃま、校庭を確認しているではありませんか!」
確かに。彼女は一人、校庭を見つめながら何かを探している。これは普通じゃない。
そしてたまに小さな何かを見つけて袋にしまった。多分文房具なのだろう。
そして彼女はまた移動した。
「うさたんは噴水を覗いているぞ?」
「あぁぁ!これは典型的ないじめでございますよ!教科書などの紙類を噴水に沈められてしまうのです!あぁぁ、ほら!お坊ちゃま、彼女は腕まくりして取ろうとしているではありませんか!」
本当だ。これはいじめに違いない。すると、うさたんの前に三人の派手な高位貴族と思われる女性達が現れた。何かを一方的にうさたんに言っている。
「お坊ちゃま!このままでは彼女は噴水に落とされてしまいます!いじめ確定でございます!」
「分かった!!『コホン!』」
「「「「え?」」」」
大きく『コホン!』をしたら女性達と、うさたんが振り向いた。
――クイ(大丈夫?)――
うさたんはこちらに会釈をして帰って行った。
うさたんの生活は想像以上に危険だ。む、胸を痛めてしまうのではなかろうか。その為の、防御の為の、アノお胸なのか⋯⋯?ならもっと防御力を高めてあげなくては!こ、これはノブレス・オブリージュなのだ!
「この爺に掛かれば彼女のサイズなどお見通しでございます。すぐに手配いたしましょう」
「大至急だ!うさたんが危ない!⋯⋯ち、ちなみに何センチ?」
週末とロワレ家の財力を使い用意は整った。そして――
『お嬢様、失礼いたします。私バスチャンと申します。こちらは私がお仕えしております主からの差し入れでございます。では』
バスチャンがアレをうさたんに渡した。
――クイ(どうぞ)――
うさたんは私に万遍の笑みを浮かべて何度も会釈したのだった。
「バスチャン、わざわざ校舎まで来てもらって悪いな。寮で休んでいてもかまわないのだぞ?」
「いえ、私の楽しみを奪わないでいただけると」
それは授業が終わり、寮に戻る時だった。
「あ、うさたん⋯⋯」
「ほう?あの方が?」
うさたんが走っていた。私とバスチャンは後を追った。しばらく進むと学食の裏で止まり、うさたんが置いてあるゴミの中から何かを探していた。
「何をしているのだろう?」
「は!お坊ちゃま、爺は小説で見た事がございます。可愛い貧乏な女生徒がいじめに遭い、大切な母親の形見をゴミ箱に捨てられてしまうのです。それに気づいて放課後に一人、ゴミの中を探すのです」
「な、なんて事だ!」
バスチャンの言った言がすべて正しいとは思わないが、彼女の身に何かあった事は確かだ。
「あ、移動する」
次に彼女は運動場のベンチの下を覗いていた。
「何か探しているのか?」
「爺は分かりましたぞ!彼女はいじめっ子に文房具を隠されたり、窓から校庭に投げられたりしてしまったのです!ほら、お坊ちゃま、校庭を確認しているではありませんか!」
確かに。彼女は一人、校庭を見つめながら何かを探している。これは普通じゃない。
そしてたまに小さな何かを見つけて袋にしまった。多分文房具なのだろう。
そして彼女はまた移動した。
「うさたんは噴水を覗いているぞ?」
「あぁぁ!これは典型的ないじめでございますよ!教科書などの紙類を噴水に沈められてしまうのです!あぁぁ、ほら!お坊ちゃま、彼女は腕まくりして取ろうとしているではありませんか!」
本当だ。これはいじめに違いない。すると、うさたんの前に三人の派手な高位貴族と思われる女性達が現れた。何かを一方的にうさたんに言っている。
「お坊ちゃま!このままでは彼女は噴水に落とされてしまいます!いじめ確定でございます!」
「分かった!!『コホン!』」
「「「「え?」」」」
大きく『コホン!』をしたら女性達と、うさたんが振り向いた。
――クイ(大丈夫?)――
うさたんはこちらに会釈をして帰って行った。
うさたんの生活は想像以上に危険だ。む、胸を痛めてしまうのではなかろうか。その為の、防御の為の、アノお胸なのか⋯⋯?ならもっと防御力を高めてあげなくては!こ、これはノブレス・オブリージュなのだ!
「この爺に掛かれば彼女のサイズなどお見通しでございます。すぐに手配いたしましょう」
「大至急だ!うさたんが危ない!⋯⋯ち、ちなみに何センチ?」
週末とロワレ家の財力を使い用意は整った。そして――
『お嬢様、失礼いたします。私バスチャンと申します。こちらは私がお仕えしております主からの差し入れでございます。では』
バスチャンがアレをうさたんに渡した。
――クイ(どうぞ)――
うさたんは私に万遍の笑みを浮かべて何度も会釈したのだった。
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